楽天(☆8対5★)日本ハム =リーグ戦6回戦(2022.04.21)・楽天生命パーク宮城=
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日本ハム
0022100005802
楽天
00600020X81102
勝利投手:石橋 良太(1勝0敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝1敗6S))
敗戦投手:立野 和明(1勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】近藤 健介(1号・3回表2ラン),今川 優馬(2号・4回表ソロ)
【楽天】島内 宏明(1号・3回裏2ラン),浅村 栄斗(2号・7回裏ソロ)

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◆楽天は2点を追う3回裏、小深田の適時二塁打と島内の2ランなどで一挙6点を奪い、逆転に成功する。その後1点差に迫られて迎えた7回には、浅村のソロとマルモレホスの適時打で2点を挙げ、リードを広げた。投げては、2番手・石橋が自身2年ぶりの白星。敗れた日本ハムは、先発・立野が誤算だった。

◆BIGBOSSが定石ではない采配で、乱打戦を揺さぶった。3点を追う4回無死一塁。新庄監督は5番野村佑希に対してセーフティーバントのサインを出した。犠打が決まって1死二塁とし、続く石井が中前適時打を放って2点差に迫った。 複数点を追い掛ける展開での犠打は、プロ野球ではあまり見られない。走者をためて、大量点を目指して一気に追いつき、追い越せと攻撃していくのが定石。しかも、クリーンアップを任せ、長打力もあるプロ通算1犠打の野村に対してのバント指令。これがハマって得点すると、たまらず楽天石井GM兼監督は先発高田孝を交代させた。この日は3回に近藤の1号2ランで先制も、その裏に6点を奪われて主導権を完全に奪われていた。直後の攻撃で、前夜は4打数無安打と打てなかった今川が汚名返上の2号ソロ。少し盛り返した勢いを、新庄監督の意外性あふれる采配で加速させた。今川は「昨日、チームの勝利に貢献できず悔しい気持ちがあった中、今日は切り替えて"大執念"で試合に臨みました」と、続く5回にも適時打を放って1点差に迫った。ハラハラドキドキ、BIGBOSSの目指す野球が詰まった仙台の夜になった。【木下大輔】◆20日楽天戦の今川VTR 「7番DH」でスタメン出場。3打数無安打で迎えた9回2死三塁、楽天が右腕の西口から守護神松井へ交代した場面で打席が回ってきた。ネクストバッターズサークルで気合を高めていた今川は新庄監督から「結果なんて気にしなくていいよ。この場を楽しんで、行け」とアドバイスを受けたが、結果は三振。試合後、新庄監督は「この間の(17日ロッテ戦の)万波君のケースがあったから。全然合ってない三振をしていて、ああいう結果(決勝の先制3号ソロ)が出たから。ああいう若い子には結果を出して自信が出て、自信をつけさせて育てていく」と明かした。

◆楽天が打ち勝ち、首位を守った。先発高田孝一投手は、今季先発予定が3度流れた中で、ようやくのマウンド。3回2死一塁で近藤に先制2ランを浴びた。打線は直後に奮起。3回1死満塁で2番小深田大翔内野手が右翼フェンスを直撃する走者一掃の3点適時二塁打で逆転。3番浅村栄斗内野手が右翼越え適時二塁打を放つと、4番島内宏明外野手が今季1号2ラン。この回6得点で一気に逆転した。 逆転した直後の4回、高田孝は今川にソロを浴びると、1死二塁で石井に中前適時打を献上。3回1/3を4失点で降板し、プロ初勝利はお預けとなった。それでもリーグトップの得点率を誇る打線が奮起。7回には浅村が2試合連発となる2号ソロ。ホセ・マルモレホス外野手の中前適時打で突き放した。これでチームは4カード連続の勝ち越し。首位を守った。

◆日本ハム吉田輝星投手(21)が連続無失点を7試合に伸ばした。今季初めての2日連続登板。5-6の6回に3番手として、直球を主体に無安打1四球で得点を許さなかった。「今日は調子が悪い方だったと思うけど、しっかり抑えられている」と振り返った。 先輩として慕っていた元チームメートの楽天西川遥輝外野手(30)との2度目の対戦だった。前日20日は遊飛に打ち取った。「絶対真っすぐで勝負したいと思っていた」と、3球とも直球を投げ込んだ。「ちょっと力んじゃって変な球が行ったけど、抑えられて良かった」と笑顔。西川から「ええ球やわ」と言われて喜んでいると「最後のは垂れてたけどな」とオチつきだったが褒められ、成長を見せることができた。この日は1死一塁の場面で中飛に抑えた。「三振を取りたかったけどいいバッターなので。『ストレートいいね』って褒めてもらえた。次は三振を取って恩返しできるように」と対戦を楽しんだ様子だった。

◆楽天打線が火を噴いた。2点を追う3回1死満塁、2番小深田大翔内野手が右翼フェンス直撃の走者一掃となる3点適時二塁打で逆転した。3番浅村栄斗内野手が右越え適時二塁打が続くと、4番島内の1号2ランでこの回一気に6得点。豪快に試合をひっくり返した。5回に1点差まで詰められるも、7回先頭の浅村が右翼へ2戦連発となるソロ本塁打、無死二塁でマルモレホスの中前適時打で突き放した。 今季ここまで、リーグ最少の16試合で最多74得点をマークする。開幕から好調を維持する打線を、石井GM兼監督は「後手に回らずしっかりとスイングをするということ。スイングしていく中で、積極的に打つ。追い込まれても粘り強くバッティングすることができている」と分析する。19日には日本ハム加藤にわずか90球での完封を許したが、逆に言えば早いカウントから勝負をしかけていった結果。振って、振って、相手投手にプレッシャーをかけ続けている。4カード連続の勝ち越しで、2位ソフトバンクとの差を1・5に広げた。シーズンはまだ始まったばかりだが、9年ぶりの優勝へ向けて雰囲気はいい。積極スイングで、試合の流れをつかんでいく。【湯本勝大】▽楽天小深田(3回1死満塁で、右翼フェンス直撃の走者一掃となる3点適時二塁打)「満塁だったので絶対に打つと決めて打席に入りました。いい結果になって良かったですし、チャンスで回してくれた先輩方に感謝です」

◆楽天石橋良太投手(30)が、2年ぶりの白星を挙げた。 先発高田孝が3回1/3を4失点で降板。4回1死一塁の場面で、2番手としてマウンドに上がった。先頭ヌニエスを139キロフォークで空振り三振に打ち取ると、続くアルカンタラを一ゴロ。流れを引き渡さなかった。打線が直後に6得点で逆転。5回に失点を喫したが、1回2/3を1失点で切り抜けた。勝利投手は19年7月5日ロッテ戦以来。「勝っている状態で次の投手につなげられてよかった」とうなずいた。

◆楽天の4番島内宏明外野手(32)に待望の1発が出た。3回1死二塁の第2打席。1ボールから日本ハム立野の低め142キロ直球をたたいた。右翼席中段へ運ぶ特大の1号2ラン。この回6点目を奪った打撃で、チームを活気づけた。「今年もしかして1本も打てないんじゃないかと思っていたので、まずホッとしています」と安堵(あんど)。今季67打席目の快音に笑顔だった。

◆日本ハム今川優馬外野手(25)が楽天6回戦(楽天生命パーク)で2号ソロを含む2安打2打点をマークした。「今日打たないと、後はないと思っていた」。 前夜は7番DHでフル出場も4打数無安打。最終9回は1発が出れば同点となる場面で新庄監督から「任せた」と打席に送られたが、空振り三振に終わっていた。「あんな、ふがいない結果だったんですけど...」と、引きずる気持ちを前向きにさせてくれたのがBIGBOSSだった。試合前練習中に「3番でいく」とスタメンを伝えられた。今川 本当に感謝ですね。そのひと言がなければ、打てなかったらどうしようと消極的な気持ちで今日の打撃も生まれなかったと思う。本当感謝です。4点を追う4回先頭。初回の第1打席で空振り三振を喫していたスライダーを狙い打った。試合中に発信したコメントは「大執念」。5回の適時打は「大大執念」。守備でも春季キャンプから練習してきたバックホームで走者を刺した。とにかく「こんな成績で使っていただいている。結果を出して(新庄監督に)恩返しするしかない」と、強い気持ちでプレーを続けた。20日の試合後は万波にも救われていた。宿舎で素振りをするのがルーティンも「1人だと、ずっと悪い気持ちにしかならない」。その様子を察して素振りを誘ってくれた万波から「結果は出てないけど、やることはやってきているはずなので大丈夫です」と声をかけられた。今川は「僕もあいつが打てなかったら同じ思いをします。2人でいつかレギュラーを取れるように」。執念は、簡単には消えない。次は、熱い思いを勝利へつなげる。【木下大輔】

◆日本ハム吉田輝星投手(21)が連続無失点を7試合に伸ばした。 今季初登板となった3月27日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)では先発して4回3失点だったが、リリーフとしては無失点投球が続いている。「1イニング、1イニングなので。先発の時よりか調子悪い時も...今日とか調子悪い方だったと思うんですけど、しっかり抑えられているし、工夫はしっかり1イニングだったらできていると思います」と、現状を分析した。この日は今季初めての連投だった。5-6の6回に3番手として登板。調子が悪かったと言いながらも全13球のうち、直球が12球と押して、無安打1四球で無失点ときっちり結果を残した。

◆主砲に待望の1発が出た。楽天島内宏明外野手(32)は3回1死二塁の第2打席、1ボールから日本ハム立野の低め142キロ直球をたたいた。右翼席中段へ運ぶ特大の1号2ラン。この回6点目を奪った打撃で、チームを活気づけた。「今年もしかして1本も打てないんじゃないかと思っていたので、まずホッとしています」と安堵(あんど)。今季67打席目の快音に笑顔だった。 例年スロースターター気味だが、今季は特に強くバットを振れていない感覚がある。「今ちょっとフォームも結構ぐちゃぐちゃなので、あんまり状態もいいとは言えない」と打ち明ける。意識するのはとにかくボールを「しばく」こと。強いスイングを心がけ、5試合連続安打中と上向き。光が見えつつある。不動の4番も、その座を拒否し続けているのはファンの中ではおなじみ。「長打力があって、しっかりチャンスでかえせる人が適任かなと思うんですけど...」とポツリ。昨季打点王の実績を持っているが、満足はしていない。自重する主砲を中心に、今季の打線は好調。リーグ最少の16試合で最多74得点を挙げる。開幕から好調を維持する打線を、石井GM兼監督は「後手に回らずしっかりとスイングをするということ。スイングしていく中で、積極的に打つ。追い込まれても粘り強くバッティングすることができている」と分析する。19日には日本ハム加藤にわずか90球での完封を許したが、逆に言えば早いカウントから勝負を仕掛けていった結果。振って、振って、相手投手にプレッシャーをかけ続けている。4カード連続の勝ち越しで、2位ソフトバンクとの差を1・5に広げた。シーズンはまだ始まったばかりだが、9年ぶりの優勝へ向けて雰囲気はいい。積極スイングで、試合の流れをつかんでいく。【湯本勝大】

◆楽天小深田大翔内野手(26)が、先発起用に応えた。2点を追う3回1死満塁で打席に入ると、カウント3-1から、立野の内角147キロ直球を振り抜いた。右翼フェンス最上部を直撃する走者一掃の3点適時二塁打となった。「満塁でカウント的にも有利だったのでそこはしっかり。思い切っていけたんじゃないかなと思います」と会心の一打だった。 試合前時点で6試合に出場したが、先発は2度。代走起用が多かった。また、本職の遊撃手ではなく、外野での出場も。「ベンチからのスタートでも代走だったりとかできる準備はしっかりしてという感じで毎日やっていた」。1日から新型コロナウイルス陽性判定を受け、一時離脱をするなど悔しさもあった。「でもしょうがないので復帰してから体を動かせるようにという気持ちの部分だけ持っていた」と話す。16日ソフトバンク戦から1軍復帰。淡々と出番に備えていた。試合後は2年ぶりのお立ち台にも立った。ヒーローにプレゼントされる「楽天ポイント」10万ポイントの使いみちは「これから考えていきます」と控えめに笑った。石井GM兼監督からも「しばらく出場なかったけど、ぽんと出た時にしっかりと仕事できる状態っていうのを練習の中でもやってくれている」と信頼を寄せられていた。

◆日本ハム万波中正外野手(22)が、BIGBOSSの予言通りの1発でチームを快勝に導いた。 22日ソフトバンク戦(札幌ドーム)の1回、併殺崩れで1点を先制した直後の2死一、三塁から、追加点となる4号3ラン。試合前に「今日は万波君に期待したい」と話していた新庄剛志監督(50)の期待に応えた。万波を含む3本塁打が飛び出したチームは、今季最多12得点で開幕3連敗を喫したソフトバンクに雪辱した。BIGBOSSの"カンピューター"が、さえた。「6番ライト」で3試合ぶりにスタメン出場した日本ハム万波が1-0の1回、主導権を引き寄せる4号3ラン。ソフトバンクの先発、レイの初球だった。「ゾーンを上げて、浮いてきた球を全部いっちゃおう」と、外角カットボールをフルスイングで左翼ポール際に運んだ。ベンチの新庄監督も、万歳のちガッツポーズ。打った本人は「やっぱ"カンピューター"すげえなって思いますね」と、感心しきりだった。新庄監督の「今日はちょっと万波君に期待したい」という試合前の"予言"が的中した。実は前日21日楽天戦の試合前練習から、BIGBOSSの薦めで新しい練習に着手していた。「外のボール球を中途半端に振ることが多かったので、変えてみよう。高~いピッチャーフライを打ちなさい」。BIGBOSSが現役最終年に取り組んだという練習法で、コンパクトにバットが出るようになるという。練習後に挑んだ21日の試合、代打で途中出場し、空振り三振に倒れた万波のスイング軌道やグリップ位置を確認したBIGBOSSは「タイミングが合って、すごくいい振り。明日(22日)スタメン」と、即決した。この日、本塁打を含む2安打4打点で期待に応えた万波は「今日も『大げさでいいから』とアドバイスを受けて、それがいい結果につながった」と誇らしげだ。万波を育てるにあたり、開幕カードで敵将の藤本監督から「とにかく(バットを)振らせなさい」と助言をもらっていたBIGBOSS。辛抱強く、将来を担う若手の起用を続けている。快勝に「あまり、こういう試合は好きじゃない。緊張感を持ってやる方が好き」と不満げだったが「今日の6番起用、当たったね~」と、自分の"カンピューター"にはご満悦。これ以上ない形で開幕3連敗の雪辱を果たし、上位浮上へ弾みを付けた。【中島宙恵】?▼日本ハムはここまでリーグ最多の19本塁打。最下位に沈んでいるが、本塁打数は開幕からリーグトップを維持している。22試合のうち本塁打が出なかったのは半分以下の9試合だけで、2本以上が4度は西武に並んでリーグ最多タイ。?○...伊藤大海が大量援護に救われ、2勝目を挙げた。3者凡退は初回のみと、リズムに乗れず窮屈な投球。それでも味方打線が2回までに7得点し、背中を押されて投げ抜いた。6回を今季ワースト10安打も3失点の粘投。「まず負けないことが1つ大前提にある。その中でどれだけ自分らしいパフォーマンスが出来るか、ものすごく大事かな」と自分に及第点を与えた。▽日本ハム石井(6回、右越え3号2ラン)「点差はありましたが、1点ずつ追加点を取りたいと思っていたので、最高の結果になって良かったです」▽日本ハム松本剛(2回、5試合連続安打となる右前適時打)「初回、2回といい形で攻撃できていたので何とかヒットを打ちたいと思って打席に入りました」▽日本ハム近藤(4回に2戦連発の右越え2号2ラン)「毎年だけど、出る時にバババンって出る。今日も右方向に打てればいいかなというところで本塁打だった。強引になりすぎず。次の打席に良い感じで出たので次戦につながるようにやっていきたい」

◆日本ハム万波中正外野手(22)が、BIGBOSSの予言通りの1発でチームを快勝に導いた。22日ソフトバンク戦(札幌ドーム)の1回、併殺崩れで1点を先制した直後の2死一、三塁から、追加点となる4号3ラン。試合前に「今日は万波君に期待したい」と話していた新庄剛志監督(50)の期待に応えた。万波を含む3本塁打が飛び出したチームは、今季最多12得点で開幕3連敗を喫したソフトバンクに雪辱した。 ▽新庄ビッグボス予言の書3月6日オープン戦・巨人戦(札幌ドーム) 試合途中から三塁コーチャーを務め、万波に「バックスクリーンにホームランを打て」のサインを出した。万波にサインは伝わっていなかったが、中堅へソロアーチ。4月8日楽天戦(札幌ドーム) 試合前、この日昇格の上野について「オレが上野君を上げてとお願いした」。「9番ショート」でスタメン起用し、第1打席でプロ初安打。17日ロッテ戦(ZOZOマリン) 林ヘッドコーチに「バックスクリーンの本塁打で1点入るぞ」と宣言。チームは延長10回、万波の3号ソロで1安打勝利した。「打った瞬間『当たったよ』って(林ヘッドに)言ったら『バックスクリーンじゃなかったです。バックスクリーン右でした』って。一緒やろ」と、苦笑い。

◆プロ2年目で初めて開幕ローテーション入りした楽天・高田孝一投手(23)が、開幕してチーム16試合目でようやくマウンドに上がった。「キャンプ、オープン戦は指先だけの投球でボールに力が伝わらなかった。遠投を取り入れて体を大きく使って投げ始めた3月下旬あたりからは少しずつ直球の強さも出てきている。一番の理想は0点に抑えることだが、6回2失点ぐらいを目指してやります」雨天中止や新型コロナウイルスの集団感染による試合延期の影響で、登板が実に3度も流れていた。待ち焦がれた今季初登板。「やっと投げられるなという気持ちが一番強い」と心を躍らせた。法大から2021年ドラフト2位で入団した右腕。昨季は先発でプロ初登板した6月26日のソフトバンク戦で一回に死球を与えて、わずか16球で危険球退場となった。悪夢の一戦以来の先発。立ち上がりから最速152キロを計測し、三回2死まで打者8人に対して、全て空振りの5奪三振。しかし、宇佐見に初安打を許すと、続く近藤に右翼席に運ばれて先制点を与えた。それでも、直後に味方打線が打者一巡の猛攻で6点。大量援護をもらったが、四回にも今川に一発を浴びるなど、3回?を4安打4失点で降板。プロ初勝利はお預けとなり、「調子自体は悪くなかった。野手の皆さんに逆転していただいた直後に失点してしまったことが反省」と唇をかんだ。(東山貴実)

◆楽天は2点を追う三回に小深田の3点二塁打、島内の1号2ランなど打者一巡で6得点。6―5の七回に浅村のソロとマルモレホスの適時打で突き放した。2番手石橋が2季ぶりの白星。日本ハムは4番手宮西の乱調が痛かった。

◆天国に届ける勝利だった。楽天・石井一久監督(48)は、愛犬であるトイプードルの雌「ペロ」が先週に亡くなったことを明かし「12年間、寄り添った。人間でいえば87歳ぐらい。これも人生の別れ。天国で楽しく過ごしてくれればいいな、と思います」と、表情に悲しみをあふれさせた。2010年3月に飼い始め、西武時代にはお立ち台に上がるたびに散歩デビューやワクチン接種したことなどをファンに報告。今春のキャンプでも、毎日のように自宅とのビデオ通話で愛犬に話し掛けてきた。3月31日以来、今季2度目の先発に起用した3年目・小深田が0―2の三回1死満塁で右翼フェンス最上部を直撃する走者一掃の二塁打。指揮官は「存在感を出してくれた」と目を細めた。ペットロスを乗り越えてのV報告こそが最高の供養となる。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1240 0.750
(↑0.017)
-
(-)
12774
(+8)
43
(+5)
12
(+2)
14
(+2)
0.241
(↑0.006
2.580
(↓0.16)
2
(-)
ソフトバンク
1271 0.632
(↓0.035)
1.5
(↓1)
12368
(+2)
58
(+3)
9
(+1)
13
(+1)
0.231
(↑0.001)
2.440
(↓0.01)
3
(-)
ORIX
10110 0.476
(↑0.026)
4.5
(-)
12254
(+3)
66
(+2)
6
(-)
10
(-)
0.192
(-)
2.900
(↑0.08)
4
(1↓)
西武
9111 0.450
(-)
5
(↓0.5)
12259
(-)
71
(-)
12
(-)
6
(-)
0.208
(-)
2.710
(-)
5
(-)
ロッテ
8110 0.421
(-)
5.5
(↓0.5)
12452
(-)
49
(-)
5
(-)
25
(-)
0.205
(-)
2.100
(-)
6
(-)
日本ハム
7140 0.333
(↓0.017)
7.5
(↓1)
12257
(+5)
77
(+8)
16
(+2)
11
(-)
0.216
(↑0.001
3.710
(↓0.24)