西武(☆6対0★)ソフトバンク =リーグ戦3回戦(2022.04.10)・ベルーナドーム=
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ソフトバンク
0000000000210
西武
11003100X61201
勝利投手:エンス(1勝0敗0S)
敗戦投手:大関 友久(1勝1敗0S)

本塁打
【西武】オグレディ(1号・1回裏ソロ)

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◆西武は初回、オグレディのソロが飛び出し、幸先良く先制に成功する。2-0で迎えた5回裏には、呉と山田の連続適時打などで3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・エンスが5回無失点の好投。その後は4投手で完封リレーを展開し、エンスは来日初勝利を挙げた。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。

◆西武ブライアン・オグレディ外野手(29)が来日1号ソロを放った。1回1死走者なし。2-0からの3球目。ソフトバンク大関の真ん中付近に入った146キロ直球を完璧に捉えた。両手に残る感触で本塁打を確信。打球は大きな弧を描き、右翼スタンドに飛び込んだ。先制弾を放ち、満面の笑みでベンチでチームメートとハイタッチ。チームとして10試合ぶりの先制点でもあった。「打ったのは、ストレート。今日は早出をして、スイングの修正をしながら調整したんだけど、その結果が出て良かったよ。打つべき球を捉えられたね」と振り返った。

◆ついに出た。西武に51イニングぶりとなるタイムリーが生まれた。オグレディの来日1号ソロで1点リードで迎えた2回無死一、三塁。高卒4年目、プロ3度目のスタメンマスクとなった牧野翔矢捕手(20)が右前適時打を放った。スライダーを強く振り抜き、一、二塁間を破った。相手の失策も絡んで巡ってきたチャンスをものにした。牧野はプロ初打点。チームとしての適時打は、2日ロッテ戦で山田が8回に打って以来となる。待望の一打で、リードを2点に広げた。牧野は「二遊間が下がっていたので、そこに打てば1点入ると思いました。最低限できることをやろうと打席に入りました。いい結果になってよかったです」と話した。

◆西武がトリプルプレーを完成させた。 場面は5回無死一、二塁。ソフトバンク甲斐のカウント1-2からの強烈なサードへのゴロを山田が捕球し、そのままベースを踏んでまず1アウト。セカンド外崎に転送して2アウト目を奪い、さらにファーストも間に合い打者走者もアウトとした。来日初先発のエンスが、前打者の今宮にこの試合初安打を許した直後のピンチ。嫌な流れだったが、見事に1プレーで3つのアウトをもぎ取った。エンスは初球からバントを狙った甲斐に送らせずに2ストライクまで追い込み、ヒッティングに切り替えさせたことも伏線となった。西武は昨年8月14日の楽天戦でもトリプルプレーを完成させている。三重殺はプロ野球でもそれ以来となる173度目で、パリーグでは86度目。▼西武が5回に三重殺。甲斐の三塁ゴロを捕球した山田が三塁ベースを踏み、二塁、一塁と転送して完成した。西武は昨年8月14日楽天戦で三重殺を記録しており、この時以来プロ野球173度目、パ・リーグ86度目。▼ロッテ-オリックス戦では佐々木朗が完全試合を達成。1日に完全試合と三重殺が記録されたのは、57年8月21日に金田(国鉄)が中日戦で完全試合達成、南海が近鉄戦の4回に三重殺を完成して以来、65年ぶり2度目の珍事。

◆西武が快勝で連敗を7で止めた。1回に新助っ人オグレディの来日1号ソロで幸先よく先制。1点リードで迎えた2回には、無死一、三塁から高卒4年目、プロ3度目のスタメンマスクとなった牧野が右前適時打を放ち、51イニングぶりとなるタイムリーをもたらした。その後も中村、呉念庭、山田の適時打などで効果的に加点。6点を奪った。投げても新外国人のエンスが5回を1安打に抑えてホームを踏ませず。5回には無死一、二塁のピンチを迎えたが、トリプルプレーでしのぐなどバックも守備で支えた。6回からは平井、水上、平良、佐々木が無失点でつなぎ、新助っ人が来日初先発で初勝利を挙げた。

◆ソフトバンクは今季初の完封負け。開幕からの連続カード勝ち越しは「4」で止まった。試合後の藤本博史監督(58)の一問一答は以下の通り。?-今日でパ全球団との対戦が一巡した藤本監督 今日はもう、いいところが全くなかったね。いい当たりはしたんやけどね、グラシアルの最初の(右飛)もそうだし、マッチ(松田)の中飛もそうだし。あそこだけやね。-先発の大関は藤本監督 1つアウトを取ったらなんか少し気が抜けているような感じ。もうちょっと1球1球集中して投げてもらうことが必要かなと思う。そういう風に見えるのかもしれんけど、ちょっと淡々と投げる時がある。-運のないあたりもあった藤本監督 そういうこともあるけどね。5回なんかはただただゾーンに投げているだけに見える。踏ん張るところを見せてくれたらローテーションにはまる。まだまだ競争している意識で投げてもらわんとさ。-5回無死一、二塁では甲斐がバスターで三重殺藤本監督 2点負けてる場面だから、二、三塁に絶対したい場面。だから2ストライクまでにバントを決めないといけないよね。まぁでもタラレバ。トリプルプレー食らったのはどうしようもないんだから。いい糧にして、次からそういう糧にしてね。-課題が見つかった藤本監督 一通り終わって10勝2敗1分。上出来ですわ。また明日休んで、明後日から切り替えて開幕のつもりで戦っていきたいと思います。-ロッテ佐々木朗が完全試合藤本監督 見たよ。いいピッチャー多いね、パリーグは。佐々木朗希の完全試合で、うちのトリプルプレー(のネタ)、消えたね。

◆ソフトバンク大関友久投手が4回2/3 7安打5失点でKOされ、プロ初黒星を喫した。 初回、西武オグレディに来日1号を献上。0-2の5回には、2死から3連打を浴びるなど粘れなかった。左腕は「相手に先に点を与えてしまったことと、5回の2アウトから粘ることができなかった。どちらもしっかりと反省して、同じ失敗をしないようにしないといけない」と唇をかんだ。

◆ソフトバンク藤本博史監督(58)が、完全試合を達成したロッテ佐々木朗に対し「佐々木朗希の完全試合で、うちのトリプルプレー(の印象)消えたね」と自虐的に話した。 ソフトバンクはこの日、5回無死一、二塁で9番甲斐が三重殺でチャンスをつぶした。球団ではダイエー時代の02年6月29日、近鉄戦(福岡ドーム)の7回に喫して以来、20年ぶりの拙攻だった。28年ぶりにプロ野球記録を塗り替えた佐々木朗。藤本監督は試合後、ロッカーで着替える間などに偉業の瞬間を見ていたという。「いいピッチャー多いね。パリーグは」と脱帽していた。

◆ソフトバンクが、20年ぶりに三重殺を喫した。球団ではダイエー時代の02年6月29日、近鉄戦(福岡ドーム)の7回に喫して以来。 0-2の5回無死一、二塁。9番甲斐の放ったゴロが、三塁・山田の正面に。山田が三塁ベースを踏み、二塁→一塁と渡って「トリプルプレー」を完成させられた。

◆西武が5回に三重殺。甲斐の三塁ゴロを捕球した山田が三塁ベースを踏み、二塁、一塁と転送して完成した。西武は昨年8月14日楽天戦で三重殺を記録しており、この時以来プロ野球173度目、パ・リーグ86度目。 ▼ロッテ-オリックス戦では佐々木朗が完全試合を達成。1日に完全試合と三重殺が記録されたのは、57年8月21日に金田(国鉄)が中日戦で完全試合達成、南海が近鉄戦の4回に三重殺を完成して以来、65年ぶり2度目の珍事。

◆ソフトバンクが20年ぶりに三重殺を喫し、今季初めて完封負けした。今カード1勝1敗1分けで、63年以来59年ぶりとなる開幕から5カード連続の勝ち越しを逃した。 珍しい「トリプルプレー」は、0-2の5回無死一、二塁で起こった。9番甲斐がバントを試みるも、2ストライクと追い込まれる。5球目にバスターで放ったゴロが、三塁・山田の正面に。山田が三塁ベースを踏み、二塁→一塁と転送されて3アウト。一瞬にしてチャンスが消えた。球団ではダイエー時代の02年6月29日、近鉄戦(福岡ドーム)の7回に喫して以来。藤本博史監督(58)は「2ストライクまでにバントを決めないと。でも"タラレバ"。トリプルプレーを食らったのはどうしようもないんだから、いい糧に」と、甲斐の背中を押した。打線は元気なく、今季最少タイの2安打に終わった。21イニング連続無得点は今季最長。ただこの日でパ・リーグ5球団との対戦が一回りし、10勝2敗1分け。8つの貯金を作り、首位に立っている。指揮官も「上出来ですわ」とうなずいた。完敗のショックを引きずることはない。下半身の張りで2試合連続欠場した三森は、近日中に戦列復帰する見込み。いずれもチームトップの打率3割6分6厘、15安打、2本塁打、9打点のリードオフマンが戻れば、勢いは復活する。藤本監督は「明後日(12日ロッテ戦)から、また開幕のつもりで戦っていきたいと思います」と出直しを誓った。【只松憲】?▼西武が5回に三重殺。甲斐の三塁ゴロを捕球した山田が三塁ベースを踏み、二塁、一塁と転送して完成した。西武は昨年8月14日楽天戦で三重殺を記録しており、この時以来プロ野球173度目、パ・リーグ86度目。▼ロッテ-オリックス戦では佐々木朗が完全試合を達成。1日に完全試合と三重殺が記録されたのは、57年8月21日に金田(国鉄)が中日戦で完全試合達成、南海が近鉄戦の4回に三重殺を完成して以来、65年ぶり2度目の珍事。

◆来日初登板、初先発となった西武エンスは初勝利を挙げた。5回を1安打4四球無失点。「全力を出すだけと思っていた。牧野に助けられて、いいピッチングができた」と振り返った。5回に味方が三重殺を取ってくれた場面については「単純にすごかったね。初めての経験だったから興奮したよ」と声を弾ませた。

◆登場曲はZARDの「負けないで」-。4年目の21歳が西武の連敗(1分け含む)を7で止めた。牧野翔矢捕手が、バットでは2回無死一、三塁でチーム51イニングぶりとなる適時打を放った。プロ初打点だけでなく、リードもさえて、前日9日に続き2試合連続となる完封リレーをアシスト。5回無死一、二塁では狙ってゴロを打たせ、三重殺でピンチを防いだ。苦境のチームの中で、存在感が光った。負けないで もう少し 最後まで走り抜けて-国民的名曲のサビが響く。牧野は全身に期待を感じ取って、左打席に入った。試合前まで首位ソフトバンクとは6・5ゲーム差。離れてても、ファンの心はそばにいる。日本一という遥かな夢を追いかけて。2回無死一、三塁。ただ、これまでチームは50イニングもタイムリーがない。そんな状況だって...、ヘッチャラな顔。「セカンド、ショートにゴロを打てば」"どうにかなるさ"と思っていた。3球目のスライダーを強く振り抜くと、打球はライト前まで転がった。自身のプロ初打点は、チームも待望の適時打。「結果、ヒットになって良かった」と喜んだ。高山打撃コーチの選曲によって、昨秋キャンプのBGMで「負けないで」が流れていた。「いい歌だな」と心に染みて、登場曲としていた。捕手としても光った。初登板初先発のエンスをうまくリードするなど、2試合連続の完封リレーを演出。最大のピンチだった5回無死一、二塁は三重殺で切り抜けた。そこも明確な意図を持ったリードがはまった形だ。ソフトバンク甲斐に送りバントを試みられたが、ファウルと見逃しで、カウント1-2と追い込んだ。4球目はバスターでファウル。「当てにきているな」と感じ取った。「ゲッツー取りたい」と外角のスライダーを要求。「エンスが腕しっかり振っているから」コースは要求より内寄りとなったが、結果的には三ゴロを打たせる形に。三塁山田がベースを踏み、ボールは二塁外崎、一塁呉念庭と素早く送られ、一気に3つのアウトをもぎ取った。辻監督も「いい働きです」と目を細めた。山川、森と主力が戦線離脱し、負け続けていた中、新しい力が輝いた。【上田悠太】

◆西武辻発彦監督(63)が、完全試合&19奪三振の日本タイ記録を達成したロッテ佐々木朗に「すごい」を連発した。 取材は6-0で快勝したソフトバンク戦の試合終了直後。映像などは見れていなかったが、報道陣から偉業の結果を聞いた。「すごいな! 完全試合かよ! 1面だなー。すごいな。やっぱりコントロール良いもんね。フォアボールを出さないからね、すごいな。すごい!」と素直に感嘆した。

◆西武は引き分けを含む連敗が7で止まった。先発全員安打で6点を奪い、投手陣も5人の0封リレーで、ソフトバンク打線を2安打に封じた。投打がかみ合い、3月30日以来遠ざかっていた白星をつかんだ。 2点リードの5回無死一、二塁のピンチは三重殺でしのいだ。辻発彦監督(63)は「たしかにあの回ですよ。同点までは覚悟した。ああいうプレーになって見事に抑えてくれた」と勝利のポイントに挙げた。流れをつかみ、その裏の攻撃で3点を奪ってリードを広げた。指揮官は「次の1点が非常に大きくなる中で3点も取れた。非常にいい流れで攻められた」と打線のつながりに目を細めた。

◆「2番・左翼」で出場した西武の新助っ人、ブライアン・オグレイディ外野手(29)が待望の来日初アーチとなる先制1号ソロを放った。一回1死で迎えた第1打席。カウント2-0から左腕・大関の真っすぐを完璧に捉え、右翼席中段に運んだ。チームに流れを呼ぶ貴重な一発に「打つべき球を捉えられた。今日は早出をしてスイングの修正をしながら調整したんだけどその結果が出て良かた」と喜びを語った。来日1年目の今季はこの日まで13試合に出場し打率・255、3打点。

◆西武が先発全員、今季最多12安打で快勝し連敗を7で止めた。一回にオグレディの1号ソロで先制。五回は4連打などで3点を加えた。5回無失点のエンスが来日初登板勝利。ソフトバンクは投打がかみ合わず今季初の零敗を喫した。

◆西武が両リーグを通じて昨年8月14日に自チームが楽天戦で記録して以来となる三重殺を完成させた。五回無死一、二塁で甲斐が放った鋭いゴロを三塁手の山田が捕球し、そのままベースを踏み二塁の外崎へ送球、一塁の呉念庭にも転送された。パ・リーグでは86度目。素早い動きで演出した山田は「ゴロを捕った瞬間、確信した。慌てることなく送球できた」と語り、ピンチを脱し来日初登板勝利をつかんだエンスは「制球が定まらなくなってきていた回だったから大きかった」と振り返った。

◆西武は新助っ人、ブライアン・オグレイディ外野手(29)の来日初アーチとなる1号先制ソロを口火に先発全員安打で12安打6得点をマーク。投げては初先発のディートリック・エンス投手(30)が5回無失点で来日初白星をマークし、チームは連敗を7で止めた。完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手(20)にも言及した辻発彦監督(63)の主な一問一答は以下の通り。ーーオグレイディの先制ソロ「オグレディのホームランで一気に、こうベンチが明るくなった。さあという気持ちになれましたのでそういう意味では大きな1点になった」ーー来日初先発のエンス「初登板だから緊張もあったと思う。そういう中で必死に投げてくれた。真っすぐもしっかりと力もあった」ーー5回のトリプルプレー(無死一、二塁からの三ゴロで三塁手が三塁ベースを踏んで、二塁、一塁と転送)「同点までは覚悟してた。ああいうプレーになって、見事に0点で抑えてくれた」ーー牧野は初適時打&好リード「牧野はそういう意味では非常にいいリードしてくれた。(二回の)タイムリーも積極的に打ってくれた。いい働きです」ーー先発全員安打「あそこまでいったら勢いだっただろうね。五回裏は中村のタイムリーが非常に大きかった。それだけの集中力を持ってみんなでやっている」--ロッテ・佐々木朗が完全試合「達成したの?すごいな、1面だなー。やっぱりコントロール良いもんね。フォアボールを出さないからね」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1021 0.833
(↓0.076)
-
(-)
13048
(-)
29
(+6)
7
(-)
5
(-)
0.227
(↓0.011)
0.000
(-)
2
(-)
楽天
830 0.727
(↓0.073)
1.5
(-)
13242
(+2)
25
(+3)
3
(-)
9
(+2)
0.222
(↓0.008)
0.000
(-)
3
(-)
ロッテ
760 0.538
(↑0.038)
3.5
(↑1)
13045
(+6)
26
(-)
5
(-)
20
(+2)
0.235
(↑0.003)
0.000
(-)
4
(-)
ORIX
690 0.400
(↓0.029)
5.5
(-)
12840
(-)
50
(+6)
5
(-)
3
(-)
0.193
(↓0.012)
0.000
(-)
5
(-)
西武
581 0.385
(↑0.052)
5.5
(↑1)
12939
(+6)
57
(-)
9
(+1)
4
(+2)
0.210
(↑0.011
0.000
(-)
6
(-)
日本ハム
3110 0.214
(↑0.06)
8
(↑1)
12930
(+3)
57
(+2)
10
(-)
6
(+2)
0.214
(↑0.008)
0.000
(-)