1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 8 | 0 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 | 1 | 0 |
勝利投手:平野 佳寿(1勝1敗2S) (セーブ:黒木 優太(0勝1敗1S)) 敗戦投手:森 唯斗(0勝1敗6S) |
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◆オリックスが延長戦を制した。オリックスは4回表、吉田正の二塁打に相手失策が絡んで1点を先制する。その後同点とされて迎えた延長10回には、代打・後藤と宜保の適時打で2点を奪い、勝ち越しに成功した。敗れたソフトバンクは、打線が9回に追いつく粘りを見せるも及ばなかった。
◆ソフトバンクにまた新星が現れた。ドラフト4位ルーキーの野村勇内野手がプロ初スタメン。しかも本職の内野ではなく「2番左翼」で出場。主砲柳田が左肩痛で先発を外れ、チャンスが巡ってきた。 3回2死の2打席目ではボテボテの三塁へのゴロが内野安打となり、プロ初安打もマーク。「とにかく必死に走りました。当たりは良くなかったが、やはり初ヒットなのでうれしいです」と喜んだ。藤本監督はオープン戦で2本塁打した打力や走力を高く評価。だが、内野には遊撃今宮、三塁ガルビスがおり、なかなか出番がなかった。出場機会を増やすために、外野守備の練習もスタートさせていた。この日はウエスタン・リーグ広島戦(タマスタ筑後)に左翼手で出場。そのまま「親子ゲーム」で1軍ナイターに駆けつけた。バットで、足で、チームに新たな刺激をもたらす。
◆ソフトバンクの開幕連勝記録は「8」でストップした。延長10回に勝ち越しを許して惜敗。試合後の藤本博史監督(58)の一問一答は以下の通り。 -9回に上林が同点打藤本監督 そうですね。なんとか9回に追いついたけどね。-打たれた森は好投を続けてきた藤本監督 今日もスピードも上がってたし、アドレナリンがでとった。勝負いったところどうのこうのじゃない。一応、(後藤を)歩かせて2番宜保でも太田かラベロが出てくるやろうから。それだったら後藤と勝負した方が。本人も気持ちが入ってるし。そこは全然気にしてないし、打たれたのもここまでいいピッチングしてくれていたし、そんな毎回毎回ね。悪いピッチングじゃないからですね、打ったバッターを褒めるしかないですよね。-後藤の打席の前にマウンドに投手コーチが向かったのは藤本監督 確認もありますけども、そこは僕の中でも勝負だったし、思い切っていけということですね。前進守備もあるから、後藤より太田とかが出てこられた方が嫌だなと。逆方向にも打ってくるバッターやからね。そこも考えて。-序盤に点が入らない展開だった藤本監督 そうですね。得点圏が3回あったんですけどね。9回入れれば4回。でも9回の粘りというのは明日につながると思うし、あういうつながりをどんどん序盤に持ってくればいい。-上林はきっかけに藤本監督 そうですね。あの場面で打ったのは自信になるだろうし。また出るチャンスも増えてくるだろうし。-連勝はストップ藤本監督 全然気にしてないです。9回よく追いついて、こういう試合を本当は取りたいですよね。それがすぐ(10回に)やられたのは悔しいけど、これはまた明日から出直しという形で頑張っていくだけです。-柳田の状態は藤本監督 う~んちょっとまだ分からないですね。試合中やから何も聞いてないけど。-ベンチには入っていたが、出場できる状態か藤本監督 みたいですね。-石川も抹消藤本監督 1回飛ばすくらいの感覚で考えてます。最短でいつや?16日?どこ戦?(北九州での楽天戦)あ~その辺はないね。その後やね。その辺は4試合しかないからね。
◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(33)がオリックス2回戦(ペイペイドーム)を今季初めて欠場した。5日の同戦の初回に、二塁進塁を試みヘッドスライディングした際に左肩を負傷。試合終了までプレーしたが、一夜明けて痛みが出たため、試合前のチーム練習に参加せず福岡市内の病院で受診。MRI検査を受け、左肩腱板(けんばん)炎と診断された。今後については状態を見て判断する。
◆ソフトバンク41歳の和田毅投手が日米通算2000イニング登板を飾れなかった。 1回表を0に抑えて達成。だが6回途中1失点の降板に唇をかんだ。「先頭打者を出してしまうことが多く、リズムよくアウトを取ることができなかった。いい流れをつくれていれば、攻撃にもつながっていたと思う」。9回に味方が追いつき、通算31勝8敗でホームでは11年以来負けなしのオリックス戦の好データは継続したが、苦い夜になった。
◆オリックス先発・田嶋大樹投手の今季初勝利が消えた。初回1死一、三塁、4回2死一、二塁などのピンチを切り抜け、7回2死まで無失点と好投。1点リードを守って交代し「昨年はこういった僅差のゲームで追いつかれてしまうことも多かったので、しっかりとリードを守って投げ切れたことは収穫だと思います」と救援陣の好投をベンチで祈った。だが9回2死から守護神の平野佳が、ソフトバンク上林に同点打を浴びた。
◆オリックス黒木優太投手(27)が5年ぶりのセーブで、チームを救った。2点を勝ち越した直後の延長10回に5番手で登板。2番から始まる相手打線を3人で片付け、17年7月29日楽天戦以来のセーブを挙げた。プロ1年目は150キロ超の快速球を武器に勝ち継投で活躍も、右肘の故障に苦しみ、支配下からも外れた。苦しい時期を乗り越えての好結果も「ゼロに抑えてチームが勝ったので」と冷静に振り返った。
◆オリックス後藤駿太外野手が、ソフトバンクの快進撃を止めた。同点の延長10回2死二塁で代打で登場。ソフトバンクの守護神・森の変化球を捉え、右中間を破る決勝の適時三塁打を放った。「なんとか前に飛ばして、コトを起こそうと食らいついていきました」。 3年ぶりのお立ち台。ヒーローは帽子をかぶらず、恐竜のイラスト入りのモスグリーンのバンダナ姿で現れた。春季キャンプで宗から同じメーカーの物をプレゼントされ、愛用してきたが「これは息子のために。息子が恐竜大好きなので...」と理由を説明。活躍した姿を、テレビの前で待つ家族に見せたかった。「昨年優勝しましたけど、僕自身はふがいない成績で。今年は出てやろうと必死にやってきました」。13年から5年連続100試合以上に出場した10年のドラフト1位が、昨季は56試合どまり。本塁打も打点も最少1だった。このままでは終われない、その一心でオープン戦は4割3分5厘と打ちまくった。吉田正、杉本、福田がそろう外野陣で、代打でチャンスをつかみ、決勝打の結果を出した。【堀まどか】
◆ソフトバンクの快進撃がついに止まった。オリックスに延長の末で敗れ、藤本博史監督(58)は開幕9戦目で初黒星。「(連勝ストップは)全然気にしてないです。こういう試合を取りたいですよね、本当は。そこは悔しいけど、明日から出直しという形で頑張っていくだけですね」と沈むことはなかった。 キャプテン不在で、苦しい戦いを強いられた。柳田が左肩痛のため、今季初めて欠場。定位置だった3番には19年以来3年ぶりとなる松田を起用し、本来は内野手のルーキー野村勇が左翼に入った。主砲を欠く打線は4回から8回まで無安打と鳴りをひそめた。一方で、開幕から全試合3点差以内の接戦をモノにしてきた粘り強さも発揮した。1点を追う9回は3人連続代打を送り出す執念の采配に上林が同点適時打で応え、2度目の延長戦に持ち込んだ。最後は10回に守護神の森が打たれ惜敗したが、指揮官は「開幕からずっといい投球をしてくれている。打った打者をほめるしかない」とかばった。初めて土は付いたがシーズンはまだ始まったばかり。藤本監督は「9回の粘りは明日につながる。ああいうつながりを序盤に持ってくればいいと思います」と前を向いた。【山本大地】
◆開幕戦でみこしに乗って登場してから、ソフトバンク藤本監督は連勝街道を猛進した。この勢いであれば、球団記録の10連勝も駆け抜け「藤本みこし」はさらに突き進むのでは、と思っていたのだが、やはりプロの世界で勝ち続けるのは難しいものだ。9回に同点に追いつき、スタンドのファンもサヨナラ勝利を期待したろう。ここは小休止ということで、次戦からのリスタートに期待したい。勝敗は別にして、この日、7番中堅で先発出場した真砂には1本打ってもらいたかった。5日に1軍昇格した。ファームでは打撃絶好調、打率4割のハイアベレージでプロ10年目の覚醒? と首脳陣も期待を寄せていたろう。左投手を打ってもらいたいという藤本監督の思いもあって、今季初スタメンとなったのだが、オリックス田嶋の前に3打数無安打に終わった。激戦の「外野手争い」から漏れ、開幕メンバー入りを果たせなかっただけに雪辱の思いは強かったはず。4回2死一、二塁の同点機では初球を遊ゴロ。守備では先制点を与える失策も記録してしまった。アピールどころか、悔しさの募る初スタメンとなってしまった。快進撃を続けてきたホークスだが、開幕5戦で栗原が離脱。柳田もこの日は欠場した。シーズン長丁場は故障を含め、どんなアクシデントが起こるかわからない。「備えあれば憂いなし」というが、バックアップ選手たちの好不調はチームの戦いを大きく左右する。少ないチャンスをものにするのは厳しいが、何とか意地を見せてもらいたい。【ソフトバンク担当 佐竹英治】
◆ソフトバンク・藤本博史監督(58)が試合前に代表取材に応じた。試合前練習に不在だった柳田悠岐外野手(33)について説明した。「きのうセカンドにいったときに肩がね。きょう診察しています。それだけです」5日の同戦、一回1死一、三塁。一走だった柳田は投球がワンバウンドする間に二塁を狙ってヘッドスライディング。結果はアウトになったが、果敢な走塁を見せていた。その後も3三振とふるわず、この日の練習には姿を見せず。藤本監督は出場について「わからないです。ひょっとしたら出られないかも」と続けた。柳田はここまで8試合に出場して打率・188、1本塁打、4打点。復調を待っていた中で、心配な事態となってしまった。
◆ソフトバンク・藤本博史監督(58)が試合前に代表取材に応じた。ウエスタン・広島戦(タマホーム筑後)で実戦復帰したアルフレド・デスパイネ外野手(35)について言及した。「早く状態を上げてもらいたいけど、状態が上がらないままこっち(1軍)に呼ぶことはないです。しっかり2軍の方で、小久保2軍監督から状態がいいですよっていうのがあれば考えますけど。もういけるというので上げることはないです」デスパイネは足の捻挫でファームでの調整が続いていたが、この日が待望の実戦復帰。「5番・指名打者」で出場し2打数無安打だった。1軍に昇格させた際の起用のイメージについて、指揮官は「状態がいいということでこっちにくるならDHで使いますよ。ジュリ(グラシアル)は外野を守ってもらう形になると思う」と話した。デスパイネはNPB通算170本塁打の大砲。栗原が「左膝前十字靱帯断裂、また、左外側半月板損傷の疑い」と今季絶望なだけに、早く1軍の力になりたい。
◆オリックスは1―1の延長十回に、代打後藤の適時三塁打と宜保の適時打で2点を勝ち越した。平野佳が今季初勝利、黒木が初セーブ。ソフトバンクは九回に上林の適時打で追いついたが、森が誤算で開幕からの連勝が8で止まった。
◆ソフトバンクの開幕連勝は「8」でストップした。試合後、ソフトバンク・藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。--九回2死一、三塁で上林が一時同点打「何とか同点に追いついたけどね」--延長十回に森が2失点「きょうもスピードもあがっていたし、アドレナリンが出ていた。考えたけど、歩かして(決勝打を放った後藤の次打者の)宜保のところで太田かラベロが出てくるやろうから。それなら後藤と勝負した方が。本人も気持ちが入ったいるし。そんな毎回ね。打った打者を褒めるしかないですね」(続けて)「前進守備になるから、後藤より太田とかが出てこられたら嫌だなと。逆方向に打ってくる打者なので。そこも考えてやったことで」--序盤はチャンスを作りながらも無得点「得点圏が九回を入れれば4回あった。でも九回の粘りはあすにもつながると思うし。ああいうつながりを序盤に持ってこられたら」--上林はきっかけにしてほしい「あの場面で打てたのは自信になるだろうし。出るチャンスも増えてくるだろうし」--連勝が止まった「全然気にしていないです。九回によく追いついて、本当は取りたいですよね、こういう試合は。悔しいけど、あすから出直しという形で頑張っていくだけですね」--柳田の続報などは「まだわからないです。試合中だったので、何も聞いていないけど」 --ベンチに入っていたが、出られる状態でもなかった「みたいですね」--石川も登録抹消となったが「一回飛ばすくらいの感覚で考えています」--最短で戻ってほしい「最短っていつ?」--16日の楽天戦(北九州)です「そのへんはないね。その後やね。その週は4試合しかないからね」
◆ソフトバンクの開幕連勝は「8」でストップした。試合後、藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。試合前練習から左肩の痛みで不在だった柳田悠岐外野手(33)について、頭を抱えるしかなかった。「まだわからないです。試合中だったので、何も聞いていないけど」5日の同戦、一回1死一、三塁。一走だった柳田は投球がワンバウンドする間に二塁を狙ってヘッドスライディング。結果はアウトになったが、果敢な走塁を見せていた。その後も3三振とふるわず、この日の練習には姿を見せなかった。ベンチ入りこそしたものの、出場できる状態ではなかった? と問われた藤本監督も「みたいですね」と話した。その後に球団から、福岡市内の病院でMRI検査を受けた結果「左肩腱板炎」と診断されたことが発表された。代役で3番に入った松田が4打数無安打に倒れるなど、1得点で連勝はストップ。結果以上に大きな敗戦となった。
◆オリックスの先発、田嶋は好投が報われなかった。6回?を2安打無失点に抑え、1点リードを守って降板。しかし、平野佳が九回2死から同点とされた。それでも「リードを守って投げ切れたのは収穫」とクールな表情を崩さなかった。厳しくコースを攻めて5四球を与えながら、要所を締めた。一回1死一、二塁からグラシアル、中村晃を続けて凡退に切って取ると、二回以降は三塁を踏ませなかった。6回1失点だった前回登板に続いて今季初勝利はお預けとなったが「僅差でも相手に流れを渡さない投球ができた」と納得顔だった。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
8 | 1 | 0 | 0.889 (↓0.111) | - (-) |
134 | 33 (+1) | 19 (+3) | 5 (-) | 5 (-) |
0.223 (↓0.013) | 0.000 (-) |
2 (-) |
楽天 |
6 | 2 | 0 | 0.750 (↑0.036) | 1.5 (↑1) |
135 | 29 (+7) | 17 (+2) | 2 (+1) | 5 (+1) |
0.220 (↑0.007) | 0.000 (-) |
3 (-) |
ロッテ |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↓0.056) | 3.5 (-) |
133 | 32 (+2) | 22 (+3) | 3 (-) | 16 (+2) |
0.224 (↓0.005) | 0.000 (-) |
4 (-) |
ORIX |
5 | 6 | 0 | 0.455 (↑0.055) | 4 (↑1) |
132 | 33 (+3) | 30 (+1) | 3 (-) | 3 (-) |
0.210 (↑0.002) | 0.000 (-) |
5 (1↓) |
西武 |
4 | 7 | 0 | 0.364 (↓0.036) | 5 (-) |
132 | 32 (+2) | 49 (+7) | 8 (+2) | 2 (-) |
0.216 (↓0.007) | 0.000 (-) |
6 (-) |
日本ハム |
2 | 9 | 0 | 0.182 (↑0.082) | 7 (↑1) |
132 | 22 (+3) | 44 (+2) | 9 (+2) | 3 (-) |
0.203 (↑0.011) | 0.000 (-) |
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