広島(☆5対4★)DeNA =リーグ戦6回戦(2022.04.24)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:塹江 敦哉(2勝0敗0S)
敗戦投手:三嶋 一輝(1勝1敗1S)

本塁打
【DeNA】大田 泰示(2号・3回表2ラン),牧 秀悟(4号・10回表ソロ)
【広島】西川 龍馬(2号・4回裏ソロ)

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◆広島がサヨナラ勝ちで3連勝。広島は1点を追う延長10回裏、坂倉の適時打で同点とする。なおも1死満塁の好機をつくると、小園が犠飛を放ち、試合を決めた。敗れたDeNAは、10回に牧のソロで勝ち越しに成功するも、6番手・三嶋がリードを守れなかった。

◆広島は開幕からDeNA戦5連勝中。このカードはチーム打率3割3分9厘を誇り、1回戦から5試合連続で6得点以上。合計40得点で1試合平均8得点と、猛打を見せてDeNAを圧倒している。

◆DeNA大貫晋一投手(28)が、今季初勝利を目指し、24日広島戦の先発マウンドに上がる。 今季、広島戦には開幕カード2戦目に先発し、5回途中7失点でKOされ、チームも敗れた。チームの対広島は開幕から5連敗中で、連敗ストップがかかる一戦に向け「1人1人丁寧に打ち取っていく意識を持って、マウンドに上がります」と意気込んだ。

◆DeNA田部隼人内野手(20)が、「8番三塁」でプロ初スタメン起用された。23日に左太もも裏の炎症で抹消された宮崎に代わって、1軍に昇格した。2軍スコア速報はこちら 開星(島根)から19年ドラフト5位で指名され、プロ3年目の今季は6日の阪神戦(甲子園)で代打でプロ初出場した。

◆DeNA大田泰示外野手(31)が、地元広島で先制の2号2ランを放った。 3回1死一塁、1ストライクから広島玉村の高めの直球を左翼席に運んだ。打った瞬間、左翼の堂林が1歩も動けなかった豪快なアーチで、対広島戦5連敗中と重苦しかった空気も振り払った。大田は「ストレートをしっかりとらえることができました。今日は絶対勝ちたいです。次の打席も頑張ります!」と力強くコメントした。

◆広島西川龍馬外野手(27)が2号ソロで反撃を開始した。 2点を追う4回先頭。DeNA先発大貫晋一投手(28)の直球、決して甘くない内角の141キロをコンパクトかつ強烈に捉えた。20日巨人戦(東京ドーム)以来4戦ぶり、今季本拠地初アーチを右翼席中段へ運んだ。「うまく反応することができました。まず1点返すことができて良かったです。1点ずつ引き続き頑張ります」これで1点差に迫った。

◆これが、広島との相性の悪さなのだろうか。DeNAが、ミスから広島に同点に追いつかれた。リードを2点に広げた直後の6回、先頭の西川のゴロを二塁の牧が失策。マクブルームに右前打で好機を広げられ、坂倉の右前適時打で1点差とされた。無死一、三塁からルーキーの末包は空振り三振に抑えたが、田中広に右翼へ犠飛を浴び、同点に追いつかれた。

◆DeNA伊勢大夢投手(24)が、1回を無失点に抑え、開幕からの連続無失点を10試合に更新した。 同点の7回から登板。代打上本を148キロの速球で空を切らせ、堂林は遊ゴロ、菊池涼は三ゴロで3者凡退に抑えた。キャンプでは小谷コーチングアドバイザーから指導を受け、ブルペンでプロ入り最多の150球を投げ込む日もみられ、腕だけで投げず、腰の回転を利用した投球フォームに改良した。

◆DeNA牧秀悟内野手(24)が、勝ち越しの4号ソロを放った。 同点の延長10回2死、カウント1-1からの直球を左中間席に運んだ。「ストレートを完璧にとらえることができました。自分のエラーから同点に追いつかれてしまったので、何が何でも塁に出ようと思い、打席に向かいました。最高の結果になり、うれしいです」この日は6回に自身の失策も絡み、同点に追いつかれたが、汚名返上の1発でやり返した。

◆広島が逆転サヨナラ勝利を収めた。 1点を追う延長10回。DeNA三嶋一輝投手(31)から2四球で無死、一、二塁の好機をつくり、坂倉将吾捕手(23)が打席に入った。カウント2-2から中堅左への適時打でまずは同点とした。続く会沢翼捕手(34)が四球で歩き、無死満塁。次打者田中広輔内野手(32)は一ゴロに倒れたが、続く小園海斗内野手(21)が試合を決めた。1死満塁から初球の真っすぐを中堅へ。中犠飛でサヨナラを決めた。広島は今季2度目のサヨナラ勝利で3連勝。DeNA戦は今季6戦6勝となった。貯金を6とし、首位巨人とのゲーム差を2に縮めた。

◆DeNAは、三嶋一輝投手(31)が救援に失敗し、痛恨のサヨナラ負けで対広島戦は開幕から6連敗を喫した。延長10回に牧が勝ち越しの4号ソロを放ち、ムードは最高潮に盛り上がったが、三嶋が連続四球からピンチを作って、坂倉に同点の適時打を浴び、1死満塁から小園にサヨナラの犠飛を浴びた。試合終了の瞬間、ベースカバーに入った三嶋はぼうぜんと立ち尽くし、グラウンドをジッと見つめた後、ベンチに引き揚げた。三浦監督は「痛い負けです。(三嶋は)しんどい場面ですけど、フォアボール、フォアボールで全く打者と勝負できていなかった」と厳しい表情。開幕から広島戦6連敗に「まだ終わりじゃないので、次回対戦までに対策を考えて、戦ってきます」と話した。

◆DeNAが、阪神戦で3連勝と勢いに乗りかけながら、苦手の広島に3タテを食らって、対広島戦は開幕から6連敗を喫した。この日は、接戦を演じ、延長10回の末にサヨナラ負けを喫したが、今季の対広島戦では失点が目立つ。開幕戦で11失点を喫し、2戦目では10失点。リーグ史上初の開幕戦から2試合連続2ケタ失点を喫した。6試合を終え、計45失点で、1試合平均に換算すれば7・5点。得点は計19点で、平均3・1点だった。対広島戦6連敗に、三浦大輔監督(48)は「まだ終わりじゃないので、対策を考えて戦っていきます」と話した。

◆8番打者が決めた! 広島小園海斗内野手(21)がDeNA戦(マツダスタジアム)の延長10回にサヨナラ犠飛を放ち、劇的勝利に貢献した。開幕から3番での起用が続いていたが、打撃不振に陥り、今カードから打順は8番に下がっていた。主軸を外れた正遊撃手の決勝打でチームは今季3度目の同一カード3連勝。DeNAとの対戦成績は6戦6勝となり、首位巨人に2差に迫った。 3時間59分で試合を決着させた小園が、一塁付近で跳びはねた。無邪気な笑顔で、何度も跳んだ。延長10回、1点差を追いつき、なおも1死満塁。DeNA6番手三嶋が投じた高めの直球を振り抜いた。中堅フェンスにあと数メートルで届く大きな中犠飛。試合を決めるには十分の当たりを、一塁ベース手前で見届けた。サヨナラの走者は余裕で生還。ナインにもみくちゃにされた。「初めてサヨナラを打ったので、まだ震えています」。今季初のお立ち台に上がり、歓喜の余韻に浸った。開幕から3番で起用されたが、思うような結果を残せなかった。開幕から3カード9試合を終えた時点で打率は1割3分9厘。規定打席到達者で最下位だった。向上を図ろうと、試行錯誤を重ねた。バットを替えたこともあった。普段はオールドスタイルだが「気分転換」とズボンを下ろし、ストッキングを隠したときもあった。「軸足に意識を」とフォームに微修正も加えた。今カード前には打率1割6分9厘で打順が8番に下がったが「試合に出られていること自体がうれしい。感謝しかない」。中軸から外れたあと、3戦で10打数3安打3打点と復調の兆しを見せる。「これをきっかけに、どんどん暴れていきたい」。小園の決勝打でチームは4連敗ののち、3連勝。DeNA戦は6戦6勝で首位巨人に2ゲーム差に迫った。チームの好調の波には乗り遅れたが、小園の挽回はここから始まる。【前山慎治】○...抑えの栗林にプロ初ホールドがついた。同点の9回に5番手で登板。2四球と安打などで2死満塁を招いたが、楠本を投ゴロに仕留めた。初ホールドに「知らなかった。ただ、投げ終わってベンチに戻るのが初めてだったので、新鮮な気持ち。ゼロで抑えられて良かった」と喜んだ。6回からブルペン陣がつなぎ、黒原、2勝目を手にした塹江は1失点したが、佐々岡監督は「ずるずるいくのではなく、最少失点だった」と粘りをねぎらった。○...広島坂倉の同点打がサヨナラにつながった。3-4の延長10回。無死一、二塁から三嶋から中前に運び追い付いた。「打てて良かった。(後ろに)つなげられて良かった」。6回にも適時打を放ち、リーグトップの得点圏打率は5割に。ただ直前に牧にソロを浴びており、捕手として「その前に打たれたので、そこは勝って反省」と気を引き締めた。○...広島玉村は5回2失点と試合をつくった。失点は3回1死から四球で出した走者を背負い、大田に浴びた2ランのみ。中16日と空いた登板間隔は「問題ない」とし、「四球から本塁打になったのでそこは反省している。技術不足。野手の方に助けてもらって感謝」。一時2点リードを許したが負けを消してくれた野手に礼を言った。○...広島西川が2号ソロを含む3安打猛打賞で貢献した。0-2の4回無死で大貫の内角球を右翼席へ運び、3-4の延長10回は先頭で四球を選び同点のホームを踏むなど、攻撃をけん引。「最後の四球は良かった。先頭が出ればなんとかなると思って、出塁することだけ(を考えていた)」。リーグ最多34安打の製造機が、選球眼で劇的勝利の口火を切った。

◆広島が逆転サヨナラ勝ちで3連勝。3―4の延長十回に坂倉の適時打で追い付き、1死満塁から小園の犠飛で勝負を決めた。6番手の塹江が2勝目。DeNAは十回に牧のソロで勝ち越したが、抑えの三嶋が誤算で3連敗を喫した。

◆広島が逆転サヨナラでDeNAに2カード連続の3連勝を飾った。首位・巨人が敗れたためゲーム差は2に接近。4─4に追いついた延長十回、なおも1死満塁で中堅への犠飛を放った小園海斗内野手(21)のヒーローインタビューは次の通り。──ナイスバッティング「ありがとうございまーす」──サヨナラのシーンはどのような気持ちで「なんとかランナーをかえせるように強い気持ちで立ちました」──初球から打った。球種は「ストレートです」──手応えは「あそこ(中堅フェンス近く)までフライが飛んだので点は入るかなと思いました」──ランナーがかえった瞬間は「初めて打ったサヨナラだったのでまだ震えてます」──サヨナラが決まった瞬間、選手、コーチから祝福を受けた「本当にうれしかったですね、はい」──下位(8番)。どんなことを思っていた「なかなか結果も出なかった(打率・182)ですけど、こうやって最後に決めることができたので、こっから乗っていけたら思います」──いいきっかけになりそう「そうですね。これがきっかけになってくれて、本当にこれからどんどん暴れていきたいなと思います」──DeNAに負けなし6連勝「本当にチームの雰囲気もいいので、これからまたどんどん乗っていけたらいいと思います」──今季から観客の入場制限がなくなった。ファンへメッセージは「いつも応援ありがとうございます。ファンの皆さんの声援が本当に力になっています。これからも応援よろしくお願いします」

◆DeNAは痛恨の逆転負けを喫した。同点の延長十回に牧のソロで勝ち越し、その裏に抑えの三嶋を送り出したが無死から2連続四球。続く坂倉に直球を同点適時打とされると、最後は1死満塁から犠飛を許して3連戦3連敗となった。守護神の乱調に三浦監督は「先頭から四球で、打者と勝負できていない」と指摘。これで開幕から広島には6連敗となり「痛い負けですね。まだ終わりじゃないので、次回対戦までにいろいろ考えてやっていく」と話した。

◆「2番・中堅」で先発した大田が三回1死一塁で、左越えに2号2ランを放った。広島先発・玉村の失投を逃さず「直球をしっかり捉えることができました」と納得の表情を浮かべた。広島・福山市出身で中学時代まで過ごした地元で健在ぶりを示した。

◆広島が逆転のサヨナラ勝利でDeNAに開幕から負けなしの6連勝を飾った。首位・巨人が中日に敗れたためゲーム差は2に接近。佐々岡真司監督(54)の主な一問一答は次の通り。──執念でつかみとった1勝「最後だけじゃなく、本当に今年はずっとチームとして。あそこで(延長十回に牧のソロで)1点勝ち越されましたけど、最後の最後まで粘り強く、ファンの声援の後押しで勝ったと思います」──(三回以降は)ずっと追いかける展開だった「そうですね。点を取られて、その後もリリーフ陣が最少失点で、という粘り強さ。打線も1点1点は(反省が)ありますけど、今年の粘り強さというところは出ていると思います」──5人のリリーフ陣は「ズルズルいくんではなく最少失点だった。ピッチャーもバッターも、細かいミス、今日はいろんなミスは出ましたけど、勝ってまたしっかりとそこは反省して、次につなげたいとは思います」──栗林を延長に温存するのではなく九回に登板「ホームとビジターの違いというところはありますけど、その起用法はそうなると思います」──玉村も一発を浴びたが5回3安打2失点「日曜日で明日が休みということで、早めの継投はある程度、考えていたところ。(玉村の)打たれ方というのはもったいなかった。前回のときも、追い込んでから甘くなるという。今日も1ストライクからホームランというのは、また本当にしっかりと反省、修正というものをして次にいかしてもらいたい」

◆一塁付近でピョンピョンと飛び跳ね、ベンチから飛び出した同僚から手荒い祝福を受けた。広島が逆転のサヨナラ勝利でDeNAに開幕から6連勝。今季初めて決勝点を挙げたプロ4年目の小園はお立ち台に上がるとホッと胸をなで下ろした。「なんとか走者をかえせるようにと強い気持ちで打席に立った。初めてサヨナラを打ったので震えています」嫌な展開だった。六回に3─3に追いつき、七回以降は両軍ゼロ行進だったが、延長十回に塹江が2死から牧に勝ち越しソロを献上。観衆2万8871人のマツダスタジアムは重苦しい雰囲気となったが、その裏に逆転のカープが発動した。) 先頭・西川から連続四球で一、二塁とし、坂倉が中前打を放って追いつくと、その後1死満塁で小園が打席へ。ハマの守護神・三嶋の1球目の148キロをキッチリ中堅フェンス手前まで運び三走が生還。今季3度目の延長戦で初勝利をつかみ、3時間59分の熱戦を締めくくった。今季の逆転勝利はリーグ2位の7度(1位は巨人の10度)で、サヨナラ勝利は3月29日の阪神戦(マツダ)以来2度目。セ・リーグ3連覇(2016─18年)を彷彿とさせる強さだ。首位巨人に2ゲーム差に迫った佐々岡監督は「最後の最後まで粘り強くね。ファンの声援の後押しで勝ったと思います」と感謝した。打率・182で打順が3番から8番に降格した小園は「これがきっかけになってくれて、ドンドン暴れていきたい」と巻き返しに燃えている。敵地・東京ドームでの巨人3連敗から一転、本拠地に戻ってDeNAから同一カード3連勝。こいのぼりの季節はカープがやっぱり強い。(柏村翔)

◆DeNAは、ミスが失点に絡んで延長十回にサヨナラ負け。これで開幕から広島には6連敗となり、三浦大輔監督(48)は「痛い負けです。守備でも投球でもミスをしっかり改善していかないといけない」と敗因に目を向けた。3―1の六回は先頭・西川の二ゴロを牧が正面に入りながら失策。無死一、二塁とされて坂倉の右前適時打、なお1死一、三塁で田中の右犠飛を許し同点とされた。十回は2死から牧が〝名誉挽回〟の4号ソロを放って勝ち越したが、その裏に抑えの三嶋が先頭から2者連続四球。無死一、二塁から坂倉に中前適時打を浴び、なお1死満塁で小園に試合を決める中犠飛を打たれた。コロナ禍で山崎が離脱する中、守護神を務める三嶋に指揮官は「全く打者と勝負できていなかった」と厳しく指摘した。得点力はあるだけに、細部の徹底が求められる。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1880 0.692
(↓0.028)
-
(-)
117112
(+6)
90
(+7)
28
(+1)
9
(-)
0.254
(↓0.001)
3.000
(↓0.17)
2
(-)
広島
1591 0.625
(↑0.016)
2
(↑1)
118111
(+5)
75
(+4)
8
(+1)
7
(-)
0.260
(↓0.002)
2.800
(↓0.04)
3
(-)
中日
12100 0.545
(↑0.021)
4
(↑1)
12183
(+7)
82
(+6)
16
(-)
8
(-)
0.254
(↑0.003)
3.570
(↓0.11)
4
(-)
ヤクルト
12120 0.500
(↓0.022)
5
(-)
11982
(+3)
98
(+11)
23
(-)
9
(-)
0.225
(↓0.001)
3.430
(↓0.2)
5
(-)
DeNA
9120 0.429
(↓0.021)
6.5
(-)
12277
(+4)
91
(+5)
16
(+2)
9
(-)
0.255
(-)
3.880
(↑0.06)
6
(-)
阪神
5201 0.200
(↑0.033)
12.5
(↑1)
11773
(+11)
102
(+3)
20
(+3)
14
(+2)
0.227
(↑0.007)
3.850
(↑0.04)