ソフトバンク(☆6対3★)オリックス =リーグ戦1回戦(2022.04.05)・福岡PayPayドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ORIX
2000100003601
ソフトバンク
03020001X6801
勝利投手:尾形 崇斗(1勝0敗0S)
(セーブ:森 唯斗(0勝0敗6S))
敗戦投手:山﨑 颯一郎(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】杉本 裕太郎(1号・5回表ソロ)
【ソフトバンク】三森 大貴(1号・2回裏3ラン)

  DAZN
チケットぴあ ソフトバンク戦チケット予約 ORIX戦チケット予約

DAZN

◆ソフトバンクが破竹の8連勝。ソフトバンクは2点を追う2回裏、三森の3ランで逆転に成功する。そのまま迎えた4回には、三森と柳町の連続適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、2番手・尾形が2回無失点でプロ初勝利。敗れたオリックスは、先発・山崎颯が乱調だった。

◆ソフトバンク石川柊太投手(30)は、オリックス戦で通算8勝1敗、防御率2・37の好相性で、17年7月4日から8連勝中。開幕から負けなしのチームの勢いに乗り、得意のカードで今季初勝利となるか。

◆開幕7連勝中のソフトバンクが、試合開始直後にアクシデントに見舞われた。 1回表。先発の石川柊太投手(30)が、1死二塁から3番吉田正に右中間への先制適時打を浴びた。続く4番杉本、5番バレラに連続四球。1死満塁で6番後藤を迎える場面で、森山投手コーチとトレーナーがマウンドへ駆け寄り、石川はベンチへ下がった。なんらかのアクシデントが発生したと思われたが、数分後に石川はマウンドへ。続投し、6番後藤は右飛に抑えたが、7番紅林に再び四球で押し出し。8番若月は遊飛に抑え、初回から2点を献上した。

◆オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手は、31歳の誕生日に待望の今季1号を放った。2-5と劣勢の5回。先頭で、この回から登板したソフトバンク板東の初球、146キロストレートを捉え、中堅バックスクリーン左翼寄りの中段まで豪快に運んだ。 誕生日のこの日は、試合前のアップ中に仲間から祝福され、試合では自身のバットでお祝い。三塁ベンチ前で左翼スタンドのオリックス応援団に向かい、昇天ポーズを決めた。ソフトバンクに2点差に迫るアーチに「感触もよかったですし、今日、誕生日でみんなに祝ってもらっていたので打てたんだと思います! 試合はまだ中盤ですし、ここからなんとか逆転できるように頑張ります!」と気合を入れた。

◆ソフトバンクが破竹の開幕8連勝を飾った。球界では18年に8連勝した西武以来で、球団では南海時代に10連勝を飾った55年以来67年ぶり。2年ぶりのリーグ優勝奪回へ、ロケットスタートが止まらない。 先発の石川柊太投手(30)がアクシデントで1回27球で緊急降板も、チームが一丸となった。0-2の2回2死二、三塁で、三森大貴内野手(23)が右翼へプロ1号の逆転3ラン。4回にも右前適時打で、1試合自身最多の4打点と暴れた。石川のあとを受けた投手陣も、粘りの投球でオリックス打線を振り切った。ソフトバンクは前カードの2、3日に、楽天選手が新型コロナウイルスに感染するなどで試合が中止。1日以来4日ぶりの試合だったが、勢いが止まることはなかった。▼ソフトバンクが開幕8連勝。開幕から8連勝以上は18年西武以来7度目。8連勝中の点差は1点差3試合、2点差2試合、3点差3試合で、すべて3点差以内の開幕8連勝は初めて。8試合すべてセーブが付いたが、チーム8試合連続セーブは、「開幕から」の条件を外しても18年4月7~14日DeNA、同年9月18~25日ソフトバンクの7試合を抜くプロ野球新記録。

◆ソフトバンクが破竹の開幕8連勝を飾った。開幕から8連勝以上は18年西武以来7度目。8連勝中の点差は1点差3試合、2点差2試合、3点差3試合で、すべて3点差以内の開幕8連勝は初めて。 8試合すべてセーブが付いたが、チーム8試合連続セーブは、「開幕から」の条件を外しても18年4月7~14日DeNA、同年9月18~25日ソフトバンクの7試合を抜くプロ野球新記録。

◆ソフトバンクが破竹の開幕8連勝を飾った。球界では18年に8連勝した西武以来で、球団では南海時代に10連勝を飾った55年以来67年ぶり。試合後の藤本博史監督(58)の一問一答は以下の通り -開幕8連勝藤本監督 選手がみんな頑張ってくれている成果ですよね。ベンチの明るいムードと、今日は特に3日間空いた中でどういう試合するかなと思ったけど、ひとりひとりが集中してくれました。-三森がプロ1号藤本監督 1番に座って、出塁率にしても1番の仕事をこなしてくれていると思います。-投手は8人の継投藤本監督 今日は先発の石川がアクシデントがあったので、これは全員でいかないと仕方ないなと。-石川の状態は藤本監督 まだ、分からないです。-1回で降板藤本監督 無理をさせる必要もない。まだ始まったばかりだし。これで無理して長引くよりは代えたほうがいいなと思って、僕の判断で代えさせてもらった。-どこのアクシデント藤本監督 元々足首が緩いというところがあった。今日は状態がいいということでテーピングしないでいったらしいですが、そこで少しずれた。そんなに大したことはないと思います。明日次第です。明日の状態を見てまた考えていきたい。そんなに心配するほど、離脱ということはないと思います。-波に乗っていきたい藤本監督 チーム全員で一丸となって戦っていきたいと思います。明日も頑張ります。

◆オリックスは杉本裕太郎外野手に待望の今季1号が出るも、5割復帰を逃した。 2-5の5回、ソフトバンク板東の代わりばなの初球、146キロ直球を捉えて中堅バックスクリーン左翼寄り中段へ豪快な1発。この日は31歳の誕生日で、杉本は自身初のバースデー弾に「誕生日やし(1号が)出るんちゃう? とか言われてたので」と周囲の気遣いに感謝した。連勝は3で止まったが「結果を出すのが仕事。今日は負けちゃったので、勝てるように頑張ります」と、空砲はこの日限りにする。オリックス中嶋監督(2回に三森に逆転3ランを浴び、4回途中5失点降板の先発・山崎颯に)「ローテーションの中に入っていく、という強い気持ちを持つのなら、次、なんとか頑張らないといけないと思いますけどね」

◆オリックス杉本裕太郎外野手(31)が自身初のバースデー弾を放ち、周囲の気遣いに感謝した。2-5と劣勢の5回。先頭で、この回から登板したソフトバンク板東の初球、146キロ直球を捉えて中堅バックスクリーン左翼寄りの中段まで運ぶ今季1号。手応え十分の放物線に「久しぶりにいい当たりが打てたと思います」。三塁ベンチ前で左翼スタンドのオリックス応援団に向かってさっそうとラオウポーズも決めた。 前試合(3日日本ハム戦)終了時で、打率は1割4分7厘。苦しい中でこの日、31歳の誕生日が巡ってきた。アップ開始前、仲間の祝福を受け、照れながら笑顔を見せた。「チームメートやたくさんのファンの方からお祝いのメッセージとかいただいたので、ちょっと落ち込んでたんですけど、それで頑張れました」頑張った結果の、1号弾だった。この日は空砲に終わったが、ラオウの目覚めはチームにとって心強い。中嶋監督も「本人が一番、ほっとしてるんじゃないですか」と推察。杉本は「(周囲に)気を使ってもらってるなというのはあるので、もっと試合で結果を出して、みんなに恩返しというか。結果を出すのが、仕事だと思うので。今日は負けちゃったので、勝てるように頑張ります」と前を向いた。空砲は、この日限りにしてみせる。

◆ソフトバンクが開幕8連勝を飾った。球団では南海時代の55年に10連勝して以来、67年ぶり。昨季のパ・リーグ王者、オリックスとの初戦に勝利。先発の石川柊太投手(30)がアクシデントで1回で緊急降板も、三森大貴内野手(23)がプロ1号の決勝3ランを含む4打点の大暴れ。チーム一丸で勝利のバトンをつないだ。 一振りで暗雲を消した。0-2の2回2死二、三塁。三森がオリックス山崎颯の直球をとらえた。打球は右翼ホームランテラスへ。6年目のプロ1号が逆転3ランだ。「最高の結果になった。公式戦初ホームランというのはやはりうれしいですね」。口元に藤本監督と似たひげを蓄え、お立ち台でニッコリ笑った。試合開始直後。ホークスベンチは慌ただしかった。先発石川が右足首のアクシデントにより、1回27球で緊急降板。2点を先制される不安な立ち上がりも、三森のメモリアルアーチでひっくり返した。珍しく感情をあらわにし、ほえる。「負けてましたし、その中で打てたのはうれしかった」。南海時代に10連勝を飾った55年以来、67年ぶりとなる開幕8連勝へ導いた。山崎颯には、6年ぶりのリベンジを果たした。両者は16年3月25日のセンバツ1回戦で対決。青森山田の4番だった三森は、敦賀気比(福井)のエース、山崎颯に4打数1安打2三振と抑え込まれた。試合も0-1の完封負け。因縁の右腕からの1発に「同級生ですし、これからも戦っていく。ファンの方も喜んでくれていると思いますし、チームも勝てたのでよかったです」と満足げに話した。4回にも右前適時打で1試合自己最多の4打点。打率3割3分3厘、出塁率4割4分4厘は、ともにリーグ2位。リードオフマンとして最高の仕事を果たしている。藤本監督も「1番の仕事をこなしてくれていると思います」と、うなずいた。これで開幕から無傷の8戦8勝。ロケットスタートが止まらない。2年ぶりのリーグ優勝、日本一奪回へ最高の発進だ。三森が「連勝を伸ばせるようにチームに貢献していくだけです」と言えば、指揮官も「チーム全員で一丸となって戦っていきたい」と呼応する。勝率10割が輝かしい。【只松憲】▼ソフトバンク 先発石川が右足の不調のため1回を投げ終えて降板した。1死二塁から吉田正に先制タイムリー二塁打を許すと、杉本、バレラに連続四球を与えたところでいったんベンチに下がり、マウンドに戻って2死を取った後に紅林に押し出し四球。2点を献上し27球で降板した。「後から投げる中継ぎの方、チームに迷惑をかけてしまった。申し訳ない」と石川。今後について試合後の藤本監督は「そんなに心配することはないが、明日次第です」と話した。▼ソフトバンク 育成出身の5年目尾形が、うれしいプロ初勝利を手にした。先発石川のアクシデントで急きょ、2回から登板。先頭太田の二塁打と2四球で2死満塁のピンチを招いたがバレラを一ゴロ。続く3回も先頭に四球を与えたが無失点で切り抜けた。「準備はできていました。かなり球数を使って野手の方に迷惑をかけてしまった」。2イニング45球を費やし制球に苦しんだが、2回裏に三森の逆転3ランが飛び出しプロ初白星。「重い価値ある1勝と思います」。ウイニングボールは両親にプレゼントするといい、笑顔でポケットにしまい込んだ。▼ソフトバンク田浦(4回を3人で抑え)「ストレートを中心にすべてのボールをストライクゾーンに投げ込むことができたと思います。いい投球ができました」

◆桜は散り始めてもソフトバンクのシーズンロードはまだまだ「満開」に彩られている。昨年の覇者オリックスに逆転勝ち。開幕からの連勝を「8」に伸ばした。敵地仙台での楽天戦がコロナ禍の影響で2試合中止。3日間、試合のなかったホークスだが、勢いはしっかり継続した。先発石川が右足の不調で1回2失点で降板するアクシデントがあったにもかかわらず、チームは試合をひっくり返した。逆転弾を含め4打点の三森のバットも頼もしいが、2番左翼で先発出場の柳町も4回に5点目となる今季初打点の左前タイムリー。栗原の離脱で昇格した慶応ボーイもきっちり仕事を果たし勢いに乗っている。風貌からして豪快? なイメージが強い藤本監督だが、ベンチワークは何とも手堅い。2点リードの8回には先頭グラシアルが内野安打で出塁すると中村晃に送りバント。暴投もあって1死三塁から6番牧原大の中犠飛で3点差とした。5回から3イニングはパーフェクトに抑えられていただけに、ワンチャンスを確実にものにするベンチワークが光った。今季初登板となった4番手板東が1発を許したものの、ブルペン陣は盤石と言っていい。4回からは1イニング交代の継投策。田浦(4回)、嘉弥真(6回)の左腕2人がともに3人で切ると、終盤は津森、又吉、森とつないで反撃を許さなかった。8戦すべてが3点差以内の勝利。投手力に支えられた開幕超ダッシュだろう。球団記録の開幕10連勝にマジック2としたが、藤本ホークスにはまだまだメモリアルが待ち受ける。2リーグ以降のホークスの勝利数は4991勝。あと9勝で5000勝だ。1リーグからの通算成績は5477勝。こちらも前半戦中には5500勝の節目の数字に到達するだろう。何とも記録ラッシュの1年となりそうな気配だ。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンク・板東湧梧投手(26)が5日、出場選手登録された。藤本博史監督(58)が起用法について明かした。「ロングできるリリーフが今いないので。そこにはめられるかなと。去年もだいぶ投げているし。信頼感もあるしね」昨年は44試合に登板して0勝2敗、防御率2・52、1セーブとプロ初セーブも記録した。「松本も2軍の方で投げているので」と指揮官。開幕7連勝中のブルペンを厚くするため、板東を1軍の呼んだというわけだ。さらに真砂も1軍昇格。代わって明石、杉山が登録抹消された。杉山について指揮官は「ローテーションを守っていかないといけない投手。来年、再来年と絶対にローテーションの一角に入っておかないといけない投手なので」と改めて期待を寄せていた。

◆ソフトバンク・藤本博史監督(58)が試合前に代表取材に応じた。開幕8連勝に向けて、意気込みを語った。「肩はだいぶ凝っていますよ。シビアな試合ばかりで。でも若い選手が開幕から3点差以内の試合で、途中出場した選手もいますけど。すごくいい経験ができている。(チームの)雰囲気はすごくいいですよ」3月25日に開幕した2022年シーズン。12球団で唯一、勝率10割をキープしているのがホークスだ。2日、3日の楽天戦(楽天生命パーク)は中止となり、7戦7勝という成績で福岡に帰ってきた。「いい休養になった。ぼーっとしていましたよ」と笑ったが、ロケットスタートを飾っている。新人監督として開幕7連勝したのは史上初。次は球団記録の開幕10連勝(南海時代の1955年)が見えてくる。藤本監督は「あまり考えていないです。僕がやる(プレー)わけじゃないので。やるのは選手なので」と強調していた。

◆ソフトバンク・石川柊太投手(30)が先発し、試合を中断してベンチに戻るシーンがあった。一回、先頭の福田に147キロ直球を右前打。1死二塁となり吉田正に右中間に適時二塁打を浴び、先制を許した。杉本、バレラには連続四球。バレラへの4球目は141キロだった。ここでベンチはタイムを取り、森山投手コーチがマウンドへ。続けて球団トレーナーも足を運ぶと、ともに手当てのためにベンチへ下がった。試合中断の後、続投。後藤を右飛。2死にこぎつけたが、紅林には押し出し四球を与えた。若月は遊飛に退けたが、一回に2点を失った。

◆ソフトバンク・三森大貴内野手(23)がプロ初アーチとなる1号3ランを放った。「真っすぐをしっかり振り抜くことができました。打席ではタイミングを合わせることだけを考えました。公式戦初ホームランというのは、やはりうれしいですね」先発の石川が一回1死満塁で治療のため、ベンチへ。一回に2点を失うと、二回に2番手・尾形に投手交代となるなど、いきなり苦しい展開となった。迎えた二回。ガルビスが四球、今宮の右翼線二塁打などで2死二、三塁として三森が打席に立った。山崎颯の147キロ直球を振り抜くと、角度がついた打球は放物線を描いて右翼テラスに着弾。オープン戦では2本塁打を放っていたが、これがうれしいプロ初アーチ。ベンチに戻ってくると、もみくちゃにされながら感触を喜んだ。埼玉県出身で、青森山田高を経て2017年にドラフト3位でホークスに入団。5年目だった昨季に82安打を放つと、今季は初の開幕スタメンを勝ち取った。すでに妻子もいる23歳が、昨年王者のオリックスに鋭い一撃を食らわせた。四回1死一、三塁でも右前適時打でプロ入り最多の4打点を記録した。

◆昨季のパ・リーグ本塁打王、オリックスの杉本が五回に待望の今季1号ソロを放った。代わったばかりの板東の初球を振り抜き「感触は良かった」と中堅へ運んだ。ベンチに戻ると、右拳を突き上げるお決まりのポーズで喜びを表現した。オープン戦から調子が上がらず、開幕後も3カードを終えて打率1割4分7厘、長打は0本。中嶋監督から「とりあえず1本出してもらいましょう」と奮起を促されて迎えた試合で、復調の兆しを見せた。自身の31歳の誕生日に花を添え「みんなに祝ってもらったので打てた」とおどけた。

◆ソフトバンクが開幕8連勝。0―2の二回に三森のプロ初本塁打となる3ランで逆転し、四回に三森と柳町の適時打で2点を追加。8投手の継投で逃げ切った。オリックスは先発山崎颯が四回途中5失点と乱れ、連勝が3で止まった。

◆ソフトバンクは逆転勝利。三森大貴内野手(23)がプロ初本塁打となる1号3ランを放った。試合後、藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。--開幕8連勝という結果に「これはもう選手が頑張ってくれている成果ですよね」--要因は「ベンチの明るいムードと、きょうは特に3日間空いた中でどういう試合するかなと思ったんですけど。すごく一人一人が打席で集中してくれたと思います」--三森が4打点の活躍「1番にずっと座っているんですけど、出塁率や打つ方にしても1番の仕事をこなしていると思います」--継投でもしのぎ切った「先発の石川がアクシデントがあったので、全員でいかないと仕方ないと。あまり長いイニングを投げさせる投手がいないので。一人1イニングで頑張ってもらいました。何とか最少失点で踏ん張ってくれたと思います」 --石川の状態は「まだわからないです」--一度、ベンチに戻って続投した。それでも降板を選択した「無理をさせる必要ないしね。まだ始まったばかり。これで無理して、長引くよりは早く代える方がいいと思って、僕の判断で代えました」--アクシデントとは「もともと、足首が緩いところがある。きょうは状態がいいということでテーピングしないでいったんですけど、そこで少しずれたというか。そんな感じじゃないかな。大したことないですよ」--来週は4試合。時間を使って回復させる選択肢も「あした次第ですね。あしたの状態を見て、また考えていきたいと思います」--球団記録の開幕10連勝も見えてきた「連勝は選手が頑張っているあれで。こっちは1点でも少なくできるように投手の交代とか。代打とか考えていないので。連勝はその後についてくるものなので。あまり意識はしていません」

◆オリックスは吉田正の4試合連続の適時打を生かせず、連勝が3で止まった。一回に福田の右前打から1死二塁とし、吉田正が右中間二塁打。わずか7球で幸先良く先制した後は打線が振るわなかった。中嶋監督は「四球も選べてチャンスはあった。畳みかけるところでもう一つだった」と課題を口にした。先発の山崎颯は序盤から制球が定まらず、4四球を与えて四回途中5失点で降板。2点リードの二回に三森に逆転3ランを浴び「全くボールを操れていなかった」と悔やんだ。

◆愛称は「軍師」。鷹の新しいリードオフマンが力強い放物線を描いた。ソフトバンク・三森がプロ初本塁打となる1号逆転3ラン。プロ最多4打点の活躍で、チームを開幕8連勝に導いた。「最高の結果になったかなと思います」先発の石川が右足首の違和感を訴えて1回2失点で降板。不穏な空気が漂ったが、三森の2打席目、二回2死二、三塁で山崎颯の147キロ直球を振り抜くと、白球は右翼テラスに着弾。流れを変える逆転3ランとなった。クールな男がベンチ前で拳を握り「チームが負けていたので、その中で打てたことがうれしかった」と熱くなった。四回にも右前適時打し、再び拳を握った。5年目の昨季86試合に出場して82安打し、今季は初の開幕スタメンを射止めた。新人監督の開幕連勝記録を8に伸ばし、12球団で唯一、まだ敗戦の味を知らない藤本監督も「(相手投手の)左右関係なく1番にと、コーチ陣からもくるので。変える必要もない」と手をたたいた。球団記録の開幕10連勝(1955年)が、いよいよ現実味を帯びてきた。 17年ドラフト4位で入団し、23歳ながら妻子もいる一家の大黒柱だ。青森山田高時代の16年春の甲子園、1回戦で福井・敦賀気比高と対戦。山崎颯に0-1で完封負けし、三森も4打数1安打2三振に終わっていた。ファームで対戦経験があったものの、6年越しのリベンジに「同級生で、これからも戦っていくと思う。ファンの方も喜んでくれていると思いますし、チームが勝ったのが一番」とうなずいた。「(初本塁打の球は)全然、考えていないですけど。家に置いておこうかなと思います」8試合を終えて勝率10割。若鷹にも快音が生まれ、藤本ホークスがさらに加速する。(竹村岳)★「三森が指を差せば何かが起きる」ファンの間で話題 三森が「軍師」と呼ばれるようになったきっかけは昨年7月11日の楽天戦(ペイペイドーム)。八回無死一塁でバントの構えを見せた打者・三森への投球を捕手・太田が見失うと、一走・牧原大が飛び出してしまった。このとき、なぜか三森が二塁を指差し、太田も二塁に送球。しかし、遊撃・茂木が一塁に転送するとこれが牧原大の頭部をかすめ、一塁コーチの本多内野守備走塁コーチの頭部にもヒットする珍プレーとなった。このあと「三森が指を差せば何かが起きる」とファンの間で話題になり、「軍師」と呼ばれるようになった。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
800 1.000
(-)
-
(-)
13532
(+6)
16
(+3)
5
(+1)
5
(+1)
0.236
(↑0.008
0.000
(-)
2
(-)
楽天
520 0.714
(↑0.047)
2.5
(-)
13622
(+7)
15
(+3)
1
(-)
4
(-)
0.213
(↑0.006)
0.000
(-)
3
(-)
ロッテ
540 0.556
(↑0.056)
3.5
(-)
13430
(+2)
19
(-)
3
(-)
14
(-)
0.229
(↑0.003)
0.000
(-)
4
(-)
ORIX
460 0.400
(↓0.044)
5
(↓1)
13330
(+3)
29
(+6)
3
(+1)
3
(-)
0.208
(↓0.001)
0.000
(-)
4
(-)
西武
460 0.400
(↓0.044)
5
(↓1)
13330
(+3)
42
(+7)
6
(+2)
2
(-)
0.223
(↑0.007)
0.000
(-)
6
(-)
日本ハム
190 0.100
(↓0.011)
8
(↓1)
13319
(-)
42
(+2)
7
(-)
3
(-)
0.192
(↓0.001)
0.000
(-)