楽天(★0対1☆)ソフトバンク =リーグ戦1回戦(2022.04.01)・楽天生命パーク宮城=
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ソフトバンク
0001000001201
楽天
0000000000600
勝利投手:千賀 滉大(1勝0敗0S)
(セーブ:森 唯斗(0勝0敗5S))
敗戦投手:涌井 秀章(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(1号・4回表ソロ)

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◆投手戦を制したソフトバンクが破竹の7連勝。ソフトバンクは0-0で迎えた4回表、柳田のソロで先制に成功する。投げては、先発・千賀が8回無失点9奪三振の快投で今季1勝目。敗れた楽天は、先発・涌井が好投するも、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。

◆楽天は、1日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)の予告先発投手だった則本昂大投手が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことにより、涌井秀章投手が先発を務めることとなった。試合前に石井GM兼監督が明かし、「イレギュラーの登板にはなるが、どちらにしても次のスポットで任せたい投手としてファームで調整してもらっていた。準備万全じゃないかなと思います」と期待した。 この日、則本の他に川島、ブセニッツ、小深田、ドラフト2位ルーキー安田、小峯が陽性判定を受けたことが発表された。ブセニッツ、小峯の代わりに高田萌、津留崎が1軍に合流。試合前練習に参加した。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(33)が、今季1号本塁打を放った。 4回1死で楽天涌井の外角変化球を打った打球は、大きな外野フライのように見えたが、ぐんぐん伸びて左翼席まで届いた。「イメージは力を抜いての脱力スイングです。スタンドまでいくと思いませんでしたが、風に乗ってくれたと思います」と振り返った。今季は自己最多36本を上回る40発を目標に掲げている。難しい体勢からの本塁打に対して、ネット界を中心に表現される、柳田らしい「変態アーチ」でまずは第1歩を踏み出した。

◆ソフトバンクが球団では55年の10連勝以来67年ぶりとなる開幕7連勝を決めた。 4回に柳田悠岐外野手(33)が放った1号ソロが決勝打となった。藤本監督は新人監督としてNPB最長の開幕7連勝となった。この日はわずか2安打で、柳田の1点を千賀-森のリレーで守りきった。7連勝はすべて3点差以内と接戦に勝っている。31日の試合後は「しびれる試合ばっかりやね。若い選手はいい経験になると思います」と話していたが、今季はきわどい勝負を勝ちきる勝負強さが際立つ。?▼ソフトバンクが開幕7連勝。開幕7連勝以上は18年に8連勝した西武以来で、球団では南海時代の54年(7連勝)55年(10連勝)に次ぎ67年ぶり3度目。▼新人監督の開幕7連勝は、72年与那嶺監督(中日)79年梶本監督(阪急)の6連勝を抜く最長記録となった。

◆ソフトバンクは球団として南海時代の55年以来、67年ぶりの開幕7連勝。藤本博史監督(58)は、新人監督としてはNPB史上初の初陣から7連勝発進となった。試合後の一問一答は以下の通り。 -今日も接戦藤本監督 ほんとしびれるねえ。いい投手が来たらそんなに打てないけどね、柳田がよく打ってくれましたよね。-柳田は難しい体勢で本塁打藤本監督 変態打ちみたいな感じでね。それだけ力があるってことやから。その後のレフトフライやったかな、あれが一番いいスイングやったね。だからあのホームラン1本で、明日から変わってくるんじゃないかなと思います。-1本出て気分も違う藤本監督 今日のホームラン、あの変態打ちやけど、あれで変わってくるんじゃないかな。気持ちも楽になるやろうからね。-千賀が好投藤本監督 よく頑張ってくれましたね。7回で代えようかなと思ったんですけど、本人が行きたいと言うから、行ってくれということでね。エースやからね。止めるのもこっちの仕事やけど、まあ、あそこで100球くらいやったかな。接戦の中で本人が行くっていう気持ちがうれしかったですね。-9回は森に交代藤本監督 9回は森で行くと決めていたんで。(千賀)本人も納得してくれました。-新人監督新記録の開幕7連勝藤本監督 これはオレがやってるわけじゃなくて、選手が守りも打つ方も、みんなで勝ってくれてるわけで。ぼくだけの力じゃないというのはわかってますし、みんなのおかげです。-甲斐のリード、守備も目立つ藤本監督 1点差、2点差、3点差でね。甲斐のリードも光ってるよね。ヒットはあまり出てないけど、あれだけリードしてくれたら十分じゃないかな。今日のサードで刺したのも、大ファインプレーですよね。-接戦が続く藤本監督 肩凝ってしょうがないです。でも今日は、千賀を見てたら安心して見られたかな。走者は出すけど、要所を抑えてくれるところはさすがエース。これからもこういう試合は増えていくでしょうけど、打線の方がもう少し爆発するように、打撃コーチにお願いしておきます。いろいろこっちも考えてやっていきたいと思います。

◆楽天涌井秀章投手が、6回1安打1失点と試合をつくった。2軍戦で先発予定だったが、予告先発の則本の新型コロナ陽性判定を受けて、1軍で急きょ初登板。4回1死で柳田に、左翼へ先制ソロを浴びるも、カーブとスライダーを効果的に使い、丁寧にストライクゾーンを突いた。好投が報われずチームは4連勝でストップ。「開幕1軍じゃなかったのが18年目で初めてだったので複雑な思いはあった。でも与えられたところで投げるのが先発ピッチャー。勝てなかったが、仕事はできた」と前を向いた。?▽楽天石井GM兼監督(先発涌井の投球に)「難しいタイミングというか。ファームで先発する予定だったが、環境は違う。そういう中でしっかりとパフォーマンスを見せてくれたのは、チームにとってもすごく心強い投球内容かなと思う」

◆エースが新人監督にビッグなプレゼントを贈った。ソフトバンク千賀滉大投手(29)が8回116球を投げ5安打を許しながら楽天打線を0封。自身の今季初白星でチームは開幕から無傷の7連勝。藤本新監督に「開幕連勝新記録」を贈った。 気温5度を下回る寒さにも熱投した。「ロースコアはになることは意識した」。3回まで毎回走者を背負った。「ちょっとでも集中していなかったら(体が)一瞬で冷える。自分の中で気持ちを入れた」。1点リードの7回に2本のヒットと四球で2死満塁のピンチを招いた。楽天の新助っ人マルモレホスにはカウント0-2から外角低めへ151キロの直球で見逃し三振に仕留め小さくガッツポーズを作った。3年振りの開幕先発はソロ本塁打を与えビハインドの展開で降板。チームは逆転勝ちしたものの雪辱を誓っていた。「勝ち星は素直にうれしい。大変な試合が続くので少しでも先発が頑張らないと」。快進撃のチームにエースがさらに勢いを与えた。

◆ソフトバンク藤本博史監督(58)が、球史に名を残した。球団では南海時代の55年以来、67年ぶりとなる開幕7連勝。新人監督としては、NPB全体でも史上初の快挙だ。主将に任命した柳田悠岐外野手(33)のソロ本塁打で1-0の勝利。「BIGBOSS」日本ハムへのカード3連勝から始まった「BIG FACE」の快進撃はどこまで続くか。 快記録を祝うかのように、試合後の空から4月には珍しい雪がちらついた。新人監督新記録の開幕7連勝を決めた藤本監督は、寒さに「BIG FACE」を赤らめながら「これはオレがやってるわけじゃなくて、選手が守りも打つ方も、みんなで勝ってくれてるわけで。ぼくだけの力じゃないというのはわかってますし、みんなのおかげです」と選手たちに感謝した。開幕からすべて3点差以内での決着。この日もスコアは「1-0」と究極の接戦になった。虎の子の決勝点を生み出したのは柳田だ。0-0の4回1死、楽天涌井の低め変化球に体勢を崩しながら、左翼席まで運ぶ今季1号先制ソロ。指揮官は「変態打ちみたいな感じでね。それだけ力があるってことやから。あのホームラン1本で、明日から変わってくるんじゃない」と、試合前時点で打率1割台だった主砲の復調の兆しに喜んだ。藤本監督は昨秋に就任すると、柳田を主将に任命した。柳田の新人時代に2軍コーチとして指導し、現在に至る礎を作った"師匠"は「若手に慕われてるし、そろそろそういう引っ張る年代の年になっていると思う。彼自身の成績もキャプテンという自覚で上がってくるんじゃないかなと考えています」と、もう一皮むけることを期待し肩書を与えた。そんな新リーダーが、歴史的な1勝をプレゼントしてくれた。前日は千葉でのデーゲーム後、仙台へ移動。東北新幹線が不通のため、チームはバスで5時間以上の長旅だった。試合中の気温は約5度と冷え込み、相手先発が急きょ変更になるなど、逆境の要素は少なくなかったが、わずか2安打での「省エネ」勝利で疲れを吹き飛ばした。開幕から接戦ばかりを制してきた藤本監督は「肩凝ってしょうがないです。これからもこういう試合は増えていくでしょうけど、打線の方がもう少し爆発するようにね。打撃コーチにお願いしておきます」と、打線爆発で「安泰」の8連勝を希望した。【山本大地】?ソフトバンク柳田(4回に決勝の1号ソロ)「勝てたのは投手のおかげです。芯に当たっていい感じで打てたので、あそこまで飛んだと思います。(藤本監督の記録に)おめでとうございます!」?ソフトバンク森(9回1死二塁のピンチも無失点で5セーブ目)「6連勝して仙台に来て、初戦を取ることができてよかった。チーム全員が頑張っている。自分もその中で貢献できているのでうれしい」

◆楽天・石井一久監(48)が1日、同日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)で先発が予定されていた則本昂大投手(31)に代わり、涌井秀章投手(35)が先発すると明言した。則本は3月25日のロッテとの開幕戦(楽天生命パーク)に先発し、今季2度目の先発を控えていたが、新型コロナウイルスの陽性判定を受け、現在は隔離療養中であることが1日に発表されていた。その代役を2軍調整していた通算150勝右腕に一戦を託す。指揮官は「イレギュラーな登板になりますけど、次のスポットで任せたい投手としてファームで調整してもらっていた。準備万全じゃないかなと思います」と期待した。

◆楽天は予告先発の則本が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、涌井が今季初めて1軍に昇格して代役を務めた。緊急登板にもかかわらず、6回を投げて許した安打はソロ本塁打の1本だけ。打線の援護がない中でもその1失点にとどめ、先発の役割を果たした。140キロ台中盤の速球が走って序盤は得点を与えない。四回1死で柳田に初球を左翼席へ運ばれたが、低めの変化球で失投ではなかった。3月25日の西武との2軍戦で6回無失点と好投し、迎えた中6日でのマウンド。石井監督が「イレギュラーな登板になるけど、準備万全じゃないかな」と期待していた通りの出来だった。

◆ソフトバンクが67年ぶりの開幕7連勝。四回に柳田の1号ソロによる1点を守り切った。千賀は8回5安打無失点で今季初勝利、森が5セーブ目を挙げた。楽天は緊急先発した涌井の6回1失点の好投を生かせず、連勝が4で止まった。

◆ソフトバンクの柳田が、巧みなバットコントロールと怪力を見せつけ 1号ソロを放った 決勝の1号ソロを放った。四回、低めを突いてきた初球の変化球に、泳ぎながらもバットを合わせる。本人も打ち取られたかのように打球を見上げたが、ぐんぐんと伸びて左翼席ぎりぎりへ届いた。「イメージは脱力スイング。スタンドまで行くと思わなかったが風に乗ってくれた」と胸を張った。33歳の新主将。「柳田もある程度年だから」と笑う藤本監督の配慮で、3月31日は守備を免除され、指名打者での出場だった。リフレッシュし、待望の一発につなげた。共に中軸を担い好調だった栗原が、左膝の大けがで長期離脱に。これまで以上に打棒に期待がかかる中、 2試合連続打点と存在感を示している。 チームを67年ぶりの開幕7連勝へと導く、値千金の一打となった。

◆楽天は新型コロナウイルス陽性判定を受けた則本に代わり先発した涌井が6回、101球を投げ、1安打1失点、投球回を上回る7奪三振をマークした。だが打線は先発・千賀-森の継投の前に無得点に抑えられ、連勝が4で止まった。以下、石井監督の一問一答。--涌井の投球を振り返って「全球種、力があっていいボールを投げていました」--救援陣は「0」を重ね、追える展開を作った「今日はロースコアゲームになるという展開の中で、次の1点を渡さなかったのはプレッシャーをかけられたんじゃないかなという所です」--六回から3イニング続けて先頭打者を出した打線について「あそこでなんとか点を取れればまた展開も変わってきますけど、そういうこともあるので、そこで(点が)取れなかったからって一喜一憂することはないと思います」--コロナ禍での選手の入れ替えがある中で最後まで向き合った選手たちについて「とにかく目の前の試合を勝つっていうことに全力でチーム一丸となってやっていかないといけない。今いない選手の分までしっかりやって、また復帰を早くしてもらえればいいと思います」--明日(2日)の先発は高田孝一。明日の試合に向けて「孝一らしく思いっきって腕を振ってしっかりと堂々とマウンドに立ってほしいと思います」

◆ソフトバンクの千賀は8回無失点で初勝利を手にした。日中には雪もちらついた仙台のマウンドに「ちょっとでも集中していないと一瞬で冷える」と気にしながらも熱投を披露。「勝ち星は素直にうれしい」と表情を和らげた。終盤はピンチを招いたがギアを入れ直す。七回2死満塁ではマルモレホスに対し、150キロ超の速球を外角へ完璧に制球。バットを一度も振らせずに3球三振を奪った。八回は1死二塁から、西川を三直、鈴木大には速球を詰まらせて右飛に仕留めた。「自分で出したピンチなので、何とか抑えたいという一心だった」とエースの心意気を示した。(楽天生命パーク)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
700 1.000
(-)
-
(-)
13626
(+1)
13
(-)
4
(+1)
4
(-)
0.228
(↓0.023)
0.000
(-)
2
(-)
楽天
420 0.667
(↓0.133)
2.5
(↓1)
13715
(-)
12
(+1)
1
(-)
4
(-)
0.207
(↑0.001
0.000
(-)
3
(-)
西武
430 0.571
(↓0.096)
3
(↓1)
13624
(+1)
23
(+2)
4
(-)
2
(-)
0.221
(↓0.013)
0.000
(-)
4
(-)
ロッテ
240 0.333
(↑0.133)
4.5
(-)
13716
(+2)
16
(+1)
2
(-)
8
(+1)
0.197
(↑0.005)
0.000
(-)
5
(-)
ORIX
250 0.286
(↑0.119)
5
(-)
13616
(+2)
21
(-)
1
(-)
1
(+1)
0.192
(↑0.016)
0.000
(-)
6
(1↓)
日本ハム
160 0.143
(↓0.024)
6
(↓1)
13617
(-)
29
(+2)
6
(-)
3
(+1)
0.187
(↓0.004)
0.000
(-)