DeNA(☆6対0★)ヤクルト =リーグ戦4回戦(2022.04.16)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
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DeNA
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勝利投手:上茶谷 大河(2勝0敗0S)
敗戦投手:原 樹理(1勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(2号・1回裏2ラン),宮﨑 敏郎(3号・3回裏2ラン)

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◆DeNAは初回、ソトの2ランで先制する。その後は3回裏に宮崎の2ラン、6回に佐野の2点適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・上茶谷が9回無失点の快投。自身2年ぶりの完封で今季2勝目を挙げた。敗れたヤクルトは、投打ともに振るわなかった。

◆DeNA上茶谷が、中14日で16日のヤクルト戦に先発する。 開幕は中継ぎで迎えたが、開幕投手を務めた東の抹消を受け、1日のヤクルト戦で今季初先発。7回1失点の好投で白星を挙げた。新型コロナウイルスに感染した浜口、濃厚接触者疑いで自主隔離だった石田はすでにチームに合流したが、再び上茶谷に白羽の矢が立った。「1イニング、1人1人全力で投げていきます」と力を込めた。

◆DeNAが「オーバー・30」で連敗脱出を図る。藤田一也内野手(39)が「7番二塁」で今季初めてスタメンに名を連ねた。DeNA復帰した今季1軍キャンプスタートも、2月11日に左ふくらはぎの張りで2軍合流。今月12日に1軍合流すると、13日巨人戦(沖縄セルラー)に代打で初出場。前日の15日ヤクルト戦(横浜)では、8回に代打で今季初安打(左前打)をマークしたばかりだった。スタメン内野陣は一塁ソトと三塁宮崎が33歳、大和が34歳とベテラン勢が並んだ。牧秀悟内野手ら複数の主力選手が新型コロナウイルスに感染し離脱する状況下、3連敗と苦しむチームをベテランの力で乗り切る。

◆「ヤングスワローズ」がスタメンに名を連ねた。5番左翼に高卒4年目の浜田太貴外野手(21)、6番遊撃に同3年目の長岡秀樹内野手(20)、8番捕手に同2年目の内山壮真(19)が先発。いずれも今季、初の開幕1軍をつかんだフレッシュなメンバーが初めて先発にそろった。スタメンの平均年齢は24・6歳。

◆DeNA上茶谷大河投手(25)が球数100球未満での完封を意味する「マダックス」を達成した。 前回は今季初勝利を挙げた1日ヤクルト戦以来となる中15日での先発登板。立ち上がりからストライク先行で、8者連続凡打に打ち取る快投を見せた。4回と5回、得点圏に走者を背負うも、落ち着いた投球で得点を与えない。終盤に入った7回には、浜田、長岡、オスナの打順でわずか6球で3者凡退に封じた。8回終わって85球。3番山田から始まる9回は6球で、計91球で封じプロ野球では今季初のマダックスで、チームを本拠地初勝利に導いた。上茶谷にとって完封は19年6月1日ヤクルト戦、20年9月23日阪神戦以来3度目。前々回は121球、前回は144球を要した。プロ野球では昨季、ヤクルト小川、楽天早川、阪神高橋の3人が達成した。現役選手で通算でも複数回達成した投手は、まだいない。◆マダックス 100球未満での完封を、メジャーでは「マダックス」と呼ぶ。08年に引退するまで、カブス、ブレーブスなどで通算355勝を挙げた技巧派右腕グレッグ・マダックスは13度、達成した。

◆ヤクルトが今季初の完封負けを喫した。高卒2年目の内山壮、同3年目の長岡ら平均年齢24・6歳の若いメンバーで臨んだが、DeNA上茶谷の前に散発5安打に封じられた。 先発の原は初回から制球が定まらず2本の2ランを浴びるなど3回9安打4失点で降板。2敗目を喫した。試合後の高津臣吾監督(53)の一問一答は以下の通り。-先発の原が立ち上がりから不安定だった「その通りですね。いいとこなかったですね」-要因はどこにあったと考えられるか「横からなのではっきりしたことは分からないですけど、コントロールは間違いなく悪かったです。フォアボールこそ出してないですけど、変化球の抜け、真っすぐ、シュートのひっかけが、プレーボールから見えましたね」-打線は若いオーダーで臨んだがつながらなかった「先頭バッターも1度しか出られなかったですし。ファアボールも取れなかったですし。前回も同じピッチャーにやられていることを考えると(4月1日に上茶谷に7回1失点で白星献上)対策は練ってはいるんですが、うまくいかなかったというところでしょうか」-明日もDeNA戦。どんな試合展開に持ち込みたい「今は打線がポンポンと点を取れる感じではないので。やはりロースコアの展開に持っていかないと、とは思っています。競り合いに持っていきたいなとは思っています」

◆ヤクルトは今季初の完封負けを喫し、勝率5割に逆戻りした。 高卒2年目の内山壮ら平均年齢24・6歳の若いオーダーで臨んだが、DeNA上茶谷の前に散発5安打に封じられた。高津監督は「先頭も1度しか出られなかったし、四球も取れなかった。前回も同じピッチャーにやられていること(1日に上茶谷に7回1失点で白星献上)を考えると対策は練ってはいるんですが、うまくいかなかった」と振り返った。▽ヤクルト原(3回9安打4失点で2敗目) 何もありません。チームに申し訳ないです。

◆DeNAはベテラン力で今季最多14安打の快勝。39歳藤田が「7番二塁」でチーム復帰後初となるスタメン出場し、内野陣は33歳ソト、宮崎、34歳大和とベテランが勢ぞろい。すると初回ソトが2戦連発の2号先制2ラン、宮崎が3回に中押し2ラン。藤田も初回に右前打を放つなど、4人で8安打4打点をマークした。藤田は「もう1本打ちたかったですが、チームが勝ったのでよかったです」と勝利を喜んだ。

◆DeNA上茶谷大河投手(25)が球数100球未満での完封を意味する「マダックス」を達成した。◆マダックス 100球未満での完封を、メジャーでは「マダックス」と呼ぶ。08年に引退するまで、カブス、ブレーブスなどで通算355勝を挙げた技巧派右腕グレッグ・マダックスは13度、達成した。日本で今季の達成は上茶谷が初めて。昨季は3人(ヤクルト小川、楽天早川、阪神高橋)が1度ずつ達成したが、現役選手で通算でも複数回達成した投手は、まだいない。

◆DeNA上茶谷大河投手(25)が今季初の「マダックス」を達成した。8回終わって85球。ヤクルト打線の3番から始まる9回、新球シュートと逆軌道で封じる。山田を右飛、村上を中飛、浜田を左飛といずれもカットボールで、わずか6球で3者凡退。91球5安打無四球無失点で100球以下の完封劇「マダックス」を演じ「キャンプの成果が出たと思う」と自身2年ぶり3度目の完封で快挙を達成。チームでは12年9月7日広島戦の国吉(現ロッテ)以来10年ぶりとなった。 3連敗で迎えた中14日で先発。ゾーンでの勝負に挑んだ。キャンプで習得したシュートでリズムよく打ち取る。打者32人に初球ストライク率は78%、2球以内では100%を誇り「バッターが今日は特に振ってくる中で取れたのは大きかった」。開幕ローテーションから外れるも、東の登録抹消で1日ヤクルト戦で今季初先発初勝利。その後ブルペン待機予定だったが、コロナ禍での石田と浜口の離脱で、再び巡ってきた先発機会に結果で応えた。自身を貫いたマウンドさばきから一転して、打席では変貌を遂げる。打撃フォームをマネて、巨人坂本になりきり2回の第1打席では中前へ。「1番打っている人。ヒットは全部坂本さんのフォーム。レパートリーは現役選手の8割くらいはいけると思う」。1日の試合ではヤクルト山田になりきってバットを握った。自身2連勝でチームの本拠地初勝利に導き、連敗を3でストップ。お立ち台ではヒーロー賞のマグロのフィギュアを抱いた。その姿に三浦監督は上茶谷への評価を、うなぎ上りならぬ「今日はマグロ上り」と口もなめらか。上茶谷は「1つ1つ積み重ねるだけ。しっかり準備します」と泳ぎ続けるマグロのごとく上昇気流に乗せる。【栗田成芳】

◆DeNA上茶谷大河投手(25)が今季初の「マダックス」を達成した。8回終わって85球。ヤクルト打線の3番から始まる9回、新球シュートと逆軌道で封じる。山田を右飛、村上を中飛、浜田を左飛といずれもカットボールで、わずか6球で3者凡退。91球5安打無四球無失点で100球以下の完封劇「マダックス」を演じ「キャンプの成果が出たと思う」と自身3度目の完封で快挙を達成した。シュート習得の裏には三浦監督の助言があった。キャンプから取り組むもオープン戦では防御率4・63。それでも同監督から「ここでやめるなよ。試合で使わないと意味がない」と後押しを受けていた。背番号27のシュートの使い手といえば、カミソリシュートの平松氏。「(ゲームの)パワプロで使わせてもらっていた。遠く及ばない。(設定で同氏は)変化量が7ですけど僕なんか1くらい」と恐縮していた。

◆DeNAが六回表を終えて4-0と試合を優位に進めている。一回に二死一塁で4番・ソトがヤクルト先発の原から左越え先制2号2ラン。三回には一死二塁で5番・宮崎が原から左翼ポール際に3号2ランを放った。DeNA先発の上茶谷は六回を終えて無失点と好投している。

◆ヤクルトの先発・原は3回9安打4失点で降板した。一回、DeNA・ソトに左越え2号2ランを浴び先制を許すと、三回には宮崎に左越え3号2ランを被弾した。「何もありません...チームに申し訳ないです」と肩を落としていた。

◆DeNAは4点リードの六回、追加点を奪った。二死一、二塁の好機で3番・佐野がヤクルト・大西から左中間に2点二塁打を放ち、6-0とリードを広げた。先発の上茶谷は八回を終え、無失点。

◆ヤクルトがDeNAの一発攻勢に屈した。先発の原は一回、ソトに左越え2号2ランを浴び先制されると、三回には宮崎に左越え3号2ランを被弾。3回9安打4失点で降板し「何もありません...チームに申し訳ないです」と肩を落とした。打線はDeNAの先発・上茶谷から得点を奪えず、完封を許した。

◆DeNAが今季最多の14安打で連敗を3で止めた。一回にソトの2ランで先制し、三回に宮崎の2ラン、六回に佐野の2点二塁打で加点。上茶谷は散発5安打で2年ぶり完封を無四球で飾り2勝目。ヤクルトは原が3回4失点と崩れた。

◆DeNAが快勝し、連敗を3で止め、本拠地初勝利。先発した上茶谷大河投手(25)がヤクルト打線を相手に5安打完封で今季2勝目を挙げた。球数は91で、無四球、4三振を奪った。お立ち台に立った上茶谷の一問一答は以下の通り。ーー今シーズン、ハマスタでのチーム初勝利「ありがとうございます!」ーー声援を受けての気持ちは「最高です!!」ーー前回登板(4月1日、ヤクルト戦、神宮)でも素晴らしい投球で初勝利。それ以来の登板となったがどのような気持ちで臨んだか「前回同様、一人一人全力で投げていくだけなので、そこに向けて準備してきました」ーー今日は9回91球4奪三振の好投「ありがとうございます!」ーー今日の試合を振り返って「後半はほとんどジャストミートされて、野手に守ってもらった結果だと思ってるので、次は後半にバテないようにしっかりと投げたいと思います」ーー次の登板への意気込み「一つ一つ積み重ねるだけなので、またしっかり準備して頑張ります!」ーー最後にファンに向けて「今日は本当に熱い声援いただきありがとうございます。ここから全勝する気持ちで行くので、応援よろしくお願いします!」

◆ヤクルトは上茶谷に2試合連続で抑え込まれ、今季初の零敗を喫した。1日に7回1失点で今季初勝利を許した相手に雪辱を期したが、返り討ちに遭い、高津監督は「先頭打者は1度しか出せず、四球は取れず。対策は練ったがうまくいかなかった」と首をひねった。打線に勢いがなく、2桁安打は10試合ない。「今はぽんぽんと点を取れる感じじゃない。ロースコアの展開、競り合いに持っていかないと」と力なく話した。

◆DeNAの佐野が3安打2打点の活躍で3番打者の役割を果たした。一回に左前打で出塁してソトの先制2ランにつなげ、三回は先頭打者で右中間二塁打を放って宮崎の2ランを呼んだ。4―0の六回2死一、二塁では左中間を破る2点二塁打。チームの連敗を3で止め「何とか勝てるようにと思っていた」とほっと息をついた。今季は無安打に終わった試合は2試合だけで、打率3割5分と好調を維持している。「チームが勝てる一打を打てるよう頑張る」と言葉に力を込めた。

◆先発のヤクルト・原は3回9安打4失点で今季2敗目(1勝)。一回は2死一塁から、ソトに甘く入ったスライダーを捉えられ、先制の左越え2ランを被弾。三回1死二塁でも、宮崎に真ん中寄りに抜けたカーブを左翼席に運ばれるなど、変化球の制球に苦しんだ。高津監督も「いいところがなかった。コントロールは間違いなく悪かった」と手厳しかった。

◆DeNAは4番・ソトが一回2死一塁で左越えに2号2ラン。2戦連発となる先制弾に「スライダーを前(投手側)で捉えることができた。積極的に打ちにいこうと決めていました。先制点はすごく大事なので、上茶谷を援護でき、うれしいです」と笑みを浮かべた。新型コロナの影響で主力野手を欠く中、4試合連続打点と奮闘している。

◆DeNA・上茶谷大河投手(25)が16日、ヤクルト4回戦(横浜)で5安打に抑え、2年ぶりの完封勝利を飾った。球数は91で、100球未満の完封を指す「マダックス」も達成した。6-0で快勝したチームは5試合目で本拠地初勝利。多くの新型コロナウイルス感染者を出したなか、10日ぶりの白星を挙げた。九回のマウンドに、この男が上がることを誰も疑いはしなかった。横浜スタジアムのベイスターズファンの拍手に背中を押され、上茶谷が腕を振り抜いた。九回2死。浜田を左飛に打ち取ると、ポンとグラブをたたいて?を緩ませた。「最高です。ゾーン内で勝負することをキャンプから練習していた。やってきた成果かなと思います」) 春の心地よい風を浴びながら、次々と打者を打ち取った。先頭打者に出塁を許したのは1度だけで、5安打無四球で完封。100球未満の完封を表現する「マダックス」を91球で達成した。7勝を挙げた2019年のルーキーイヤー以降、苦しい道のりを歩んできたが、マウンドで練習の成果を示した。背番号27の系譜を受け継いだ。投球の幅を広げようと2月のキャンプで新球、シュートの習得に着手。オープン戦では精彩を欠いたが、三浦監督に「ここでやめるなよ。使っていかないといけない」と何度も声を掛けられた。この日は右打者の内角だけでなく、握りを変えて外角にも配球。塩見、山田ら右打者を何度も詰まらせた。 球団でシュートの使い手といえば、前身の大洋ホエールズ時代に上茶谷と同じ27番をつけた平松政次氏だ。代名詞の「カミソリシュート」を武器に通算201勝。1996年生まれの上茶谷は、84年までプレーした偉大な先輩の現役時代こそ知らないが「(KONAMIの野球ゲームの)パワプロとかで使わせてもらっていました。正直、エグいシュート」と話す。カミソリならぬ〝カミチャシュート〟も威力を発揮した。開幕を救援で迎え、先発復帰後は計16回を1失点で2連勝。前身球団を創設し、現在はスポンサーを務めるマルハニチロからマグロが贈られた右腕に、三浦監督は〝うなぎのぼり〟ならぬ「マグロのぼりですね」と絶賛。「開幕ローテは外れましたけど、やるべきことを見失わずに取り組んでいた。打者を押し込めていた」とたたえた。計11選手が離脱するコロナ禍に見舞われ、4試合の中止後に3連敗を喫していたが、右腕の快投で6日の阪神戦以来10日ぶりの白星。ハマスタでの今季初勝利に2万3316人の観衆が沸いた。(横山尚杜)

◆スコアボードに「0」が並んでしまった。ヤクルトは今季初の零封負け。勝率が5割に逆戻りし、高津臣吾監督(53)は表情を曇らせた。「先頭打者も1度しか出られなかったですし、フォアボールも取れなかった。同じ投手にやられているということを考えると、対策を練ってはいるんですが、うまくはいかなった」1日の神宮での対戦でも7回で2安打1得点に封じられた上茶谷に再び苦しめられた。序盤から好機をつくれず5安打に終わり、三塁を一度も踏めない拙攻。青木を休養させ、浜田を「5番・左翼」で先発させるなど全て20代の選手というフレッシュなスタメンだったが、及ばなかった。打線は水ものなだけに、きっかけ一つで流れは変わる。「打線がなかなか点を取れる感じではないので、ロースコアの展開に持っていかないと。競り合いにもっていきたい」。今は我慢のとき。粘って勝利を呼び込みたい。(赤尾裕希)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
1251 0.706
(↑0.018)
-
(-)
12582
(+3)
44
(+2)
4
(-)
6
(-)
0.260
(-)
2.300
(↑0.02)
2
(-)
巨人
1270 0.632
(↓0.035)
1
(↓1)
12477
(+1)
72
(+2)
21
(-)
4
(-)
0.256
(↓0.005)
3.140
(↑0.1)
3
(-)
中日
970 0.563
(↓0.037)
2.5
(↓1)
12756
(+2)
49
(+3)
12
(-)
8
(+2)
0.241
(↓0.006)
2.920
(↓0.03)
4
(-)
ヤクルト
990 0.500
(↓0.029)
3.5
(↓1)
12560
(-)
69
(+6)
19
(-)
8
(-)
0.226
(↓0.004)
3.100
(↓0.18)
5
(-)
DeNA
680 0.429
(↑0.044)
4.5
(-)
12955
(+6)
60
(-)
10
(+2)
9
(-)
0.248
(↑0.01
3.930
(↑0.3)
6
(-)
阪神
3151 0.167
(↑0.049)
9.5
(-)
12446
(+2)
82
(+1)
12
(-)
7
(-)
0.219
(↓0.002)
4.080
(↑0.18)