オリックス(★0対1☆)楽天 =リーグ戦3回戦(2022.03.31)・京セラドーム大阪=
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楽天
0000000011400
ORIX
0000000000600
勝利投手:西口 直人(1勝0敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝0敗2S))
敗戦投手:平野 佳寿(0勝1敗0S)
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◆投手戦を制した楽天が4連勝。楽天は両軍無得点で迎えた9回表、1死二塁から代打・銀次が適時打を放ち、試合の均衡を破る。投げては、先発・瀧中が6回無失点の好投。3番手・西口が今季初勝利を挙げた。敗れたオリックスは、打線が先発・山崎福を援護できなかった。

◆始球式に登場した人気お笑いコンビの霜降り明星が微妙な笑いを呼んだ。#head##粗品(29)がマイクを持ち、せいや(29)がマウンドへ。打席に太田椋内野手(21)、捕手に頓宮裕真捕手(25)が座った。だが、せいやは何度も足を上げ下げし、一向に投球せず。しまいには、ボールを持ったまま少しずつ打者に近づくというボケを繰り出した。粗品が「いや、鬼のボーク! 敵に10点入る! あかんあかん」と突っ込んだが、残念ながら爆笑とはいかず、ドームの観客からはクスクスとわずかな笑いが。せいやはその後、マウンドに戻って投げ直し、山なりながらノーバウンド投球を披露した。

◆先発の楽天滝中瞭太投手(27)が、6回まで毎回走者を背負いながらも粘投した。初回から1死一、二塁のピンチを背負ったが、4番杉本をカーブで空振り三振に仕留め、5番バレラを一ゴロに打ち取った。2回には2死二塁、3回は1死一、二塁と、4回を除き5イニングで得点圏に走者を背負うが、無失点で切り抜けた。 開幕3戦目の27日に先発予定も、その前日の雨天中止で岸のスライド登板。この試合を託されることとなった。ピンチを招きながらも6回5安打3四死球無失点で接戦を演出し「3回までは緊張と力みがあったのかなと思います」。3回が終わった際にバッテリーを組む炭谷から「なんとか今日はゼロで抑えよう」と声を掛けられた。滝中は「それからは少しだけ自分を俯瞰(ふかん)して見ることができたと思います。リズムが悪い中で粘り強く守っていただいた野手の皆さんに感謝です」とホッとした表情で振り返った。

◆オリックス山崎福也投手(29)の好投も報われなかった。 今季初登板で7回を投げて1安打無失点。5四死球は与えたものの、コーナーを突く投球で楽天打線に的を絞らせなかった。ただ、援護がなく両軍スコアレスで降板。9回に今季初登板の平野佳寿投手(38)が失点し、チームは5連敗となった。山崎福は「いい緊張感の中、いい力感で投げられたと思います。ある程度ボールも操れましたし、まずはしっかりとゲームを作ることができてよかったです」と振り返った。

◆楽天の銀次内野手(34)が代打決勝打を放ち、チームを4連勝に導いた。0-0で迎えた9回1死二塁で、代打出場。外角の直球を中前へはじき返し、これが決勝打となった。今季、代打で2打数2安打。打率10割と無類の勝負強さを誇る"代打の神様"は「自分のバットで勝てたことがすごくうれしいです。それ以上はもうないと思います」。34歳のベテランが笑顔を見せた。▽楽天石井GM兼監督(4連勝で本拠地へ)「(捕手・炭谷)銀仁朗がよく(先発滝中を)6回までもっていってくれたと思います。いい形で(仙台に)戻れると思います」

◆オリックスが昨年1度もなかった5連敗&同一カード3連敗を早くも食らった。 打線が散発6安打で7回1安打無失点の山崎福を見殺しにした。楽天3連戦で計2得点と低調だが、宗佑磨がチーム初の3安打猛打賞と攻撃の形はできてきた。「点が入っていないのでよくはないんだけど、宗が出てクリーンアップに回すのがうちの形。あとはこっちが考えていくだけ。何とか歯車を合わせていく」と中嶋監督は選手をかばった。

◆楽天は今季初の無失点継投で、1点差勝負をモノにした。先発滝中が毎回走者を背負いながらも6回無失点。安楽、西口、松井裕とゼロ行進でつないだ。 8回に登板し3者凡退で今季初白星を手にした西口直人投手は「すごくうれしいです。任せていただいた場面を、全力で抑えることを心がけてこれからもやっていきたいです」と充実感に浸った。

◆楽天銀次内野手(34)が代打決勝打を放ち、チームを4連勝に導いた。0-0で迎えた9回1死二塁の場面で、代打出場。中前へはじき返し、これが決勝適時打となった。今季は代打で2打数2安打。打率10割と無類の勝負強さで"代打の神様"になろうとしている。4連勝を収めたチームは2位に浮上。1日から首位ソフトバンクとの3連戦に挑む。 甘い球を見逃さず、一発で仕留める。楽天の仕事人・銀次の集中力は極限状態に達していた。「甘い球をしっかり一発で仕留めるっていうのは、自分の今年の1つのテーマでもあったので、それがしっかりヒットゾーン飛んでくれたのは良かった」。0-0で迎えた9回1死二塁。1点差勝負の絶好機で託された。2球続けてフォークを見送りカウント1-1。3球目、外角の直球を中前へ運んだ。二塁走者・島内が生還し、送球間に二塁進塁をもくろんだが、タッチアウト。リクエストでも覆らず苦笑いとなったが、殊勲打は色あせない。チームを4連勝に導き「そりゃうれしいですよ。自分のバットで勝てたことがすごくうれしいです。それ以上はもう、ないと思います」。しびれる場面で結果で応えるには、地道な準備の積み重ねがあった。昨季はスタメン23試合に対し、代打12試合。今季はより代打出場が増えることに備え、球場入りする前の宿舎から入念にストレッチ。体のケアには余念がない。試合前の打撃練習では、代打出場を想定し1球目にこだわる。スタメンに比べて圧倒的に減る運動量を補うため、ランニングをこなし、ノックでは技術力アップだけでなく、体力強化にも比重を置く。銀次は「いつ出てもいい準備は自分の中でしっかりしていたので、それがつながったのかなと思います」と、"代打の神様"になりつつある。チームは4連勝で勢いをつけ、本拠地・仙台で開幕6連勝中の首位ソフトバンクを迎え撃つ。【栗田成芳】

◆今季初先発したオリックス・山﨑福也投手(29)が7回1安打無失点と好投した。「いい緊張感の中、いい力感で投げられたと思います。ある程度ボールも操れましたし、まずはしっかりとゲームを作ることができてよかったです」一回に2四球を与え、1死一、二塁といきなりピンチを招くが、4番の島内を二ゴロ併殺。その後は尻上がりに状態を上げ、スコアボードに「0」を並べた。オフから取り組んできた直球の強さも披露。自身にとっての〝開幕戦〟で快投を見せた。チームは4連敗中で、試合は両軍無得点のまま、終盤戦に突入した。

◆楽天・滝中瞭太投手(27)が、四回以外は毎回のように得点圏に走者を背負いながらも粘りの投球で6回無失点。今季初登板を終えた。「三回までは緊張と力みがあったのかなと思います。三回が終わった後に(炭谷)銀仁朗さんから『なんとか今日はゼロで抑えよう』と話していただいて、それからは少しだけ自分を俯瞰(ふかん)してみることができたと思います。リズムが悪いなかで粘り強く守っていただいた野手の皆さんに感謝です」プロ2年目の昨季に自身初の2桁勝利となる10勝を挙げた右腕は、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

◆オリックスの宗が2日連続の複数安打をマークした。一回に右前打を放ち、三、五回にはともに二塁打。得点にはつながらなかったものの、吉田正、杉本の中軸の前で好機を演出した。滝中の変化球を巧みに捉えた。一、五回はともにチェンジアップ、三回はカーブを思い切りよく引っ張った。「常に攻める気持ちを持ってプレーしたい」と話していた通りの打撃だった。オープン戦から5番で起用されることもあったが、2試合続けて昨季定着した2番で先発出場。「後ろにいい選手がいるのでつないで回していく意識。自分の仕事をするだけ」という姿勢で安打を重ねた。

◆楽天が4連勝した。九回1死二塁で代打銀次が中前へ適時打し試合の均衡を破った。八回を抑えた西口が今季初勝利、松井裕が2セーブ目を挙げた。オリックスは打線が拙攻で、九回に抑えの平野佳が打たれ2年ぶりの5連敗を喫した。

◆17年目のベテラン・銀次内野手(34)が一振りで決めた。0-0の九回1死二塁で代打で登場。オリックスの守護神・平野から中前適時打を放った。「甘い球を一発で仕留めるのは今年の自分のテーマの一つ。自分のバットで勝てたことはすごくうれしい。これ以上(の喜び)はない」) 代打での出場が主で、運動量が落ちるために、練習中は精力的にランニングやノックを受けるという銀次は「これからも1打席、1球に集中してやっていきたい」と意気込んだ。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
600 1.000
(-)
-
(-)
13725
(+3)
13
(+1)
3
(-)
4
(+1)
0.251
(↑0.006)
0.000
(-)
2
(1↑)
楽天
410 0.800
(↑0.05)
1.5
(-)
13815
(+1)
11
(-)
1
(-)
4
(-)
0.206
(↓0.014)
0.000
(-)
3
(1↓)
西武
420 0.667
(↓0.133)
2
(↓1)
13723
(+2)
21
(+6)
4
(-)
2
(-)
0.234
(↓0.007)
0.000
(-)
4
(-)
ロッテ
140 0.200
(↓0.05)
4.5
(↓1)
13814
(+1)
15
(+3)
2
(+1)
7
(+1)
0.192
(↑0.012)
0.000
(-)
5
(-)
ORIX
150 0.167
(↓0.033)
5
(↓1)
13714
(-)
21
(+1)
1
(-)
0
(-)
0.176
(↑0.005
0.000
(-)
5
(1↑)
日本ハム
150 0.167
(↑0.167)
5
(-)
13717
(+6)
27
(+2)
6
(+1)
2
(+1)
0.191
(↑0.019)
0.000
(-)