西武(☆4対0★)ロッテ =リーグ戦4回戦(2022.04.19)・ベルーナドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:スミス(1勝0敗0S)
敗戦投手:小島 和哉(0勝2敗0S)

本塁打
【西武】愛斗(2号・2回裏3ラン)

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◆西武は2回裏、愛斗の3ランで先制に成功する。そのまま迎えた6回には呉の犠飛で1点を加え、リードを広げた。投げては、先発・スミスが7回無安打無失点の力投。その後は2投手の継投でリードを守り、スミスは来日初勝利を挙げた。敗れたロッテは、打線が沈黙した。

◆西武山川穂高内野手(30)が、1軍に合流した。3月30日に、軽度の右太もも裏肉離れを負い、離脱していた。試合前の練習では、守備練習を含め、フリー打撃では柵越えを連発。「予想していた以上に早く復帰することができたのも、治療をしていただいたメディカルスタッフのみなさんのおかげで、感謝の気持ちしかありません。体調は万全で、打つ方は全く問題ないのですが、慎重になるところはあると思います」と、復帰をサポートしてくれた周囲へ感謝の気持ちを込めた。 開幕から5試合で18打数8安打のうち4本塁打と猛打を発揮していただけに、致命的な痛手となった。チームは山川離脱後、7連敗を含む3勝10敗1分け、借金4と大苦戦。負傷後、17日のファームでの練習試合で復帰し、2打席立って即復帰となった。「まだ124試合も残っていますし、当然巻き返していけると思っています。今日の試合はケガをしないよう(笑い)、チームの力になれるよう頑張ります」。指名打者での出場が濃厚となっている。

◆西武山川穂高内野手が戻ってきた。軽度の右太もも裏肉離れから約3週間ぶりに復帰し、「4番指名打者」でスタメン。第2打席まで無安打も、6回無死一塁での第3打席、カウント1-1から左前安打を運びチャンスを広げた。試合前に「体調は万全で、打つ方は全く問題ないのですが、慎重になるところはあると思います。ケガをしないよう、チームの力になれるよう頑張ります」と話していた。開幕直後から打ちまくっていた。2戦目に今季1号を放つと、開幕4試合で4発。8安打の半分が本塁打という当たりようだった。しかし、3月30日の日本ハム戦で三塁ベースを回ったところで急ブレーキをかけた反動で負傷。痛すぎる離脱だった。当初の予想以上の早さで戦列復帰し「治療をしていただいたメディカルスタッフのみなさんのおかげで、感謝の気持ちしかありません」と、周囲のサポートに感謝していた。

◆ロッテ打線に「0」が並ぶ。8回完全投球の佐々木朗に1点も援護できずに敗れた17日の日本ハム戦から2日後、この日も西武スミスの前に7回まで無安打。4回1死から四球で出た走者福田秀は、2ボールからのけん制死であっさりと流れを止めた。初ものに弱い。12日のソフトバンク戦(長崎)でも支配下登録されたばかりの19歳田上に対し、5回までマーティンの二塁打1本のみ。150キロ近い直球にフライアウトを量産し、そのわずか1週間後、来日初登板の右腕に同じような拙攻を繰り返した。18試合を終え、先発陣は11度のQS(クオリティースタート=6投球回以上で自責点3以内)を達成している。だが、そのうち5度で白星がついていない。この日の先発小島も、悪いながら6回4失点で何とか粘った。打線がついてこなければ勢いに乗れない。

◆西武の新外国人バーチ・スミス投手(32)が、来日初登板初勝利を挙げた。4回1死からロッテ福田秀に四球を出すまでパーフェクト投球。走者を出してもけん制で仕留め、再び凡打の山を積み重ね、7回まで球数96球で1四球のみの無安打無失点に封じた。継投でマウンドを降りたが「今日は準備万全でマウンドに上がることができたよ。緊張感と、やってやるぞ、という気持ちがちょうどいいバランスだったね。ベルーナドームのマウンドも投げやすかったし、キャッチャーの柘植のリードも素晴らしかったよ」と充実感を漂わせた。来日から約1カ月でのデビュー戦。同僚のエンスからは「ストライク先行でいくことが大事」と助言を受け、マウンドに上がっていた。最速155キロと力強い直球に加え、ナックルカーブがさえ渡り、1本もヒット打たれない快投に「もちろん最初から狙ってたわけではないけど、途中からは気付いていたよ。でもあまり意識しないようにしていたよ」といたって冷静。「ノーヒットだろうが大差だろうが、1球1球丁寧に投げることに変わりはないからね」と無欲のマウンドだった。次回登板では連続無安打イニングが続く。「そうだね(笑い)。でもそれはまた投げてみないとわからないよ。とにかく今日は柘植の配球、バックの守備、それから打撃陣に助けてもらったね」と新たなチームメートに感謝した。

◆西武バーチ・スミス投手(32)が来日初登板で無安打投球を続ける快投を見せたが、7回で降板した。150キロ超えの速球を主体にロッテ打線をねじ伏せた。許した走者は4回の福田秀への四球だけ。福田秀をけん制で刺し、盤石の投球で7回まで96球、打者21人で片づけた。だが7回後にベンチで首脳陣らと話し合い、8回のマウンドには上がらなかった。デビュー戦でのノーヒットノーランなら87年の近藤真一(中日)以来の快挙だった。一方のロッテは佐々木朗希投手(20)が完全試合を達成し、さらに17イニング連続無安打を継続しているが、この日の打線はピンチに立たされた。しかし西武2番手の平良が8回にロッテ菅野に二塁打を許し、Hランプが灯ってしまった。継投でのノーノーは過去5度あったが、チームとしても快挙を逃した。

◆ロッテが西武投手陣の継投の前に、わずか1安打に封じられた。来日初登板の西武スミスに7回まで無安打に抑えられた。井口資仁監督(47)は「ミーティングして、打撃コーチからもいろいろありましたけど、それがなかなかできなかった」とし「もう少し荒れる感じかなと思っていたら、非常にまとまっていた感じ」と振り返った。8回、西武平良から菅野が右翼線二塁打を放ったのがチーム初安打。その1本だけで敗れた。12試合連続安打中の主砲ブランドン・レアード内野手(34)が、17日に受けた死球を考慮しベンチを外れた。復帰は早くても週末のオリックス3連戦(京セラドーム大阪)になりそうだ。代わってレオネス・マーティン外野手(34)が4番に入ったが、3打数無安打だった。開幕戦から18打席連続無安打と苦しんだマーティンは、現在は19打席連続で無安打と苦境が続く。井口監督も「ほぼ1割台なので、そのへんもちょっと考えていかないと」と悩むところだ。ロッテはこれで今季2度目の4連敗となり、借金は2に。8回パーフェクトに抑えた佐々木朗を援護できなかった17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)から、18イニング連続無得点となった。【金子真仁】

◆西武山川穂高内野手(30)が戻ってきた。軽度の右太もも裏肉離れから約3週間ぶりに復帰し、「4番指名打者」でスタメン。6回無死一塁での第3打席、カウント1-1から左前安打を運びチャンスを広げた。当面は指名打者で起用する方針。山川は「体調は万全で、打つ方は全く問題ないのですが、慎重になるところはある」と、徐々にギアを上げていく。▽西武愛斗(2回に2号3ラン) ずっとふがいない成績だったんで自分が出るときに、またつかみ取れるように準備していました。

◆ロッテ小島和哉投手(25)が今季2敗目を喫し、初勝利は持ち越しとなった。雨天中止によるローテ再編で、前回4月9日オリックス戦での土曜日登板から、中9日での火曜日登板へ変更していた。登板前日には「週の頭ですし、自覚を持って長いイニングを投げられるように頑張ります」と話していたが、初回からボール先行で苦しんだ。打者1巡目は打者9人のうち7人に、初球がボール球になった。「結構ボールがばらついていたので、早い段階から苦しい投球になってしまった」。2回2死一、二塁では8番愛斗に対してカウント3-0となり、2ストライクまで立て直したが、勝負球のチェンジアップが浮いて手痛い先制3ランを浴びた。小島は9日のオリックス戦でも、佐野皓に決勝3ランを浴びている。投手陣全体での被本塁打6本は、19日終了時点で12球団最少と粘っているものの、黒星に直結してしまう本塁打が目立っている。

◆西武バーチ・スミス投手(32)が来日初登板で無安打投球を続ける快投を見せたが、7回で降板した。150キロ超えの速球を主体にロッテ打線をねじ伏せた。許した走者は4回の福田秀への四球だけ。福田秀をけん制で刺し、盤石の投球で7回まで96球、打者21人で片づけた。だが7回後にベンチで首脳陣らと話し合い、8回のマウンドには上がらなかった。デビュー戦でのノーヒットノーランなら87年の近藤真一(中日)以来の快挙だった。▽西武豊田投手コーチ(スミスの交代に) 今までファームでもそこまで投げてきていないし、ノーヒットではありましたが、タイミング的にも代えた方が良いと判断しました。初めてだったので疲れが出ると思いますけど、次回に向けて頑張ってもらいたいです。

◆8回表、西武辻監督は投手交代を告げた。新外国人バーチ・スミス投手(32)が来日初登板で、7回まで無安打投球を披露。出した走者は4回福田秀への四球のみで、1本のヒットも許さなかった。それでも継投を選択。豊田投手コーチと話し、交代を決めた指揮官は「もうだめでしょう。あの球を見てたら。『あれが精いっぱい』という話」と、序盤に比べ球威の落ちた状態を見極めた。ベールに包まれていた新助っ人は初回から本領発揮した。先頭高部を、追い込んでから152キロ直球で空振り三振。2番福田秀は初球ナックルカーブでタイミングを外し、左飛に打ち取った。3番中村奨はこの日最速の155キロで空振り三振に仕留めた。ほぼこの2球種で快投を演じ「本当はもう少し投げられたらよかったけど、少し疲れも出てきて、監督からここまでで大丈夫、ということを言われたので」。2巡目以降は直球が140キロ台後半に。自身も納得の交代だった。メジャー5球団を渡り歩いた苦労人。15年に右肘靱帯(じんたい)再建手術を受け、4年間メジャーの舞台から遠ざかった。そんなブランクをへて復活を遂げただけに「フィールドでプレーできることにすごく情熱を持っている」と自己分析する。熱いハートを持ちながら、唯一出した走者もけん制で仕留める器用さもみせた。2日前、ロッテ佐々木朗が8回パーフェクト投球で降板し話題になった。辻監督監督の念頭には一切なく、迷いもなかった。「それは全然。7回のあの球見たら、しんどいなというところです」。5回をメドに託した先発マウンド。7回で打者21人、"準完全"で初登板初勝利を挙げた。チームの連敗を2でストップする満点回答。令和の怪物に負けじと、次回登板も0を刻む。【栗田成芳】

◆西武のスミスが7回無安打無失点と快投し、来日初登板を白星で飾った。巧みに緩急をつけ、許した走者は四回の四球の1人だけだった。打線は二回に愛斗の3ランで先制し、六回に呉念庭の犠飛で加点した。ロッテは4連敗。

◆来日初登板となった西武の新助っ人、バーチ・スミス投手(32)が7回を投げて許した走者は四球による1人だけという無安打無失点投球を披露し、初白星を飾った。「緊張感と、やってやるぞ、という気持ちがちょうどいいバランスだったね。ベルーナドームのマウンドも投げやすかったし、キャッチャーの柘植のリードも素晴らしかったよ」一回の先頭打者、高部の空振り三振からスタート。最速は155キロを計測し、鋭く曲がって落ちるナックルカーブも効果的で、ロッテ打線を制圧。許した走者は四回に福田秀に与えた四球だけで、その走者もけん制で刺した。七回を投げ終えて96球となり交代したが、打者21人を無安打無失点と最高の日本デビュー登板となった。「(無安打投球は)もちろん最初から狙ってたわけではないけど、途中からは気付いていたよ。でもあまり意識しないようにしていたよ。ノーヒットだろうが、大差だろうが、一球一球丁寧に投げることに変わりはないからね」とクールに振り返った。

◆ロッテの小島は序盤の制球の乱れが響き、6回6安打4失点で2敗目を喫した。今季3試合目の登板でも勝利がなく、チームは4連敗を喫し「球がばらついていた。早い段階から苦しい投球になってしまった」と悔やんだ。0―0の二回1死から外崎に右前打を許すと続く呉念庭には四球を与え、2死一、二塁で愛斗にフルカウントから低めのチェンジアップを捉えられ、左翼席への3ランとされた。六回も先頭打者から連打を浴び、呉念庭に犠飛を許して加点された。「自覚を持って長いイニングを投げられるように頑張りたい」と意気込んで臨んだが、踏ん張りきれなかった。

◆右太もも裏の肉離れで離脱していた西武・山川が「4番・DH」で復帰。六回の第3打席で三遊間を破る左前打を放ち、存在感を示した。「予想していた以上に早く復帰することができたのは、治療をしていただいたメディカルスタッフのみなさんのおかげ。感謝の気持ちしかありません」3月30日の日本ハム戦(札幌ドーム)での走塁で右脚の違和感を訴えて交代。今月1日に出場選手登録から外れた。昨年も3月30日の日本ハム戦で左太もも裏を肉離れし、戦線離脱。復帰まで1カ月かかったが、今季は約3週間の〝スピード復帰〟だった。さらに西武ファンを喜ばせたのは、先発した前アスレチックスの右腕、スミスが来日初登板で披露した快投だ。一回から最速155キロの直球と切れのあるスライダー、鋭く落ちるナックルカーブを武器にロッテ打線を沈黙させた。7回を投げ、許した走者は四回に福田秀に与えた四球だけと圧巻の投球だった。試合前、5位に低迷するチームを鼓舞するように山川が語った。「まだ124試合も残っていますし、当然巻き返していけると思っています」。主砲の復帰と期待の新外国人投手の好投は、明るいニュースになりそうだ。(湯浅大)

◆西武の愛斗が2試合連発となる先制の2号3ランで勝利を呼んだ。二回2死一、二塁で、フルカウントから小島のチェンジアップを、体勢を崩されながらも最後は左手一本で振り抜き、左翼フェンスぎりぎりに運び「2アウトだったので何とかしたいと思っていた。ランナーをかえせてよかった」と喜んだ。昨季自己最多の97試合に出場し、7年目の今季は開幕戦の先発出場を勝ち取ったが、打撃の調子がなかなか上がらなかった。4試合ぶりに出場した17日のオリックス戦で今季初本塁打を放ち手応えを得た。七回にも二塁打を放って今季初の2安打をマークし「ずっとふがいない成績だった。打率(1割7分1厘)を見たらまだまだだと思うのでこれからも打っていきたい」と話した。

◆西武・辻発彦監督(63)は来日初登板で無安打無失点投球を披露していたバーチ・スミス投手(32)を七回を投げ終えて交代させた理由を語った。中盤以降からやや球威が落ち、制球にも安定感が欠け始めていたこともあり、「投手コーチと話をした。もうだめでしょう。あの球を見ていたら。あれが精いっぱい」と振り返った。それでも当初は「五回までいってくれればいい」と考えており、「とにかく先に点をやらないように。最初から飛ばしてくれ」と話したという。指示通りにスミスは一回に155キロをマークするなど、テンポよく投げ込んだ。

◆ロッテは打線が今季ワーストの1安打に封じられ、4連敗を喫した。スミスの緩急をつけた投球に七回までは四球の走者1人しか出せず、救援も崩せなかった。2試合連続の零敗に井口監督は「追い込まれ方や内容が良くない。なかなか打てないですね」と苦笑いした。主軸のマーティンは4試合安打がない。監督は「(打率が)1割台なので、考えていかないといけない」と今後の起用法について含みを持たせた。

◆西武の新助っ人が、来日初登板で圧巻の投球を披露。バーチ・スミス投手(32)が7回無安打無失点で白星を手にした。「日本に来て、まず1勝目ができて、すごくホッとしいる。ノーヒットは途中から気付いたが、あまり意識しないようにしていた」一回は3番・中村奨を155キロの直球で空振り三振。スライダーやブレーキの効いたカーブも決まった。四回に福田秀に四球を与えて唯一の走者を許したが、すぐに牽制(けんせい)で刺した。新型コロナウイルスの影響で来日は3月上旬。日本の文化や野球に慣れることを優先させ、しっかりと調整した。七回を終えて96球ながら、球が暴れ出したこともあり、辻監督は「あの球を見たら、あれが精いっぱい」と交代を決断。米マイナーリーグで八回まで無安打無失点の経験がある右腕は「少し疲れが出た。勝ったのが何より」とチームの勝利を喜んだ。昨季まで西武に所属したニールは学生時代からの旧友で、この日の朝、「ストライクを打たせて取ること」と助言を受けてのマウンド。お立ち台では「可能な限り日本で長くプレーしたい」と笑みを浮かべ、ウイニングボールを大事そうに持ち帰った。(湯浅大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1040 0.714
(↓0.055)
-
(-)
12962
(-)
36
(+2)
9
(-)
10
(-)
0.233
(↓0.008)
2.450
(↑0.04)
2
(-)
ソフトバンク
1251 0.706
(↑0.018)
-0.5
(↓1)
12564
(+3)
52
(-)
7
(-)
12
(+2)
0.232
(-)
2.440
(↑0.14)
3
(-)
ロッテ
8100 0.444
(↓0.027)
4
(-)
12552
(-)
46
(+4)
5
(-)
25
(-)
0.213
(↓0.009)
2.090
(↓0.12)
4
(-)
ORIX
8110 0.421
(↓0.023)
4.5
(-)
12448
(-)
62
(+3)
6
(-)
9
(+1)
0.190
(↓0.004)
3.040
(↑0.11)
4
(1↑)
西武
8111 0.421
(↑0.032)
4.5
(↑1)
12356
(+4)
71
(-)
12
(+1)
6
(-)
0.210
(↑0.001
2.850
(↑0.16)
6
(-)
日本ハム
7120 0.368
(↑0.035)
5.5
(↑1)
12450
(+2)
65
(-)
14
(+1)
11
(+1)
0.218
(↓0.001)
3.420
(↑0.19)