中日(☆1対0★)広島 =リーグ戦3回戦(2022.04.03)・バンテリンドーム=
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広島
0000000000300
中日
00000100X1500
勝利投手:柳 裕也(1勝0敗0S)
敗戦投手:遠藤 淳志(0勝1敗0S)
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◆中日が同一カード3連勝。中日は0-0で迎えた6回裏、2死二塁の好機から阿部が適時打を放ち、試合の均衡を破る。投げては、先発・柳が9回無失点の快投を披露。敗れた広島は、先発・遠藤が6回1失点の好投を見せるも、打線が3安打無得点と援護できなかった。

◆中日柳裕也投手(27)が今季本拠地初登板。昨季はバンテリンドームで14試合先発して7勝1敗、防御率1・53。本拠地広島戦に限っても3試合で2勝0敗、防御率1・13と好成績を残した。昨季同様の投球を見せて今季初白星を目指す。

◆中日柳裕也投手(27)が、両リーグ一番乗りとなる完封で今季初勝利を飾った。6回に阿部の適時打でもらった1点を守り、チームを初の3連勝に導いた。1点リードの9回1死二塁。代打松山に四球を与えて一、二塁に。ここで立浪監督が就任以来、初めてマウンドへ。「絶対大丈夫。ゲッツー取れるぞ。頑張れ!」。指揮官から直接、激励を受けた柳はその言葉通り、4番マクブルームを三ゴロ併殺に仕留め、右拳を突き上げた。柳「監督がマウンドに来ることはあまりないことだと思いますし、ここまで頑張ってきたのだから、もう1回、攻める気持ちで、と言っていただいた。(間近で)目を見て気持ちが高まりましたし、それがボールに乗り移ったと思います」立浪監督「1回、間合いを取りに行って、というのもあるんですが、必ずゲッツー取れるから、と。暗示をかけたと言いましょうか。代えるつもりはなかった。よく踏ん張ってくれました。(言葉通りの結果は)たまたまです」主演男優と新監督の息はマウンド上でピタリと合い、魔法の言葉に導かれるかのように最高のエンディングを迎えた。柳にとって完投は自らに課した義務だった。前日2日は延長12回を戦い、ベンチ入り9投手が登板。「昨日の試合に勝ったときから1人で投げきろうと思っていました」。開幕から好調の広島打線を8回まで二塁も踏ませない完璧な投球。昨年最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得した右腕が、中盤からは新球の超スローカーブも織り交ぜた133球の力投。自身4度目の完封劇でチームに新たな勢いを与えた。【安藤宏樹】▼中日柳が広島打線を3安打に封じ1-0で完封勝利。柳の完封勝ちは通算4度目だが、1-0での勝利は21年6月1日のロッテ戦(バンテリンドーム)に続き2度目。前回は6回に単打を許しただけの1安打ピッチングだった。▽中日落合ヘッド兼投手コーチ(完封の柳について)。今シーズン、日曜日に投げてもらうという大事な意味があり、2試合目で申し分のない素晴らしい投球をしてくれました。柳投手には感謝しかありません。▽中日ビシエド(6回に二塁打を放って先制機をつくり) 打撃の調子はよくなってきてます。阿部選手が自分をホームに戻してくれて貴重な得点になりましたし、柳投手が素晴らしい投球をしていた試合でいい仕事ができたと思います。▽中日阿部(6回に左前へ決勝打) 柳が頑張っていましたし、ビシエドが(2死から二塁打で)チャンスを作ってくれたので、なんとか返したいという気持ちがヒットになってくれたと思う。ヒットになってくれれば何でも会心です。

◆広島3番手黒原拓未投手は荒れ球を効果的に使い、1回無失点だった。松本の後を受け8回に登板し、内野ゴロ2つと空振り三振でピシャリ。1点ビハインドを保って9回の攻撃につなぐ役目を全うした。「真っすぐの抜け球が多かったが変化球は良い感じで投げられた。良くはないが荒れたボールが効いて、結果は良かった」。初のバンテリンドームでドラフト1位が堂々と左腕を振った。

◆広島2番手の松本竜也投手(22)は3者凡退に打ち取り、追加点を許さなかった。0-1の7回から登板。木下を遊ゴロ、石川昂を中飛、京田を二ゴロ。登板3試合目で初めての3人0封。「真っすぐもやっと力が出てきて、そこから緩急もつけられた。最低限、今日みたいな投球をしたい」。ホンダ鈴鹿でも中継ぎ経験が豊富なルーキー右腕が、本領を発揮している。

◆成長のための大きな1敗になった。広島遠藤淳志投手(22)が中日戦(バンテリンドーム)に先発し、6回1失点と力投した。 昨季最優秀防御率と最多奪三振の2冠右腕・柳との投げ合いで、援護に恵まれず今季初黒星。それでも完封勝利を挙げた柳の投球術に学んだ部分もあり、「価値ある1敗」と前向きだった。5年目右腕が2年ぶりの勝利に近づいている。敗戦投手の遠藤が胸を張った。6回1失点。打線の援護に恵まれず、今季初黒星がついたが、確かなものも得た。相手マウンドには昨季投手2冠に輝いた同じ右腕の柳。試合前からロースコアが予測された。「とにかく厳しい戦いになると思っていた。先に点を取られないように粘り強く投げようと」。エース級と互角に投げ合う緊迫戦。「柳さんと投げ合えたことも良い経験になった。価値ある1敗だったと思う」。次につながると思える内容を誇った。立ち上がりから高低、緩急を多彩に生かし、中日打線を翻弄(ほんろう)した。最速145キロに加え、最遅のカーブが111キロ。34キロ差で幅を持たせた。4回以外は毎回走者を背負ったが、踏ん張った。唯一の失点が6回。2死からビシエドに左越え二塁打、続く阿部の左前打で先制を許した。「インコースに投げ切れたが、あと1つ技術の部分が足りないのかなと思った」。勝負を分けた1点に唇をかんだ。相手の柳は上をいった。9回を1人で投げ抜き、133球の力投。散発3安打で無失点。12球団一番乗りの完封勝利を挙げた。「柳さんは抜けた球がなかったので素晴らしい。そこを見習いながら勉強していきたい」。降板後も食い入るように三塁側ベンチから右腕の投球を目に焼き付けた。開幕ローテーション入りは6枠中6番目の遠藤。この1敗が、のちの1勝、2勝とつながっていく。大きな自信を得て、今季2試合目を終えた。【前山慎治】

◆3連敗...。広島は中日戦(バンテリンドーム)で難敵柳裕也投手(27)に3安打完封負けした。唯一の得点機だった9回1死一、二塁も4番ライアン・マクブルーム内野手(29)が三ゴロ併殺打で万事休す。開幕から6連勝で乗り込んだ名古屋でまさかの3連敗。5日からは本拠地に戻って、6連勝中と波に乗る首位巨人を迎え撃つ。広島は9回に唯一つくった得点機もつながらなかった。先頭の西川龍馬外野手(27)が快投を続ける柳から遊撃への内野安打で出塁。犠打と四球で1死一、二塁の好機をつくった。打席には4番マクブルーム。しかし、カウント1ボールから外角低めのカットボールで芯を外され、三ゴロ併殺打に倒れた。スコアボードには9つの「0」が刻まれた。歓喜の雄たけびを上げるマウンド上の右腕と対照的に、赤く染まったレフトスタンドから大きなため息が漏れた。昨季、最優秀防御率と最多奪三振に輝いた右腕を攻略できなかった。9イニングで5度の3者凡退。8つの三振を奪われ、12球団一番乗りで完封勝利を許した。佐々岡真司監督(54)は「良い投手。そう簡単には...。低めに丁寧に投げられて打ちあぐねた。また当たる投手なのでなんとかしないといけない」。手玉に取られた好投手の打開策を練る。横浜と広島の地で開幕ダッシュを決め込んだ打線が名古屋で鳴りを潜めた。開幕から6戦で42得点。6連勝を引っ提げ、中日との3連戦を迎えた。ところが終わってみると3戦でわずか5得点。自慢の強打はつながらず、3連敗に終わった。指揮官も「この3連戦なかなか点は取れなかった」と遠い本塁を嘆いた。チームは休養日を挟み、週明けから本拠地で戦う。相手は6連勝と波に乗る首位巨人。「地元に帰って、もう1回やり直し!」。佐々岡監督は自らにもカツを入れるかのように言って球場をあとにした。【前山慎治】

◆中日柳裕也投手(27)が、両リーグ一番乗りとなる完封で今季初勝利を飾った。6回に阿部の適時打でもらった1点を守り、チームを初の3連勝に導いた。1点リードの9回1死一、二塁のピンチでは、立浪監督が初めてマウンドに向かうシーンもあり、最後は4番マクブルームを三ゴロ併殺に仕留めた。柳は「気持ちが高まりましたし、それがボールに乗り移ったと思います」。立浪監督も「よく踏ん張ってくれました」とたたえていた。柳は開幕直前の3月下旬、名古屋市にある倶利加羅不動寺を訪れた。投手2冠に輝いた昨季の開幕前にも敢行した滝行を行うためだ。たった1人で訪れ、滝行を終えた柳を、森下瑞堂住職が今年は龍神堂に案内し、本尊である琵琶湖の龍神「淡海龍神」に対面させた。「中日の監督だった星野仙一さんも滝行の後に拝んでいました」。星野さんは18年に他界したが、柳と同じ明大のエース兼主将を務め、ドラフト1位で中日入り。森下住職は、柳の2年目となる滝行を大先輩星野さんと"同レベルにバージョンアップ"してくれた。龍神堂での祈りを終えた柳は「マウンドでは龍神さまの姿を思い浮かべます」と話し、同寺を後にしたという。熱血指揮官を支えた龍神も、柳の両リーグ完封一番乗りを後押ししてくれたようだ。【中日担当=伊東大介】

◆中日は柳が抜群の制球力で散発3安打に抑え、12球団一番乗りで今季初完封をマークした。チームは3連戦3連勝。0―0の六回に阿部の適時打で1点を奪った。広島は零敗で3連敗。6回を1失点と粘った遠藤を援護できなかった。

◆広島の遠藤は援護がなく、6回1失点の力投は報われなかった。六回2死からビシエド、阿部に連打を浴びて失点し初黒星。それでも投球には手応えがあり「真っすぐがいい分、変化球も振ってくれた。価値ある1敗」と自信を深めた。昨季、最優秀防御率と最多奪三振に輝いた柳の完封勝利を目の当たりにし、刺激を受けたという。2年ぶりの白星を目指す5年目の右投手は「柳さんは抜け球がなかったので素晴らしい。見習いたい」と向上心を燃やした。

◆中日は柳が今季12球団での完封一番乗りを飾り、同一カード3連勝。試合後の立浪和義監督(52)の主な一問一答は以下の通り。――1―0で勝利した「本当はもっと点が取れれば。柳が良かっただけに、楽な勝ち方というのはないんでしょうけど、余裕があったと思う。1点しか取れなかったけど、そのなかで1点を最後まで(守った)。『自分でいくんだ』というのが強い選手ですから、ベンチとしてもありがたいですよね」――2日はベンチ入りした全9投手が登板。柳の投げ切りたい気持ちも伝わった「初めからゼロでいっている限りは代えるつもりがこっちにもなかったですし、最後にピンチを迎えたんですけど、踏ん張ってくれました」――九回1死一、二塁ではマウンドに行った「一回、間合いを取りに行って、というのがあるんですけど。特別なことは言っていないんですけど『ここまで頑張ったんだからもう一回、とにかく腕を振って。必ずゲッツーを取れるから』と。暗示にかけたといいましょうか。それが本当にダブルプレーになったので良かったかなと思います」) ――同一カード3連勝「毎日勝ちたいぐらいですけど。相手もありますけど、とにかく接戦、もしくはリードしている試合を落とさないように戦っていきたいと思っています」――マウンドに行ったタイミングは「四球を与えたところで一回、リセットしてもらおうというところで。本人はそんなこと分かっているし、できていると思いますけど、タイミングがそういう感じだったので」――監督自身がマウンドに行った意味「意味があるかどうかはわからないですけど、マウンドで一人で戦っているわけですから、ひと呼吸あけに行ったのと、最後のところですから、気持ちの強い選手なのは分かっていますけど、冷静になってもう一回、仕切り直してもらおうという意味合いで行きました」――阿部が六回に左前決勝打。5番でチャンスが回るケースも多い「阿部もまだ打率(・188)は低いですけどポイントでタイムリーや犠飛を打ってくれていますから。非常に重要なポジションで一番大変なところですけど、今の打線で言えば彼しかいないので頑張ってもらいたいですね」

◆中日の阿部が0―0の均衡を破った。六回2死二塁で、遠藤の内角直球を引っ張って左前にはじき返し、「初球に曲がり球が来たので、真っすぐと割り切って打った」と読み勝った殊勲打を振り返った。1日は本塁打と勝ち越し打を放ち、バットでの活躍が続く。明大の後輩で力投していた柳に1点をプレゼントし「投手は頑張ってくれているので、勝ちを付けたいと意識してやっている」と胸をなで下ろした。

◆中日・柳裕也投手(27)が広島打線を3安打に抑え、12球団一番乗りとなる完封勝利を挙げた。「きのう、延長十二回で投手陣がたくさん投げて、チーム全員で勝ったのを見ていたので、きょうは一人で投げようと思っていました」2日はベンチ入りした9投手全員が登板。練習を終えた球場で見始め、車で自宅に帰ってテレビをつけても続いていた熱戦の代償を考えれば、マウンドを降りない決意は固まった。新球のスローカーブも生かしながら、三~六回は三者凡退。六回に1点の援護をもらったあともゼロを並べ、八回に巡った打席でも代打は送られることなく九回のマウンドへと向かった。しかし、招いたのは1死一、二塁のピンチ。ここでマウンドにやってきたのは落合ヘッド兼投手コーチではなく、立浪監督だった。「ここまで頑張ったんだから、とにかく腕を振って。必ずゲッツーを取れるから」背中を押され、気持ちをリセット。右腕はその言葉通りにマクブルームを三ゴロ併殺に仕留め、右拳を握ってほえた。「1―0で完封できたというのも良かったと思うし、今年はもっと長いイニングを投げて完投、完封にもこだわってやりたい」2020年に10完投6完封で沢村賞に輝いた大野雄の背中を追う。12球団の誰よりも早い完封勝利から、柳の22年はスタートした。(須藤佳裕)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
810 0.889
(↑0.014)
-
(-)
13450
(+9)
35
(+5)
14
(+2)
3
(+2)
0.268
(↑0.006)
0.000
(-)
2
(-)
広島
630 0.667
(↓0.083)
2
(↓1)
13447
(-)
29
(+1)
2
(-)
5
(-)
0.266
(↓0.016)
0.000
(-)
3
(-)
ヤクルト
440 0.500
(-)
3.5
(↓0.5)
13531
(-)
30
(-)
10
(-)
4
(-)
0.237
(-)
0.000
(-)
3
(-)
DeNA
440 0.500
(-)
3.5
(↓0.5)
13534
(-)
38
(-)
6
(-)
6
(-)
0.232
(-)
0.000
(-)
5
(-)
中日
450 0.444
(↑0.069)
4
(-)
13428
(+1)
33
(-)
6
(-)
3
(+1)
0.215
(↓0.004)
0.000
(-)
6
(-)
阪神
090 0.000
(-)
8
(↓1)
13429
(+5)
54
(+9)
6
(+3)
3
(-)
0.239
(↓0.001)
0.000
(-)