ヤクルト(★1対6☆)DeNA =リーグ戦1回戦(2022.04.01)・明治神宮野球場=
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DeNA
3000000036712
ヤクルト
0100000001211
勝利投手:上茶谷 大河(1勝0敗0S)
敗戦投手:小川 泰弘(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】佐野 恵太(2号・1回表2ラン),宮﨑 敏郎(2号・1回表ソロ)
【ヤクルト】村上 宗隆(1号・2回裏ソロ)

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◆投打のかみ合ったDeNAが4連勝。DeNAは初回、佐野の2ランと宮崎のソロで幸先良く3点を先制する。その後2点差とされるも、9回表に宮崎の適時二塁打などで3点を加え、相手を突き放した。投げては、先発・上茶谷が7回1失点の好投で今季1勝目。敗れたヤクルトは、打線が沈黙した。

◆DeNAマイケル・ピープルズ投手(30)が、1軍に昇格する。今季はキャンプ中に腰痛を発症し、ファームに合流。イースタン・リーグで2試合に登板し、0勝1敗、防御率3・38と回復をアピールした。 代わりに、ドラフト4位ルーキーの三浦銀二投手(23)が降格する。チームのルーキーでは唯一、開幕1軍入りし、開幕戦の3月25日の広島戦でプロ初登板。2回を3失点で2戦目以降は出番がなかった。野手では山下幸輝内野手(29)が昇格する。イースタン・リーグで打率3割8分5厘と好調さが買われた。代わりに、嶺井博希捕手(30)が降格する。先発要員や故障者を除き、今季初の1、2軍の入れ替えを敢行し、4連勝で貯金を目指す。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)に、待望の今季第1号本塁打が生まれた。3点を追う2回先頭の打席。DeNA上茶谷から、2球目の直球を左中間スタンドへ運んだ。今季7試合目で1号弾を放った。村上は「打ったのはストレートです。3点差ありましたし、早いイニングで1点でも返したかったので打てて良かったです」と、スタンドに飛び込む打球を見届けると、右手人さし指を立てて「1」をつくった。村上の7試合目での第1号は、19年は開幕6試合目、20年は2試合目、21年は2試合目と、レギュラー定着後はもっとも遅いペース。開幕2カード6試合終わって本塁打ゼロという状態について、試合前に「(調子は)悪いです(笑い)。でもまあ去年もこんな感じだったんで、そんな中でもフォアボールとれたりなんとかヒット打てたりしてるんで。やること変わらず毎日同じように、反省して、予習して、繰り返していく中で結果が出ていくと思うんでしっかりやりたいなと思います」と話していた。

◆DeNA宮崎敏郎内野手が、好相性の神宮で今季2号ソロを放った。1回、佐野の2号2ランで先制。2死後、小川のカットボールを左翼席に運んだ。 昨季、打率3割9分6厘、ビジターでは最多の5本塁打を放った神宮で躍動。「ツーアウトだったので、塁に出ることを意識して、打席に向かった。風があったので、『いってくれー!』と思いながら走った」とコメントした。

◆DeNA上茶谷大河投手(25)が、今季初先発のヤクルト戦で7回1失点と好投した。許した安打は村上のソロとオスナの安打のわずか2本。気温が冷え込む神宮で熱投した。3月25日の広島戦で開幕投手を務めた東が、左手中指の皮がめくれた影響で同27日に抹消。リリーフで開幕1軍入りした右腕にチャンスが訪れ、見事に結果で応えた。ツイッター上では、上茶谷の打撃フォームが話題に挙がった。2回2死から打席に立つと、ヤクルト山田を連想させる打撃フォームで小川と対戦。変化球を空振り三振したが、フルスイングした。

◆DeNAがヤクルトに快勝し、開幕3連敗後の一気の4連勝で、三浦大輔監督(48)就任後初となる貯金生活に突入した。 抹消された東の代役に指名された先発上茶谷が、今季初先発で7回2安打1失点の快投で今季初勝利を挙げた。打線は1回に佐野が先制の2号2ランを放ち、宮崎の2号ソロで追加点を挙げ、9回にも宮崎の適時二塁打、戸柱の適時打などで3点を追加した。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が放った待望の今季1号本塁打は空砲となった。3点を追う2回先頭の打席。DeNA上茶谷から、2球目の直球を左中間スタンドへ運んだ。 今季7試合目での初弾は、レギュラー定着した19年以降、もっとも遅いペース。村上は「3点差ありましたし、早いイニングで1点でも返したかったので打てて良かったです」と追い上げムードを演出したが、チームはこの1点にとどまり4連敗を喫した。

◆ヤクルトは初回の3失点が重くのしかかり、4連敗を喫した。先発小川が1回、DeNA佐野に先制2ラン、さらに宮崎に2号ソロを浴び3失点の立ち上がり。2回以降は無失点で6回4安打3失点の小川は「2回以降は修正して投げることが出来ましたが、立ち上がりに甘く入った球を打たれてしまい、チームに勢いをつける投球が出来なかった」。ただ高津監督は「(2回では)遅いですね。投げ方が悪いんで、球にも力ないですし、(打たれたのは)甘いところでしたね」と厳しい表情で話した。打線も村上の今季1号ソロのみで2安打1得点。4連敗中の平均得点は2点にとどまっており、同監督は「外野までボール飛ばないんで、ちょっと対策必要でしょうね」と頭を悩ませた。

◆DeNA中軸の佐野恵太外野手、宮崎敏郎内野手が今季2度目のアベック弾で流れを引き寄せた。 1回1死一塁、佐野が「一振りで仕留めることができた」と右翼席への2号2ランで先制。2死後、宮崎が左翼席に2号ソロを運んだ。3連勝の勢いそのままに初回に先制し、三浦監督は「立ち上がりからいい攻撃ができた」と評価した。▽DeNA宮崎(1回の2号ソロを含む2安打2打点) 風があったので、『いってくれー!』と思いながら走った。

◆DeNA上茶谷大河投手(25)が、「ハマの番長×大魔神」の魂を手に、7回1失点の快投でチームを4連勝に導き、三浦監督就任後初の貯金をたぐり寄せた。開幕投手の東が左手中指の皮がめくれた影響で抹消され、代役で今季初先発。「『最初から全力で飛ばしてくれ』と言われたので全力でいった」とわずか2安打で、7回をテンポ良く80球で終えた。 左手には、三浦監督が現役時代に使用したグラブが輝いた。入団直後、当時投手コーチだった三浦監督に懇願。約3年の時を経て、「あいつの覚悟、今年にかける思い」を感じた指揮官から、「ネットで売るなよ」とジョークとともに、1月の自主トレ中にプレゼントされた。試合後は「内緒です」と多くを語らなかったが、憧れの「番長グラブ」に結果で恩返しした。相手打者には「魔神フォーク」が勝負どころで決まった。春季キャンプ中に、佐々木主浩氏からフォークのコツを習得。直球以上に腕を強く振って、4回に山田、7回にも再び山田、サンタナと主砲から空振り三振を奪った。三振を狙いにいくフォークとふわっと抜いたフォークの2種類を使い分け「結果につながった」と新たな武器を手に入れた。【久保賢吾】▽DeNA三浦監督(好投の上茶谷について)「ボールに気持ちが乗り移ってる分、打者を押し込めた。見事な投球をしてくれたし、期待に応えてくれた」

◆DeNAがヤクルトに快勝し、今季初の4連勝で三浦大輔監督就任後初の貯金生活突入したことを受け、ツイッター上でDeNA関連の言葉が次々にトレンド入りした。「ベイスターズ4連勝」「三浦監督」「横浜優勝」「三浦政権」などが入った。 チームでは516日ぶりの貯金で、首位巨人、広島とは2ゲーム差の3位につける。

◆ヤクルトに快勝し、4連勝を決めた夜、DeNA三浦大輔監督(48)に、ブレはなかった。就任2年目で初の貯金について聞かれ「まだ7試合です。以上です」と即答。周囲の盛り上がりとは対照的に、冷静に目の前の現実を直視した。 昨季は最下位に沈み、本拠地横浜スタジアムでヤクルトに胴上げされた。「あの時から絶対にやり返すという気持ちですし、「横浜一心」で戦ってくれた全員で反撃の1年にする」と誓いを立て、「横浜反撃」のスローガンを掲げた。昨年、屈辱の瞬間を味わわされたヤクルトとの今シーズン初戦。初回から開幕投手の小川を攻め立て、東の代役で先発した上茶谷が意地の投球で7回を1失点に抑えた。首位とは2ゲーム差の3位。ブレなく、突き進む。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が待望の今シーズン1号ソロを放った。0―3の二回。先頭で迎えた第1打席でカウント1―0からDeNA・上茶谷が投じた2球目、高めの直球を捉えた。滞空時間の長い打球は神宮の左中間席に吸い込まれる。スタンドに入るのを確認すると、村上は右手人さし指を突き上げ、客席を沸かせた。◆ヤクルト・村上 「打ったのはストレートです。3点差ありましたし、早いイニングで1点でも返したかったので打てて良かったです」

◆DeNAの佐野が2号2ランを放った。0―0の一回1死一塁から小川の初球を迷わずに振り抜いた。高めの直球を右翼席最前列へ運び「しっかり準備して一振りで仕留めることができた」と誇った。2月のキャンプ中に右脇腹の肉離れを起こし、1軍に再合流したのは開幕の10日前だった。急仕上げの影響が不安視されたが、これで開幕から7試合連続安打。「全試合に出られるように体と気持ちを準備する」との言葉通り、きっちりとシーズンに合わせてきた。

◆いきなり豪快な2発を打ち上げた。DeNAは一回、3番・佐野が右翼席へ2号2ラン。5番・宮崎も左翼席へ2号ソロを運び、ヤクルトの開幕投手を務めた小川から、3点を先行した。先頭の桑原が安打で出塁し、1死一塁で打席に立った佐野は、初球を迷わず振り抜いた。高めに浮いた直球を逃さず、完璧に捉えた打球は燕党で埋まる右翼席へ一直線。「しっかり準備して、一振りで仕留めることができた。先制することができてうれしい」と拳を握った。) 4番の牧が三振に倒れた直後、「2死だったので、塁に出ることを意識して打席に向かった」という宮崎も初球攻撃を仕掛けた。甘く入ったカットボールを振り抜くと、鮮やかな放物線を描いた打球が左翼席へ。「風があったので『いってくれー!』と思いながら走っていた」と振り返った。昨季、小川に対して桑原、佐野がともに打率・300(10打数3安打)。宮崎は打率・333(6打数2安打)で4四球を選び、2安打はいずれも本塁打だった。昨季の好相性そのままに、3選手が今季初対戦でも力強いスイングで右腕を捉えた。佐野、宮崎は27日の広島戦(横浜)での今季1号に続き、2号もアベック弾。強力打線を支える中軸のバットに勢いがついてきた。(浜浦日向)

◆DeNAが4連勝を飾った。一回に佐野の2ランと宮崎のソロで先行し、3―1の九回に宮崎の適時二塁打、戸柱の適時打などで3点を加えた。今季初先発の上茶谷が7回2安打1失点で白星。ヤクルトは打線が奮わず4連敗となった。

◆中6日で先発したヤクルト・小川が6回4安打3失点で今季初黒星を喫した。一回から佐野に2ラン、宮崎にもソロを浴びて3失点。二回以降はフォークやカットボールなど多彩な変化球を両コースに投げ分けて立ち直ったが「立ち上がりに甘く入った球を打たれてしまった。チームに勢いをつける投球ができなかった」と唇をかんだ。

◆待望の一発が出た。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が3点を追う二回先頭で、バックスクリーン左へ1号ソロ。うなずきながら右手人さし指を揺らし、ダイヤモンドを一周した。「早いイニングで1点でも返したかったので、打てて良かったです」高めの直球を捉え、今季7試合目、26打席目での初アーチ。試合前の時点で18打数4安打(打率・222)、2打点と苦しんでいただけに高津監督も「これで調子に乗ってくれればいいと思う」と期待した。得点はこの1点のみ。打線は散発2安打と元気がなく4連敗を喫し、指揮官も「外野まで飛ばないので対策が必要」と嘆いた。ただ、打線の奮起が待たれる中で、空砲とはなったものの、若き4番に本塁打が出たことは好材料だ。「打撃は水もの」と言われるだけに、一つのきっかけで流れは変わる。主砲の一撃を本拠地初勝利の呼び水としたい。(赤尾裕希)

◆〝番長魂〟の継承、ヨ・ロ・シ・ク!! DeNAは1日、ヤクルト1回戦(神宮)に6―1で快勝。4連勝を飾った。上茶谷大河投手(25)が今季初先発し、7回1失点の好投で白星をマーク。三浦大輔監督(48)が現役時代に使用していたグラブを託された右腕が、就任2年目の指揮官に初の貯金「1」をプレゼントした。) 花冷えの神宮。ピンチを切り抜けるたび、グッと握った青のグラブが力をくれた。今季初先発の上茶谷が昨季のリーグ覇者、ヤクルト打線を相手に7回2安打1失点。吐く息も白い寒空の下、熱のこもった力投で大きな1勝をつかみ取った。「一人も気の抜ける打者はいないので、しっかりと内角を使って攻めていく、それができたのが良かった」球威のある直球と新球シュートで右打者の内角をえぐり、「落とす、抜く」の2種類を使い分けたフォークボールとカットボールで5奪三振。二回に村上に一発を浴びても乱れずに要所を締め、80球で役目を果たした。1勝3敗に終わった昨季終了後、故障のリスクを軽減させるため、2020年の2年目以降に取り組んできた「シングルプレーン」(肩から指先までが一直線)のフォームを、東洋大時代の「ダブルプレーン」(投球時に肘が曲がる)に戻すことを決めた。前者は肩と肘に負担が少ないとされるが、上茶谷は「そっち(後者)の方が力が出た」。リスクは承知。シーズンオフはスポーツ選手が集うジムや東洋大のグラウンドで投げ込み、感覚を取り戻した。そして大学時代の主戦場であり、1年目にプロ初勝利を挙げた神宮のマウンドで覚醒した。) 三浦監督は1月、上茶谷が新人のときから欲しがっていた、自身が現役時代に使ったグラブを授けた。渡す際に「ネットで売るなよ」と冗談を交えたが、今年に懸ける覚悟を感じていた。開幕ローテーションから外れたが、腐らずに開幕投手の東克樹が離脱したピンチで快投。〝番長グラブ〟を手にした右腕が、三浦監督に就任2年目で初の貯金1をプレゼントした。指揮官も「最後まで攻め続けていた。見事な投球」と目を細めた。やられたままでは終わらない―。〝番長魂〟を継承した上茶谷の反撃が始まった。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
610 0.857
(↑0.024)
-
(↓1)
13636
(+6)
26
(+5)
9
(+3)
1
(-)
0.273
(↑0.013)
0.000
(-)
1
(-)
広島
610 0.857
(↓0.143)
0
(-)
13644
(+2)
24
(+3)
1
(-)
5
(+1)
0.307
(↓0.02)
0.000
(-)
3
(-)
DeNA
430 0.571
(↑0.071)
2
(↑1)
13632
(+6)
35
(+1)
6
(+2)
4
(-)
0.234
(↓0.002)
0.000
(-)
4
(1↓)
ヤクルト
340 0.429
(↓0.071)
3
(-)
13628
(+1)
28
(+6)
9
(+1)
3
(-)
0.230
(↓0.021)
0.000
(-)
5
(-)
中日
250 0.286
(↑0.119)
4
(↑1)
13623
(+3)
30
(+2)
5
(+1)
1
(-)
0.218
(↑0.004)
0.000
(-)
6
(-)
阪神
070 0.000
(-)
6
(-)
13620
(+5)
40
(+6)
3
(+1)
2
(-)
0.231
(↑0.003)
0.000
(-)