DeNA(★2対8☆)巨人 =リーグ戦4回戦(2022.04.27)・横浜スタジアム=
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巨人
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DeNA
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勝利投手:メルセデス(4勝0敗0S)
敗戦投手:坂本 裕哉(0勝2敗0S)

本塁打
【巨人】中島 宏之(1号・4回表満塁),岡本 和真(8号・9回表2ラン)

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◆巨人は4回表、中島のグランドスラムで先制に成功する。続く5回には、1死満塁から丸の適時打で2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・メルセデスが7回2安打無失点の好投で今季4勝目。敗れたDeNAは先発・坂本が試合をつくれず、打線も振るわなかった。

◆DeNA坂本裕哉投手が、自身2試合連続となる中5日で27日の巨人戦の先発マウンドに上がる。「(21日の阪神戦は71球で)球数もそんなに投げなかったので、疲労もないですし、大丈夫です」と気合十分。今季初となる巨人との対戦に向け「状態がいい打線。丸さん、岡本(和真)さんとあまり相性が良くないので、流れを渡さないようにしたいです」と中軸との対戦をカギに挙げた。

◆DeNA牧秀悟内野手(24)はここまでリーグ2位の打率3割5分6厘。特に本拠地横浜スタジアムでは6試合で22打数10安打、3本塁打、8打点、打率4割5分5厘の好成績で、本拠地開催試合は全試合で安打を記録中。

◆巨人中島宏之内野手(39)が5年ぶりのグランドスラムを決めた。同点の4回1死満塁、フルカウントからDeNA坂本のチェンジアップを左中間席に放り込んだ。今季1号はオリックス時代の17年7月28日(楽天戦)以来の自身8本目の満塁本塁打。こん身の一撃に「満塁のチャンスだったので何としてもランナーをかえしたいと思っていました。粘って、粘ってフルカウントからしっかりと捉えることが出来ました。最高の結果になってうれしいです」とコメントした。今季7安打を積み上げ、プロ通算1906安打。2000安打まで残り94安打とした。▼中島が4回に満塁弾。中島の満塁本塁打はオリックス時代の17年7月28日楽天戦以来通算8本目となり、巨人移籍後は初めて。中島は39歳8カ月で、巨人では18年9月16日阿部の39歳5カ月を抜いて、最年長満塁本塁打となった。▽巨人丸(5回1死満塁で5試合ぶりの打点となる2点適時打)「打ったのはスライダー。追加点がほしい場面で適時打が打ててよかったです」

◆DeNA坂本裕哉が2試合連続で満塁弾を食らった。今季4試合目の先発で、3回まで無失点投球。しかし3番から始まる4回につかまった。1死満塁のピンチを背負うと、7番中島に粘られ8球目のチェンジアップが甘く入った。左中間席へのグランドスラムに、顔をしかめた。「早いカウントでバッターを打ち取っていけるように、ゾーンの中で強い球で勝負できるのは続けていきたい」と話していたが、粘り負けした。6日前の悪夢がよみがえった。21日阪神戦。2点リードの4回、代打小野寺をカウント0-2に追い込んでから、一時逆転の満塁弾を浴びた。三浦監督は「追い込んだ後、間違って中に入ったところで、あの1球で4失点ですから。1球の失投で。ああいうところをどう乗り越えるか」と、反省を促し中5日で託した先発マウンド。魔の4回を乗り越えられず、降板となった。?▼DeNA坂本が中島に満塁本塁打を浴びた。前回登板の21日阪神戦(横浜)でも代打小野寺に満塁本塁打を許しており、2試合連続の被満塁本塁打はボーグルソン(阪神)が07年9月19日にゴンザレス(巨人)、同26日に佐伯(横浜)に打たれて以来15年ぶり。セ・リーグで9人目、球団では初めてとなった。

◆DeNA大田泰示外野手が、負傷交代した。6回2死の打席。大きくバウンドした遊撃への当たりに、全力疾走からヘッドスライディングで滑り込んだ。その直後に顔をしかめ、左太もも付近をたたいた。三浦大輔監督もベンチから飛び出し、状況を確認した上で交代を告げた。試合後、取材に対応した三浦監督は「左太ももの前の違和感で交代させました」と説明。病院に行く予定はなく、球場で治療を受けた。

◆巨人岡本和真内野手(25)が、本塁打ランキングトップを独走する8号2ランを放った。6点リードの9回2死一塁、DeNAの横手投げ左腕池谷の139キロ直球を捉えた。左翼席に運ぶ2戦連発アーチでリードを8点に広げた。「2試合連続で(本塁打)打てて、これを継続していけるように、良いところで打っていけるように引き続き頑張っていきます」とコメントした。味方ベンチに戻ると、ニンマリとした笑顔を浮かべながらナインとハイタッチ。豪快な一打を喜んだ。

◆巨人メルセデス投手が7回2安打無失点の好投でリーグ単独トップの4勝目を挙げた。1回、安打と2四球で1死満塁のピンチを招くも、大田、大和を2者連続で空振り三振。以降は二塁を踏ませないほぼ完璧な投球を披露した。「初回は少し苦労してしまったけど、素早く修正することが出来た。イッショウケンメイ、ガンバッテイキマス」とヒーローインタビューで笑顔を見せた。

◆DeNA坂本裕哉投手(24)が球団史上初めて2試合連続で満塁本塁打を浴びた。0-0の4回1死満塁で巨人中島に満塁弾を喫した。21日阪神戦でも4回に小野寺に満塁弾を許しており、2戦連続の屈辱。満塁弾は昨季はヤクルト村上、2年前も阪神大山に打たれており、通算4被弾目。「早いイニングでの降板となり、先発としての役割を果たせず本当に悔しいです」と、魔の4回を乗り越えられず2敗目を喫した。▼DeNA坂本が中島に満塁本塁打を浴びた。前回登板の21日阪神戦(横浜)でも代打小野寺に満塁本塁打を許しており、2試合連続の被満塁本塁打はボーグルソン(阪神)が07年9月19日にゴンザレス(巨人)、同26日に佐伯(横浜)に打たれて以来15年ぶり。セ・リーグで9人目、球団では初めてとなった。▽DeNA三浦監督(2試合連続満塁弾を浴びた坂本の登録抹消を示唆)「2試合続けて同じような大量失点。他のローテーションピッチャーとの兼ね合いもありますし、考えます」

◆今季初の3連敗阻止にも、巨人原辰徳監督は勝ってかぶとの緒を締めた。来日初盗塁で中島の満塁アーチをお膳立てしたポランコを「多少力になったかなというのはありますね」と称賛。先発メルセデスには「抑える時も、まあ多少...の時もリズムよし! それが彼の良さ」と笑顔でたたえた。投打がかみ合っての完勝だが「今日はそういうゲームでしたけどね。明日はまたスタートラインについて戦うわけですから」と、すぐに次戦を見据えていた。

◆巨人がナカジの"オヤジ満弾"で完勝した。中島宏之内野手(39)が球団史上最年長満塁弾を放ち、首位をがっちりと守った。両チーム無得点の4回1死満塁から左中間席に運ぶ、今季1号グランドスラム。阿部慎之助(現作戦兼ディフェンスチーフコーチ)の39歳5カ月を抜く、球団最年長記録を打ち立てた。こん身の打球が横浜の夜空に消えた。巨人ベンチの若人たちが一斉に立ち上がった。原監督も大きな目を見開いた。4回1死満塁。中島がDeNA坂本のフルカウントからのど真ん中チェンジアップを打棒に乗せた。確信を持って、ゆっくりとダイヤモンドへ駆けだす。左中間席への1号満塁弾に「おいしい状況やし、得点を挙げる確率は上げていけるなという思いで(打席に)入ってますけどね」と一振りで勝負を決めた。39歳8カ月27日でのグランドスラムに"脱オヤジ力"が込められていた。チーム最年長は若々しさを保つ。「年齢どうこうとか言われんように。打席立ったら年齢は関係ない。気持ちは常に若い。打席行ったら常に打ちたいし、守っててもアウトにしたい」とシンプルに一打、1アウトにこだわる。年輪を重ねてきた経験はより深く、確固たる姿勢につながる。一戦必勝の大原則の中で「チャンスで(打席が)きたら、嫌やなという思いはない。周りを見て、状況とかピッチャーとのタイミングは常に大事にして。若いときから、ここで打ったろうみたいな」とポジティブなイメージだけが脳内を支配する。関西弁のイケてるオヤジは、グラウンド内での中間管理職を担う貴重な存在として重宝されている。原監督は「技術もパワーもメンタルも、まだいいものが満ちあふれていますね」と絶賛。さらに「表のリーダーは勇人だろうけど、ナカジは、そのリーダーを支える裏のリーダー的な存在だと思いますね。僕も、彼がいることによって選手と監督と中間的な部分では非常に心強い選手ですね」。40歳目前のナカジは、まだまだ若い。【為田聡史】

◆巨人岡本和真内野手が本塁打ランキングで2位に2本差をつける8号2ランを放った。 9回2死一塁、横手投げ左腕のDeNA池谷の直球を左中間席へ。2試合連続アーチを描いたが「継続していけるように、良いところで打っていけるように引き続き頑張っていきます」と引き締めた。4打数無安打で迎えた最終打席での一発だっただけに、原監督は「今日の試合に関してはストレスがたまっていただろうからね。良かったと思います」と目を細めた。

◆巨人・中島宏之内野手(39)が先制の1号満塁本塁打を放った。0-0の四回1死満塁。カウント3-2からDeNA・坂本のチェンジアップを完璧に捉え、左中間席まで運んだ。23日の中日戦(バンテリンドーム)以来、3試合ぶりのスタメン起用に、チーム最年長39歳のベテランが一発で応えた。2017年7月28日の楽天戦以来、5年ぶり8本目となる満塁弾で、先発のメルセデスを援護した。

◆巨人が快勝し、連敗を2でストップ。貯金を10とした。四回に中島が先制の1号満塁本塁打を放つと五回には2点を追加。九回には岡本和が8号2ランが放った。先発のメルセデスが7回2安打無失点で4勝目を挙げた。粘って、粘って、最後は集中力を研ぎ澄まして一振りで仕留めた。巨人・中島が先制の1号満塁本塁打を放った。「満塁のチャンスだったので、何としてもランナーをかえしたいと思っていた。フルカウントからしっかりと捉えることができた。最高の結果になってうれしい」0-0の四回1死満塁。カウント3-2から坂本の甘く入ったチェンジアップを完璧に捉え、左中間席に突き刺した。23日の中日戦(バンテリンドーム)以来、3試合のスタメン起用に〝一発回答〟で応えた。 満塁本塁打を放つのは、オリックス時代の2017年7月28日の楽天戦(ほっと神戸)以来、5年ぶり8本目となるグランドスラム。阿部慎之助が18年に39歳5カ月で放った球団最年長満塁弾記録を更新。メモリアルな一発で、先発のメルセデスに援護点をプレゼントした。チーム最年長のベテランは今季の7月で40歳を迎える。今季も代打での起用が主だが、中田の打撃不振などもあり、スタメンでの出場機会が増えている。「(先発で)いくよといわれたときに、打てるように準備をずっとして、いいパフォーマンスができるように毎日過ごしている」と準備は決して怠らない。勝負強いチーム最年長のベテランが今季もチームを支える。

◆首位・巨人は大勝し、連敗を2で止めた。原辰徳監督(63)は、7回2安打無失点で無傷のままリーグトップの4勝目を挙げたメルセデスを「抑えるときもリズムよし! 多少...のときもリズムよし!」と、投球テンポの早さが代名詞の左腕の話題に笑顔を浮かべ、「そこが彼のよさですね」とたたえた。また、先制の1号満塁本塁打を放った中島を「技術も、パワーも、メンタルも、まだいいものが満ちあふれていますね」とねぎらった。チーム最年長39歳で勝負強さを発揮する中島の存在について「表のリーダーは(主将の坂本)勇人だろうけど、ナカジはある意味、そのリーダーを支える〝裏のリーダー〟的な存在だと思いますね。非常に心強い選手」と目を細めた。

◆DeNAの坂本が21日の阪神戦に続き、球団史上初となる2戦連続の被満塁本塁打を喫した。0―0の四回1死満塁で中島に粘られ、8球目の甘く入った変化球を左中間席へ運ばれた。セ・リーグでは2007年のボーグルソン(阪神)以来、9人目の珍しい記録となった。またも1球に泣いて4回4失点で2敗目を喫し「先発としての役割を果たせず本当に悔しい」とがっくり。前回の反省からピンチで間合いを長く取るなど慎重さはうかがえたが、三浦監督は「最後はど真ん中だから。最少失点で踏ん張れない、前回と同じ」と手厳しかった。

◆巨人のメルセデスが開幕から無傷でリーグ単独トップの4勝目を挙げた。一回は制球が不安定で1死満塁とされたが、大田、大和から連続三振を奪いピンチを脱出。以降は「素早く修正することができた」とテンポ良くストライクゾーンに集めて打たせて取り、7回を2安打無失点と好投した。来日6年目。桑田投手チーフコーチの掲げる方針を真摯に実践し、投球間隔の短い投球で攻守に良いリズムを生み出している。「勝ち方、技術的なことを助言してくださるコーチに感謝したい」と殊勝に話した。

◆〝最年長満塁男〟だ!! 巨人は27日、DeNA4回戦(横浜)に8-2で快勝。チーム最年長の中島宏之内野手(39)が四回に先制の1号満塁本塁打を放ち、連敗を2で止めた。39歳8カ月でのグランドスラムは、阿部慎之助が2018年に39歳5カ月で放った球団最年長記録を更新。首位を走るチームは再び貯金を10とした。百戦錬磨のベテランが勘を研ぎ澄ませた。0-0の四回1死満塁。中島は坂本が投じた7球の間に2度、タイムを取った。「(間合いが)長かった。構えている時間が長いと嫌やなと」。リズムを整えて8球目のチェンジアップを捉え、左中間席に1号グランドスラムを突き刺した。「バットに絶対に当てて、得点を取るという思いだけで打席に入っていた。(満塁本塁打を)いつ打ったかなと思いながら。うれしくて、興奮してしまった」3試合ぶりのスタメン起用に、オリックス時代の2017年7月28日の楽天戦以来5年ぶり8本目の満塁本塁打で応え、連敗ストップに貢献。39歳8カ月での満塁弾は、阿部慎之助(現作戦兼ディフェンスチーフコーチ)の39歳5カ月を抜く球団最年長記録となった。 日米通算22年目。7月31日に40歳となる。同学年の亀井善行(現外野守備兼走塁コーチ)が昨季限りで引退し、チーム最年長で臨んだ今年の春季キャンプ。若手に囲まれたロッカールームで年齢を感じた。「隣が(19歳の)秋広(優人)。中山君(礼都)も通路を挟んですぐ横におるし...。年が近いやつ、おれへんなって」と苦笑いした。「気持ちは若い」と言い切るが、コンディション維持は怠らない。春季キャンプの練習は、柔軟性を高める初動負荷トレーニングで締めた。ホテルでは朝、練習後、就寝前の計3度、15-20分の間、湯船につかり、疲労回復に努めた。中田の離脱などで巡ってきたチャンスに、バットで存在感を示した。中島の活躍に原監督は「技術もパワーも、メンタルも、まだいいものが満ちあふれていますね。表のリーダーは(坂本)勇人だろうけど、ナカジはそれを支える裏のリーダー的な存在。非常に心強い」と称賛。湿度が高くジメジメとした横浜で、39歳のベテランが爽やかに笑った。(樋口航)

◆巨人・岡本和が6点リードの九回に2戦連続となる8号2ランを放った。左腕・池谷から左中間席へ豪快に運び、ベンチではニヤリと笑みを浮かべて仲間とハイタッチ。本塁打&打点(22)でリーグトップをキープし「継続していけるように、良いところで打っていけるように、引き続き頑張っていきます」と意気軒高だった。

◆去年になかった勝ち方を、どれだけ増やすか。それが巨人のV奪還へのテーマでもある。その意味で、この白星は理想的だったね。三回まで0-0。いかにして先手を取るか、という展開で、打順2まわり目の四回、中島が満塁本塁打。大きな一発をかまして先手を飛び越え、主導権をがっちり握った。いうまでもなく、先発左腕・坂本にぶつけるため、スタメンに起用されたベテラン。原監督は、よほど中島を信頼しているのだろう。中島も、それに十分応えた。結果を伴うこうした関係性は、チーム力アップへの重要な道筋だ。五回までに6点の援護を受けた先発のメルセデスは7回無失点。四球こそ3つながら、総じてコントロールが良く、両サイドへ投げ分けた。スタメンに6人並んだ右打者には、インローへ。打ち取るパターンがピタリとはまっていた。打線が活発に得点を重ね、先発が少なくとも7回まで抑えきれば、これほど楽な展開もない。首位を走るチームは、こうでなくてはね。(本紙専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1990 0.679
(↑0.012)
-
(-)
115124
(+8)
98
(+2)
31
(+2)
11
(+2)
0.254
(-)
3.010
(↑0.12)
2
(-)
広島
15101 0.600
(↓0.025)
2.5
(↓1)
117113
(+2)
83
(+8)
8
(-)
7
(-)
0.258
(↓0.002)
3.000
(↓0.2)
3
(-)
中日
12110 0.522
(↓0.023)
4.5
(↓1)
12084
(+1)
85
(+3)
16
(-)
8
(-)
0.254
(-)
3.480
(↑0.09)
4
(-)
ヤクルト
13120 0.520
(↑0.02)
4.5
(-)
11890
(+8)
100
(+2)
26
(+3)
9
(-)
0.230
(↑0.005)
3.370
(↑0.06)
5
(-)
DeNA
10130 0.435
(↓0.02)
6.5
(↓1)
12085
(+2)
103
(+8)
18
(-)
10
(-)
0.249
(↓0.006)
4.070
(↓0.19)
6
(-)
阪神
6201 0.231
(↑0.031)
12
(-)
11676
(+3)
103
(+1)
20
(-)
15
(+1)
0.229
(↑0.002)
3.740
(↑0.11)