広島(★4対10☆)中日 =リーグ戦5回戦(2022.04.17)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
440000020101802
広島
00012010041300
勝利投手:福谷 浩司(1勝1敗0S)
敗戦投手:森下 暢仁(2勝1敗0S)

本塁打
【中日】鵜飼 航丞(2号・2回表ソロ),阿部 寿樹(3号・8回表2ラン)

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◆中日は初回、ビシエドの適時打などで幸先良く4点を先制する。その後は2回表に鵜飼のソロ、8回には阿部の2ランが飛び出すなど、終わってみれば18安打で10得点を挙げた。投げては、先発・福谷が5回3失点で今季初勝利。敗れた広島は、先発・森下が大乱調だった。

◆広島森下暢仁投手(24)に大量援護あるか。ここまで2勝0敗と上々の滑り出しだが、打線の援護が3試合で10点→2点→9点。援護21点は16日時点の規定到達者の中で最も多く、9イニング換算の平均援護点は7・27点もある。

◆中日立浪和義監督(52)が攻撃型打線に組み替えた。16日の広島戦では先発岡野の2点適時打だけで、2-3で4連勝が止まったばかり。開幕から2番をメインにスタメン起用を続けてきた(1試合だけ1番)岡林勇希外野手(20)をベンチに下げ、大砲候補のドラフト2位鵜飼航丞外野手(22=駒大)を「2番・右翼」を起用した。前日の試合後に「点を取れないと勝てない。いずれにしても今日は点が取れなかったという話ですよね。今日はじゃない、今日もやね」と、自虐で敗戦を振り返っていたが、さっそく攻撃力増に向けメスを入れた。

◆中日立浪和義監督(52)が攻撃型打線に組み替えた。16日の広島戦では先発岡野の2点適時打だけで、2-3で4連勝が止まったばかり。開幕から2番を中心(1試合だけ1番)にスタメン起用を続けてきた岡林勇希外野手(20)をベンチに下げ、大砲候補のドラフト2位鵜飼航丞外野手(22=駒大)を「2番・右翼」を起用した。前日の試合後に「点を取れないと勝てない。いずれにしても今日は点が取れなかったという話ですよね。今日はじゃない、今日もやね」と、自虐で敗戦を振り返っていたが、さっそく攻撃力増に向けメスを入れた。中日打線は広島先発森下相手に、鵜飼が2号ソロを放つなど2回までに先発全員安打を達成。10安打8得点とさっそく結果を出した。さらに7回には大島がこの日4安打目の中前打を放ち、今季のチーム1試合最多安打「15」を更新する16安打もマークした。

◆広島先発の森下暢仁投手(24)がともにワーストの2回8失点で降板した。初回には3本の適時打を含む6安打1四球など打者一巡の猛攻をくらい、4失点。初回に4失点したのはプロ入り後、初めてだった。2回には鵜飼航丞外野手(22)のソロなどでさらに4失点。わずか2イニングで中日に先発全員安打を許した。3回からは矢崎拓也投手(27)が登板。屈辱の2回ノックアウトとなった。前回登板の9日阪神戦(甲子園)では9回1失点で今季初完投。試合前時点では今季登板3試合ともクオリティースタート(先発し6回以上、自責点3以下)を達成していたが、まさかの誤算となった。?◆森下のこれまでのワースト記録▽最多失点 6失点-21年9月14日中日戦(バンテリンドーム)▽最短イニング 3回-20年9月4日DeNA戦(マツダスタジアム)

◆中日立浪和義監督(52)の打線組み替えがピッタリはまった。「2番右翼」に駒大出身のドラフト2位鵜飼航丞外野手(22)を起用。2回までに鵜飼の2号ソロを含め先発全員安打をの猛攻で8点を奪い、今季最多18安打を放ち10得点で圧勝した。試合後の立浪監督の一問一答は以下の通り。 -初回から打線がつながった。広島先発森下対策で徹底したのは立浪監督 「真っすぐを早い回にとらえてくれた。立ち上がりから真ん中付近に球が集まっていたので、うまく攻められた。鵜飼の本塁打も効果的でしたし、こういう日があってもいいでしょう」-初回は逆方向中心にヒットが出ていた立浪監督 「速い球にはどうしても大振りしてしまう。フライになったり、打ち損じが多い中で、初回、2回は非常にいい攻撃ができた」-鵜飼を右翼、A・マルティネスを左翼で使う攻撃布陣は立浪監督 「鵜飼は初回から凡打したが、(森下から)前回(2日広島戦で)3三振している中で、本人も考えて狙い球を決めて(臨んだ)。細かい作戦は(鵜飼を)2番に置くとできないが、どうしても3番に置くと空振りが多い。相手からしたら長打がある打者なので、プレッシャーかかるのかなと2番にした」-初回ビシエドの適時打も立浪監督 「適時打が出ないと調子が出てこない。欲を言えば、5回無死満塁のアリエル(マルティネス)とビシエドで1点取れていれば、終盤苦しまなくて済んだ。全てはもちろんうまくいかないですよね」-7回に清水が満塁で押し出し四球を与えた場面でマウンドに行った立浪監督 「下手したら同点まであるところだったので。走者は関係ないからと。結果はいい当たりされたけど、あそこで一つ切れたのが良かった」-ロドリゲスもイニングをまたいで8回まで抑えた立浪監督 「ああいう試合を落とすと、泥沼になっていく。明日試合もないし、またがせてもらった」-18安打2ケタ得点は自信に立浪監督 「どうですかね。続けていくしかない。チームとしてやっていることをずっとやっていけば必ずいい結果になっていく。(広島戦、次のヤクルト戦も)2試合(2連戦)だから、最悪1個勝って帰りたいと思った。とりあえず良かったです」-福谷は苦しみながら1勝目立浪監督 「勝てばまた変わってくる。次はもうちょっと落ち着いて投げてくれるかなと期待しています」-高橋周平は週明けに上げるのか立浪監督 「状態が上がってきたという報告があればすぐ上げると思います」

◆中日打線が今季最多18安打で10得点と爆発し、広島に快勝した。 立浪和義監督の打線改造がはまった。開幕から先発起用の岡林の疲れを見抜き、スタメンから外した。代わって「2番右翼」に起用したドラフト2位鵜飼航丞外野手(22)が2号ソロを放つなど、2回までに先発全員安打で8得点。広島森下をKOした。人生初の2番を務めた鵜飼は「チャンス来いと思っていた」と笑顔。立浪監督は「鵜飼は相手からしたら長打がある打者で、プレッシャーがかかるのかなと2番にした」と説明。打線へのカンフル剤が機能し、不振のビシエドも先制打を含む2安打と結果を出した。19日からは本拠地でのヤクルト2連戦。開幕直前の左足首捻挫で2軍調整中の高橋周の戦列復帰も近い。「最悪1個勝って帰りたかった。とりあえず良かった」。立浪監督は打線への手応えを土産に敵地を離れた。▽中日木下(2安打2打点) (2回の適時打は)当たりは良くなかったが、気合と根性でイレギュラーしてくれました。▽中日京田(1回左前適時打) 投手陣がいつも頑張っているので、何とかしたい思いでした。打てて良かった。▽中日石川昂(2回2点適時二塁打) 走者を返せて良かった。▽中日阿部(8回に3号2ラン) (広島に)攻められて苦しかったので、追加点が取れて良かった。▽中日福谷(今季初勝利も5回8安打3失点を反省) 話にならない投球だった。自分の投球リズムがうまく修正できませんでした。

◆広島会沢翼捕手が押し出し四球で今季13打点目を挙げ、巨人丸、中日阿部と打点ランキング1位に並んだ。 7回1死満塁で11球目を見極めた。「前の子たちが塁に出てくれて、いいところで回してくれることが一番。得点圏に(走者が)いたらなんとかかえす打撃を1つでも多くやりたい」。得点圏打率は坂倉、西川に次ぐ、リーグ3位の4割6分7厘。6番打者は勝負強い。

◆広島先発の森下暢仁投手(24)は3年目で自己ワーストの2回8失点でKOされた。 初回はビシエドら3本の適時打を含む6安打1四球の打者一巡で4失点。2回は鵜飼のソロなどでさらに4失点。わずか2イニングで先発全員安打を許した。「追い込んでから甘い球を投げたり、打撃しやすいところに投げてしまった。みんな頑張っている中でこんな結果を残してしまって...」。今季初黒星に反省を重ねた。

◆森下暢仁投手(24)が今季4試合目で本拠地初登板に臨み、10安打を浴びプロ入りワーストの8失点で、自己最短2回KOとなった。最悪の立ち上がりだった。一回に先頭・大島の左前打、1死後、A・マルティネスに中前打でつながれ、1死一、二塁でビシエドの右前打を浴び先制点を奪われた。阿部を捕ゴロで2死一、二塁としたが、木下に右前適時打、石川昴四球後、満塁で京田に左前へ2点打を運ばれた。二回も制球が甘く1死走者なしからD2位・鵜飼(駒大)に左中間にソロで追加点を与えると2死後、ビシエドにストレートの四球、阿部に左前打で一、二塁とピンチを招き、木下のゴロが遊撃・小園の前で跳ね適時内野安打に。さらに石川昴に先発9人全員安打となる左中間へ2点二塁打を浴びた。試合前時点で3試合に先発し、2勝0敗、防御率1・88の右腕がまさかの大乱調。カープファンが騒然とする中、佐々岡監督は52球でタオルを投入した。試合前の時点で森下のプロ入り最短降板は入団1年目の2020年9月4日のDeNA戦(マツダ)の3回5失点(自責3)。同じくプロ入りワースト失点は入団2年目の昨年9月14日の中日戦(バンテリンドーム)の6回6失点だった。

◆中日が序盤の猛攻で森下を攻略した。一回にビシエドの先制打などで4点を奪い、二回は鵜飼のソロ、石川昂の2点打などで4点を追加した。先発全員安打で今季最多の18安打。福谷が5回を3失点で今季初勝利。広島は3連勝ならず。

◆中日の福谷は5回を3失点で今季初勝利を挙げた。8安打を浴びるなど毎回走者を背負う苦しい投球とあって「話にならない。投球リズムをうまく修正できなかった」と反省を口にし険しい表情を崩さなかった。二回以降はピンチの連続で、大量リードに支えられた形。立浪監督は「きょうの展開なら七回まで投げてもらうのが理想。次はもうちょっと落ち着いて投げてくれると期待している」と話した。

◆広島はともに今季ワーストの18被安打10失点の大敗で、連勝は2で止まった。首位はキープしたものの巨人が勝利したためゲーム差は0。佐々岡真司監督(54)の試合後の主な一問一答は以下の通り。──森下はプロ入り最短の2回KO「あれだけ打たれれば(10被安打8失点)。相手も早め早めにきていたし、打たれた球というのは甘めというのは確かでしょうし」──真っすぐ系を狙われた「追い込まれるまでに積極的にきているんでしょうからね。しっかりとえられているし。今までこういうことはなかった。この反省を生かして次にやってくれるでしょう」──球自体はどうだった「高いのもあるだろうし、簡単にはじき返されていたということは力がね。立ち上がりから、徐々に上がっていくというのかもしれないけど。そういうところと、もう一度見つめ直して、次に向けてしっかりと準備をしてほしい」──初めてこれだけ打たれた。どう消化する「こういうことはある訳だから。今度はね。次の登板までに自分をどう見つめ直してやるかでしょう」 ──打線は2桁安打(13安打)4得点「こういう展開(8点ビハインド)だったからつないでつないでいくしかない。作戦もない中で。選手はしっかりとつないで1点1点という姿は見せてくれている。同じく、最後の最後まで今日の気持ちを忘れずにやっていってほしい」ー―19日の火曜日から巨人3連戦(東京ドーム)「一つ一つ、一戦一戦、今日のことは反省しながら気持ちを切り替えて。それしかないです」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
1261 0.667
(↓0.039)
-
(-)
12486
(+4)
54
(+10)
4
(-)
6
(-)
0.264
(↑0.004
2.700
(↓0.4)
2
(-)
巨人
1370 0.650
(↑0.018)
0
(↓1)
12380
(+3)
73
(+1)
22
(+1)
4
(-)
0.251
(↓0.005)
3.030
(↑0.11)
3
(-)
中日
1070 0.588
(↑0.025)
1.5
(↑1)
12666
(+10)
53
(+4)
14
(+2)
8
(-)
0.254
(↑0.013
2.980
(↓0.06)
4
(-)
ヤクルト
1090 0.526
(↑0.026)
2.5
(↑1)
12465
(+5)
73
(+4)
19
(-)
8
(-)
0.228
(↑0.002)
3.150
(↓0.05)
5
(-)
DeNA
690 0.400
(↓0.029)
4.5
(-)
12859
(+4)
65
(+5)
11
(+1)
9
(-)
0.250
(↑0.002)
4.000
(↓0.07)
6
(-)
阪神
3161 0.158
(↓0.009)
9.5
(-)
12347
(+1)
85
(+3)
13
(+1)
7
(-)
0.220
(↑0.001)
4.030
(↑0.05)