日本ハム(☆3対2★)ロッテ =リーグ戦2回戦(2022.04.06)・札幌ドーム=
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ロッテ
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日本ハム
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勝利投手:北山 亘基(1勝0敗0S)
敗戦投手:ゲレーロ(1勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】野村 佑希(1号・3回裏ソロ),清宮 幸太郎(2号・4回裏ソロ)

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◆日本ハムがサヨナラ勝利。日本ハムは3回裏に野村のソロで先制すると、4回には清宮のソロが飛び出し、リードを広げる。その後同点とされて迎えた9回には宇佐見が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、4番手・北山がプロ初勝利。敗れたロッテは、打線が2得点と精彩を欠いた。

◆17分間の緊迫をくぐり抜け、笑った。ロッテのドラフト3位広畑敦也投手(24=三菱自動車倉敷オーシャンズ)がプロ初ホールドで4連勝に貢献した。 2点リードの7回、2番手の国吉が大荒れ。無死一、二塁でマウンドに送られた。いい表情だった。「絶好の場面だなという気持ちで」。そのココロは。「こういうピンチで使ってもらえるということは、そこを乗り越えていけると思われていると思うので。意気に感じて」アルカンタラを8球かけて三振にすると、石井に安打を打たれ満塁に。清宮が代打で登場した。いきなり3ボールで焦った。「ゾーンで打たれての方が守っている野手も気持ちいいだろうし」。開き直って直球、カーブでカウントを戻し、強い球で捕邪飛に。あと1人。1番浅間に回った。カウント1-2に。満塁ながら、佐藤都にボールゾーンの直球を要求された。自分の意識にはなかったが、同い年の捕手を信じた。「ボール球なので打たれる心配はないので。自分が(その後)ゾーンに上手に投げればいいので」。その後も内、外、内と突き、勝負の8球目が訪れた。カットボールを選んだ。「カットの方がゾーンで勝負できる確率が高いので。四球を出さない意味でも」。少し抜けたが、浅間は空振りした。自然とガッツポーズ。「今日の投球を継続できるのが一番だと思うので。ゼロならなんぼ打たれてもいいと思うので」。笑顔のベンチに迎えられた広畑は、野手8人をベンチ前で出迎えた。【金子真仁】

◆日本ハム打線が不調。チーム打率1割9分2厘は12球団ワーストで、開幕から10試合連続で1桁安打を記録中。日本ハムが開幕から10試合以上連続で1桁安打は64年の14試合以来、球団2度目だ。今日は打線が奮起して不名誉記録から脱出できるか。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(22)が、前夜の悔しさを払拭(ふっしょく)する1発を放った。1点リードの4回の先頭、フルカウントからの6球目、本前の直球系142キロをすくい上げて右越え2号ソロ。開幕2戦目の3月26日ソフトバンク戦以来のアーチを架けた。 開口一番に「昨日の分です」。前夜の同戦で、7回1死満塁から代打で登場。3ボールから「打て」のサインが出たが、見逃して捕邪飛に倒れていた。この日の試合前練習でも、頭をかきながらBIGBOSSと話す姿があった。ロッテは7回に反攻する。ここまで2安打無得点に抑えられていた加藤から、2死二、三塁の好機をつくった。2番手杉浦の立ち上がりが不安定なところを突き、暴投と右前適時打で同点とした。日本ハムは8回から堀、北山とつなぎ無失点。9回は無死一、三塁から宇佐見真吾の打球が左翼線に落ち、サヨナラ勝利。ビッグボスは今季2勝目を初のサヨナラで飾った。

◆ロッテ本前郁也投手(24)が銀色の天井を見上げた。球持ち良く相手を押し込む、フライボール・ピッチャー。初回、日本ハム打線にも打ち上げさせ、リズムに乗る。「地元で初勝利したいと思います。気合は入ってます」。札幌市出身で育成入団から支配下を勝ち取った左腕。プロ初勝利は1年前に済ませたが、郷里での白星へ思いは強い。 北海道ご当地飲料のガラナが好きで、ファイターズのファンクラブに入る小学2年生だった。06年6月6日も、阪神戦の応援に左翼席上段に陣取った。ユニホームの背ネームは自分のもの。胸が躍る試合前、急に場内が真っ暗になった。天井の一部分に当たるスポットライト。「すごく間近に見えて。あそこから下りてくるんだな、って」。奇想天外な新庄剛志選手が、天井に姿を見せた。輝くスター。当時は観衆4万3473人の1人に過ぎなかった小さな少年が、大きくなり、BIGBOSSを背に投げる。日本ハムとの初対戦は昨年のオープン戦。当時は「変な気持ちです」と率直な心境を口にしたが、もうそんな感情もない。巡ってきたチャンスを生かすだけ。だからこそフライまでで止めたかった。3回、野村に先制ソロを浴びた。チーム今季10試合目で初の被本塁打。4回の清宮のソロも含め決して甘い球ではなかったが、それが致命傷になりうるのもプロ。5回2失点で降板。「打たれた本塁打には悔いが残ります」。次こそ笑顔で上を向く。

◆日本ハム野村佑希内野手(21)が、今季1号の先制ソロを放った。 3回1死走者なし、カウント2ボールからの3球目、ロッテ本前の144キロを左翼席に放り込んだ。「何とか先制点を取りたいという気持ちで、思い切っていった結果、最高の形になってよかったです。次も頑張ります」と頼もしかった。新庄剛志監督(50)も大興奮で、両手でつくった「BIGBOSSポーズ」を揺らして、野村を迎えた。野村は春季キャンプ終盤に左足首を捻挫して離脱。開幕は出遅れ、前夜の同戦から1軍復帰した。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(22)が、前夜の悔しさをぶつける2号ソロを放った。 1点リードの4回の先頭、フルカウントからの6球目、本前の直球系142キロをすくい上げて右越えソロ。ベンチの新庄剛志監督(50)は、珍しく両拳を高々と突き上げ歓喜した。清宮は前夜の同戦で、7回1死満塁から代打で登場。3ボールから「打て」のサインが出たが、見逃して捕邪飛に倒れていた。「昨日の分です。まじで勝ちたいので、これからも気を引き締めて戦います」と力強かった。

◆サヨナラ勝利の試合後、日本ハムの新庄剛志ビッグボスが、ロッテベンチに歩み寄り、自らウイニングボールを要求するシーンがあった。 9回無死一、三塁から宇佐見の放った打球が左翼線に落ち、初のサヨナラで今季2勝目を挙げた。9回を1イニング無失点に抑えたルーキー北山亘基投手(22)はプロ初勝利を挙げた。愛弟子の記念球のために、新庄監督が自ら行動。ホームベース付近からロッテベンチに呼びかけ、無事ウイニングボールを受け取ると、三塁側のベンチへと戻っていった。

◆まさかの結末で、ロッテの連勝は4で止まった。2-2の9回、無死一、三塁。8番宇佐見の打球は左翼線上へ高々と上がった。左翼の高部瑛斗外野手(24)が追い、一度ファウルゾーンで捕球体勢に入ったように見えたが、打球はフェアゾーンに落下。サヨナラ打となった。 試合後に報道対応した井口資仁監督(47)は高部の意図について「いや、我々も理解できないです。はい。まぁまぁ、ああいう、まぁ、チョンボですね。本当に、こういうことやってたら勝てないってことですかね」と言葉を絞り出した。

◆まさかの結末で、ロッテの連勝は4で止まった。2-2の9回、無死一、三塁。日本ハムの8番宇佐見の打球は、左翼線上へ高々と上がった。左翼手の高部瑛斗外野手(24)がほぼ定位置から打球を追い、一度ファウルゾーンで足が止まったかのように見えたが、打球はフェアゾーンに落下。サヨナラ打となった。 インパクトの瞬間から打球の落下まで、約6秒。落下地点は本塁から60メートルほどの場所だった。宇佐見はしばらく打席から走らず、遊撃藤岡は中継の準備をしていた。三塁走者は代走細川。仮にファウルフライであれば、サヨナラ犠飛を阻止するために、あえてフライを捕らない選択肢も一般的には考えられる。試合後、高部の報道対応はなかった。状況判断を迷ったか、照明などで打球を見失っていたかは、不明のままだ。また打球は落下後、やや三塁内野席側に大きくバウンドした。試合後に報道対応した井口資仁監督(47)は高部の意図について「いや、我々も理解できないです。はい。まぁまぁ、ああいう、まぁチョンボですね。本当に、こういうことやってたら勝てないってことですかね」と言葉を絞り出した。7回には好機で山口が見逃し三振し、8回には池田、高部が連続で見逃し三振。「バント失敗もありましたし、チャンスで見逃し三振もあったり、消極的なのかどうか分からないですけど、もっと若い選手はどんどん積極的にやっていかないと勝てないと思います」とおかんむりだった。

◆日本ハム宇佐見真吾が思わぬ形でヒーローになった。同点の9回無死一、三塁から打ち上げた打球は、ふらふらっと左翼方向へ。「打った瞬間、やっちゃった、という感じでした」。 上空に上がって約6秒。力のない飛球も、ロッテの左翼高部の数メートル手前にぽとりと落ち、三塁走者が生還し、サヨナラ勝ちとなった。「何とか決めようと思ったが、めちゃくちゃ浅くて。落ちると思わなかったので、びっくり」と苦笑いだった。

◆ロッテ本前郁也投手(24)が今季初先発し、5回2失点の投球だった。球持ちの良さでフライやファウルを粘り強く打たせていたが、3回に野村、4回に清宮にソロを喫した。「もったいない失点でした。悔いが残ります」と話した。 井口資仁監督(47)は本前について「よく投げてくれたと思います」としながら「長打2本はもっと警戒しなくちゃいけないところだと思いますし、ああいう1発で点取られるのが一番もったいないと思うので。しっかり反省しながら、また次回、チャンスあった時にと思っています」とコメントした。

◆日本ハムのドラフト8位ルーキー北山亘基投手(22)が、プロ1勝目を挙げた。見当たらなかった勝利球はBIGBOSSが探してくれた。「おめでとう」と手渡され、手のひらから「初勝利」の実感が広がった。「想像していなかった。役柄的にも(勝つことは)ないと思っていた」。家族へ最高のプレゼントとなり、ヒーローインタビューではもの静かな表情を崩し「最高です!」と声を張り上げた。 2-2の9回。「場面は関係なく、打たれていいところはない」と強い信念で臨んだ。1死一、二塁のピンチを背負ったが、最後は併殺打で無失点に切り抜けた。次イニングに向けて、ベンチ後方で「精神統一」していたとき、歓喜の瞬間が舞い込んできた。開幕投手での鮮烈デビューから4試合目の登板で節目の白星を挙げた。「(開幕投手は)『経験』とは一言で言いきれない素晴らしい機会をいただいた。生かさないと失礼。必ず生かして、成長していきたい」。球団の大卒新人初となる大役は大きな財産になった。最速156キロ右腕は、コーチ陣をうならせる知識量と堅実な風貌から「教授」と呼ばれる。指名漏れを経験し、念願かなって飛び込んだプロの世界でたくましく歩き始めた。【田中彩友美】▽日本ハム新庄監督(今季初のサヨナラ勝ちで2勝目)「今日は選手に聞いてあげて!選手!選手!」

◆日本ハムは4番の清宮幸太郎内野手(22)が、BIGBOSSの猛ゲキにフルスイングで応えた。6日ロッテ戦(札幌ドーム)で1-0の4回、右翼席へ今季2号ソロ。前日5日の同戦のチャンスで新庄監督の「打て」のサインに応えられなかった大砲候補が、名誉挽回のアーチを描いた。チームは9回無死一、三塁から、宇佐見真吾捕手(28)が左前にポトリと落ちるラッキーな安打を放ち今季初のサヨナラ勝ち。連敗を4で止め、2勝目を挙げた。 清宮が、4番の仕事をやってのけた。野村の今季1号で1-0とリードして迎えた4回、フルカウントからの6球目。真ん中低めの直球を、フルスイングした。打った瞬間、スタンドインを確信する滞空時間の長いアーチが、右翼席へ突き刺さった。今季2号に「昨日の分です。昨日、あんなチャンスでヒーローを逃しているので、今日は絶対打ったろうと思ってました」とドヤ顔。貴重な追加点に、ベンチのBIGBOSSも両手を広げて大喜びだ。前日5日のロッテ戦。0-2で迎えた7回1死満塁の大チャンスに、代打で登場した。3ボールとなり、ベンチから「打て」の指示が飛んだものの、真ん中付近の直球、カーブと2球連続で見逃してしまった。結局、捕邪飛に倒れ、この回は無得点。新庄監督から「オレは君を信じて『打て』のサインを出したんだから、割り切って、バチーンと捉えに行きなさい」と、注意を受けた。「昨日、本当に悔しかったので、今日は絶対に打ってやると思っていた」と清宮。試合直前まで打撃フォームの修正を繰り返し、納得のいく形で本番に臨んだ。「自分の良い悪いが分かるようになってきた」と進化の手応えは十分。打撃だけでなく、3回の守備でも、一、二塁間のゴロをきっちりさばく好プレー。チームは終盤までもつれた試合を、今季初のサヨナラで制した。清宮 10戦で1勝しかしていないから(新庄監督は)いろんなことを言われているんだろうなと...。僕たちの力不足でしかない。やっぱり、たくさんBIGBOSSに勝利を届けたい。勝てたのが一番うれしい。5試合ぶりの勝利に、終始、ニコニコ。負けても批判の矢面に立ち、決して明るさを失わない指揮官へ、恩返しを誓った。【中島宙恵】?▽日本ハム新庄監督(今季初のサヨナラ勝ちで2勝目)「今日は選手に聞いてあげて!選手!選手!」

◆日本ハム・野村佑希内野手(21)が「1番・三塁」で先発出場し、三回1死に先制の1号ソロを放った。「なんとか先制点を取りたいという気持ちで、思い切っていった結果、最高の形になってよかったです」相手先発・本前に対し、2ボールからの3球目144キロの直球をフルスイング。打球はぐんぐん伸びて左翼席へ飛び込んだ。野村は春季キャンプ後半に左足首を痛め、イースタン・リーグでの実戦復帰を経て前日5日に1軍昇格。昨年10月7日のオリックス戦(京セラドーム)以来のアーチで持ち前の打棒を発揮した。

◆日本ハム・清宮幸太郎内野手(22)が〝名誉挽回〟の2号ソロを放った。「昨日の分です。まじで勝ちたいので、これからも気を引き締めて戦います」清宮は前日5日のロッテ戦(札幌ドーム)の七回2死満塁で代打で出場。カウント3―0から「打て」のサインが出たが、2球連続ストライクを見逃し追い込まれると、最後は捕邪飛に倒れた。一打同点の好機をものにできず、悔しさをにじませていた。この日は「4番・一塁」で先発出場。四回先頭の第2打席でフルカウントから142キロ低め直球を振り抜き、右翼席へ。2―0と点差を広げる2号ソロとした。

◆ロッテの本前は2本のソロを浴びて5回2失点でリードを許して降板し、今季初登板での白星はならなかった。三回に野村に内角速球を左翼席へ先制本塁打され、0―1の四回には先頭の清宮に低めの直球を右翼席へ運ばれた。「打たれたホームランには悔いが残る。もったいない失点だった」と悔やんだ。北海道出身で札幌光星高から北翔大を経て2020年に育成ドラフト1位で入団し、21年に支配下選手登録を勝ち取った。地元での登板に「気合は入っている」と意気込んでいたが、今季初勝利をつかむことはできなかった。

◆日本ハムが今季初のサヨナラ勝ちで連敗を4で止めた。2―2の九回にヌニエスが死球で出て石井の右前打で無死一、三塁とし宇佐見が左翼線適時打を放って試合を決めた。ロッテは九回に救援陣がつかまり、連勝が4で止まった。

◆日本ハムが今季初のサヨナラ勝ちを収め、連敗を4で止めた。同点の九回に無死一、三塁の好機を作ると、8番・宇佐見を打ち上げた左翼線の飛球をロッテ・高部が目測を誤り、サヨナラ安打となった。九回に登板し、無失点に抑えたD8位の北山がプロ初勝利を挙げた。「4番・一塁」で出場した日本ハム・清宮が1-0の四回、右翼席へ2号ソロを放った。「昨日の分です。まじで勝ちたいので、これからも気を引き締めて戦います」第1打席は2死三塁の先制機に中飛。先頭打者で迎えた2打席目、ロッテ先発の左腕・本前がフルカウントから低めに投じた142キロの直球にバットを振り抜き、追加点をたたき出した。前夜の悔しさを晴らした。5日のロッテ戦は七回2死満塁の好機に代打で出場。カウント3―0となり新庄監督から「打て」のサインが出たが、2球連続で見逃して追い込まれ、最後は捕邪飛に倒れた。一打同点の好機をものにできず、BIGBOSSからは試合後、「俺は君を信じて打てのサインを出しているんだから、割り切ってバチーンと捉えにいきなさい」と諭された。「目先の1勝よりも今後の成長」と前を向く新庄監督は4番の名誉挽回の一発に大喜び。九回にサヨナラ勝利を収めた後はウイニングボールを一塁側へ取りに出向き、勝ち投手の北山に手渡す気配りも見せた。

◆日本ハムの加藤は好投したが、今季初勝利には届かなかった。2―0の七回に2死二、三塁のピンチを残して降板。その後2人の走者が生還して勝ち投手の権利が消え、「嫌な流れで後ろの投手につなげてしまい、悔しい気持ち」と肩を落とした。前回登板では五回まで好投しながら、六回2死から突如7連打を浴びた。この日も六回までは抜群の制球でゼロを並べたが、再び打順が3巡目となったところを乗り切れず「(七回は)先頭打者を四球で出してしまったことが全て」と反省した。

◆日本ハムがサヨナラ勝利で連敗を「4」でストップ。三回に野村が先制のソロ、四回は清宮にも1発が飛び出してリードを広げた。その後同点に追いつかれたが、九回無死一、三塁のチャンス。打席に入った宇佐見が打ち上げた打球は左飛かと思われたが、ロッテ左翼手・高部がボールを見失いボールはフェアゾーンへ。ラッキーなサヨナラ打となった。宇佐見の試合後の一問一答は以下の通り。) --打った瞬間はどうだった「あ~やっちゃった...と思いました。(からの?)よっしゃ!みたいな感じで、ビックリしました」--チームメイトの出迎えは「久しぶりにあんなワシャーっって食らったんで嬉しかったです」--なかなか(チーム)2勝目が遠かった「なかなかいい形で勝ちに結びつかないことが多かったので、今日は勝てて良かったです」--先発・加藤をナイスリードだった「加藤さんが頑張ってくれている中で杉浦さんに代わったときに、そこで踏ん張れれば良かった。でもその後も杉浦さん粘ってくれて同点で終わって、その後(堀)瑞輝と教授(北山)がしっかり抑えてくれたのでありがたかったです」--なぜ北山を教授と呼ぶ「上沢がインスタグラムのストーリーで『教授』って載せてたので。僕もこういう場では呼ぼうかなと」--北山の魅力は「しっかり相手を見ながら投げれる、自分の状態を分かった上で投球できるすごい投手だなと思います」--週末は楽天との3連戦。どんな打席を見せてくれるか「今年は思い切りよく振って行こうとキャンプからやってきたのでそれを見てほしいかなと思います」

◆日本ハムが今季初のサヨナラ勝ちを収め、連敗を4で止めた。同点の九回に無死一、三塁の好機を作ると、8番・宇佐見が打ち上げた左翼線の飛球をロッテ・高部が目測を誤り、サヨナラ安打となった。九回に登板し、無失点に抑えたD8位の北山がプロ初勝利を挙げた。北山の試合後のインタビューは以下の通り。) --監督からウイニングボールを手渡された。いかがですか「まさかこのような形でプロ初勝利をさせていただくとは想像もしてなかった。感謝の気持ちでいっぱいです」--サヨナラのシーンはどんなふうに見てたか「ベンチの後ろの方で精神統一してました」--精神統一について具体的には「『回を跨ぐ』と言われてたので、もし同点だったらまた次の回もいく準備をしていた」--勝ちが決まったシーンは見ていなかった?「あまり見ないようにはしてたんですけど、逆転した瞬間はしっかり見てました」--勝ち投手になることはすぐに分かったか「横にいらっしゃった通訳の方に『これ勝ち投手じゃね?』って言われたんですけど、あんまり気にしすぎても次の回に影響してはダメなので切り替えて準備してました」--札幌などの小学校では入学式、始業式があった。どんな小学生だったか「ホントに野球が好きで休み時間も常に外で遊んでるタイプでした」--野球少年、少女へエールを「ぜひ将来ファイターズでプレーしましょう」

◆日本ハムD8位・北山(京産大)がプロ初勝利をつかんだ。九回を1安打無失点で勝利を呼び込み、「まさかこんな形で初勝利とは、想像もしていなかった。感謝の気持ちでいっぱいです」。開幕投手を務めるなど期待の新人は4試合の登板で防御率0・00と抜群の安定感を誇る。新庄監督からウイニングボールを手渡され、「家族に渡したい」とうれしそうだった。

◆誰もがアッと驚く幕切れだった。2-2の九回無死一、三塁。日本ハム・宇佐見真吾捕手(28)が左翼線へ浅い飛球を打ち上げると、ロッテの左翼手、高部は捕球態勢に入った。だがファウルと判断したかのようなそぶりで捕球せず、打球がライン際にポトリ。三塁走者が生還し、新庄監督にとって初のサヨナラ勝ちだ。ビッグボスはガッツポーズを繰り出し、選手はグラウンドに飛び出して喜びを爆発させた。新庄監督は広報を通じ「きょうは選手に聞いてあげて! 選手、選手!」と主役を譲ったが、直前の采配が今季2勝目につながった。九回無死一塁。極端なバントシフトをあざ笑うかのように、走者のスタートとともに石井が広畑の初球をたたいて一、二塁間を抜いた。鮮やかにヒットエンドランを決め、犠飛でも点が入る三塁まで走者を進めていたことが生きた。 4回) 名誉挽回の一打で流れを呼び込んだのは「4番・一塁」で出場した清宮だ。5日の試合は七回1死満塁で代打。カウント3―0から「打て」のサインが出たが、2球続けて見逃して追い込まれ、最後は捕邪飛に倒れた。発奮したこの日は四回に右翼席へ2号ソロを放ち、「昨日の分です」と雪辱を果たした。連敗を4で止め、3月31日の西武戦以来の2勝目に清宮は「いろいろなことを言われていると思うけど、僕たちの力不足でしかない。たくさんビッグボスに勝利を届けたい。やっぱり勝たなきゃつまらない」とナインの気持ちを代弁した。(箭内桃子)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
810 0.889
(↓0.111)
-
(-)
13433
(+1)
19
(+3)
5
(-)
5
(-)
0.223
(↓0.013)
0.000
(-)
2
(-)
楽天
620 0.750
(↑0.036)
1.5
(↑1)
13529
(+7)
17
(+2)
2
(+1)
5
(+1)
0.220
(↑0.007)
0.000
(-)
3
(-)
ロッテ
550 0.500
(↓0.056)
3.5
(-)
13332
(+2)
22
(+3)
3
(-)
16
(+2)
0.224
(↓0.005)
0.000
(-)
4
(-)
ORIX
560 0.455
(↑0.055)
4
(↑1)
13233
(+3)
30
(+1)
3
(-)
3
(-)
0.210
(↑0.002)
0.000
(-)
5
(1↓)
西武
470 0.364
(↓0.036)
5
(-)
13232
(+2)
49
(+7)
8
(+2)
2
(-)
0.216
(↓0.007)
0.000
(-)
6
(-)
日本ハム
290 0.182
(↑0.082)
7
(↑1)
13222
(+3)
44
(+2)
9
(+2)
3
(-)
0.203
(↑0.011
0.000
(-)