楽天(☆7対2★)西武 =リーグ戦2回戦(2022.04.06)・楽天生命パーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
0000200002402
楽天
30001030X7801
勝利投手:岸 孝之(1勝0敗0S)
敗戦投手:松本 航(1勝1敗0S)

本塁打
【西武】外崎 修汰(1号・5回表ソロ),岸 潤一郎(1号・5回表ソロ)
【楽天】西川 遥輝(1号・5回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 西武戦チケット予約

DAZN

◆楽天は初回、浅村と鈴木大の適時打などで3点を先制する。4-2となって迎えた7回裏には、島内の走者一掃となる適時二塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・岸が7回2失点の好投で今季初勝利。敗れた西武は投打ともに振るわず、6連敗を喫した。

◆西武が2者連続本塁打で追い上げた。0-3の5回2死走者なし。まずは7番外崎修汰内野手が1号ソロを左翼スタンドにぶちこんだ。狙い打ったように内よりのストレートをきれいに回転。打球は切れずに、ポールの内側を通過した。外崎は「手応えは良かったので、切れなければホームランになるな、と思って打球を目で追いながら走りました。このまま打線に勢いがついていけばいいなと思います。アップルパンチ!」とコメントした。 そして8番岸潤一郎外野手も続いた。本塁打の余韻残る中、3球目の変化球を捉えた。1号ソロを左翼席へ飛ばし、1点差に迫った。岸は「目の前でトノさん(外崎選手)がホームランを打ったので、自分も続きたいと思って打席に入りました。いい流れに乗ることができました。風もいい方向に吹いていて助けてくれました。ホームランになって良かったです」と話した。

◆楽天西川遥輝外野手が、加入後初本塁打を放った。1点リードの5回先頭で迎えた第3打席。カウント1ストライクから、松本の甘く入った144キロ直球を鋭くスイング。右中間席へと運んだ。 日本ハム時代の21年5月22日西武戦(メットライフドーム)以来の1発。「完全にマグレです。(先発)岸さんには日頃からお世話になっているので、こういうところでたくさん返したいと思っていました。援護できて本当によかった」と喜んだ。

◆西武牧野翔矢捕手(21)がプロ初打席で初安打を放った。3回1死走者なし。楽天岸の110キロカーブだった。ストレート3球の後の緩いボールもうまくため込んだ。強く振り抜きながら、逆方向のレフト前に運んだ。この日は「9番捕手」でプロ初出場で、初先発だった。その第1打席で見事にヒットを放った。ベンチからの祝福に少し照れくさそうに頭を下げた。「とにかくしっかりバットを振ろう! と思って打席に入りました。打球が飛んだ瞬間、抜けてくれ、と思いながら走りました。素直にうれしいです」と喜んだ。牧野は遊学館(石川)出身のプロ4年目。幼少期から能登の海に潜り、大自然で身体能力が育まれた。昨季は右肩のけがにも見舞われ、力を発揮できなかった。今季はキャンプからA班(1軍)に入り、アピールを続けていた。

◆西武は痛恨の6連敗となった。先発松本が初回から3失点で追う展開に。2-4の7回裏2死二、三塁からは3番浅村を申告敬遠した後、4番島内に左中間へ3点適時二塁打を浴び、重すぎる追加点を奪われた。引き分けをはさんだ6連敗は昨年4月17日~25日以来。引き分けを含まない6連敗は、20年8月6日~13日の7連敗以来となる。これで借金は3。絶好調だった山川穂高内野手が右太もも裏の肉離れでスタメンを外れた先月30日以降、白星から遠ざかる。森友哉捕手が離脱する負の連鎖も続いた。主力を欠く中で、波に乗り切れない。

◆楽天島内宏明外野手が、試合を決めた。2点リードの7回2死二、三塁で浅村が申告敬遠。満塁となって迎えた第4打席、カウント1ボールから外角気味のチェンジアップを左中間へはじき返した。走者一掃の3点適時二塁打とし、昨季打点王の貫禄を見せつけた。 打率3割3分3厘、7打点はどちらもチームトップ。主砲の仕事を発揮しているが「4番を外してほしいという気持ちは強いです」と配置転換を希望していた。

◆楽天の"King&Prince"が、連勝に導いた。4度の盗塁「王」を誇る西川遥輝外野手が、加入後初本塁打。「王子」の愛称を持つ岸孝之は、7回2失点で今季初勝利。絶大な人気の2選手が躍動した。 5回先頭で打席に入った西川が右中間へソロ。「岸さんには日ごろからお世話になっている」と感謝した。日本ハム時代はほとんど交流がなかった存在。楽天に加入したばかりの1月、楽天生命パークで自主トレをしていると、ロッカーで居合わせた岸が真っ先に声をかけてくれた。1人ダッシュをしていると、無言で並走。その後も、体を気にかけた言葉をくれる。優しい先輩に、「僕よりもたくさんお金持っているし、なにも恩返しできないが、こういう形で恩返しができて良かった」と笑顔だった。岸にとっては、2者連続本塁打を浴びた直後の援護。「すごく大きかった。もう1回ここから頑張ろうと思った」とギアチェンジ。6、7回と無安打で引き締め直した。試合後はヒーローインタビューを受ける西川をベンチからほほ笑ましそうに見守った。外野手と投手。別行動も多いが、固い絆で結ばれる2人のイケメン。時にクールに、時に熱く。優勝へ、それぞれの持ち場で力を発揮していく。【湯本勝大】楽天石井GM兼監督(西川の活躍に)「1点ほしいなという場面でしっかりと仕留めてくれたのは大きかった。彼はもっとポテンシャル高い選手なので、どんどんこのチームのためにこれからも貢献してくれると思う」

◆「3番・二塁」で出場の楽天・浅村栄斗内野手(31)が一回、先制の右前適時打を放った。無死一、二塁。カウント0-1から先発・松本の139キロのカットボールを右前へはじき返した。「打ったのはカットボール。打ててよかったです」と淡々と振り返った。

◆先発の楽天・岸孝之投手(37)は序盤の3回を終え、2安打無失点、3奪三振。石井貴投手コーチ(50)は「うまく緩急が使えていると思います」と評価。「全体的に低めにまとめられていますし、引き続き今の投球を続けてほしいですね」と期待を込めた。

◆日本ハムから加入の楽天・西川遥輝外野手(29)が3-2の五回、右中間へ1号ソロを放った。「打ったのはストレート。完全にマグレです」五回、先頭打者で迎えた第3打席。カウント0-1から先発・松本の144キロの直球を強振。移籍後初本塁打とした。「岸さんには日頃からお世話になっているので、こういうところで、たくさん返したいと思っていました。援護できて本当によかった」と笑顔で振り返った。

◆楽天は一回に浅村、鈴木大の適時打と渡辺佳の犠飛で3点を先行。3―2の五回に西川が移籍後初本塁打となるソロを放ち、七回には島内の3点二塁打で突き放した。岸は7回2失点で今季初勝利。西武は投手陣が崩れ6連敗を喫した。

◆楽天は一回に浅村の右前適時打などで3点を先制する。1点差に迫られた五回には西川の本塁打で突き放し、七回には島内の適時二塁打で3点を奪って試合を決めた。先発した岸は7回4安打2失点の好投。本拠地で今季初勝利を収めた。岸の試合後のインタビューは下記の通り。) --投球を振り返って「良かったですよ、ホームラン以外は」--初回からストレートを中心に"らしい投球"だった。手応えは「良かったですね。とりあえず銀(炭谷)のリード通りに投げられたら大丈夫だろうなと思って投げてました」--チームの先制点、追加点が力になったのでは「初回の3点も大きかったですし、やっぱり(西川)遥輝のホームランが一番大きかったです」--四回には渡辺佳、七回には辰巳と守備でも援護があった「バックに助けられて勝てました」--スタンドに多く集まったイーグルスキッズにも笑顔を届けられた「勝ってみなさんに楽しんで帰ってもらいたいので、勝てて良かったです。ありがとうございました」--次の戦いに向けて意気込みを「今も言いましたけど1つでも楽しんで喜んで帰ってくれればいいと思います。これからもよろしくお願いします」

◆西武の牧野がプロ4年目で初出場し、最初の打席で安打を放った。「9番・捕手」で先発マスクをかぶりフル出場。三回に岸のカーブを流し打って左前に運び「打球が飛んだ瞬間、抜けてくれと思いながら走った」とうれしそうに話した。2019年に石川・遊学館高からドラフト5位で入団。森の右手骨折により巡ってきた出場機会を生かした。ただチームは6連敗となり「フル出場できたのはよかったが、勝利に貢献したいという思いが強い」と話した。

◆西武の松本は5回4失点と踏ん張れず今季初黒星を喫し、チームは6連敗となった。一回に先頭打者からの連続四球でピンチを招き3失点。2―3と追い上げた直後の五回には西川にソロ本塁打を浴び「しっかりと抑えなければならない場面で点を与えてしまった」と悔やんだ。山川、森が故障で離脱し「投手の力、バッテリーの力で勝てるような試合にしたい」と試合前に語っていたが、結果は伴わなかった。チームの歯車は一向にかみ合わず、辻監督は「こういう戦いをしていると勝てない」と力なく話した。

◆楽天の岸は直球を軸に7回4安打2失点で今季初勝利を挙げた。3―0の五回2死で外崎、岸に連続ソロを浴びたが持ち直し、4―2の七回1死一塁では外崎を外寄りの変化球で遊ゴロ併殺打に仕留めた。白星の味を「最高。このために日々やってきているんだな」とかみしめた。チームは中継ぎ投手を中心に新型コロナウイルス感染者が相次いでいる。苦境で先発の役割を果たし「チーム的にも自分的にも、七回まで投げられたのは大きかった」と充実感をにじませた。

◆楽天の岸孝之投手(37)が2度目の先発で7回4安打2失点の好投。今季初勝利に「このために日々やってきた。コントロールを含め全体的によかった。遥輝(西川)のホームランが一番大きかった」と声を弾ませた。チームは中継ぎを中心に新型コロナウイルス感染者が相次いでいる。その中で七回まで投げ「チーム的にも自分としても大きかった」とうなずいた。

◆楽天が快勝。西川遥輝外野手(29)が五回に移籍後初本塁打となるソロを放ち、貴重な追加点をたたき出した。「淡泊なイニングが多かったので、もう一回気を引き締めるという意味で打席に入りました。(先発の岸を)援護できて本当によかった」一回に3点を先制したが、追加点を奪えないまま五回に岸が2者連続アーチを被弾。1点差に迫られた直後、先頭打者として西武・松本の144キロの直球を右翼席へ運んだ。一回は四球を選び、浅村の適時打で先制のホームを踏んだ。七回は投手強襲安打で出塁して二盗を決め、島内の適時二塁打で生還。この日は3得点と、1番打者の役割を十分に果たした。昨オフ、日本ハムを自由契約となって移籍。1月に新しい本拠地を訪れた際、最初に声をかけてくれた岸は、その後もたびたび気遣ってくれたという。右腕の通算142勝目をアシストし、「日頃からお世話になっている。こういう形で恩返しができてよかった」。石井監督は「(本塁打は)心強い追加点だった」とたたえた。(加藤次郎)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
810 0.889
(↓0.111)
-
(-)
13433
(+1)
19
(+3)
5
(-)
5
(-)
0.223
(↓0.013)
0.000
(-)
2
(-)
楽天
620 0.750
(↑0.036)
1.5
(↑1)
13529
(+7)
17
(+2)
2
(+1)
5
(+1)
0.220
(↑0.007
0.000
(-)
3
(-)
ロッテ
550 0.500
(↓0.056)
3.5
(-)
13332
(+2)
22
(+3)
3
(-)
16
(+2)
0.224
(↓0.005)
0.000
(-)
4
(-)
ORIX
560 0.455
(↑0.055)
4
(↑1)
13233
(+3)
30
(+1)
3
(-)
3
(-)
0.210
(↑0.002)
0.000
(-)
5
(1↓)
西武
470 0.364
(↓0.036)
5
(-)
13232
(+2)
49
(+7)
8
(+2)
2
(-)
0.216
(↓0.007)
0.000
(-)
6
(-)
日本ハム
290 0.182
(↑0.082)
7
(↑1)
13222
(+3)
44
(+2)
9
(+2)
3
(-)
0.203
(↑0.011)
0.000
(-)