中日(☆7対6★)巨人 =リーグ戦6回戦(2022.04.24)・バンテリンドーム=
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巨人
0420000006801
中日
10510000X71000
勝利投手:山本 拓実(1勝0敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(0勝1敗6S))
敗戦投手:髙橋 優貴(1勝1敗0S)

本塁打
【巨人】ウォーカー(3号・3回表2ラン)

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◆中日は1-6で迎えた3回裏、石川昂、京田、岡林の3者連続適時打で一挙5点を奪い、同点とする。続く4回には、石川昂が犠飛を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・山本が今季初勝利。敗れた巨人は、打線が3回までに6点を挙げるも、先発・赤星が誤算だった。

◆巨人赤星優志投手(22)はクリーンアップに対して被打率1割5分6厘。特に、4番に許した安打は4月10日村上(ヤクルト)の1本だけで、対4番は12打数1安打、被打率8分3厘。今日も4番を抑え、白星を挙げられるか。

◆前日まで2試合連続で負傷交代していた巨人大城卓三捕手(29)は、試合前練習でグラウンドに姿を見せなかった。2軍から岸田行倫捕手(25)が合流し、横川凱投手(21)に代わって出場選手登録された。大城は抹消はされなかったがベンチメンバーからは外れ、欠場が決まった。大城は22日の同戦では一塁側カメラマン席付近への邪飛を追った際、テレビカメラと激突して左肘付近を裂傷。6回守備から小林と交代して病院で処置を受けていた。翌23日には「8番捕手」でスタメン出場したが、6回無死一塁、一塁走者としてシューメーカーの右前打で二塁に進んだ際、右足をひねった。くるぶし付近に痛みがあり、代走湯浅と交代。試合後、原監督は「ちょっと心配ですね」と語っていた。

◆巨人先発の赤星優志投手(22)がプロ最短の2回1/3、7安打6失点でノックアウトされた。2回に打線の援護を受け6-1で迎えた3回、中日打線につかまった。先頭のA・マルティネス外野手(25)の左前打を捕球したアダム・ウォーカー外野手(30)が、送球にてこずり二塁打とされる。その後、1死を取るも5番阿部寿樹内野手(32)を四球で出し、そこから3連打を浴びた。1死三塁としたところで降板し、2番手の高橋優貴投手(25)に継投。同点とされ3回を終了した。赤星は「味方が大量得点をしてくれたのに、それを守れず申し訳ない気持ちです。チームが勝てるようにベンチでしっかり声を出して応援します」とコメントした。

◆巨人のルーキー赤星優志投手が先発5戦目で最短となる2回1/3で7安打6失点とKOされた。2、3回に打線の援護を受け5点リードで迎えた3回、中日打線につかまり「大量得点してくれたのに申し訳ない」と語った。桑田投手チーフコーチは「ブルペンは良かったが実際にマウンドに立つとピントが合わないことがある。今日はそんな感じだった」と分析。次の登板については「赤星くんだけじゃなく他の投手陣も日程を見ながらうまく休ませていこうかなと考えている」と説明した。

◆「反撃の巨人」が中日にお株を奪われる猛攻を受け、逆転負けに沈んだ。1点を追う2回に丸からの4連打などで4得点。3回にウォーカーの3号2ランで5点のリードを得たが、3回に5失点で同点に。4回に2番手高橋が決勝点を許し、連勝は6で止まった。 先発赤星の3回途中6失点KOが誤算だったが、原監督は「ちょっと立ち直らなかったね。今後に生かしてくれればね」と振り返った。守備のミスも突かれた。3回先頭のA・マルティネスが、左中間でワンバウンドした安打で、左翼手ウォーカーの送球難を見逃さずに一気に二進。その後も左翼方向への打球処理で生じた隙を狙われた。原監督が「まだまだ」と語るように、ウォーカーは成長途上にある。それよりも4回以降は1人の走者も出せなかったことに「そういうことを言われちゃうと、もうその通りだね。異議なし」。1日休んで、仕切り直す。▽巨人元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチ(ウォーカーの守備について)「まあこれから練習しなきゃいけないしね。そういうことを言ってたら話にならない。打ってくれてるし」

◆竜の大砲候補が躍動した。ロッテ佐々木朗と同じ高卒3年目の中日石川昂弥内野手(20)が、4回の決勝犠飛を含め自身初の1試合4打点の活躍。巨人に競り勝ち、同一カード3連敗を阻止した。 「自信を持って打席に入れるようになった。同時に余裕もできているのではないかと思う」。6-6の同点で迎えた4回1死二、三塁。巨人2番手高橋が投じた高めへの143キロにバットを合わせた。右翼への浅めの当たりに、三塁走者のビシエドが好反応して本塁を陥れた。反撃の口火もこの20歳だった。5点を追う3回1死満塁。カウント2ボールから巨人先発赤星の高め変化球を右中間に運んだ。走者一掃の3点三塁打。ここから同点に追い付いた。22日の試合前から、立浪監督の指示で普段より1メートルほど投手寄りに立って打撃練習を続けた。「体が開いていたのが、少しずつ少なくなってきているのかな。開いているとあそこ(高め)は詰まる」と効果を口にする。苦手コースの克服がプロ初犠飛、同初三塁打を呼び込んだ。試行錯誤しながらも、大島、ビシエド、阿部とともに開幕からスタメン出場を続ける。巨人戦3連敗を阻止した孝行息子に立浪監督も「日に日に成長も感じる。非常に楽しみ。(打撃練習で)前にいって速い球を振る練習をした成果が出ている」と頬を緩めた。「打点はすごく挙げたい」。阿部に1点差のチーム2位13打点。若竜の目が、ギラついてきた。【伊東大介】▽中日清水(3番手で1回無失点) 山本が素晴らしい投球で流れを作った。流れに乗って抑えられた。▽中日ロドリゲス(開幕から10試合連続無失点でリーグトップ8ホールド)「大事な場面で使ってもらっている。自分の仕事をするだけ。神様に感謝しています」▽中日R・マルティネス(今季6セーブ目) 勝利へ役割を果たすために全力で投げている。▽中日ビシエド(初回先制左前適時打) いい当たりではなかったけど、いいところに飛んでくれた。

◆中日山本拓実投手が今季初勝利を手にした。2番手で4回から登板し3者連続三振。5回はポランコ、岡本和、丸のクリーンアップも3者凡退に打ち取り2回完全投球。 「立浪監督、落合ヘッド、大塚コーチからマウンドに行ったらけんかと言われている。そういう気持ちで行った」。山本の好投を受け、後続4投手もパーフェクトリリーフで1点差を守り切った。

◆巨人が5点リードを守れずに逆転負けを喫し、連勝は6でストップした。初回に1点を先制されたが、2回に先頭丸からウォーカー、香月、小林の4連打と坂本の適時打で4得点し逆転。3回にはウォーカーの3号2ランで突き放したかに見えた。だが、先発の赤星が3回途中6失点でKO。2番手高橋が4回に石川昂に決勝犠飛を許した。打線は4回以降は1人の走者も出せずに沈黙した。試合後、原辰徳監督(63)の主な一問一答は以下の通り。ー赤星が苦しい投球に「うん、うん、ちょっと立ち直らなかったね。もう少し粘っこく投げるということでしょうね」ー大量リードを奪っていただけに乗り越えてほしかった「それはもう本人が一番良く分かっているでしょう。今後に生かしてくれればね」ーウォーカーは本塁打を打ったが、守備では送球難も見られるなど途上の部分も「そうですね。まだまだ」-4回以降は打線が無安打「まあ、まあ、それはそうだよね。そういうことを言われちゃうと、もうその通りだね。異議なし。異議なし」ー中継ぎ陣は試合をつないだ「そうですね。優貴(高橋)が(4回は)四球のランナーを置いて決勝点になったというのがね、まあ、優貴ならば、というところは期待したいところだけどね。彼に勝ち星が付くような形になればと思って『さあ、優貴行け!』と送り出したんだけどね」ー欠場した大城は抹消するほどではない「そうですね。ちょっと、1日、2日、様子を見たいですね」

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】今週のマンデードアラは...チームは苦戦もドアラさんは新コーナーで3連勝と好調をキープ。立浪監督からメンバー表も受け取ることができ、意気揚々のドアラさんです。

◆巨人のアダム・ウォーカー外野手(30)が「6番・左翼」で出場し、4-1の三回に3号2ランを放った。福谷が外角高めに投じた144キロの直球を、逆らわずに右翼席へ運んだ。

◆巨人のドラフト3位・赤星優志投手(22)が先発し、プロ最短となる2回?、7安打6失点でKOされた。持ち味の制球が定まらず、4四球を許した。味方がリードを5点に広げた6―1の三回、1死一、二塁から3連打を浴び降板を告げられた。

◆中日の石川昂が自己最多の1試合4打点を挙げ、逆転勝ちに貢献した。1―6の三回1死満塁で右中間を破る3点三塁打を放つと、同点の四回は勝ち越しの右犠飛。「点差は開いていたが、序盤だったので諦めずにチーム全体でやっていた」と声を弾ませた。打線を活気づけた三塁打は3年目で初めて。立浪監督は「練習でも中堅から右方向にいい打球が飛ぶようになってきている。ちょっとずつ期待感も高まっている」と成長に目を細めた。

◆踏ん張り切れなかった。巨人のドラフト3位・赤星優志投手(22)=日大=が、6失点を喫してプロ最短の2回?でKO。「味方が大量得点をしてくれたのに、それを守れず申し訳ない気持ち」と肩を落とした。5点リードで迎えた三回。2安打と四球で1死満塁とされ、石川昂、京田に連続三塁打を浴びて降板した。4四球と制球が安定しない中、2巡目につかまった。試合前まで4試合に登板し2勝1敗、防御率1・69。ルーキーながら、4試合連続でクオリティスタート(6回以上、自責点3以下)を達成するなど安定感を見せていた。原監督は「ちょっと立ち直らなかったね。今後に生かしてくれれば」と巻き返しに期待した。序盤に6点を挙げた打線も、四回以降は一人の走者も出せず。連勝は6で止まった。いい時もあれば、悪い時もある。この悔しさを糧に仕切り直す。(樋口航)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1880 0.692
(↓0.028)
-
(-)
117112
(+6)
90
(+7)
28
(+1)
9
(-)
0.254
(↓0.001)
3.000
(↓0.17)
2
(-)
広島
1591 0.625
(↑0.016)
2
(↑1)
118111
(+5)
75
(+4)
8
(+1)
7
(-)
0.260
(↓0.002)
2.800
(↓0.04)
3
(-)
中日
12100 0.545
(↑0.021)
4
(↑1)
12183
(+7)
82
(+6)
16
(-)
8
(-)
0.254
(↑0.003
3.570
(↓0.11)
4
(-)
ヤクルト
12120 0.500
(↓0.022)
5
(-)
11982
(+3)
98
(+11)
23
(-)
9
(-)
0.225
(↓0.001)
3.430
(↓0.2)
5
(-)
DeNA
9120 0.429
(↓0.021)
6.5
(-)
12277
(+4)
91
(+5)
16
(+2)
9
(-)
0.255
(-)
3.880
(↑0.06)
6
(-)
阪神
5201 0.200
(↑0.033)
12.5
(↑1)
11773
(+11)
102
(+3)
20
(+3)
14
(+2)
0.227
(↑0.007)
3.850
(↑0.04)