オリックス(☆3対2★)ソフトバンク =リーグ戦6回戦(2022.04.21)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
0000200000021101
ORIX
00000000201X3710
勝利投手:ビドル(2勝0敗0S)
敗戦投手:モイネロ(0勝1敗2S)

本塁打
【ソフトバンク】野村 勇(1号・5回表2ラン)

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◆オリックスがサヨナラ勝利。オリックスは2点を追う9回裏、1死満塁の好機から吉田正が適時打を放ち、土壇場で同点とする。そのまま迎えた延長11回には、紅林の適時打が飛び出し、試合を決めた。投げては、6番手・ビドルが今季2勝目。敗れたソフトバンクは打線が相手を上回る11安打を放つも、つながりを欠いた。

◆ソフトバンク千賀滉大投手(29)が16、19年に次いで3度目の開幕4連勝を目指す。ソフトバンクで開幕4連勝以上の回数は58、59、65年杉浦、63、65、66年新山、56、58、68年皆川の3度が最多。千賀が3人に並べるか。

◆昨季途中に阪神からソフトバンク入りした中谷将大外野手(29)が、移籍後初安打を放った。「5番右翼」で出場し、2回先頭で左前打。次打者、柳町の打席で二盗も決め、チャンスメークした。初安打の記念球はベンチで戻された。 4回先頭の第2打席でも右中間への二塁打。3回の守備では、オリックス杉本の大飛球を、右翼フェンスに激突しながら好捕した。これには先発のエース千賀も笑顔で拍手を送った。中谷は10年ドラフト3位で阪神に入団。17年には4番も務めるなど、自己最多20本塁打を放った。昨季は1軍出場はなく、安打は阪神時代の20年11月10日巨人戦(甲子園)で中前打を放って以来、527日ぶり。マルチ安打は19年5月19日の広島戦(甲子園)で2安打を放って以来、1068日ぶりとなった。

◆ソフトバンクが延長11回、今季初のサヨナラ負けを喫した。 2点リードの9回、完封ペースだったエース千賀が痛恨の2失点。1死満塁で吉田正に右前2点適時打を浴びた。11回には代役守護神の左腕モイネロが、紅林に決勝打を献上。勝利目前でまさかの2カード連続の負け越しが決まり、藤本監督は「悔しいね。9回は千賀でいくと決めてました。もったいないなかったです」と肩を落とした。?JR西日本から19年ドラフト1位入団した3年目のソフトバンク佐藤直も、野村勇に負けじとプロ初安打を放った。代走で途中出場。5回に巡ってきた打席で田嶋から左前へ運んだ。「ファーストストライクから積極的にスイングをしていった結果、追い込まれてもアジャストできたと思います」。プロ22打席目の快音に「初安打まで時間はかかりましたが、素直にうれしいです」と笑顔だった。

◆オリックスが今季初のサヨナラ勝ちを収めた。殊勲の紅林弘太郎内野手に、中嶋監督から厳しいキックが飛んだ。尻を抑えて笑顔で痛がる。「試合中にいろいろミスをしてしまったので...。またこれから怒られると思います」。ヒーローらしからぬ表情で頭をかいた。 同点の延長11回2死二塁。20歳の3番打者はモイネロの初球をたたいて左前へ。先輩たちの手荒い祝福を喜んだが、実はうっぷんがたまっていた。9回1死満塁から吉田正の2点右前打で土壇場で追いつき、なおサヨナラの好機だったが、一塁走者の紅林は二塁をオーバーランしてアウト。その前には悪送球もしていた。この試合のミスだけではない。「初戦(19日)は僕の失策で(山本)由伸さんの連勝記録を止めてしまった。何とか取り返したかった」とほっと息をついた。優勝した昨季は主に下位。今季は「打ちたい」と言っていた3番を7試合務める。「(吉田)正尚さんみたいに率は残せないけど、その分、何とか得点圏で結果を残したい」。打線は10日にロッテ佐々木朗に完全試合を食らい、この日も4回まで千賀に完全投球と、相変わらず重たかった。24日には再び佐々木朗との対戦が予想される。この日の粘りを打線復活のきっかけにしたい。【柏原誠】▽オリックス中嶋監督(千賀に完封負け目前で追いついた打線に)「どこまで打たんのかなって思っていたら、最後打ちましたね。よかった。(先頭の代打)野口がしっかり出てくれたのが大きかった。その後ろのバッターがきっちり打ってくれて。理想的でしたね」▽オリックス吉田正(9回に千賀から右前に同点の2点タイムリー)「チームみんなでつないできたチャンスでしたし、なんとかいいところを抜けてくれてよかったです」

◆オリックスが延長11回、紅林弘太郎内野手(20)の左前打で今季初のサヨナラ勝ちを収めた。大きかったのは土壇場の粘りだ。0-2で迎えた9回。それまでソフトバンク千賀にわずか2安打に抑えられていた打線が意地を見せた。 先頭野口の遊撃内野安打と福田の中前打で無死一、二塁。西野が犠打、紅林が四球で1死満塁とすると、4番の吉田正尚外野手(28)が千賀の155キロをとらえ、しぶとく一、二塁間を抜いて2人を迎え入れた。「チームみんなでつないできたチャンスでしたし、なんとかいいところを抜けてくれてよかったです」今季8度目の4番を務めた主砲の一振りで延長戦に持ち込んだ。中嶋聡監督(53)は「どこまで打たんのかなって思ってたけど、最後(9回に)打ちましたね。よかったです。野口がしっかり出てくれたのが大きかったですよね。(西野も)きっちり決めてくれて、後ろのバッターがきっちり打ってくれる、理想的といえば理想的でしたね。(投手陣も)よく頑張りました。再三のピンチを抑えたから流れが来た。投手陣には本当に感謝ですね」と粘り腰をたたえた。6回2失点の先発田嶋から比嘉、村西、阿部、平野佳、ビドルが無失点リレー。投手陣の踏ん張りも勝因に挙げた。【柏原誠】

◆NTT西日本からドラフト4位入団したソフトバンク野村勇内野手が、プロ初本塁打を含む猛打賞の活躍を見せた。 2番二塁で出場。初回の第1打席で田嶋から二塁打を放つと、5回無死一塁の第3打席はバントとバスターを失敗。カウント1-2と追い込まれたが、6球目の直球をバックスクリーンに先制2ランを運んだ。「バントとバスターを失敗して最悪だったけど、切り替えて打てのサインだった。送れなかったぶん、何とかしようと思った」。6回にも右前打を放つなど敗戦の中で存在感を見せた。

◆オリックスが延長11回、紅林弘太郎内野手(20)の左前打で今季初のサヨナラ勝ちを収めた。先発した田嶋大樹投手(25)は6回2失点と粘った。ソフトバンク千賀との投げ合い。毎回のように得点圏に走者を背負いながら踏ん張り、失点は5回に野村勇に打たれた2ランだけにとどめた。今季は3試合とも好投しながら勝ち星には恵まれていないが、安定感は随一だ。「なんとか最低限、試合を作れてはいましたが、今日は立ち上がりから少し力が入りすぎてしまっていたと思います。2ストライクに追い込んでからも考えすぎてしまって、決めきれなかったりと、球数が多くなってしまったことを反省しないといけない。次につなげるためにもしっかりと修正していかないといけないです」と振り返った。

◆ソフトバンクが今季初のサヨナラ負けを喫した。2-2の延長11回。森に代わる新守護神のモイネロが、2死二塁から紅林に決勝の左前打を浴びた。歓喜のオリックス勢を尻目に、ホークスナインはぼうぜん。助っ人左腕の2年ぶり黒星で2カード連続の負け越しが決まり、藤本監督は「悔しいね」と肩を落とした。勝利は目前だった。2点リードの9回。8回まで2安打で3年ぶり完封が目前だったエース千賀がつかまった。代打野口、1番福田にこの試合初めて連打を許す。1死満塁となり、主砲の吉田正に155キロ直球を痛打された。指揮官は「千賀は『全く疲れてない』と。ちょうど100球だったけどね。エースやし、9回は千賀でいくと決めていた」と振り返る。エースに命運をゆだね、結果は裏目に出たが「千賀を責めることもない。いい投球してくれていたしね」と、9回2失点の力投を見せた右腕をかばった。波に乗れない日々が続く。これで今季3度目の2連敗。連勝も4月7、8日に2連勝して以来、約2週間遠ざかる。開幕8連勝の後は12戦して4勝7敗1分け。最大「9」あった貯金は「5」に減った。首位楽天とは1・5ゲーム差に開いた。だが、ズルズルと後退するわけにはいかない。22日は札幌への移動ゲームで、日本ハムとの3連戦。開幕カードでは新庄BIGBOSSを黙らせる3連勝を飾った。指揮官は「もう勝負なんで、打たれたらしょうがない」と、前向きに切り替えた。北の大地で立て直す。【只松憲】▽ソフトバンク千賀(9回5安打2失点)「球数的にも気持ち的にも、9回のマウンドに上がらない選択肢はなかった。野村(勇)の初ホームラン、佐藤(直)の初ヒットなど、いろいろな"初"があった中で、9回で試合を終わらせることができなくて申し訳ない。次の登板で良い投球ができるようにしたい」

◆ソフトバンクは今季初のサヨナラ負け。延長11回に左腕モイネロが、紅林に決勝打を浴びた。試合後の藤本博史監督(58)の一問一答は以下の通り。-勝ちをつかみかけていただけに藤本監督 悔しいね。千賀が全く疲れていないと。ちょうど100球やったんで。エースやし。任せていたんですけど、先頭打者に打たれたというのでね。あのへん先頭取っていたらすっすっといっとったやろうけどね。オリックスも粘りがあるなと思いますよね。去年の優勝チームやからね。-千賀は9回に159キロ出ていたが、変化は藤本監督 何か吉田正尚に投げるのは嫌がってたね。今日、全部ね。最初からね。でも9回に159キロ出るということは、本人も言うように今日は全然疲れていないというね。言葉が出ていたんで、そこは任すということで9回任せたんやけど、もったいなかった。-イニング途中の交代も考えず藤本監督 もう千賀でいくと決めていました。-11回のモイネロは打順の巡りも考えて藤本監督 もう又吉、モイネロで決めとったからね。-勝負と紅林藤本監督 だって右の代打残ってるやん。伏見も残っているし。今の状態を見たら紅林の方が全然打ってないんやから。そこはもう勝負なんで、打たれたらしょうがない。紅林がよく打ったということですね。-対田嶋で右打者をカギに挙げていた藤本監督 いい結果を出してくれましたよ。野村勇にしても中谷にしても。あとはねバントの失敗とかね。柳町のああいうのは打たせたらとんでもないボール打ってしまうしね。左投手打てないんかなと思われるよね、ああいう姿を見せたらね。そこで代えさせてもらいました。-22日は三森が二塁に戻ってくる。野村勇はサードなど起用法は藤本監督 いろいろ、ガルビスもリフレッシュさせているから明日から使おうと思っているしね。そのへんは三遊間、グルグル回る、状態の良い選手が出ると考えています。

◆オリックスが今季初のサヨナラ勝ちを収めた。殊勲の紅林弘太郎内野手に、中嶋監督から厳しいキックが飛んだ。尻を抑えて笑顔で痛がる。「試合中にいろいろミスをしてしまったので...。またこれから怒られると思います」。ヒーローらしからぬ表情で頭をかいた。▼オリックス紅林弘太郎がプロ初のサヨナラ打。紅林は20歳2カ月。オリックスの選手で20歳以下のサヨナラ打は、61年6月11日東映戦(ダブルヘッダー第1試合)で20歳7カ月の岡村浩司が9回2死からサヨナラ安打を打って以来、球団61年ぶりとなった。

◆JR西日本から19年ドラフト1位入団した3年目の佐藤直も、野村勇に負けじとプロ初安打を放った。代走で途中出場。5回に巡ってきた打席で田嶋から左前へ運んだ。「ファーストストライクから積極的にスイングをしていった結果、追い込まれてもアジャストできたと思います」。プロ21打席目の快音に「初安打まで時間はかかりましたが、素直にうれしいです」と笑顔だった。

◆昨年7月に阪神から加入した中谷が移籍初安打を放った。5番右翼で出場し2回先頭で左腕田嶋から左前打。4回先頭でも右中間への二塁打を放ち、阪神時代の19年5月19日広島戦(甲子園)以来、1068日ぶりのマルチ安打を記録した。昨季は1軍出場はなく、ヒット自体が20年11月10日巨人戦(甲子園)で中前打を放って以来、527日ぶりだった。20日の鷹デビュー戦は無安打。「ホークスの同学年には千賀、甲斐、牧原と今1軍で活躍している選手が多いので、負けないように活躍したい」と引き締めた。

◆左腕をしならせ、力強いボールを投げ込んだ。チームの勝利に貢献する。先発したオリックス・田嶋が、ソフトバンク打線と対峙した。「体の状態はバッチリ。しっかり準備してきた形です。基本的には同じルーティーンで過ごしているので、大丈夫かなと思います」今季はここまで2試合に登板し、0勝0敗、防御率0・71。開幕から好調を維持し、先発投手としての役割を果たしている。打線の援護に恵まれず、初白星を手に出来ていないが、「しっかり投げていれば(シーズン)あと20何試合投げるので、焦っても仕方ない。勝ち星以上にしっかりやるべきことがある。それにおまけで勝ち星がついてくればいい。そういう考えでいます」と、気にはしていない。冷静に試合を作ることに専念した。コロナ禍の影響で12日の楽天3連戦が延期になったことにより、15日のウエスタン・中日戦(杉本商事BS)に調整登板。2回無失点と感覚を確かめつつ、中5日で1軍のマウンドへ。得点圏に走者を背負いながらも四回まで無失点と踏ん張った。相手の先発は鷹のエース、千賀。「僕としては勉強できるチャンス。盗めるところはあると思うので、しっかり自分のものにできるものを投げ合いながら勉強してと思っています」と技術を吸収しながら投げ合ったが、五回にD4位・野村(NTT西日本)にプロ初本塁打となる2ランを浴び、先制点を与えてしまった。(西垣戸理大)

◆ソフトバンクの新人、野村勇がプロ初本塁打を放った。五回に田嶋の真ん中付近へ入った直球を強振し、バックスクリーンへ運んだ。三塁を回ったところで笑顔を見せ「自分らしい思い切ったスイングを心がけた。完璧に捉えることができた」と胸を張った。6日の対戦で、田嶋から安打を放ったことを評価され、3試合ぶりに先発出場。一回の第1打席は右中間へ二塁打、六回は右前打を放ち、藤本監督の期待に応えた。拓大からNTT西日本を経て、ドラフト4位で入団。試合前まで3盗塁と、足での貢献度も見せている。

◆オリックス・吉田正尚外野手(28)が、貴重な同点打を放った。「打ったのは真っすぐだと思います。チームみんなでつないできたチャンスでしたし、なんとかいいところを抜けてくれてよかったです!」0─2の九回1死満塁で右前へ2点打。完封ペースだったソフトバンク先発・千賀から主砲が得点を奪い、同点とした。この回は先頭の代打・野口(関大)が遊撃内野安打を放ち、福田が中前打。西野が犠打で好機拡大し、紅林が四球と、ナインが必死に主砲へとつないでいた。

◆オリックスが延長十一回、サヨナラ勝ち。2死二塁から紅林が決勝の左前打を放った。0―2の九回に吉田正の適時打で追い付いた粘りが実った。ソフトバンクは千賀が完封目前でつかまり、最後はモイネロが打たれた。

◆打球が三遊間を破る。二走の福田が本塁に生還すると、オリックスナインはヒーローのもとに駆け出した。高卒3年目の紅林が決めた。プロ初サヨナラ打で、2カード連続勝ち越しに導いた。「めっちゃうれしいです!! (福田)周平さんと西野さんがいい流れを作ってくれたので、乗せてもらって打てたと思います。あまり考えすぎず、思い切って来た球をはじき返そうと思って打席に立ちました」今季初のお立ち台で喜びを口にした。手に汗握る接戦だった。千賀相手に完封負けを喫する寸前だった0─2の九回に打線が奮起。主砲の吉田正が同点2点打を放ち、今季2度目の延長戦に突入した。延長十一回1死で福田が中前打、西野が犠打で2死二塁。最後は紅林がモイネロの初球151キロ直球をとらえた。敗色濃厚な状態から勝ちきったナインに、中嶋監督は「どこまで打たんのかなと思ったけど、最後よく打ちましたね。(犠打を)キッチリ決めてもらって、後ろの打者がしっかり打ってくれるというのは理想的っちゃ理想的」と評価した。ミスを取り返す思いだった。19日の第1戦では紅林の適時失策も絡み、山本の連勝記録が「18」でストップしていた。「僕のエラーで落として、由伸さんの連勝記録が止まりましたし、チームも勝っていたのを止めてしまった。なんとか取り返したかった」。悔しさをバットに込め、勝利につなげた。チームは単独3位となり、借金は「1」。打線全体の状態は決してよくはないが、選手一丸となり、1つずつ上を目指していく。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1240 0.750
(↑0.017)
-
(-)
12774
(+8)
43
(+5)
12
(+2)
14
(+2)
0.241
(↑0.006)
2.580
(↓0.16)
2
(-)
ソフトバンク
1271 0.632
(↓0.035)
1.5
(↓1)
12368
(+2)
58
(+3)
9
(+1)
13
(+1)
0.231
(↑0.001
2.440
(↓0.01)
3
(-)
ORIX
10110 0.476
(↑0.026)
4.5
(-)
12254
(+3)
66
(+2)
6
(-)
10
(-)
0.192
(-)
2.900
(↑0.08)
4
(1↓)
西武
9111 0.450
(-)
5
(↓0.5)
12259
(-)
71
(-)
12
(-)
6
(-)
0.208
(-)
2.710
(-)
5
(-)
ロッテ
8110 0.421
(-)
5.5
(↓0.5)
12452
(-)
49
(-)
5
(-)
25
(-)
0.205
(-)
2.100
(-)
6
(-)
日本ハム
7140 0.333
(↓0.017)
7.5
(↓1)
12257
(+5)
77
(+8)
16
(+2)
11
(-)
0.216
(↑0.001)
3.710
(↓0.24)