1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 |
ヤクルト | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 7 | 1 | 1 |
勝利投手:高梨 裕稔(2勝0敗0S) (セーブ:マクガフ(0勝0敗2S)) 敗戦投手:福谷 浩司(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ヤクルトは両軍無得点で迎えた2回裏、松本直の2ランで先制する。投げては、先発・高梨が6回4安打1失点の好投。その後は4投手の継投でリードを守り、高梨は今季2勝目を挙げた。敗れた中日は、先発・福谷が試合をつくるも、打線が1得点と振るわなかった。
◆ヤクルト5年目捕手の松本直樹が、3年ぶりとなる今季1号2ランを放った。2回2死一塁で、中日福谷のカットボールを左翼席へ運んだ。プロ1号の19年以来となる2本目は、同期入団の村上もベンチで大喜びの決勝打。チームは勝率5割に復帰した。守備では先発高梨を好リードし、今季はコンビで2戦2勝。初めてのお立ち台に「目立ちたくないので難しかったです」と照れ笑いを浮かべた。▽ヤクルト高津監督(松本直の先制2ランに)「松本がまさかのね。これは書いていいですよ。(ベンチは)みんなびっくりしてました。当たれば飛ぶタイプなんで、ホームランは想像してなかったですけど」▽ヤクルト高梨(松本直とのバッテリーで今季2連勝)「リードでも打つ方でもすごい助けてもらったなという印象なので本当に松本さまさまかなと思います」
◆ヤクルト5年目の松本直樹捕手(28)が、3年ぶりとなる今季1号2ランを放った。「8番捕手」で今季2度目のスタメンマスク。2回2死一塁で、中日福谷のカットボールを左翼席へ運んだ。プロ1号の19年以来となる2本目が決勝打となった。初めてのお立ち台は"かみ気味"で言葉を紡ぎ「目立ちたくないので難しかったです」と、初々しく照れ笑いを浮かべた。 守備では先発高梨を好リードし、コンビで今季2戦2勝。「強いまっすぐがいいボールですし、そこから変化球も投げられるので、強いまっすぐなげこんでいくことが高梨さんの良さ」と、直球主体に変化球を織り交ぜ、1失点にとどめた。石山への継投に入った7回、2死満塁とすると左腕・田口に交代。ここでも冷静にリードし「前の打席でチャンスで凡退しているバッターだったので、この打席積極的くるから初球から勝負だなと思ってリードしました」と、岡林を1球で一ゴロに仕留め乗り切った。今春は2軍キャンプスタートもチャンスをうかがっていた。「強く振るっていうことはファームでも口酸っぱくいわれていた。1軍に呼んでもらったら、自分の良さを頑張って出そうと思ってやっていました」。中村がけがで戦列を離れると、開幕1軍に抜てきされた。古賀、内山壮らとともにしのぎを削る。高津監督も「松本がまさかのね。これは書いていいですよ(笑い)。(ベンチは)みんなびっくりしてました。当たれば飛ぶタイプなんで、ホームランは想像してなかったですけど」と笑顔だった。同期入団の村上も「松ちゃん!」と大喜び。松本直は「みんなだいたい松ちゃんです、年下も。僕はいいかなと思います」と癒やし系の女房役。チームの連敗を2で止め、勝率5割復帰に導いた。
◆中日が昨年4月2日以来、立浪監督初の貯金に失敗し、連勝が4で止まった。5度得点圏に走者を置きながら1得点。4試合連続1点差勝利中だったが、この日は1点に泣いた。指揮官は「チャンスはつくったけど、あと1本出なかったという話。チャンスで強くなれるように配球を含めて勉強してほしい」と厳しい表情。スタメン起用を続けながら好機に凡退した岡林、石川昂ら若手の奮起を期待した。
◆ヤクルト・松本直樹捕手(28)が「8番・捕手」で先発出場し、二回2死一塁で迎えた第1打席に先制の1号2ランを放った。相手先発の福谷のカットボールを左翼席に運んだ。松本は「高梨さんに早く援護点を取ってあげたかった。2-0と有利カウントだったので思い切って打ちにいきました。援護できて良かったです」とコメントした。
◆ヤクルトが競り勝った。松本直樹捕手(28)が「8番・捕手」で先発出場し、二回に先制の1号2ランを放ち、これが決勝点となった。先発の高梨裕稔投手(30)は6回4安打1失点で今季2勝目。七回以降は石山、田口、清水、マクガフとつないだ。高梨の一問一答は以下の通り。--1点差のゲームを勝ちきった。今の思いは「松本(直樹)が本当によくリードしてくれたのですごいいい形で投げられたと思います」--松本のリードはどうだった「試合前からコミュニケーションを多くとって、こういうふうに進めていきましょうっていうのをしっかり話していたので、いい形で投げられたと思います」--7、8回にはピンチも。どんな思いで見ていた「本当にいいピッチャーたちなので、安心して、信じて見てました」--松本には見事な本塁打も。どんな思いだった「リードも打つ方でもすごい助けてもらったなという印象なので。本当に"松本様様"だなと思います」--松本と組んで2戦2勝。どんな存在か「松本のミットを見て、信じて投げ込んでるだけなので、すごいいいリードをしてくれていますし、すごい信頼できるキャッチャーだなと思います」--いい相棒「はい」--今後に向けて抱負を「まだまだシーズンは長いので、1試合1試合、今日のようなピッチングをして、チームに勝ちをつけられるような投球を多くできたらなと思っています」
◆ヤクルトが競り勝った。松本直樹捕手(28)が「8番・捕手」で先発出場し、二回に先制の1号2ランを放ち、これが決勝点となった。先発の高梨は6回4安打1失点で今季2勝目。七回以降は石山、田口、清水、マクガフとつないだ。松本の一問一答は以下の通り。--勝利に導いた2ラン。入った瞬間はどんな思いだった「甘いボールが来たら、ちゃんと振ろうと思ってました」--3年ぶり、プロ2本目の本塁打。どんな思いで打席に入った「2死一塁で僕だったので、長打を打てればいいかなと思って入ったんですけど、長打が出てよかったです」--リード面も光ったが、高梨とはどんな話をして試合に入ったのか「まずは高梨さんの良さを生かすということを第一に考えて、2人で話し合って試合に臨みました」--高梨はどんな存在「僕が特に何かしてるわけではないんですけど、この2戦すごく気持ちが入っていて、強いボールを投げ込んでくれるので、僕は特に何もしていません」--ファンに意気込みを「多くのファンの皆さんのご声援でホームランになったと思います。これからも頑張ります。よろしくお願いします」
◆ヤクルト・松本直樹捕手(28)が二回、左翼席へ決勝2ラン。2019年9月22日の巨人戦(神宮)以来、927日ぶり通算2本目のアーチだった。「長打を打てればいいと思っていた。2点が入ったことが良かった」香川県の進学校、丸亀高から立大、社会人の西濃運輸を経て2018年にドラフト7位で入団。昨季は初めて1軍出場なしに終わったが、イースタン・リーグでは打率・322、4本塁打、30打点をマークしていた。) 正捕手の中村が開幕直前に下半身のコンディション不良で離脱。めぐってきたチャンスを生かした。高津監督は「これは書いていいですけど、まさかの(一発)」と笑った。立大には一般入試で進学した〝秀才捕手〟。捕手としては高梨ら投手陣を引っ張り、チームに白星をもたらした。
◆ヤクルト・高梨裕稔投手(30)が6日、中日2回戦(神宮)に先発し、6回1失点と好投。2-1の勝利に貢献し、チームの先発投手ではただ一人の2連勝を飾った。これで昨季のレギュラーシーズン、日本シリーズを含め、先発した10試合連続でチームは負け知らず(9勝1分け)。白星をもたらす男の力投で、チームは勝率を5割に戻した。心地よい陽春の夜に笑みがはじけた。高梨が安定感抜群の投球で6回を4安打1失点、6奪三振。神宮球場に詰めかけた1万8051人の前で開幕2連勝を飾った。「調子自体は良かった。とにかく先制点を与えないように意識してマウンドに上がった。最少失点で切り抜けることができた」登板予定だった3日のDeNA戦(神宮)が雨天中止となり、登板がずれ込んだ。その影響を感じさせず、最速147キロの直球と落差の大きいフォークボール、カーブを両コースに制球。2―1の四回1死一、二塁からは木下を空振り三振、続く石川昂を遊飛に斬り、ピンチを切り抜けた。考えた時間が、高梨を成長させた。山梨学院大から日本ハムに入団して3年目の2016年に10勝を挙げて日本一に貢献し、新人王を受賞。当時を「がむしゃらにやっていたら日本一になっていた」と振り返る。ヤクルトへ移籍して3年目で自身2度目の日本一となった昨年は違った。「しっかり考えて日本一になれた。考える力はついていると思う。収穫のあった一年だった」 投球術にも変化が表れた。「昔はとにかくいい直球を投げて、というのがあった。今は打者の嫌なことをしようという感じに変わってきた」。二塁に走者を背負った際は顔の向きで走者をけん制し、打者に顔を向けた瞬間にクイックモーションで投げるなど、工夫を凝らす。今年1月に結婚して自覚も増し、昨季のレギュラーシーズンと日本シリーズを含め先発した15試合中、13試合でチームの白星を呼び込んだ。昨年6月以降の10試合に限ればチームは9勝1分け。勝ち運は今年も健在だ。(森祥太郎)◆高梨についてヤクルト・高津監督 「立ち上がりから状態が良かった。スピードもあったし、変化球の切れも。チームに勝利をもたらす投球だったと思います」★燕パワー 伝統のユニホームが節目を迎えた。2013年に始まった「TOKYO燕プロジェクト」は10周年。胸の「TOKYO」や「背番号と胸番号」などを新たな書体に変更した緑色を基調とした特別仕様の「燕パワーユニホーム」が一部座席を除き、中日3連戦で来場者に配布されている。この日の神宮球場は緑一色。選手たちに力を与えた。
◆松本直の2ランは見事だった。打ったのは、やや内角、高めのカットボール。あのコースは普通、左方向へのファウルになるか、前に飛んでも詰まった打球になるところ。バットの芯にしっかり当てる姿勢が、最高の結果をもたらした。しかも打席に入る際、「長打を打ちたい」と考えていたという。二回2死一塁。次打者は9番・投手の高梨。確かに、長打が欲しい場面ではある。しかし、その意識を持つと、これも普通、大振りになるところ。コンパクトに芯で捉えられたのは、まさに謙虚なスイングのたまものだ。おとなしそうな顔をしていて、実際に真面目。春季キャンプで淡々とバットを振り込んでいたことを覚えている。プロ5年目の地味な(?)男が、初めてスポットライトを浴びた。球団OBとして、また球界の先輩として、うれしくなる。もともと、6年目の古賀らと並び、正捕手・中村の後を継ぐ存在と目されていた。その中村は離脱中。そこへ2年目の内山壮が台頭。三つどもえのスタメン争いが、チームにとってプラスに作用してきた。3人ともスローイングは良い。あとはインサイドワーク。そして何よりバッティング。ヤクルトの捕手争いは、面白い。(本紙専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
9 | 2 | 0 | 0.818 (↑0.018) | - (-) |
132 | 53 (+2) | 39 (+1) | 15 (+1) | 3 (-) |
0.255 (↓0.007) | 0.000 (-) |
2 (-) |
広島 |
7 | 4 | 0 | 0.636 (↓0.064) | 2 (↓1) |
132 | 51 (+1) | 32 (+2) | 2 (-) | 5 (-) |
0.262 (↓0.003) | 0.000 (-) |
3 (1↑) |
ヤクルト |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↑0.056) | 3.5 (-) |
133 | 39 (+2) | 38 (+1) | 14 (+1) | 6 (+1) |
0.239 (-) | 0.000 (-) |
3 (1↑) |
DeNA |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↑0.056) | 3.5 (-) |
133 | 40 (+6) | 43 (+1) | 6 (-) | 8 (+2) |
0.228 (↓0.002) | 0.000 (-) |
5 (2↓) |
中日 |
5 | 6 | 0 | 0.455 (↓0.045) | 4 (↓1) |
132 | 36 (+1) | 41 (+2) | 8 (-) | 5 (+2) |
0.225 (↓0.007) | 0.000 (-) |
6 (-) |
阪神 |
1 | 10 | 0 | 0.091 (↓0.009) | 8 (↓1) |
132 | 34 (+1) | 60 (+6) | 7 (-) | 3 (-) |
0.234 (↓0.003) | 0.000 (-) |
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