中日(★0対3☆)巨人 =リーグ戦5回戦(2022.04.23)・バンテリンドーム=
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巨人
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中日
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勝利投手:シューメーカー(1勝1敗0S)
敗戦投手:松葉 貴大(0勝1敗0S)
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◆巨人は両軍無得点で迎えた6回表、2死満塁から暴投の間に三塁走者が生還し、1点を先制する。そのまま迎えた9回には、中島の適時二塁打で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・シューメーカーが9回無失点8奪三振の完封で来日初勝利。敗れた中日は、打線が沈黙した。

◆前日の中日戦でテレビカメラと激突し、左肘付近を裂傷した巨人大城卓三捕手(29)が、スタメンに名を連ねた。 前日の3回1死、中日A・マルティネスが打った一塁カメラマン席方向への邪飛を捕球した際、テレビカメラと激突。治療後にプレーを続けたが6回守備から小林と交代し、病院で処置を受けていた。この日は試合前練習にも参加し、キャッチボールやシート打撃を行うなど元気な姿を見せていた。

◆巨人坂本勇人内野手が、自打球に苦悶(くもん)の表情を浮かべた。 1回1死、中日松葉の3球目を強振すると、右足の甲付近に直撃。トレーナーが駆けつけるなど一瞬ひやりとしたが、少し間をとって整えてから打席に入った。その後、フルカウントから見逃し三振に倒れた。

◆巨人大城卓三捕手(29)が2日連続で途中交代した。6回先頭、中前打で出塁。続くシューメーカーの右前打で二塁に進んだところで、異変を訴えた。二塁ベースを回った際に足を痛めた可能性がある。代走には湯浅が送られた。大城は前日の中日戦で一塁側カメラマン席付近への邪飛を追った際、テレビカメラと激突して左肘付近を裂傷。治療後にプレーを続けたが6回守備から小林と交代し、病院で処置を受けた。

◆巨人の新外国人、マット・シューメーカー投手(35)が7回2死まで完全ピッチングを続けた。140キロ台のツーシームと130キロ台のスプリットで中日打線を翻弄(ほんろう)。しかし、A・マルティネスに初球スプリットを左翼線に二塁打とされ、完全試合はついえた。 9日ヤクルト戦は6回2/3を投げ5安打2失点も勝ち星は付かず。16日阪神戦では6回5安打2失点も、味方の援護がなく来日初黒星を喫していた。前日22日には「チームが勝てるように、試合をしっかりつくって長いイニングを投げられるようにしたい」と意気込んでいた。シューメーカーはメジャー通算46勝。18年にはエンゼルスで大谷と開幕ローテーションを形成した。19年からブルージェイズに所属。昨季はツインズに移籍し、メジャー16試合で3勝8敗。昨年8月に自由契約となっていた。

◆巨人が新外国人マット・シューメーカー投手の投打にわたる活躍で接戦を制し、今季2度目の6連勝を決めた。登板前日の「チームが勝てるように、試合をしっかり作って長いイニングを投げられるようにしたい」との意気込みを体現。多彩な変化球を制球良く投げ分け、7回2死まで完全投球の好投。大記録への期待が高まったが、A・マルティネスに左翼線への二塁打を浴びた。それでも動揺することなく、続くビシエドを遊ゴロに仕留めた。バットでも魅了した。中日先発松葉の前に、打線は5回まで2安打無得点と抑え込まれた。6回、先頭で中前打で出塁した大城を一塁に置き、打席にはシューメーカー。バントの構えから2球連続ファウル後に強振し、右前に初安打を放った。ここから好機を広げ、2死満塁から中日の2番手祖父江の暴投で、自ら先制のホームを踏んだ。シューメーカーは9回に2安打目を打たれたものの、後続を抑え完封。来日初勝利を飾り、巨人に今季11個目の貯金をもたらした。

◆巨人が新外国人マット・シューメーカー投手の投打にわたる活躍で接戦を制し、今季2度目の6連勝を決めた。多彩な変化球を制球良く投げ分け、7回2死まで完全投球。A・マルティネスに左翼線への二塁打を浴びて大記録への挑戦は途切れたが、9回を122球、2安打無四球で投げきり、来日初勝利を初完封で飾った。打線は1点リードの9回1死一、二塁で、中島宏之内野手が2点適時二塁打を放ち、6試合ぶりのスタメン起用に応えた。 貯金を11に伸ばした原辰徳監督の主な一問一答は以下の通り。-シューメーカーが好投「そうですね、テンポも良かったしね。まあ何というか、夢のようなことがあわや、というぐらいね。頑張ったというね。無四球というのはやっぱりすごく価値があるし、完封というのはすごいですね」-完封・完投がチームにもたらす意味「どうでしょうね、でも、7回終わって『どう?』という感じで(聞いた)。そうしたら『I can』、できる、というところで。9回もと。代える材料はなかったね」-9回は中島が価値ある一打「ナカジらしいというかね。あの場面でよくぞ打ってくれましたね」-先発、代打といろいろな役割で結果を出している「僕とナカジとはあうん、というのがあるから(笑い)」-6回に大城が二塁への進塁後に交代「ちょっと心配ですね。僕はドクターじゃないから分からないのだけれど、ちょっと心配ですね」-明日以降は様子を見て「と、思います」

◆中日が今季最少2安打で3度目の完封負けとなり、4月初の連敗を喫した。初対戦の巨人シューメーカーの前に完全試合ペースで7回2死からA・マルティネスの左翼線二塁打で阻止するのが精いっぱい。本拠地に今季最多の3万650人が詰めかける中、完敗。試合後の立浪和義監督(52)の一問一答は以下の通り-シューメーカーの投球内容は「球がよく動いて、チェンジアップ、スライダーがバッティングカウントでもストライクが取れるのが強み。非常に制球もいい。次は対策を練らないといけない投手」-攻めきれなかったのは「右打者は食い込んでくる。そこを意識したときに、うまく外のスライダー、チェンジアップに外された。曲がりが大きいので、真っすぐを狙うときはある程度引っ張りにいかないといけないと、3回に指示を出したが。チャンスは1回しかなかった」-ビシエドがブレーキ「打てなかったが、全員打てなかった。結果はすぐ出なくても、ちょっとずつやっていこうという話は試合前にした。これから先に期待する」-松葉は6回に捕まった「5回までは完璧な投球でね。でも6回くらいまでいかないと、自分に勝ちがつかない。先発投手はチームの勝利もだが、自分に勝ちをつけるためにやっている。自分で克服するしかない。(6回を)意識するものがあるのかな。8番からだったので最低6回までと思ったが...。次回は少し考える」-6回の失点はバッテリエラー(暴投)「あの1点は非常に(大きい)。桂もそこまでいいリードはしたが。ミス出たら負ける」-桂の初スタメン起用は「木下もずっと出ているし、昨日もミスがあった。あまり試合に出ていない中でうまくリードをしてくれた」-7回2死まで完全試合ペースでA・マルティネスの二塁打で止まった「少ないチャンスをものにできれば良かったが、最後にダメ押しになる2点も取られた。明日切り替えてまた頑張ります」-4月初めての連敗「そら連敗もするでしょう。連勝もするでしょう。同じカードを3つ負けないように明日全力でやっていくしかないと思う」-ミスが目立つ「全体的に多い。(9回に)三盗許したところもそう。4点目はダメ(押し)のダメ(押し)になる。三盗は気を緩ましているのと、同じテンポで投げるので走者に計られている。遊撃、二塁も含めて、1球入れておけば走りにくい。投手が打者に集中するのは分かるが、同じにならなければ走られない。そういうこともしっかりやっていきたい」

◆6試合ぶりスタメン出場の巨人中島宏之内野手が勝利をたぐり寄せる一打を放った。9回1死一、二塁で左翼線へ2点適時二塁打。 今季6打点目に「みんなでシューメーカーに勝ちをつけたろうと向かっていったので打てて良かった」と笑顔。7回2死までの完全投球には「気づいてても何も言わなかったね」。試合によってスタメンや代打と起用法が変わる中、結果を残す姿に原監督も「僕とナカジとはあうん、というのがあるから」と納得の表情だった。

◆巨人の新外国人マット・シューメーカー投手(35)が、あと1歩で大記録達成の快投を演じた。7回2死まで完全投球。中日A・マルティネスに初安打を許した後も動じず、2安打無四球で完投。来日初勝利を初完封で飾った。6回には初安打を放って決勝の本塁生還を果たすなど、元同僚のエンゼルス大谷さながら、投打で躍動した。今季のチーム初完投初完封となる助っ人右腕の活躍で2度目の6連勝を決め、貯金も11に伸ばした。 心の中で分かっていても「完全」を口にする人はいない。巨人ナインに漂う緊張感。球場には期待が充満した。7回2死。シューメーカーが投じた86球目はA・マルティネスにはじき返され、左翼線を転がった。初安打で場内にため息が漏れても、完全投球が途切れた右腕の集中力は途切れなかった。7回が終わり戻ったベンチ。原監督に「I can」と続投を志願した。直後の8回は3者連続三振。9回にこの日2本目の安打を許すも122球を投げきり、8奪三振で0封した。「ノーヒットは当然分かっていた。ただ、やることは一緒。ヒットを許した後も仕切り直して1人ずつ打ち取っていった」。先発投手の完封勝利は昨年4月16日の菅野以来。自身も16年のエンゼルス時代に記録して以来2度目の完封勝利に「選手冥利(みょうり)に尽きる」とかみしめた。140キロ台の直球と、打者の手元で落ちる130キロ台のスプリットで的を絞らせない巧みな投球。18年、エンゼルスの開幕ローテを形成した大谷とも「スプリットに限らないが、どういう場面でどういう球種を使うか、いろいろな話をした」という。この日の快投で、防御率も0・83と0点台に突入した。6回には日米初安打も記録し、2死満塁からの暴投で自ら決勝のホームを踏んだ。メジャー時代、顔を覆い尽くした自慢のひげをそり落とした顔が緩む。「このユニホームで勝てたことが光栄」。日本の伝統球団で確かな1歩を踏み出した。【三須一紀】▽巨人桑田投手チーフコーチ(シューメーカーに)「直球、スライダー、スプリットと全てが3ボールからでも自信を持って投げられる。野球に取り組む姿勢も素晴らしいし、低めに集めるという基本を大事にしている選手ですね。本当にいい結果が出てうれしい。(9回続投は)中6日なんでね。135球以内であれば僕はいけると思っている」▼シューメーカーが2安打完封で来日初勝利。巨人で外国人投手の完封勝利は、18年8月24日阪神戦のメルセデス以来、4年ぶり。今回のように来日初勝利を完封で記録した巨人の外国人投手は85年カムストック、96年ガルベスに次いで3人目になる。カムストックは来日2試合目の4月26日中日戦で1安打完封、ガルベスは来日2試合目の4月17日中日戦で5安打完封と、3人とも中日相手に来日初勝利を完封で飾った。

◆巨人の新外国人マット・シューメーカー投手(35)が、あと1歩で大記録達成の快投を演じた。7回2死まで完全投球。中日A・マルティネスに初安打を許した後も動じず、2安打無四球で完投。来日初勝利を初完封で飾った。

◆巨人のシューメーカーが2安打完封で来日初勝利を挙げた。七回2死まで一人の走者も許さない快投を見せた。打線は六回に暴投で先制し、九回に中島の2点二塁打で加点した。チームは今季2度目の6連勝。中日は4月初めての連敗。

◆巨人の新外国人、マット・シューメーカー投手(35)が2安打無四球、完封で来日初勝利を挙げた。打たせて取る投球で七回2死まで完全投球を披露。「(無安打投球は)意識していないですけど、当然自分でも分かっていた。1本目(の安打)を許した後も仕切り直して一人一人とっていこうと思っていた」。2死からマルティネスに左翼線への二塁打を浴び、完全試合はお預けとなったが、後続のビシエドを遊ゴロに仕留め、得点を与えなかった。六回無死一塁では自らのバットで好機を広げる右前打を放ち、来日初安打も記録。投打に渡り、存在感を示した。3試合目の登板でつかんだ初白星。メジャー通算46勝の右腕は「選手冥利に尽きます。投手戦ができて、なおかつ伝統のあるチームのユニホームを着て勝てたというのはとても光栄」と喜んだ。

◆巨人のチーム最年長、39歳の中島宏之内野手が勝負強さを見せた。1-0の九回1死一、二塁で藤嶋の変化球を捉え、左翼線を破る2点二塁打を放った。投手戦で力投していたシューメーカーを援護し「良かったんちゃうかな」と胸を張った。代打の切り札として備えながら、中田の不振を受けて先発起用も増えてきた。頼れるベテランの活躍に原監督は「あの場面でよく打ってくれた」とたたえた。

◆巨人の大城が六回の走塁中に右足のくるぶし付近を痛めて途中交代した。一塁走者として次打者の安打で二塁に進んだ際にひねったもようで、代走が送られた。原監督は「ちょっと心配」と話した。22日は守備で飛球を追った際にテレビカメラに衝突して左肘付近に裂傷を負っており、2試合続けての負傷交代となった。

◆巨人の新外国人、マット・シューメーカー投手(35)が23日、中日5回戦(バンテリンドーム)に先発し、2安打無四球で来日初勝利を完封で飾った。米大リーグのエンゼルス時代に大谷翔平投手(27)と同僚だったメジャー通算46勝右腕が、七回2死まで一人の走者も許さない快投。今季チーム初完封で3-0の勝利に貢献し、今季2度目の6連勝に導いた。信頼に応えたい一心だった。七回終了後。ベンチで続投の意思を首脳陣から問われたシューメーカーは、力強く言い切った。「I can」) この回の2死でA・マルティネスに初安打を許し、一人の走者も出さない完全投球が途切れていた。それでも腹をくくり、2安打無四球で今季チーム初の完封勝利。122球の熱投だった。「選手冥利に尽きます。みんなが一つの絵を完成させた」低めへの制球がさえた。左足を高く上げるフォームから得意のスプリットを沈め、打者に自分のスイングをさせない。直球の最速は148キロ。スライダーで横の揺さぶりも加えて8三振を奪った。アウトを重ねるごとに、波紋のように観衆の拍手が広がった。3万650人の脳裏には、完全試合で強烈なインパクトを残したばかりのロッテ・佐々木朗に続く偉業が浮かんでいた。原監督も「夢のようなことが(起きそう)というぐらいね。無四球はすごく価値がある」と称賛した。もっとも、メジャー通算46勝の35歳は冷静だった。初安打を許した後も、淡々とした表情と小気味いいテンポは変わらない。六回には右前打で出塁して先制のホームを踏み、鮮やかに来日初勝利を飾った。2018年にエンゼルスで大谷とプレーし、日本の文化や野球の特徴を学んだ。「どういう場面で、どういう球種を使うとか、いろいろな話をした」。この日さえわたったスプリットについても意見を交換。巨人入りを電話で報告すると「日本で楽しんできて」と背中を押された。首位を快走するチームを6連勝に導いた。「優勝が目標。ジャイアンツファンは紳士に応援してくれてうれしい」。頼もしい助っ人が、G党の心をがっちりとつかんだ。(鈴木智紘)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1870 0.720
(↑0.012)
-
(-)
118106
(+3)
83
(-)
27
(-)
9
(+1)
0.255
(↓0.002)
2.830
(↑0.11)
2
(-)
広島
1491 0.609
(↑0.018)
3
(-)
119106
(+6)
71
(-)
7
(+1)
7
(-)
0.262
(↑0.001)
2.760
(↑0.12)
3
(-)
中日
11100 0.524
(↓0.026)
5
(↓1)
12276
(-)
76
(+3)
16
(-)
8
(-)
0.251
(↓0.008)
3.460
(↑0.02)
4
(-)
ヤクルト
12110 0.522
(↑0.022)
5
(-)
12079
(+1)
87
(-)
23
(+1)
9
(-)
0.226
(↓0.004)
3.230
(↑0.15)
5
(-)
DeNA
9110 0.450
(↓0.024)
6.5
(↓1)
12373
(-)
86
(+6)
14
(-)
9
(-)
0.255
(↓0.001)
3.940
(↑0.02)
6
(-)
阪神
4201 0.167
(↓0.007)
13.5
(↓1)
11862
(-)
99
(+1)
17
(-)
12
(+2)
0.220
(↓0.003)
3.890
(↑0.1)