日本ハム(☆12対5★)ソフトバンク =リーグ戦4回戦(2022.04.22)・札幌ドーム=
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ソフトバンク
00200111051700
日本ハム
43020300X121303
勝利投手:伊藤 大海(2勝2敗0S)
敗戦投手:レイ(1勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】万波 中正(4号・1回裏3ラン),近藤 健介(2号・4回裏2ラン),石井 一成(3号・6回裏2ラン)

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◆日本ハムは初回、万波の3ランなどで4点を挙げて、幸先良く先制する。続く2回裏には、松本剛と野村の連続適時打が飛び出すなど、終わってみれば13安打で12得点を挙げた。投げては、先発・伊藤が6回3失点の好投で今季2勝目。敗れたソフトバンクは、投手陣が崩壊した。

◆伊藤が今季2度目の中5日で22日ソフトバンク戦(札幌ドーム)に先発する。楽天戦の試合前にブルペン入りした右腕は「楽しみます」。今季初勝利を挙げた16日ロッテ戦では球審のジャッジ前にストライクと決め付け、ガッツポーズ後のボール判定に恥ずかしさから飛び出た"土下座ポーズ"が話題に。気持ちを前面に出すスタイルは「変えなくていいのかな」。ファンの心を熱くさせる熱投で2勝目を狙う。

◆日本ハム渡辺諒内野手(26)が、1回の攻撃中に足を痛めて、そのままベンチに退いた。 1死満塁で迎えた第1打席、あわや併殺かという二ゴロを放ち、必死に一塁ベースを駆け抜けた際に痛めた模様。代走の清宮幸太郎内野手(22)と交代し、渡辺はトレーナーに付き添われて、自ら歩いてベンチへ引き揚げた。チームは、この併殺崩れの間に1点を先制。続く万波中正外野手(22)の4号3ランで、この回4点を挙げた。

◆日本ハム新庄剛志監督(50)の予言が的中した。初回、1死満塁から併殺崩れの間に1点を先制すると、2死一、三塁から、6番万波中正外野手(22)が初球を振り抜き、左翼スタンドに運んだ。 万波は前日21日の楽天戦の9回に代打で出場し、三振に倒れていた。そのスイングを踏まえ新庄監督は試合前に「昨日の三振も、すごくいい振り。タイミングが合って。今日は万波君に期待したい。今日、見といてください」と話した通り、最初の打席でいきなり貴重な4号3ランを放った。幸先のいいスタートに、新庄監督が両手を挙げて出迎えると、打った万波は「まだまだ、まだまだ行きます!」と、さらなる爆発を誓った。

◆日本ハムが序盤から一気に畳み掛けた。1点リードの初回2死一、三塁から万波中正外野手(22)の左越え3ランで4点リードすると、2回には野村佑希内野手(21)の2点適時左前打などで、さらに3点を追加。 4回無死二塁では、1番近藤健介外野手(28)が、2ストライクからの3球目を振り抜き、右翼スタンドへ運んだ。この近藤の2号2ランで、4回までに大量9点をたたき出した。 21日楽天戦に続き2戦連発の近藤は「(打ったのは)スライダー。甘く入ってきたボールを1球で仕留めることができて良かった。チーム全体でいい攻撃ができているので、この後も追加点を積み重ねていけるようにしたい」と話した。直後の5回の守備では、1死一塁から中前へふらふらっと上がったグラシアルの打球を前進して捕球に行き、ダイレクトキャッチはできなかったが、冷静に二塁へ送球し、一塁走者をアウトにした。

◆前夜のサヨナラ負けを引きずるかのように、ソフトバンク投手陣が崩壊した。今季3度目の先発となったレイは、初回に万波から3ランを浴びるなど4失点。2回にも松本、野村の適時打で3点を追加された。「ストライク、ボールがはっきりしていた早い回で降板することになってしまい、申し訳ない」。2回7失点。昨季も含めて来日してから最短でのKOとなった。 藤本監督は流れを変えようと、レイとともに捕手の甲斐も交代させた。ここまで全試合で先発マスクをかぶり、3回から退くのは今季最短。厚い信頼を置く扇の要を序盤でベンチに下げた。だが代わった松本-海野のバッテリーも、日本ハム打線の勢いを止められない。4回に近藤の2ランで追加点を許した。日本ハムとは開幕カードで3連勝して以来の顔合わせだ。藤本監督は「打線がすごくいいからね。若い選手がどんどん振り回してくるから、怖いですよ。万波なんかもね。ホームランは流れを変えるから。早い回に出たら嫌だよね」と警戒していたが、"予感"が的中してしまった。【山本大地】

◆ソフトバンクは今季初の3連敗。先発したコリン・レイ投手(31)が2回7失点など投手陣が崩れ、今季2度目の2桁失点で大敗した。藤本博史監督(58)の、試合後の一問一答は以下の通り。 ?(自ら切り出し)「大敗ですな」?-今季最多17安打でも敗れた?「安打数言うても、負けたら一緒やんか。結局向こうも(大差が付いて)二線級の投手が出てきているんやからね。自信にして、調子上げてくれるのはいいことやけどさ。打線的にはヒット数は出ているんで、続けていってくれたらいいことやし」?「ただね、17安打して5点しか取れない。それも併殺崩れとかね。気持ちいいタイムリーも欲しいね。こっちは泥臭い点、そういう点しか取れないということですよ。これはこれで点を取っているわけやからね。続けていくことに越したことはない」?「あとは投手ですよね。バッテリーはここまで頑張ってきてくれているけど、1回、2回でゲームをつぶしてしまったからね。何か原因があるはずなんでね。レイもブルペンでは調子いいということを聞いていたし、なんでああいう風になるのか。相手打者に気持ちよくバット振られすぎよね」?「特にホームラン打者にはね。万波だったり、調子いい松本とか、野村とかね。若いからってなめてかかったらやられますよ。いい打者ですから。その辺はもっと注意を払って、攻め方を考えていかないといけないのかなと思います」?-甲斐も3回から交代?「メッセージですね。何か考えてくださいということですね。途中からいった海野も、黙って見てたら、ほぼ外に構えとったからね。途中で注意しましたけどね。インコース投げたらどうや? って。力のある投手が多いんやから、もっと幅広い投球ができるんちゃうかって」?-ガルビスが2安打?「こういう展開でね、ヒット2本出て本人が気持ちよくなってくれたらいいんやけどね。明日ですね。明日しっかり打てたら乗っていけるんじゃないかなと思います。明日は特に、上沢やからね。いい投手から打てないと」

◆今季初めて「4番」でフル出場した日本ハム野村佑希内野手が、今季初の猛打賞で存在感を示した。 2回2死二、三塁で左前適時打。1回無死満塁の第1打席では空振り三振に倒れ、バットで頭を小突く姿があった。出場13試合目での猛打賞に「1打席目に流れに乗ることができなかったので、打てて良かったです」と胸をなで下ろした。

◆ソフトバンクが今季初の3連敗を喫した。開幕カードで3連勝して以来の顔合わせとなった最下位日本ハムに3本塁打を浴びるなど、12点を奪われ完敗。藤本博史監督(58)は開口一番に「大敗ですな...」と、自虐的につぶやいた。 来日2年目の先発レイは、イニング、失点ともワーストの2回7失点で降板。同時に、正捕手の甲斐も3回の守備からベンチに下げた。先発マスクをかぶって3回守備から交代するのは、自己最短。開幕から全試合に先発する正捕手の早期交代に、藤本監督は「メッセージですね。何か考えてくださいということですね」と厳しい表情で言った。「怒りのバッテリー交換」でも相手の勢いを止められず、今季ワースト14点に迫る大量失点。一方の打線は日本ハムを上回る、今季最多の17安打を放ちながら、半分に及ばない5得点とつながりを欠いた。前夜オリックスに延長サヨナラ負けした、悪い流れを引きずるような連敗。開幕8連勝し、最大9あった貯金も4まで減った。踏ん張りどころが続く。【山本大地】?▽ソフトバンク2年目の助っ人右腕レイは2回54球、自己最多の7失点KOとなった。初回は万波に3ランを浴びるなど4失点、2回にも四球絡みで3失点。「ストライク、ボールがはっきりしていた。カウントを悪くしてしまったところを、バッターにしっかりとスイングされてしまった」。今季3試合目で初黒星。初めて5回をもたず「早い回で降板することになってしまい、申し訳ない」と責任を痛感した。

◆日本ハムは今季最多得点で、カード初戦を勝利で飾った。BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)は試合前、「今日は万波君に期待したい」と予言していたスラッガーが本塁打を放つなど、大勝へと導いた。 新庄監督の一問一答は、以下の通り。-万波が本塁打。予言的中新庄監督 そうですね。そうですね、うーん、そうですね。当たったでしょ。フリー打撃がものすごくいいバットの出方、角度がいいというか。そうですね。-上位打線が活躍新庄監督 そうですね。僕の勘ピューターが今日はすごく当たったので、良かったんじゃないかなと思います。-取られたら引き離す。常に主導権を握った新庄監督 そう...ですね。今日の流れはウチのペースなので、そうですね。-4番に野村を起用新庄監督 寝る前に考えていて、どういう風な打順を組んだらつながっていくか。今の調子の流れで打順を決めているので。そういう感じですね。-今季最多の...新庄監督 それはあまり関係ない。あまり、こういう試合は好きじゃないですよ。なんなら、あまり成長しないというか。2、3点差のゲームで緊張感を持ってやる方がオレは好きです。-明日は違う展開も新庄監督 そうですね...。あ、そうですね、言っちゃった。-そうですね、と言ってしまうような質問を新庄監督 ああ、それはない。明日いいゲームをね、また。見ている方はこれ、面白いのかな。面白い? あ、良かったです。明日いいゲームをまたして、見に来てくれるファンのみんなを興奮させたいなと思います。-試合前に守備が良くなっていると新庄監督 その前に、アルカンタラ(左翼で途中出場)。(補殺のシーンは)ビックリした。捕手は間に合わないからカットと言ったらしい。スルー...。(三塁手の)野村くんがこれ、カットじゃないだろと。完璧なね。これでまた1つ、幅が増えたかなと。-外野守備のオプションが新庄監督 ちょっと(外野守備を)教えようかなと思いましたね。その前に、よう外野のグラブを持っていたなと。キャンプ中にホームランを打つな、ということを言っていたんですよ、ずっと。そしたら、今1番打っている。メジャーを合わせても1番打っているでしょ。なんか気持ち悪いな、逆に。こんなに打てる選手がいっぱい、いるんだと...。ポイントがいいんでしょうね、僕の。うん、すごい。オーケーですか。こんな使わないでしょ。こんな尺ないよ。

◆日本ハムはここまでリーグ最多の19本塁打。最下位に沈んでいるが、本塁打数は開幕からリーグトップを維持している。 22試合のうち本塁打が出なかったのは半分以下の9試合だけで、2本以上が4度は西武に並んでリーグ最多タイ。

◆日本ハム伊藤大海投手が、苦しみながら自身2連勝を飾った。 札幌ドーム1勝目で、ヒーローインタビューに登場。「今日のピッチングで、いいのかなっていうのはありました...」と恐縮も、中4日の登板で6回10安打3失点の粘投。花粉で目がかゆく、持ち味のロジンを操るのに苦戦しながら投げ抜いた。「負けないことが1つ大前提にある。その中で、どれだけ自分らしいパフォーマンスが出来るか、ものすごく大事」と自分に及第点を与えた。5回2死一塁では、強襲の打球に反応。左足がもつれた影響で一瞬、ボールを見失うも、捕球から送球まで素早い動作で投ゴロを完成させた。3アウト後はマウンド付近で、あおむけになって苦笑い。「また、いい経験させてもらいました」。前回登板では、マウンド付近で見せた土下座のようなポーズが話題になった。「2戦連続でグラウンドに、はいつくばってしまった。ファンの皆さんを楽しませつつ、一緒に勝つ喜びを分かち合いたい」と、えくぼを浮かべて笑った。

◆ソフトバンク2年目の助っ人右腕レイは2回54球、自己最多の7失点KOとなった。初回は万波に3ランを浴びるなど4失点、2回にも四球絡みで3失点。「ストライク、ボールがはっきりしていた。カウントを悪くしてしまったところを、バッターにしっかりとスイングされてしまった」。今季3試合目で初黒星。初めて5回をもたず「早い回で降板することになってしまい、申し訳ない」と責任を痛感した。

◆桜前線は、ようやく津軽海峡を渡って北の大地に上陸した。道都・札幌の開花予想は23日という。昨年より1日遅く、平年と比べれば1週間ほど早いという。もう1カ月も前になる。福岡は花吹雪が舞っていた。BIGFACEことソフトバンク藤本、日本ハムのBIGBOSS新庄の「新監督対決」で今季の幕開けとなった。ホークスは3連勝。開戦前から何かと話題をさらったド派手監督は悔しさをかみしめ博多を去った。対照的にホークスは勢いに乗って開幕8連勝。快進撃を続けた。文字通り満開の開幕ダッシュだった。ただ、8連勝後は厳しい戦いが続いている。前日21日、エース千賀がオリックスに完封目前で追い付かれると、延長11回に新ストッパーのモイネロ投入も痛恨のサヨナラ負け。移動ゲームとなった敵地・札幌での日本ハム戦は前半の大量失点が響き大敗。終盤には先発オーダーから5人が交代。典型的な大敗ゲームのベンチワークとなった。これで今季初の3連敗。4月は6勝8敗1分け。貯金を切り崩す4月家計になってしまうのだろうか。打線は日本ハムを上回る17安打を放ったが5得点。6回からの3イニングで10安打を放ちながら各1点の3得点。「つながった」と打撃上昇に胸をなで下ろすわけにはいくまい。どちらかと言えば、得点効率の悪さの方が残ったのではないだろうか。試合前。藤本監督は積極的にファーストストライクからバットを振ってくる日本ハム打線に警戒を強めていた。打者出身の監督らしく、眼力は確かだった。初回、先発レイに対して1番近藤から4番野村まで初球を打ってきた。5番渡辺の併殺崩れで1点を先制された直後、万波にまたしても初球を3ラン。2回に3点を献上し、ほぼ試合は決まった。「積極性」は無謀と「もろ刃の剣」だが、貫く姿に最下位ハムにも光明がかすかに見えてきた。1カ月前とは対照的な姿に映った。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆日本ハムの万波が一回に4号3ランを放った。1死満塁から併殺崩れの間に1点を先制し、なお2死一、三塁。初球の浮いた変化球を思い切りたたき、低い弾道で左翼席へ運んだ。前日21日は同じ外野を争う若手の今川が本塁打を含む2安打2打点をマークした。新庄監督は「お互いに刺激し合いながら、いい競争を」と、その今川をあえて外して万波を起用。「きょうは万波君に期待したい。見といてください」という監督の〝予言〟を的中させる一発となった。試合前まで打率1割台。今季7安打目が4号アーチという未完の大器は、昨季までのチームに不足していた長打力を加える存在となっている。

◆ビッグボスの予言がいきなり的中した。1点を先制した直後の一回2死一、三塁。日本ハム・万波中正外野手(22)が初球を弾丸ライナーで左翼席へ運ぶ4号3ラン。新庄監督もベンチ前で万歳だ。「まだまだ、まだまだ、いきます!」万波は鼻息荒く語った。1本では満足できないということだろう。試合前まで42打数6安打、打率・143。21日の楽天戦でも九回2死から代打で出場し、空振り三振に倒れていた。それにしても、今季7安打のうち4本が本塁打とは驚きだ。この日の試合前、新庄監督は「今日は万波君に期待したい。見といてください。昨日からバッティングを変えて、(昨日の)三振もすごくいい振り。タイミングが合って。どの辺が変わったって? 力みのなさ、タイミングの取り方。あとはグリップの位置。下がると駄目なタイプだから」と語っていた。 21日に本塁打を含む2安打2打点と活躍した今川に代えて右翼での起用。指揮官は「悔しくなるよ、今日、今川君。スタメンじゃないから。俺、おかしいかな?」と話していた。ロッテ・佐々木朗に8回をパーフェクトに抑えられながら、1安打で勝利した17日も万波の中堅右への決勝弾だった。その打席の直前も、ベンチで新庄監督は林ヘッドコーチに「これ、バックスクリーンへのホームランで1点入るぞ」。ビッグボスの再びの大予言もあって、日本ハム打線は四回までに9得点を挙げた。

◆日本ハムが今季最多12得点で快勝。一回に万波の3ランなどで4点を先制し、二回にも3点を加えた。四回は近藤、六回には石井が2ラン。6回3失点の伊藤が2勝目を挙げた。ソフトバンクはレイが2回7失点と崩れ今季初の3連敗。

◆ソフトバンクのレイは、積極的に振る日本ハム打線を相手にわずか2回でノックアウトされ、今季初黒星を喫した。一回に万波に3ランを浴びるなどいきなり4点を失うと、二回も勢いを止められない。3安打に四球が絡んで3点を奪われた。来日2年目で初めて5回を投げきれず、自己ワーストの7失点。「ストライク、ボールがはっきりしていた。申し訳ない」とうなだれた。一回に許した3安打はいずれも初球を捉えられた。藤本監督は試合前、相手打線を「ぶんぶん振り回してくるから怖い。思い切って1球目から振ってくるのは投手からしたら嫌」と警戒していたが、その言葉どおりの展開に。チームは今季初の3連敗となった。

◆中5日で先発した日本ハムの伊藤は6回で10安打を浴びながら、3失点と粘った。序盤の大量点にも守られて2勝目を挙げ「少し真ん中に球が集まってしまった。たくさんの援護点を取ってくれた野手に感謝したい」と殊勝に言った。五回にはピッチャー返しの打球を倒れ込みながら処理し、六回1死二、三塁でも投ゴロをジャンプして捕球。苦しい投球をフィールディングでカバーした。

◆今季最多の12得点。呼び水となる4号3ランを放った日本ハム・万波中正外野手(22)は「やっぱ、ビッグボスの勘ピューターはすげぇな、と思います」と感嘆。1点を先制した直後の一回2死一、三塁で、初球のカットボールを弾丸ライナーで左翼席にたたき込んだ。試合前、新庄監督は「今日は万波君に期待したい。まあ、見といてください」。まさに予言的中の一撃だったが、決して出まかせではなく、確固たるバックボーンがあった。開幕から打率1割台と低迷する未完の大器。バットを上から出したいとの意識が強すぎて、肩が本塁ベースにかぶって前傾姿勢となる悪循環に陥っていた。その中で21日の楽天戦に向けた練習前にビッグボスから金言を授かった。「ボスから『天井に向かって打て! 芯でキャッチャーフライを打つぐらいのつもりで』と言われました」実はこれ、新庄監督自身が現役最終年の2006年に取り入れていた練習法だった。指揮官は「すごくアッパースイングしている感覚だけど、意外とコンパクトにバットが内から外に、前が大きいスイングになる」と説明した。そして前夜の就寝前だ。同日の一戦に代打で空振り三振に倒れた万波の映像を見返して、「いい(フォームでの)三振。何かやってくれる」と、この試合で本塁打を含む2安打2打点と活躍した今川に代えて先発起用したのだった。これで万波は今季8安打中、4安打が本塁打。ただ、せっかくのヒーローも、お立ち台で新庄監督が〝NGワード〟に指定している「そうですねぇ」を思わず連発。聞き逃さなかったビッグボスに叱られ、「〝そうですねぇ警察〟だ...」と首をすくめて笑った。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1250 0.706
(↓0.044)
-
(-)
12674
(-)
46
(+3)
12
(-)
14
(-)
0.237
(↓0.004)
2.620
(↓0.04)
2
(-)
ソフトバンク
1281 0.600
(↓0.032)
1.5
(-)
12273
(+5)
70
(+12)
9
(-)
13
(-)
0.242
(↑0.011
2.900
(↓0.46)
3
(1↑)
西武
10111 0.476
(↑0.026)
4
(↑1)
12162
(+3)
71
(-)
13
(+1)
8
(+2)
0.209
(↑0.001)
2.590
(↑0.12)
4
(1↓)
ORIX
10120 0.455
(↓0.021)
4.5
(-)
12154
(-)
70
(+4)
6
(-)
10
(-)
0.192
(-)
2.950
(↓0.05)
5
(-)
ロッテ
9110 0.450
(↑0.029)
4.5
(↑1)
12356
(+4)
49
(-)
7
(+2)
27
(+2)
0.208
(↑0.003)
1.990
(↑0.11)
6
(-)
日本ハム
8140 0.364
(↑0.031)
6.5
(↑1)
12169
(+12)
82
(+5)
19
(+3)
11
(-)
0.224
(↑0.008
3.770
(↓0.06)