オリックス(☆7対0★)日本ハム =リーグ戦2回戦(2022.04.02)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
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ORIX
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勝利投手:山本 由伸(2勝0敗0S)
敗戦投手:伊藤 大海(0勝1敗0S)
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◆オリックスは2回裏、バレラと太田の適時打で2点を先制する。そのまま迎えた7回には、4者連続適時打などで一挙5点を加え、相手を突き放した。投げては、先発・山本が7回無失点の好投で今季2勝目。敗れた日本ハムは、先発・伊藤が試合をつくるも、打線が援護できなかった。

◆オリックス山本由伸投手(23)は昨年5月28日から16連勝中。シーズンをまたいだ連勝記録は12~13年田中(楽天)の28連勝だが、オリックスでは阪急時代の70~71年足立の17連勝が最長。山本が球団記録に並べるか。

◆始球式にオリックスの大ファンで知られるお笑いコンビ、タモンズが登場した。大波康平(40)が「我々タモンズ、本日、芸人人生のピークを迎えました。ありがとうございます」と叫ぶと、YouTubeでオリックス応援チャンネル「オリの晩酌」を開設するほどの筋金入りファンである安部浩章(40)は「オリックスを応援してきて30年。もう思い残すことはありません」と感激の表情。安部の投球も完璧なストライクで、拍手をもらっていた。

◆今季初先発した日本ハム伊藤大海投手(24)は6回6安打2失点で降板した。2回、先頭の吉田正尚外野手(28)への死球からピンチを招き、2失点。「立ち上がりにリズムをつくりきれなかったことが全てだと思います。3回以降はランナーを出しながらも、ゼロに抑えられたことはよかったと思います」と、失点した2回の投球を悔やんだ。この日は昨夏の東京五輪でともに戦った山本由伸投手(23)と初めて先発で投げ合ったが、リードを許したまま先に降板。「(オリックスの)エースに粘り負けです」と、振り返った。

◆オリックスの山本由伸投手(23)が7回無失点の好投で、今シーズン2勝目を手にして、昨年から続く自身の連勝を17に伸ばして球団記録に並んだ。シーズンをまたいだ連勝記録は12~13年田中将大(楽天)の28連勝だが、オリックスでは阪急時代の70~71年に足立光宏が記録した17連勝が最長。試合前時点で山本が球団記録に王手をかけていた。山本は昨年5月28日ヤクルト戦から連勝を続け、15連勝で21年シーズンを終了。今年も3月25日西武との開幕戦に勝利し、自身16連勝中だった。○...51年前の記録に並ばれた元阪急足立光宏氏(82)が山本をほめたたえた。「自分で言うのもおかしいけど、すごい記録。立派です。負けないのは大変なこと。自分が抑えても打撃や守備、相手投手との兼ね合いと、いろいろあるんだから」。同氏の記録は70~71年。肩の故障があったが連勝記録から再び白星を伸ばし通算187勝。下手投げでタイプの違う山本の印象は「体が大きくないのにスピードもキレもあって、いい投手」と語った。「まだ上がいる。田中君の記録を目指してほしい。何よりケガしないで頑張ってほしいね」と後輩に温かい視線を向けた。▼山本が昨年5月28日ヤクルト戦から17連勝。シーズンをまたいだケースを含む17連勝以上は、12~13年に28連勝した田中(楽天)以来でプロ野球8人目。オリックスでは阪急時代の70~71年足立に並ぶ球団タイ記録となった。連勝中の山本はすべて先発し、失点が2点以下。途中に救援勝利を挟まずにオール先発勝利で17連勝は田中に次いで2人目だが、オール2失点以下の17連勝は初めてだ。

◆日本ハム新庄剛志監督(50)が、球界屈指のエースにエールを送った。 試合後の報道陣への取材対応の際、開口一番に「151キロのフォーク、打てるか! 初めて見た」と笑みを浮かべながら、白旗を上げた。オリックスの先発山本の前に、5安打0封負け。「雰囲気あったけどね、点が取れる。あと1本足りなかっただけで。そこが難しくて、面白い」と振り返った。山本は連勝記録を「17」に伸ばし、球団記録に並んだ。BIGBOSSは今後の対策を問われると「ないっ! ないっ!」と、あっけらかんとした口調で言い放ち「その日の調子を見る。その日の向こうの打線を見る」と話した。シーズンまたいでの連勝記録は、12~13年の田中将大(楽天)の28連勝。「28ぐらいまで、いってほしいね。そういうのは応援しないと。日本のエースと言われているピッチャーは上を目指して、上を目指して。記録は抜かれるものだから」と快進撃を応援した。

◆新外国人ブレイビック・バレラ内野手(30)が初めてお立ち台に上がった。 2回無死一、三塁で先制の中前打。これが決勝点になった。前評判通りのシュアな打撃で、打率も3割1分3厘と安定している。エース山本由伸投手(23)と並んだヒーローインタビューでは「この場所に立てて本当にうれしい。とにかく山本投手がいい投球をしていたので、いい形で仕事がしたかった。野球もそうだけど、チーム内のスタッフ、選手がいい人ばかり。すごくいい環境で野球をやらせてもらっています。山本投手はしっかり狙ったところに投げられる、すごい投手だと思う。一緒にプレーできて本当によかった」と喜びを口にした。湿りがちだった打線全体にもエンジンがかかってきた。バレラのあとは太田も右前打を放って2回は2点先取。追加点がほしい7回には1死満塁から福田、宗、紅林、吉田正の4連続適時打と杉本の左犠飛で5点を奪い、突き放した。7人が7打点という隙のない打撃だった。中嶋監督は「少しずつですけど良くなってきている。つなぐという意識が高まっているのでは。いいと思います」と、今季初の連勝に納得の表情だった。

◆日本ハム新庄剛志監督(50)が打線に「遊び心」を求めた。オリックス山本を打ち崩せず、2戦連続で0封負け。試合後に「151キロのフォーク、打てるかー。初めて見た」と、相手エースを絶賛したBIGBOSSは「打席で"遊ぶくらいの気持ち"がないと。ブルペンで投手が投げる球は、めちゃくちゃ見える。ブルペンのような遊び心で見逃すみたいな気持ち」と説明した。 山本は5回まで17打者と対戦して投じた58球中、ボール球はわずか12球。「全て(の球種を打ちに)いこうとすると、とんでもないところを振ってしまう」と、余裕のなさで相手を助けた部分もあった。試合中盤から見極めるシーンが増え、チャンスはつくった。「雰囲気あったけどね。あと1本出なかっただけ」。気持ちで追い込まれれば、結果を出すのは難しい。この日の経験を糧に、相手の気持ちを追い込めるチームへの成長を期待した。

◆日本ハムはオリックスのエース山本由伸投手(23)を打ち崩せず、2試合連続で0封負け。相手エースの連勝記録を「17」に伸ばされ、チームは開幕から3カード連続で負け越しが決まった。試合後の新庄剛志監督(50)の主な一問一答は以下の通り。 (自ら切り出して)新庄監督 151キロのフォーク、打てるかー。初めて見た。打席で"遊ぶぐらいの気持ち"でいかないと。たぶん(バットの芯に)当たらない。今日は(安打は)5本? (得点する)雰囲気はあったね。あと1本出なかっただけであって。-6、7回は好機をつくったが、抑えられた新庄監督 そこら辺は(山本が)さすがです。ベンチで「うまい」ってなるもん。ここで、この球かと。ファウルの打たせ方もうまいしねぇ。でも、なんか(7回裏に)大量点取られるまでは、ちょっと面白いゲームやってんじゃね、と思ったね。-春季キャンプからやってきた、追い込まれてからペッパーの意識で3本の安打新庄監督 そうそう。でも、ペッパーでも当たらんかな。遊び心があったんじゃね。開き直っての。やっぱねえ(山本は軸足の)右足で立ってから(打者方向へ)向かっていく時に1回、目をサード側にそらすのよ。あれがねえ、すごく力みをなくす投球術というか。ウチもね、ああいうテクニックをやってみても面白いんじゃないかな。(軸足だけで)立つ。ここで1本の線ができている。このまま、真っすぐのまま(打者方向へ)倒れていく。だから、フォークがガツンと効いてくる。それが(藤川)球児君が言っていた投げるテクニック。昨日のピッチャー(山岡)も真っすぐ立っていたもんな。膝が曲がってしまうと、リリースポイントのパワーがちょっと抜けてしまう。(8回裏に登板した)吉田君も(若月に遊ゴロを)打たれる前の1球。「上から、たたきつけてみ」と(指示を送った)。そしたら、148出て。真っすぐって分かっていても空振りが取れる。あの球が2、3球と、どんどん増えていったら成長していくということを自分で分かってほしい。ピッチングコーチも教えながら。自分では分かっていないかもしれないので。-山本にストライク先行の投球されたが、打者としても考える?新庄監督 嫌だね。嫌。ウチのピッチャーは(ストライクが)入っていない。向こうのピッチャーはストライクを取りに来ている。ここ。(カウントが)2ボールになったらダメ。2ボールからは、やっぱりバッターがめちゃくちゃ有利になるから。しかも明らかなボール、ボールだと。次は真っすぐ1本で打ちにいっといてタイミングを早く取るけど、それでスライダーが来たとしても待てるんですよね。スライダーから真っすぐかなって思う気持ちだと差し込まれるんだけど。2ボールというカウントは、めちゃくちゃ打ちやすいカウント。まあまあ、いいピッチャーと悪いピッチャーの違いは、そのへんだね。ストライクを取りにいってファウルになる、1-1のカウントからいけるピッチャーは、やっぱいいピッチャーが多いですね。

◆オリックス山本由伸投手(23)が球団タイ記録の17連勝を飾った。7回5安打無失点で日本ハムをねじ伏せ2勝目。足立光宏が阪急時代の70~71年に作った記録に51年ぶりに並んだ。 2-0の7回2死二、三塁。一打同点のピンチで代打宇佐美に4球連続で直球勝負した。最後の108球目はこの日最速156キロで空振り。左打者の内角に食い込ませ、まともにスイングさせなかった。「とにかく走者をかえさないように。若月さんの配球に任せて投げました」。余力十分の様子で振り返った。昨年5月から続く不敗ロード。17連勝中は19試合に先発して全て6回以上、2失点以内という驚異の安定感を誇る。「ローテーションをずっと経験させてもらって、1週間の過ごし方や調整方法をたくさん得られた。それをうまく整理して。やることが明確になっている」と大崩れしない理由を明かした。昨年沢村賞に輝き日本を代表するエースになった今、最も大事にするのは意外にもキャッチボールだ。他の投手が2~3球投げる間に山本は1球ほどのペース。とことん自らの体と向き合う。「丁寧に確認して投げたい。下半身から上半身に、うまく力が伝わるのを1球ずつ知っていきたいんです」と説明した。フォームを突き詰めてきたことが、修正力にもつながる。調子の悪い球種があっても、イニング間に調整。ベンチで話す若月に「次の回までに直すので普通にサインを出してください」と言うこともある。球団記録に並んだことは知らなかった。「うれしいです。一気に二十何連勝までいくことはないので、とにかく1つずつ。1日1日を大切に頑張ります」。日本記録は楽天田中将の28連勝。山本の挑戦はまだまだ続く。【柏原誠】○...51年前の記録に並ばれた元阪急足立光宏氏(82)が山本をほめたたえた。「自分で言うのもおかしいけど、すごい記録。立派です。負けないのは大変なこと。自分が抑えても打撃や守備、相手投手との兼ね合いと、いろいろあるんだから」。同氏の記録は70~71年。肩の故障があったが連勝記録から再び白星を伸ばし通算187勝。下手投げでタイプの違う山本の印象は「体が大きくないのにスピードもキレもあって、いい投手」と語った。「まだ上がいる。田中君の記録を目指してほしい。何よりケガしないで頑張ってほしいね」と後輩に温かい視線を向けた。▼山本が昨年5月28日ヤクルト戦から17連勝。シーズンをまたいだケースを含む17連勝以上は、12~13年に28連勝した田中(楽天)以来でプロ野球8人目。オリックスでは阪急時代の70~71年足立に並ぶ球団タイ記録となった。連勝中の山本はすべて先発し、失点が2点以下。途中に救援勝利を挟まずにオール先発勝利で17連勝は田中に次いで2人目だが、オール2失点以下の17連勝は初めてだ。◆阪急足立の17連勝 右下手投げで通算187勝を挙げた足立は、70年8月11日の近鉄戦から71年6月17日の近鉄戦まで2年越しで17連勝した。この間、18試合に先発し13勝をマークしたほか、救援でも16試合に登板、4勝を挙げている。

◆日本ハム新庄剛志監督(50)が2日、オリックス2回戦(京セラドーム大阪)で2試合連続で0封負けとなった打線に「遊び心のススメ」を説いた。相手エース山本を攻略できなかった野手陣に「打席で"遊ぶくらいの気持ち"がないと」と注文。好投手攻略へ向けた道しるべを示した。チームは開幕から3カード連続で負け越しが決まり、借金は今季ワーストの6となった。試合後の新庄監督は開口一番で「151キロのフォーク、打てるかー。初めて見た」と、山本の投球を絶賛した。すごさを認めた上で、2試合連続で無得点に終わった打線には「打席で"遊ぶぐらいの気持ち"でいかないと」。好投手を攻略するための思考を求めた。BIGBOSSは打席内での「遊び心」について、例を挙げて説明した。新庄監督 ブルペンで投手が投げる球は、めちゃくちゃ見える。(打者は)振らなくていいから、山本君のフォークが来ても全然見極められるでしょ。全て(の球種を打ちに)いこうとすると、とんでもないところを振ってしまうから、ブルペンのような遊び心で見逃すみたいな気持ち。5回の攻撃までは、山本に手玉に取られ続けた。17打者に対して投じた58球中、ボール球はわずか12球。その中にはボールゾーンに手を出して空振りやファウル、打ち損じて凡打というケースもあった。カウントだけなく、気持ちも追い込まれて繰り返した凡退。打開策の1つが、心の余裕を持つことだと説いた。試合中盤から徐々にボール球を見極めるシーンが増え、チャンスはつくった。「点が取れそうな雰囲気あったけどね。あと1本出なかっただけ」。ファーストストライクを打ちにいくことや追い込まれたら投げ手に打ち返すペッパーの気持ち、という春季キャンプからブレずに続ける方針に加えて、状況に応じて遊び心を持つ。意識しても、すぐにできることではないが、新庄監督は「上がったり下がったり、下がったり上がったり。徐々に」と、辛抱強く選手たちの成長を待つ。【木下大輔】

◆オリックス山本由伸投手(23)が球団タイ記録の17連勝を飾った。7回5安打無失点で日本ハムをねじ伏せ2勝目。足立光宏が阪急時代の70~71年に作った記録に51年ぶりに並んだ。▼山本が昨年5月28日ヤクルト戦から17連勝。シーズンをまたいだケースを含む17連勝以上は、12~13年に28連勝した田中(楽天)以来でプロ野球8人目。オリックスでは阪急時代の70~71年足立に並ぶ球団タイ記録となった。連勝中の山本はすべて先発し、失点が2点以下。途中に救援勝利を挟まずにオール先発勝利で17連勝は田中に次いで2人目だが、オール2失点以下の17連勝は初めてだ。

◆オリックスの新外国人、ブレイビック・バレラ内野手(30)=前ブルージェイズ=が、先制打を放った。「しっかりとボールを見て、うまくバットを合わせることができたと思う。先制点を取ることができてよかったよ!」0─0の二回に吉田正が死球、杉本の右前打で一、三塁と好機を作ると、助っ人が中前打。貴重な先取点を奪い、1死後、太田も右前適時打で続いた。

◆開幕8戦目で待望の今季初先発となった日本ハム・伊藤大海投手(24)が6回2失点で降板した。「立ち上がりにリズムを作り切れなかったことが全て。三回以降はランナーを出しながらも、ゼロに抑えらえたことは良かった。(オリックスの)エースに粘り負けです」先頭の吉田正への死球をきっかけに3安打を浴びて2点を失った二回の投球を悔やんだ。昨夏の東京五輪で金メダルを獲得した野球日本代表でチームメートだったオリックス・山本との初のマッチアップで先にマウンドを降り、ベンチで無念の表情を浮かべた。2年目の今季は3月25日のソフトバンクとの開幕戦で4番手として登板し、2回無失点。待望の先発マウンドを前に、「あれ(開幕戦)は投げたうちに入っていない。(投げたくて)ウズウズを通り越して気持ち悪い。1人だけ(先発登板が)遅れているので、思い切って暴れたい」と話していた。

◆オリックスは先発の山本がストライクを先行させ7回無失点。自身2勝目で、チームを今季初の連勝に導いた。二回にバレラと太田の適時打で2点を先取し、七回は5安打を集め5点を加えた。日本ハムは2試合連続の零敗で借金6。

◆2試合連続、今季早くも3度目の零敗を喫した日本ハム・新庄剛志監督(50)は、昨季からの連勝を17に伸ばしたオリックス・山本由伸投手(23)を絶賛した。--山本投手から得点できなかった「151キロのフォーク、打てるかっ。初めて見たわ。ハハハ。打席の中で遊ぶぐらいの気持ちでいかんと、多分当たらんね」--それでも5安打「点取れるような雰囲気はあったけどね。1本足りなかっただけで。(七回に)大量点取られるまでは『結構面白いゲームしてんじゃね』というな感じには思ったね」--最終的に1点が遠かったが「さすが山本君。ベンチで見てても〝うまい〟ってなるもん。ここでこの球か、って。ファウルの打たせ方もうまいしね。あとね、右足で立って向かっていくとき、一回サード側に目を逸らすのよ。あれがすごい力みをなくす投球術。うち(の投手陣)もああいうテクニックをやってみても面白いんじゃないかな」--昨季から17連勝「28ぐらいいってほしいね。そういうのは応援しないと。日本でエースと呼ばれる投手は上を目指して、(後世に)抜かれないぐらいの記録を作るつもりで」

◆オリックスは七回に4連続適時打などで5点を挙げ、今季初の連勝をたぐり寄せた。1番福田から4連打。中嶋監督は「徐々に良くなってきている。つなぐ意識が高まってきている」と手応えを口にした。二回には新外国人選手のバレラの適時打で先制点を奪った。監督は「コンタクト力の高さを出してくれている」と評価した。

◆絶対に点は与えない。強い意志で剛速球を投げ込んだ。先発したオリックス・山本は、7回無失点。今季2勝目を挙げ、昨年から続く自身の連勝を球団タイ記録となる「17」に伸ばした。「きのう(1日)、チームがいい感じで勝ったので、きょうも勝って連勝したかった。気合を入れて投げました」今季初の本拠地でのお立ち台。淡々と振り返ったが、マウンドではエースの風格を漂わせた。唯一のピンチは七回。1死から石井一に粘られ、14球を投じて四球。2死後、浅間に三塁線を破る二塁打を浴びて二、三塁となった。ただ、ここからギアチェンジ。代打・宇佐見には全球直球勝負で空振り三振。この日の108球目でも156キロを計時し「練習通りです」と完璧なボールを投げ込んだ。今季最多の11安打7得点という打線の猛攻もあり、7回で出番は終了。昨年5月28日のヤクルト戦(京セラ)から続く自身の連勝記録をさらに伸ばし、1970、71年とシーズンをまたいで17連勝をマークした足立光宏の球団記録に並んだ。マウンド上で圧倒的な存在感を発揮する23歳も、ユニホームを脱げば趣味を楽しむ青年。リフレッシュ方法の1つである釣りには「道具なので」とこだわりを持ち「ワカサギ釣りとかもしてみたいですね。みんなで氷に穴を開けて釣って...。その場で天ぷら、いいですね」とかわいらしい夢もある。適度に気分転換を図りつつ、本業では打者をねじ伏せ続ける。リーグ連覇、悲願の日本一を目指し、今年も白星を量産していく。(西垣戸理大)

◆2試合連続、開幕から8試合で早くも3度目の零敗を喫した日本ハム・新庄剛志監督(50)は開口一番、「151キロのフォーク、打てるかっ。初めて見たわ。ハハハ。打席の中で遊ぶぐらいの気持ちでいかんと、多分当たらんね」と脱帽した。開幕から3カード連続の負け越し決定にも、オリックス・山本への賛辞を惜しまない。「ベンチでも〝うまい〟ってなるもん。ここでこの球か、って。ファウルの打たせ方もうまいしね。あとね、右足で立って(本塁方向に)向かっていくとき、一回サード側に目をそらすのよ。あれがすごい力みをなくす投球術。ウチ(の投手)もああいうテクニックをやってみても面白いんじゃないかな」。そして最後にも「28(連勝)ぐらいいってほしいね。そういうのは応援しないと。日本でエースと呼ばれる投手は上を目指して、(後世に)抜かれないぐらいの記録を作るつもりで」と熱烈エールを送った。(東山貴実)◆今季初先発で6回2失点で敗戦投手となった日本ハム・伊藤大海 「(山本との投げ合いは)勝ち負け関係なく楽しかったので。ただ、粘り負けです。こういうマッチアップでも、引けを取らない投球をしていけたら」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
700 1.000
(-)
-
(-)
13626
(-)
13
(-)
4
(-)
4
(-)
0.228
(-)
0.000
(-)
2
(-)
楽天
420 0.667
(-)
2.5
(-)
13715
(-)
12
(-)
1
(-)
4
(-)
0.207
(-)
0.000
(-)
3
(-)
西武
440 0.500
(↓0.071)
3.5
(↓0.5)
13525
(+1)
31
(+8)
4
(-)
2
(-)
0.224
(↑0.003)
0.000
(-)
4
(-)
ロッテ
340 0.429
(↑0.096)
4
(↑0.5)
13624
(+8)
17
(+1)
3
(+1)
12
(+4)
0.219
(↑0.022)
0.000
(-)
5
(-)
ORIX
350 0.375
(↑0.089)
4.5
(↑0.5)
13523
(+7)
21
(-)
1
(-)
1
(-)
0.211
(↑0.019
0.000
(-)
6
(-)
日本ハム
170 0.125
(↓0.018)
6.5
(↓0.5)
13517
(-)
36
(+7)
6
(-)
3
(-)
0.184
(↓0.003)
0.000
(-)