楽天(★0対2☆)日本ハム =リーグ戦4回戦(2022.04.19)・楽天生命パーク宮城=
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日本ハム
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楽天
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勝利投手:加藤 貴之(2勝1敗0S)
敗戦投手:田中 将大(2勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】宇佐見 真吾(1号・2回表2ラン)

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◆日本ハムが投手戦を制した。日本ハムは両軍無得点で迎えた2回表、宇佐見の2ランで先制する。投げては、先発・加藤が9回3安打無失点の快投。今季初の完封で2勝目をマークした。敗れた楽天は、先発・田中将が8回2失点の力投を見せるも、打線が沈黙した。

◆楽天西川遥輝外野手(30)が好調だ。 開幕から13試合出場して47打数17安打、打率3割6分2厘。5日西武戦から7試合連続安打中で、8~10日の日本ハム3連戦では11打数5安打、打率4割5分5厘の活躍だった。今日も古巣相手から猛打出るか。

◆日本ハム松本剛内野手(28)がチームに再合流した。17日のロッテ4回戦(ZOZOマリン)は新型コロナウイルスの接触リスクを踏まえて自主待機したため、欠場していた。両リーグトップの打率4割をマークする背番号12は元気よく試合前練習に参加し、チームにとって今季初の3連勝を目指す1戦に向けて備えた。

◆日本ハムが今季初の3連勝へ向けて幸先よく先制した。2回2死一塁の場面で宇佐見真吾捕手(28)が、楽天田中将大投手(33)から右翼席へ1号2ランを放った。「打った瞬間、いい感触だったので、なんとかスタンドまでいってくれという気持ちでした。先制点を取ることができて良かったです」と笑顔。新庄BIGBOSSも満面の笑みで宇佐見を出迎えた。

◆BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)が率いる日本ハムが今季初の3連勝をマークした。 勝利の立役者は先発した加藤貴之投手(29)だった。9回を90投げ切り、今季初完封で2勝目。9回完投の最少投球数(71球)を70年ぶりに塗り替えそうなほどの超省エネ投球だった。打線も2回、加藤の女房役の宇佐見真吾捕手(28)が決勝の先制1号2ランを放って援護。これで日本ハムは3カード連続で初戦を勝利。波に乗ってきた。

◆楽天宋家豪投手(29)が、今季初登板を果たした。2点を追う9回に2番手としてマウンドに上った。直球は最速145キロ止まりだったが、変化球やツーシームを織り交ぜ、松本剛を三ゴロ、渡辺を遊ゴロ、石井を左飛と、打者3人で打ち取った。「ようやく1軍に戻ってこられた」と満足げだった。2月は1軍キャンプを送っていたが、母親を亡くしたため、キャンプ途中で台湾に一時帰郷。新型コロナの隔離期間をへて、3月中旬にはチームに戻ったが、体を作り直し、ファームで調整を続けてきた。この日、選手登録され、すぐに登板の機会が与えられた。「母も試合を天国から見られるようにとの思いを込めて、母が生前一番好きだった曲を今日の登場曲として流しました」とテレサ・テンの曲を選曲。思いを込めた投球で、日本ハム打線を打ち取った。「しっかりとしたピッチングを母に見せることができたと思います。これからも変わらずチームの勝利のために頑張りたいと思います」と思いを打ち明けた。

◆日本ハム加藤貴之投手(29)が、100球未満で完封する「マダックス」達成で、今季2勝目を挙げた。異次元の省エネ投法で、わずか90球で完投。「野手の方のいいプレーもありましたし、宇佐見の配球も良かったです」。持ち味の緩急で楽天打線を手玉に取り、3安打1四球に抑えた。序盤、味方の好守に助けられて波に乗った。相手が楽天の田中将大投手(33)ということもあり「長いイニングを投げることと、チームが勝てるように、テンポ良く投げようと思いました」。7回を終えて56球。唯一のピンチは、8回1死一、二塁。「自分でつくったピンチだったので、なんとか自分でアウトを取りたいと思って必死で投げました」と、踏ん張った。昨季も10月に楽天生命パークで、プロ初完投勝利を無四球完封で飾った。敵地でのヒーローインタビューに「いい球場です」。いつものポーカーフェースが、ほんの少しほころんだ。

◆BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)が90球で今季初完封勝利を挙げた加藤貴之投手(29)の快投を「カドックス」と命名した。100球未満での完封をメジャーでは「マダックス」と呼ぶ。自身初のマダックス達成となった加藤の投球に、BIGBOSSも試合後は大興奮。「カドックス。安心感バリバリありました。素晴らしかった」と絶賛した。新庄監督が褒めたのは、加藤が投げていた100キロ台のスローカーブだった。「何がいいって、あのカーブ。バッターからすると、カーブってめちゃくちゃ見えるから、打てる気がして手を出したらゴロってパターン。まさにカドックス。カドックス分かる? マダックスは、来たっと思ったらゴロばっかり。頭にくる素晴らしいピッチャー」と、自身のメジャー時代の思い出もよみがえらせながら、加藤をたたえていた。

◆日本ハム女房役がバットで強力援護だ。宇佐見真吾捕手が今季1号となる先制の決勝2ラン。2回2死一塁、楽天田中将のツーシームを右翼席へ運んだ。春季キャンプ中に新庄監督から指導を受け、打撃改造に取り組む。「自分のバットで(先制点を)取れたのは本当に良かった」。新庄監督も「ずっと最後まで残って練習して。その結果が大事な場面で出た」と大喜びだった。

◆楽天は、投手が粘るも打線が粘り切れなかった。先発田中将大投手が2回2死一塁で、宇佐見に甘く入った144キロツーシームを捉えられ、先制2ランを献上。2回まで44球を要したが、以降は変化球を効果的に使い、8回6安打2失点でまとめた。打線は日本ハム加藤を前に3安打無得点と沈黙。ストライクゾーン内で勝負され、90球で打ち取られた。それでも石井一久GM兼監督は「球数は後付けの結果。ストライクをスイングしているので、それは悪いことではない」と切り替えた。連勝は2で止まり、2位ソフトバンクが勝利。マイナス0・5差で首位を守った。打線自体も今季14試合で62得点と、リーグトップの得点率。完封負けも1敗に過ぎない。指揮官は「バッターはいいアプローチをしている。長いシーズンなのでチームとしても色を出していければいい」と前を向いた。▽楽天田中将(8回6安打2失点で今季初黒星) 結局ホームランで命取りになってしまったゲームだったが、全体的にはバランス良く崩せていたのかなと思う。粘って我慢して辛抱して、流れがなんとかくるまで、と思って投げていた。

◆日本ハム加藤貴之投手(29)が、100球未満で完封する「マダックス」達成で、今季2勝目を挙げた。持ち味の緩急で楽天打線を手玉に取り、3安打1四球に抑えた。▼加藤が90球で完封勝利。投球100球未満の完封は、16日ヤクルト戦のDeNA上茶谷大河(91球)以来だが、90球以下では08年7月20日西武戦のロッテ渡辺俊介(88球)以来14年ぶり。イニング別投球数は、1回122回103回64回105回76回57回68回179回17合計90球。7回まで56球。9回完投のプロ野球最少は52年柴田英治(阪急)と57年植村義信(毎日)の71球だが、一時は70球台を狙えるペースだった。▼加藤は昨年10月18日楽天戦(楽天生命パーク)で先発通算106度目にして初完投(初完封)し、先発試合数で史上最も遅い完投を記録している。プロ2度目の完投も同じ球場で同じ相手に完封でマークした。

◆日本ハム加藤貴之投手(29)が今季初の完封勝利を挙げた。球数は90球。100球未満の完封を意味する「マダックス」を自身初めて達成し、2勝目をマークした。新庄剛志監督(50)はチームに今季初の3連勝をもたらしたサウスポーの省エネ快投を「カドックス」と命名した。まだ桜が咲き誇る仙台で、加藤の投球が満開となった。気温10度以下の花冷えナイター。90球目を投げた時点は7・8度。最後の打者、山崎を空振り三振に打ち取ると、左手でポンッとグラブをたたいた。ポーカーフェースの左腕の喜びは、それだけ。昨年10月に104球でプロ初完投初完封勝利を挙げた同球場で、今回は100球未満で飾った3安打完封勝利にも「チームが勝ったことが良かった」とだけ言って笑みを見せた。90球で完封できた要因を「テンポ良く投げられた。ゴロでアウトを取れたし、自分のボールを投げられた」と分析した。この日はボール球が24球と全体の26・7%。初回と9回が6球と最多で2回から7回までは計7球だけと、徹底的にストライクゾーンで勝負し続けた。軸は平均130キロ台後半の直球でキレ、精度は抜群。変化球も織り交ぜ、無駄な間合いもなく、ストライクを投げ続けてゴロアウトを16個(2併殺含む)も奪った。テンポの良さはバックの好守も引き出した。初回は二塁スタメンの石井が右翼前までダッシュして飛球をダイビングキャッチ。天然芝のグラウンドでも、加藤の淡々とした投球リズムに乗った内野陣は堅い守備を続けた。バッテリーを組んだ宇佐見との息もバッチリで、100球未満の完封「マダックス」達成に加藤は「本当に野手とキャッチャーのおかげ」と感謝した。BIGBOSSも満面の笑み。マダックスをもじって「『カドックス』。安心感バリバリありました。素晴らしかった」と絶賛した。完投最少投球数のプロ野球記録は71球。7回までは56球と更新の可能性を秘めていただけに「(ロッテ)佐々木君がその記録(完全試合)なら、こっちは...って。次、狙わせます」。次回登板は70球未満で完封の「カドックス」達成を指令するほど、新庄監督の期待値も高めた加藤の超省エネ快投だった。【木下大輔】

◆右翼席に突き刺さった放物線は、ひたむきな努力の結晶だった。日本ハム宇佐見真吾捕手(28)が、値千金の1発で"相棒"の完封勝利を強力援護した。0-0の2回2死一塁、楽天の先発、田中将の真ん中に入った2球目を、逃さなかった。先制の今季1号。「なんとかスタンドまで行ってくれという気持ちだった。入って良かった」。ベンチで迎えたBIGBOSSと、ハイタッチで喜びを分かち合った。物腰が柔らかく、謙虚な努力家だ。プロ入り当初は「左の打てる捕手」が売り文句も、打率は1割台。今季は春季キャンプ中に新庄監督の指導を受け、打撃改革に取り組んでいる。ひたむきな努力の成果に「キャンプからずーっと最後まで残って練習して。その結果が、こういう大事な場面で出た」と、新庄監督の声も弾んだ。4月12日西武戦(ベルーナドーム)でも加藤とバッテリーを組み、"あうんの呼吸"で山賊打線を7回途中まで4安打無失点と料理した。「いかに良い球を選択するか。加藤さんの良さを消さないために、カーブやシュートをうまく使えているのがいいのかな」。バットとリードで支えた陰のヒーローは、正捕手の座にまた1歩、近づいた。

◆「カドックス」達成の裏にBIGBOSS采配あり-。日本ハム新庄剛志監督(50)が試合後に自身のインスタグラムでフォロワーに、ある質問を投げかけた。 90球で完封勝利を挙げた加藤貴之投手(29)の投球を振り返る映像とともに「今日の試合 カドックス(加藤投手) 何回セカンドに打球が飛んだでしょ!?」。正解は8個。初回無死一塁での二ゴロ併殺打から始まり、右へ左へ、そして右前に落ちそうな飛球まで、全て処理したのは「5番二塁」でフル出場した石井一成内野手(27)だった。新庄監督はこの日、迷った末に二塁スタメンを石井に託していた。試合後に球場で取材に応じた際に明かしていた。新庄監督 今日はねぇ、加藤君はゴロで抑えるピッチャーだから(二塁手は)メンディ(アルカンタラ)か石井君で迷ってね。メンディでも(8個の打球を全てアウトに)取れたかもしれないけど、ちょっと動きの1歩目が違うというところで。石井君でよかったと思う。遊撃手も、守備に定評がある高卒3年目の上野響平内野手(20)を抜てきした。初回の守備では一塁走者が西川、打者山崎という俊足コンビを石井の素早い打球処理と上野の無駄のない一塁送球で併殺打を完成させ、加藤の快投を後押ししていた。新庄監督 今日は上野君。ゲッツーをたくさん取るためにこういうオーダーを組んで、加藤君ならやってくれるだろうと。加藤の投球スタイルを生かすことを念頭に置いた用兵がハマり、100球未満の完封、通称「マダックス」ならぬBIGBOSS命名「カドックス」をアシストしていた。起用した選手がそれぞれ期待通りのパフォーマンスを見せての快勝で、今季初の3連勝。借金も最大9から、直近6試合で5勝1敗と巻き返し、5まで減った。20日は来日初登板初先発となるコディ・ポンセ投手(27)を送り込み、4連勝を狙う。「明日(の二塁手)は(ポンセと同じ新外国人選手の)メンディで、ガッといってくれると期待している。俺もコロコロ、オーダーを代えてハマってるでしょ。今までやりたかったことは、これなんですよ。徐々に徐々に固めて。固まっている選手も意外といる」と、試合を重ねるごとに固まりつつあるBIGBOSS流の戦い方に手応えをにじませた。

◆日本ハムが二回に宇佐見の1号2ランで先制して逃げ切り、今季初の3連勝を飾った。加藤は3安打1四球、わずか90球で完封し2勝目を挙げた。楽天は田中将が8回2失点と好投したが打線が援護できず、今季3度目の零敗を喫した。

◆楽天の宋家豪が0―2の九回に今季初登板し、1回を三者凡退に仕留めた。昨季はセットアッパーを務めたが、2月に母親が死去し故郷の台湾に戻ったため出遅れ、この日出場選手登録されたばかりだった。「ようやく1軍に戻ってこられた」とうなずいた。登板する際の音楽には「試合を天国から見られるように」と母が一番好きだった曲を選んだという。「しっかりとした投球を見せることができたと思う」と夜空を見上げた。

◆日本ハムの宇佐見が二回に先制の1号2ランを放った。逆球となって内角寄りに甘く入ってきた田中将のツーシームを逃さず強振。「打った瞬間、いい感触だったので何とかスタンドまで行ってくれ」と願った打球は高々と上がって右翼ポール際へ吸い込まれた。日々オーダーを激しく入れ替える新庄監督は「俺がキャッチャーを使いたくなるポイントはバッティング」と言う。宇佐見が今季先発マスクをかぶるのはチーム最多の9試合目。6日にはサヨナラ打を放ってしっかり期待に応えている。守っても加藤の90球での完封を演出し「いかにいいボールを選択するか。(リードが)楽しくなる」と相好を崩した。

◆「カドックス」命名だ!! 日本ハム・加藤貴之投手(29)がわずか90球、被安打3で自身2度目の完封勝利を飾った。「いつも中継ぎに迷惑をかけているので、たまには長い回をと思ってテンポ良く投げた」ロッテ・佐々木朗のような剛球があるわけではない。軟投派左腕の最大の武器は熟練の投球術。のべ29人の打者のうち24人に初球ストライク。スローカーブやシュートで打ち気を誘い、16個のゴロアウトを積み重ねた。本人よりも興奮を隠せなかったのが、新庄監督だ。「まさに、カドックス。安心感バリバリ、素晴らしい。意味分かる? マダックスは〝来たっ〟と思ったら、ゴロばっかり。頭にくるピッチャーだった」。抜群の制球力で〝精密機械〟の異名を取り、ブレーブスなどで通算355勝を挙げたグレグ・マダックスに例えて加藤を称賛。大投手に敬意を表し、米大リーグでは100球未満での完封を「マダックス」と呼ぶ。ビッグボスはメジャー時代に対戦し、通算5打数1安打だった。加藤は七回を投げ終えた時点で56球。最少球数での9回完投(71球)のプロ野球記録更新が期待されただけに、指揮官は「〝いけっ〟と思った。佐々木(朗)君がその記録(完全試合)なら〝こっちは〟って。次、狙わせます」と少し悔しそうだった。それでも、チームは今季初の3連勝。「だんだん(投打が)かみ合ってきて、『そうそう、それそれ』って感じになってきている。勝ち続けたら、(周囲からは)何も言われない。そういう世界だから」。確かな手応え。ビッグボスの笑顔はデラックスだった。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1040 0.714
(↓0.055)
-
(-)
12962
(-)
36
(+2)
9
(-)
10
(-)
0.233
(↓0.008)
2.450
(↑0.04)
2
(-)
ソフトバンク
1251 0.706
(↑0.018)
-0.5
(↓1)
12564
(+3)
52
(-)
7
(-)
12
(+2)
0.232
(-)
2.440
(↑0.14)
3
(-)
ロッテ
8100 0.444
(↓0.027)
4
(-)
12552
(-)
46
(+4)
5
(-)
25
(-)
0.213
(↓0.009)
2.090
(↓0.12)
4
(-)
ORIX
8110 0.421
(↓0.023)
4.5
(-)
12448
(-)
62
(+3)
6
(-)
9
(+1)
0.190
(↓0.004)
3.040
(↑0.11)
4
(1↑)
西武
8111 0.421
(↑0.032)
4.5
(↑1)
12356
(+4)
71
(-)
12
(+1)
6
(-)
0.210
(↑0.001)
2.850
(↑0.16)
6
(-)
日本ハム
7120 0.368
(↑0.035)
5.5
(↑1)
12450
(+2)
65
(-)
14
(+1)
11
(+1)
0.218
(↓0.001)
3.420
(↑0.19)