ロッテ(☆8対1★)西武 =リーグ戦2回戦(2022.04.02)・ZOZOマリンスタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
0000000101830
ロッテ
00021050X81201
勝利投手:二木 康太(1勝0敗0S)
敗戦投手:隅田 知一郎(1勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】レアード(1号・4回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ ロッテ戦チケット予約 西武戦チケット予約

DAZN

◆ロッテは4回裏、レアードの2ランで先制に成功する。その後3-0となって迎えた7回には、レアードと安田の適時打などで一挙5点を加え、リードを広げた。投げては、先発・二木が7回無失点の好投で今季1勝目。敗れた西武は、先発・隅田が試合をつくるも、打線が援護できなかった。

◆西武ルーキーの隅田知一郎投手(22)がプロ2試合目の登板。隅田は3月26日オリックス戦で初登板初勝利を記録。西武で初登板初勝利は隅田で9人目だが、初登板から2戦2勝の投手はまだいない。隅田が球団初の記録に挑戦する。

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(34)に、今季27打席目で待望の1号が出た。 4回無死一塁、西武のルーキー左腕隅田の落ちる球にしっかり粘り、左翼席へ運んだ。先制2ランに「スゴイッスネ! しっかり良い球が来たら捉えようと思っていたので、その通りのスイングができたよ」と、自身来日通算199号に笑顔を見せた。ダイヤモンドを回ると、ベンチ前では恒例のすしパフォーマンスで"幕張ずし2022"が開店。お客様はエチェバリア。「今日のネタはイクラだね」。上機嫌の大将は、2ランで一緒に生還した佐藤都のヘルメットをパンパーンとたたき、笑い合っていた。

◆ロッテが大差をつけ、今季初めて連勝した。 4回無死一塁、状態がなかなか上がらなかったブランドン・レアード内野手(34)が今季27打席目にして待望の1号2ランを放ち、先制。5回にレオネス・マーティン外野手(34)の犠飛で加点すると、7回には西武リリーフ陣や守備陣の乱れもあり、一気に5得点で試合を決めた。投げては先発の二木康太投手(26)が、7回無失点の好投で1勝目を挙げた。昨季は開幕投手を任されながらも5勝止まり。シーズン終盤には2軍再調整になっていた背番号18が、信頼を取り戻す投球を見せた。

◆ロッテ二木康太投手(26)が今季初先発で、見事に1勝目を挙げた。初回、いきなり変化球を連打されるも、その後は14球連続直球で西武のクリーンアップから3つのアウトを奪った。「全部サインがまっすぐだったので、自分もまっすぐ悪くはないかなと思っているので、サイン通りに頑張りました」。そこから安定感を増し、7回無失点の投球を見せた。 昨季は開幕投手を任されるも、5勝止まりで期待を裏切った。直球が走らず、変化球が浮き、シーズン被本塁打24本と打ち込まれた。「しっかりといい直球を投げて、変化球を低めに投げてやっておけば、自然と少なくなってくるのかなと思います」。その通りの投球で、西武打線に快音を許さなかった。当初は開幕5戦目、30日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)での先発が予定されていたものの、雨の影響でこの日にずれ込んだ。「緊張もあるし、楽しみでもあります。でも、楽しみの方が少し大きいです」。そう話して臨んだマウンドで、背番号18の存在感を見せた。井口監督も「まっすぐのキレと、低めに抑えられたのが非常に大きかったと思います」と評価。次週も先発マウンドに上がる予定だ。【金子真仁】

◆西武ドラフト1位左腕の隅田がプロ初黒星を喫した。4回、レアードに2ランを被弾するなど5回3失点。「丁寧に投げられたと思いますが、それが裏目に出て、打者が『おっ』と感じる球がなかったのが踏み込まれる原因になったと思う」と反省した。 山川不在の打線は二木を打ちあぐね、3連敗。守りも3失策で大差が開き、辻発彦監督は「野球のあるある。そんなことをしていれば失点につながる」と話した。▽西武ボー(8回に来日初登板。四死球を出すも打者5人で無失点に抑え)「緊張したというより、興奮しすぎました。0点で終われたのは良かったですが、走者を出したことは修正が必要だと思います」

◆ロッテ二木康太投手(26)は2万人以上が見守るお立ち台で、あえて表現した。「たかだか1試合、勝っただけなので」チームの4連敗の後の2連勝に、7回無失点で大いに貢献した。それでも笑みは少ない。 昨年10月16日、スタジアムを包むため息は、マウンドにも確実に届くほどの大きさだった。優勝マジック8で迎えた試合に先発し、2回途中5失点でKO。開幕投手を任され、期待に応えられず、最後も背信の結果に。CSにもベンチ入りできなかった。「直後はすごく、気持ちが沈んでいました」と振り返ったこともある。シーズン被本塁打24本は12球団ワーストだった。直球の制球が生命線。その直球が走らず、変化球が浮いたところを狙われた。フォーム修正の選択肢も浮かんだが「シーズン中に大幅に変えるのはちょっと怖いなというのがあって...」。成績は大きく改善できず、わずか5勝に終わった。優勝争いの最中で、2軍での再調整になった。「まっすぐを強くする」をテーマにリスタート。「去年はこう、力が抜けるというか、うまく伝えられていない部分があったので」。力の伝え方も研究しながら、独特の間合いのフォームを再構築した。この日は初回、変化球で連打を浴びる立ち上がり。そこから直球の球速が145、146、147...と表示される。去年より5キロ近く速い。「初回にしっかり腕を振るのは、いつもやっていること」と意識は変えない。勝負どころでは球を長めに持つなど、20年には指標上でも"最も出塁しづらい投手"とされた右腕に、らしさが戻りつつある。お立ち台では「たかだか1勝」と謙虚に口にした。ダグアウトに戻ると「ホッとしました」と言い「正直...」と明かした。「正直、1発目の試合、自分には開幕戦というか1発目の試合だったので、ものすごく大事な。もしここで打たれたら、やっぱり出番がまたどんどん遅くなってくると思うので。そういう意味では、すごく大切な試合だったので」事実上"6人目"で開幕ローテに滑り込んだ。立場を自覚するからこその「たかだか1勝」でもある。「1年間ずっと戦力として投げ抜くことを目標に」「自分が投げた試合は全部勝つつもりで」。強い言葉を並べ、立ち向かい、笑顔が似合う18番を取り戻す。【金子真仁】

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が「6番・DH」で出場し、今季1号本塁打となる先制2ランを放った。球団広報を通じて、「打ったのはフォークです。スゴイッスネ! 自分でしっかり良いボールが来たら捉えようと思っていたので、その通りのスイングができた」と胸を張った。0-0、四回無死一塁。相手先発、ドラフト1位・隅田(西日本工業大)の5球目を捉えて、左翼スタンドに運んだ。試合前の時点で打率・174と本来の力を発揮していなかったが、おなじみのすしポーズで「今日のネタはイクラだね! 幕張すし さいGO!」と〝一貫目〟を握った。NPB通算200本塁打まであと1本に迫り、「どこかで必ず出ると思うけど、達成できたらうれしいね。プレッシャーをかけないように自分のスイングを心がける」と気を引き締めた。

◆西武の新外国人ジャンセン・ウィティ内野手(32)が「4番・三塁」で出場し、第2打席に来日初安打をマークした。0ー0の四回1死からの打席でロッテ先発・二木が投じた初球の真っすぐを中前に運び、「率直にすごくうれしい。日本に来て公式戦での最初のヒットだからね。ダッグアウトに戻ってきたら、チームメートのみんなが明るく迎えてくれた」とコメントした。初スタメンとなった前日1日の同カードでは来日初打点となる犠飛をマークした。米テキサス州出身。メジャーでのプレー経験はないものの、昨季はマリナーズ傘下3Aで打率・299、19本塁打、70打点をマークした。

◆西武のドラフト1位・隅田知一郎(ちひろ)投手(22)=西日本工大=は先発し、5回7安打3失点だった。序盤は得点圏に走者を背負いながらも粘ったが、四回無死1死からレアードに左越え先制2ランを浴び、プロ初被弾。五回はマーティンに犠飛で1点を失い、この回をもって90球でマウンドを降りた。プロ初登板となった26日のオリックス戦(ベルーナ)では7回1安打無失点で初勝利を挙げたが、この日は白星を手にすることができなかった。

◆西武は先発したドラフト1位・隅田知一郎(ちひろ)投手(22)=西日本工大=が、レアードにプロ初被弾となる先制2ランを浴びるなど5回3失点で初黒星を喫した。主砲・山川を欠く打線は2試合連続最少得点に終わり、3連敗。辻発彦監督(63)の主な一問一答は以下の通り。--先発した隅田は「よく投げたと思います。追い込んでからちょっと変化球が多かった。その分、ちょっと狙われたところもあったかも分からないけどね」―-隅田は5回で交代「ちょっと流れが良くなかった。その次もエラーからの失点だから、かわいそうなところがあった」--序盤の好機で1点を取れていれば「もちろん、そうです。うまく点が取れればよかった。隅田のためにも早く1点でも、2点でも取ってあげられれば、もうちょっと楽に投げられたかも分からない」--明日(3日)のロッテ先発は佐々木朗希「(前回登板の)楽天戦もちょっと見たけど、やっぱり球が速いし、コントロールもいい。大振りしたら駄目だからコンパクトに。全員で,そういうふうな気持ちで行くしかない」

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が今季1号本塁打となる左越え先制2ラン。日本通算200本塁打にあと1本に迫った。「明日(3日)ここで達成できれば本当にうれしいことだと思う。全力を尽くして頑張ります」) 0-0、四回無死一塁。D1位・隅田(西日本工業大)のチェンジアップを捉えた。観衆2万2696人の前で、得意のすしポーズを披露し「きょう幕張すしを開店した。ネタはイクラ!」と〝一貫目〟を握った。二回は中前打。七回にも中前適時打。試合前の打率は・174と低迷も、4打数3安打3打点と暴れ「打撃は日々、よくなっている」と声を弾ませた。レアードの奮起でチームは連勝。井口監督は「去年もチーム打点の半数を2人(マーティン)が占めてくれた」と大きな期待を寄せた。今季30発を目標に掲げる来日8年目の男は、復調の足掛かりにしたい。(広岡浩二)

◆ロッテ・二木康太投手(26)が今季初登板となる先発で、初勝利を挙げた。7回5安打4三振無失点の好投で、チームの2連勝に貢献した。試合後の井口資仁監督(47)の一問一答は以下の通り。--試合を振り返って「二木が、しっかり七回まで投げてくれたことが一番かなと思います。打線もしっかりとつながって、久しぶりに点が取れたと思います」--二木の投球内容「非常に直球が走っていて、緩急差をつけながら打たせて取る投球をしてくれた」--レアードに待望の1号本塁打「両外国人(レアード、マーティン)がなかなか調子が上がらなかった中で、きょうは結果を残した。去年も打点の半数を2人が占めてくれたので、そういう意味では、マーティンも打ってくれてよかったと思います」) --3日は佐々木朗が先発する「あした(3日)の勝ちは大きいと思うので、しっかりと全員でつかめるようにやっていきたい。ここまで、序盤で点が取れていないので、先発投手が楽に投げられるような展開に持っていけたら」

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
700 1.000
(-)
-
(-)
13626
(-)
13
(-)
4
(-)
4
(-)
0.228
(-)
0.000
(-)
2
(-)
楽天
420 0.667
(-)
2.5
(-)
13715
(-)
12
(-)
1
(-)
4
(-)
0.207
(-)
0.000
(-)
3
(-)
西武
440 0.500
(↓0.071)
3.5
(↓0.5)
13525
(+1)
31
(+8)
4
(-)
2
(-)
0.224
(↑0.003
0.000
(-)
4
(-)
ロッテ
340 0.429
(↑0.096)
4
(↑0.5)
13624
(+8)
17
(+1)
3
(+1)
12
(+4)
0.219
(↑0.022
0.000
(-)
5
(-)
ORIX
350 0.375
(↑0.089)
4.5
(↑0.5)
13523
(+7)
21
(-)
1
(-)
1
(-)
0.211
(↑0.019)
0.000
(-)
6
(-)
日本ハム
170 0.125
(↓0.018)
6.5
(↓0.5)
13517
(-)
36
(+7)
6
(-)
3
(-)
0.184
(↓0.003)
0.000
(-)