1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 7 | 1 | 2 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | X | 4 | 7 | 0 | 1 |
勝利投手:山田 修義(1勝0敗0S) (セーブ:平野 佳寿(1勝1敗5S)) 敗戦投手:エンス(1勝1敗0S) 本塁打 |
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◆オリックスは2点を追う4回裏、吉田正の2ランで同点とする。続く5回に吉田正の適時打で勝ち越しに成功すると、6回には佐野皓の適時打で貴重な追加点を挙げた。投げては、2番手・山田が今季1勝目。敗れた西武は、7回に愛斗のソロで1点差に迫るも及ばなかった。
◆今度は飛距離十分だった。西武ブライアン・オグレディ外野手(29)が先制の2号ソロを放った。低めの148キロストレートを捉え、ライトスタンドに運んだ。悠然とダイヤモンドを1周して、ベンチに戻った。お決まりの両手を挙げて猫の手のようにするポーズの後...両手で重りを持ち上げるような動きもしてパワーをアピールした。「しっかりボールをみて、力まないことを意識して打席に入った。その通りのスイングができたね。何より、先制点が取れてうれしいよ」と喜んだ。 15日オリックス戦の5回には打った瞬間に確信歩きも、打球は本塁打となっていなかった。右翼フェンスを直撃する適時二塁打に。その時は「少しパワーが足りなかったかな」と苦笑いだったが、この日は文句なしに1発だった。
◆オリックス吉田正尚外野手(28)に、今季18試合目で待望の1号が飛び出した。 西武に2点目を奪われた直後の4回裏、先頭の紅林が四球で出塁。吉田正はカウント1-2からの146キロストレートを捉え、右中間スタンドへ。表情を変えずにダイヤモンドを1周した主砲だが、ベンチに戻るとさすがに白い歯がこぼれた。「少し詰まっていたんですが、しっかりと振り抜くことができました。なんとかこのゲームを勝てるように、このあとも頑張ります」と、この試合のチーム初安打となる同点2ランを振り返った。敦賀気比(福井)の後輩の先発・山崎颯が失った2点をひと振りで取り戻した。吉田正はさらに5回2死一、三塁の好機で二塁への適時内野安打を放ち、3-2と勝ち越した。
◆西武は2本のアーチも空砲となった。1回にブライアン・オグレディ外野手(29)の2号ソロで先制。2点を追う7回には愛斗外野手(25)の1号ソロで反撃も及ばなかった。今季初の逆転負けで借金は4。 好機で適時打が生まれず、辻監督は「1本出るか、出ないかというのが野球の常だから」と話した。西武は4得点以上取った試合は7戦全勝も、逆に3得点以内になると、12試合で白星なしの11敗1分け。まさに、あと1点届かなかった。
◆オリックス吉田正尚外野手(28)に、待望の今季1号が飛び出した。2点を追う4回無死一塁で、西武エンスの146キロストレートを捉え、右中間スタンドに運ぶ同点2ラン。5回2死一、三塁では決勝打となる二塁への適時内野安打を放った。主砲の3打点でチームは3カードぶりの勝ち越しを決め単独4位。3位ロッテに0・5差に迫り、Aクラス浮上も見えてきた。 顔色1つ変えずに4つのベースを回っても、仲間の祝福に吉田正の"仮面"ははがれた。白い歯がこぼれる。「行けえ~と思って走っていました。1本スタートしないと。場面的にもいいところで出ましたし」。16年のプロ1年目から6年連続2桁本塁打を残してきた強打者でも、シーズン1号は特別だった。「やっぱり任せられた以上結果も出したいし、それが今のこの順位になってると思うんで」と思いを吐露。18試合目の1号は、新人だった16年の自身出場27試合目に次ぐ遅咲き弾。球界屈指のミート力が、吉田正の代名詞。だが1週間前、ロッテ佐々木朗の投球に手も足も出なかった。悔しい記憶も力にする。「自分のスイングを。いいスイングができてくれば自然とよくなってくるとは思っているので」とぶれない。「よかったですね。本当に。本人もすっきりじゃないですけど、まだもやもやしてると思いますけど、上がってくるんじゃないでしょうか」と中嶋監督も期待を込める。ロッテが通常の先発ローテーションなら、24日に佐々木朗との再戦も巡ってくる。戦いは、これからだ。【堀まどか】
◆オリックス吉田正尚外野手(28)に、待望の今季1号が飛び出した。 変化を恐れない。待望の今季1号を放ったオリックス吉田正には、独自の打撃理論がある。「(打撃)フォームを固める、という話があります。ただ、それはガチガチになるのとは、また違う。僕は、楽に構えて。体のどこかを動かしながら、整えてます」打席の吉田正を注視してみると、右足でタイミングを合わせたり、グリップ位置を上下左右に揺らしリズムを刻む。ときには左肩にバットを寝かす時間を長くしたり、腰をひねってみたり。オープンスタンスで構える打席も、しばしば見られる。「投手の特徴を見抜いて、毎日の準備を。バッティングって本当に生き物ですから。(自分が)良いなと思っても(結果が)アカンときもある」今季18試合目での一撃は、ファンが待ち望んだ同点2ラン。「(打撃の)軸はブラさず、微調整を」。対応力があるから、生き残れる。【オリックス担当=真柴健】
◆オリックス1軍復帰即先発出場の佐野皓大外野手が、勝利を決定づける適時打を放った。 3-2の6回2死二、三塁でチームに4点目をもたらす適時打。1点差逃げ切りの結果を見れば、勝敗を分ける一打になった。9日ロッテ戦で3ランを含む3安打を放ち、先発山本の18連勝を援護も、その日のPCR検査で陽性が判明。チームにとっても痛い離脱となり、この日のお立ち台で「悔しかった」と明かした。つまずいた分も「これから取り返していきたい」と力を込めた。
◆オリックス伏見寅威捕手が3安打の活躍で、決勝点を含む2得点に貢献した。 博多遠征中の7日に新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査で陽性判定を受け、15日に試合復帰。陰性となった今もせきに苦しむ。審判や相手チームにも事情を伝え、わびながらの出場。試合前には西武源田から「そのせきにはこういうのがいいですよ、みたいなことを言ってくれた。優しいなと思って」と敵味方を超えた気遣いに感謝した。
◆オリックス・吉田正尚外野手(28)が、待望の今季1号を放った。「打ったのは真っすぐです。少し詰まっていたんですが、しっかりと振り抜くことができました。なんとかこのゲームを勝てるように、この後も頑張ります」0─2の四回無死一塁。西武先発・エンスが投じた2ボール1ストライクからの4球目、高め146キロ直球を捉えて右中間2階席まで運んだ。今季開幕から71打席目でようやく飛び出した主砲の一撃は、同点2ラン。試合を振り出しに戻した。
◆オリックスは吉田正が3打点を挙げて逆転勝ち。0―2の四回に今季初本塁打の同点2ラン、五回は勝ち越しの適時内野安打を放った。六回は佐野皓が適時打。山田が今季初勝利。西武はエンスが踏ん張れず、打線もつながりを欠いた。
◆新型コロナウイルス感染から回復したオリックスの佐野皓が1軍昇格即先発出場し、3―2の六回に適時打を放った。2死二、三塁から宮川の変化球を右前に運び「何とか食らい付いて、タイムリーになって良かった」と右拳を握った。9日に3安打を放つなど好調だったが、その日に受けたPCR検査で陽性が判明。隔離療養中は「ずっとうずうずしていた。戻ったら暴れようと思っていた」と勝利貢献を喜んだ。
◆快音とともに白球は大きな弧を描いた。そのまま右中間2階席に着弾。この打球が見たかった。オリックス・吉田正が待望の今季初アーチ。勝利をたぐり寄せる同点弾でチームを3カードぶりの勝ち越しに導いた。「『なんとか、いけー!』と思って走っていました。ギリギリでした。危なかったです」お立ち台で照れ笑いを浮かべたが、スタンドインには十分な当たりだった。0─2の四回無死一塁。相手先発のエンスが投じた4球目、高め146キロ直球を思い切り振り抜いた。「少し詰まった」と振り返ったが、それまで無安打に封じられていたことを思えば、値千金の同点打。開幕71打席目でようやく主砲に一発が飛び出し、猛牛党は大きな拍手を送った。2─2の五回には2死一、三塁で勝ち越し点を呼び込む二塁内野安打。目覚めの予感に、中嶋監督も「ホームランも大きいですし、本人もスッキリじゃないですけど、やっと(状態が)上がってくるんじゃないでしょうか」とうなずいた。試合前時点で打率・220、7打点。2年連続で首位打者に輝いた実績からすれば、物足りなすぎる数字だった。吉田正自身も試行錯誤。ロングティーを練習メニューに取り入れたり、打撃フォームもスタンス幅を変えるなど微調整。「まだまだ自分の納得のいく打撃ではない。修正しながらなんとか...というところですね」と説明した。それでも一発が出ればガラッと変わるはず。「今やれるベストを尽くして、勝ちに貢献できるように」と力を込めた。チームは5割復帰まで、あと「2」。反撃開始のアーチとする。(西垣戸理大)
◆オリックス・佐野皓が「1番・右翼」で1軍復帰後即スタメン出場。3─2の六回2死二、三塁で右前適時打と存在感を見せた。9日に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、一時戦列を離脱。この日から復帰し「悔しくてずっとうずうずしていた。戻ったら暴れようと思っていた。それができてよかった」と振り返った。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
10 | 3 | 0 | 0.769 (↑0.019) | - (-) |
130 | 62 (+14) | 34 (+4) | 9 (+4) | 10 (-) |
0.241 (↑0.018) | 2.490 (↓0.04) |
2 (-) |
ソフトバンク |
11 | 5 | 1 | 0.688 (↓0.045) | 0.5 (↑1) |
126 | 61 (+4) | 52 (+14) | 7 (-) | 10 (+2) |
0.232 (↑0.003) | 2.580 (↓0.69) |
3 (-) |
ロッテ |
8 | 9 | 0 | 0.471 (↓0.029) | 4 (↓1) |
126 | 52 (-) | 42 (+1) | 5 (-) | 25 (+1) |
0.222 (↓0.003) | 1.970 (↑0.07) |
4 (-) |
ORIX |
8 | 10 | 0 | 0.444 (↑0.032) | 4.5 (-) |
125 | 48 (+4) | 59 (+3) | 6 (+1) | 8 (+4) |
0.194 (↑0.002) | 3.150 (↑0.01) |
5 (1↓) |
西武 |
7 | 11 | 1 | 0.389 (↓0.023) | 5.5 (↓1) |
124 | 52 (+3) | 71 (+4) | 11 (+2) | 6 (-) |
0.209 (↑0.001) | 3.010 (↓0.08) |
6 (-) |
日本ハム |
6 | 12 | 0 | 0.333 (↑0.039) | 6.5 (-) |
125 | 48 (+1) | 65 (-) | 13 (+1) | 10 (+1) |
0.219 (↓0.01) | 3.610 (↑0.25) |
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