西武(★1対8☆)ソフトバンク =リーグ戦1回戦(2022.04.08)・ベルーナドーム=
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ソフトバンク
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西武
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勝利投手:千賀 滉大(2勝0敗0S)
敗戦投手:髙橋 光成(0勝2敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】牧原 大成(1号・9回表2ラン)

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◆ソフトバンクが完勝。ソフトバンクは3回表、牧原大が適時打を放ち、1点を先制する。直後に同点とされるも、4回に三森の適時打などで一挙4点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、先発・千賀が7回3安打1失点の好投で今季2勝目。敗れた西武は、投打ともに振るわなかった。

◆7日に支配下再登録されたソフトバンク田上奏大投手(19)が、12日のロッテ戦(長崎)でプロ初登板する見込みとなった。8日の西武戦前に、斎藤投手コーチが「(チャンスは)あります。そのために背番号を変えたので」と説明。この日、田上はベルーナドームでロングダッシュなどで汗を流し、4日後に迫るデビュー戦に備えた。 田上は20年ドラフト5位で入団も、昨年オフに育成契約となった。高校3年時から投手に転向しており、経験は浅いものの、最速154キロの直球には首脳陣からの期待も高い。2年目の今季はウエスタン・リーグ開幕戦だった3月18日オリックス戦に先発し、5回無失点で勝利投手。同31日の阪神戦でも5回1失点と好投していた。叔父は元ソフトバンク捕手の秀則氏。

◆西武先発の高橋光成投手がソフトバンク打線につかまり、今季初勝利を逃した。3回に1点先制を許し、味方打線が同点に追い付いた直後の4回、先頭から4連打を含む5安打を許し4失点喫した。 「先に得点を与えてしまった後に粘り強く行けなかったです。その結果として最少失点に抑える事が出来ずに大量失点してしまいました」と、大きく突き放され6回10安打5失点で降板。今季3試合目の先発登板で、初白星とはならず2敗目を喫した。関連ニュース

◆ソフトバンクが14年以来の両リーグ10勝一番乗り。開幕11試合以内で10勝したチームは02年阪神以来11度目で、球団では48年、10連勝した55年に次いで67年ぶり3度目。過去10チームのうち優勝は7チームだが、ソフトバンクの過去2度はどちらも優勝している。 また、新人監督では89年山本監督(広島)の12試合目を抜いて最速での10勝到達。

◆藤本博史新監督(58)率いるソフトバンクが、両リーグ一番乗りで10勝目を挙げた。新人監督のリーグ10勝一番乗りは、20年の楽天三木監督以来だが、球団では1リーグ時代も含めて初。主軸の柳田、栗原が離脱するなかで、好スタートを決めた。指揮官の采配が、ことごとく的中した。4回に今季初の4連打で一挙4得点。昨季まで9連敗を喫していた西武の天敵高橋に、集中攻撃を浴びせた。「左打者」をキーマンに挙げていた指揮官の期待に応え、中村晃、柳町、ガルビス(両打ち)、上林と左打者が連続で快音。ビックイニングで勝利を手繰り寄せた。4連打だけではない。5回に中村晃が二塁への内野安打を放ち、2試合連続の2ケタ安打。高橋への10安打は全て左打者だった。「今日は若い左バッターをたくさん使っていこうかなと思ってます。移動ゲームというところで、主力のベテランは途中出場も考えている」。試合前の構想がピタリとはまった。松田や今宮を休ませ、起用した三森、柳町、上林はマルチ安打。昨年まで2軍監督だった指揮官に指導を受けてきた"藤本チルドレン"が躍動した。

◆ソフトバンク千賀滉大投手が7回1失点で、今季2勝目を挙げた。 1点リードの3回には先頭打者への四球から、同点に追いつかれた。4回には無死から連続四球でピンチを招くも、続く栗山を併殺、呉念庭を三振に抑えた。走者を背負いながら、きっちり要所を締める粘りの投球。「野手の人が点を取ってくれたので、投げやすくしてもらった。点を取った次の回だったり、そういうところの意識はしっかり持っていきたい」と、殊勝に振り返った。これで対西武は昨年から4連勝。得意の獅子狩りで打線爆発を呼び込んだ。次回は今季初の中5日で、14日のロッテ戦(ペイペイドーム)に向かう見込みだ。開幕戦こそ勝ち星はつかなかったが、ここまで3戦すべて7回以上を投げ、1失点以下という安定感を見せている。快進撃を続けるチームの中心に、エース千賀がいる。

◆ソフトバンクが、両リーグ一番乗りで10勝目を挙げた。新人監督のリーグ10勝一番乗りは、球団では1リーグ時代も含めて初。試合後の藤本博史監督(58)の一問一答は以下の通り。 -打線が活発だった藤本監督 今日はメンバーをだいぶ変えたんだけど、打線がつながりましたよね。先頭が塁に出るとか、バントもしっかりできているし。これからしっかり続けていきましょう。-高橋を打ったのは全て左バッター藤本監督 そうですね。やっぱり左の方がいいんかな。今日はボールも高かったからね。柳町も上林もしっかり打ってくれたし、牧原(大)もね。いい競争をしてくれている。明日から左(投手)なんでまたメンバーは変わるかも分からんけど、左も右も固定観念なしで本当はレギュラーをとってもらいたい。-野村勇も2安打1打点藤本監督 いい仕事したね。バントはできなかったけど、(走者を)進めるバッティングはできた。ああいうのが一番大事。-ガルビスも久々に安打藤本監督 もうちょっと餌を回収しとかないかんね。まだまだ足りないよね。-三森はなぜ途中交代藤本監督 俺が2軍で(監督)やってた時も張りがあったんやけど、そんなに大したことはないと思う。張りで今は無理するときではない。調子が案外やりやすいからね。早めに代えました。大事を取って。点差も開いたしね。-千賀のゲームを勝利藤本監督 エースで勝ったらね。向こうの高橋光成君は去年ウチが打ちあぐねたピッチャー。そういうピッチャーから打って点を捕れたのは、これからもいい戦いができる。-両リーグ10勝一番乗り藤本監督 そこはあまり考えてないですね。1試合1試合なんとか勝ちにつなげていくだけ。1試合1試合大事にやっていきたいと思います。

◆西武が泥沼の7連敗を喫した。 先発高橋光成投手(25)が4回に4連打を許すなど6回5失点。唯一の得点は3回1死一、三塁から岸の二ゴロによる野選で、37イニング連続適時打が出ていない。追い上げムードをつくれず、連敗中はすべて先制を許し逃げ切られる展開。20年8月以来の7連敗で辻発彦監督(63)は「1つ勝ったら変わってくると思う。どんな形でもあれ勝つ。まだまだ先はある」と前を向いた。▽西武高橋(6回10安打5失点で今季2敗目)「先に得点を与えてしまった後に粘り強く行けなかったです。その結果として最少失点に抑える事が出来ずに大量失点してしまいました」

◆ソフトバンクドラフト4位の野村勇内野手(25)がプロ初打点を挙げた。 9回1死二塁で、鋭いライナーで二塁手の頭上を越える中前適時打を放った。「バントで送ってまわしてもらったチャンスだったので、絶対に生かそうと打席に入りました。素直にうれしい。何よりチームが勝ったことが良かった」。7回先頭では右翼越えの二塁打を放ち、パンチ力も披露。初のマルチ安打でチームの快勝に一役買った。

◆V率100%の開幕ダッシュだ! 藤本博史監督(58)率いるソフトバンクが、両リーグ最速で10勝に到達した。 球団では11試合以内で10勝に到達したのは3度目で、過去2度はいずれも優勝している。新人監督のリーグ10勝一番乗りは、20年の楽天三木監督以来だが、球団では1リーグ時代も含めて初。指揮官は「そこはあまり考えてないです。1試合1試合なんとか勝ちにつなげていくだけですね」と冷静だった。狙いが的中した。相手先発は、昨季まで9連敗を喫していた西武高橋。試合前、指揮官は「今日は若い左バッターをたくさん使っていこうかなと思ってます。移動ゲームというところで、ベテラン、主力は途中出場」と、攻略に動いた。右のベテラン松田や今宮を休ませ、柳町や上林ら左の若手をスタメン起用した。4回には左打者だけで今季初の4連打。試合後は「やっぱり左の方がいいんかな。今日は(高橋の)ボールも高かったからね」と腕まくりした。上林も柳町も昨年に2軍で指導した藤本チルドレン。天敵から10安打5得点を奪う起点になった。2試合連続2ケタ安打のおまけ付きで「いい競争をしてくれている」と、うれしい悩みだ。3回に相手の送球間の積極走塁が光り、4点リードの9回には、送りバントで手堅く追加点をもぎ取った。「4点差よりは5点差。5点差よりは6点差を」と指揮官。主軸の柳田、栗原がいなくても、今年のソフトバンクは強い。【只松憲】 ▽ソフトバンク柳町(4回に決勝の適時二塁打など2安打1打点)「結果を残さないといけない立場なので良かったです。振り切れたのがいい結果につながった」▽ソフトバンク上林(4回に中前適時打など今季初のマルチ安打)「追い込まれてから、冷静に切り替えて逆方向に打ち込んでいくことができました。流れも良かったし、いい流れに乗ることができたと思います」▽ソフトバンク牧原大(9回に1号2ランなど2安打3打点)「主力の栗原と柳田さんが離脱してしまって、本当は暗くなるような雰囲気だったんですけど、そこをなんとかみんなで乗り切ろうという気持ちで戦っています。その結果がいい状態に結びついている」

◆ソフトバンク三森大貴内野手(23)が8日の西武1回戦で下半身の張りを訴え、途中交代した。 4回に左前適時打を放つなど2安打を記録したが、6回に代打を送られてベンチに退いた。藤本博史監督は「そんなに大したことはないと思う。今は無理する時ではない。大事を取って早めに代えました」と、軽傷を強調。三森はここまで打率3割6分6厘、15安打、2本塁打、9打点と好調で、打線を引っ張っていた。

◆藤本博史新監督(58)率いるソフトバンクが、両リーグ一番乗りで10勝目を挙げた。新人監督のリーグ10勝一番乗りは、20年の楽天三木監督以来だが、球団では1リーグ時代も含めて初。▼ソフトバンクが14年以来の両リーグ10勝一番乗り。開幕11試合以内で10勝したチームは02年阪神以来11度目で、球団では48年、10連勝した55年に次いで67年ぶり3度目。過去10チームのうち優勝は7チームだが、ソフトバンクの過去2度はどちらも優勝。また、新人監督では89年山本監督(広島)の12試合目を抜いて最速での10勝到達。

◆ソフトバンクが両リーグ一番乗りの10勝目。1―1の四回に柳町の適時二塁打などで4点を挙げ、九回にも3点を加えた。千賀は7回1失点で2勝目。西武は高橋が6回5失点と崩れ、打線も散発3安打で7連敗となった。

◆西武打線は千賀らに散発3安打に抑え込まれ、三回に野選で1点を挙げるのが精いっぱいだった。主砲の山川が不在となった3月31日から7試合連続で3得点以下と貧打が深刻となっている。1―5の四回は先頭打者からの連続四球で無死一、二塁としたが栗山が投ゴロ併殺打、呉念庭は空振り三振に倒れた。辻監督は「チャンスをくれたんだけどね。そこで、ものにできなかったのがちょっと悔やまれる」と話した。

◆西武は打線が3安打に抑え込まれ、2020年8月6日-13日以来となる7連敗。辻発彦監督(63)は「起爆剤? 白星。どんな形であれ、勝つということ以外にない」と話した。試合前には、右太もも裏の肉離れで1日に出場選手登録を外れた主砲の山川穂高内野手(30)が練習に合流。指揮官は「〝打てますよ〟とアピールに来たんじゃない? こういうチーム状況も見ながら、本人が居ても立ってもいられない気持ちがあってくれるだけで、こちらはうれしい。彼のそういう気持ちがチームに伝わってくれればいいし...」と目を細めた。一方で「明日(9日)、明後日(10日)も練習参加させるけど、まだ走れないから難しいでしょう。ここで(無理して)大ごとになったら終わりだからね。それだけは避けたい」と早期復帰には慎重な態度を崩さなかった。

◆ソフトバンクのドラフト4位ルーキー、野村勇が九回に中前適時打を放ち、プロ初打点を挙げた。4点リードながら犠打で走者を進めて1死二塁。フルカウントから変化球に食らいついて中前へはじき返し「バントで送って回してもらったので、絶対に生かそうと。素直にうれしい」と声を弾ませた。NTT西日本では4番を打っていた右打者。七回には右越え二塁打も放った。小技も求められる2番打者として、一回にはバスターして二ゴロながら二塁走者を三塁に進めるなど、役割に応じた打撃でもアピールした。

◆ソフトバンクの柳町が1―1の四回に勝ち越しの適時二塁打を放った。同点とされた直後の攻撃で、無死一塁から西武・高橋の甘めに入ってきた初球のフォークボールを逆らわずに振り抜く。三塁手がほとんど反応できないほどの鋭い打球で左翼線を破った。この回一挙4得点した攻撃の口火を切り「エース級の投手を打てたのは自信になる」と胸を張った。左膝の大けがで長期離脱した栗原に代わってチャンスを得ている3年目の左打者。昨季はウエスタン・リーグで最多の88安打を放った。成長ぶりを2軍監督として間近で見た藤本監督は「1軍で1年出れば2割7、8分は打つ」と太鼓判を押す。これで今季先発した4試合のうち、3試合で2安打以上と見事に期待に応えている。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1010 0.909
(↑0.009)
-
(-)
13248
(+8)
23
(+1)
7
(+1)
5
(-)
0.249
(↑0.014
0.000
(-)
2
(-)
楽天
720 0.778
(↑0.028)
2
(-)
13432
(+3)
17
(-)
2
(-)
6
(+1)
0.215
(↓0.005)
0.000
(-)
3
(-)
ロッテ
650 0.545
(↑0.045)
4
(-)
13237
(+5)
22
(-)
4
(+1)
18
(+2)
0.226
(↑0.002)
0.000
(-)
4
(-)
ORIX
580 0.385
(↓0.032)
6
(↓1)
13036
(-)
42
(+5)
4
(-)
3
(-)
0.205
(↓0.002)
0.000
(-)
5
(-)
西武
480 0.333
(↓0.031)
6.5
(↓1)
13133
(+1)
57
(+8)
8
(-)
2
(-)
0.207
(↓0.009)
0.000
(-)
6
(-)
日本ハム
2100 0.167
(↓0.015)
8.5
(↓1)
13122
(-)
47
(+3)
9
(-)
3
(-)
0.197
(↓0.006)
0.000
(-)