中日(★0対1☆)DeNA =リーグ戦3回戦(2022.03.31)・バンテリンドーム=
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DeNA
0000000011700
中日
0000000000600
勝利投手:濵口 遥大(1勝0敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝1敗2S))
敗戦投手:R.マルティネス(0勝1敗1S)
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◆接戦を制したDeNAが同一カード3連勝。DeNAは両軍無得点で迎えた9回表、1死満塁から代打・大和の内野ゴロの間に1点を挙げ、試合の均衡を破る。投げては、先発・濱口が8回無失点7奪三振の快投で今季初勝利。敗れた中日は、打線が振るわなかった。

◆DeNA佐野恵太外野手(27)はバンテリンドームと相性が良い。昨季は同球場で43打数19安打、打率4割4分2厘を残したが、今季も2試合で9打数3安打の好スタート。今日も得意球場で好打を放ち、チームに白星を呼び込めるか。

◆DeNA関根大気外野手(26)が、中日戦に2試合連続で「6番左翼」でスタメン出場する。今季初スタメンだった30日の同戦では、2点適時打を含む2安打2打点で勝利に貢献した。先発マスクは、山本が2試合ぶりに務める。

◆DeNA佐野が、開幕から6試合連続安打をマークした。 1回2死、中日松葉の変化球を中前に運び、Hランプを点灯。6回1死一塁でも変化球を中前にはじき返し、2試合連続でマルチ安打を記録した。昨季、打率4割4分2厘と相性抜群のバンテリンドーム。同球場での今季、最初の3連戦でも安打を積み重ね、中日投手陣に嫌なイメージを植え付けた。キャンプ中に左腹斜筋の肉離れを発症し、2軍で調整。3月15日のヤクルトとのオープン戦から1軍に昇格し、オープン戦5試合を経て、開幕に合わせた。ソト、オースティンが故障で開幕から不在の中、26日の広島戦からは本職の左翼でなく、一塁で出場。三浦監督が「いろいろ考えながら」と話したように打順も開幕2戦目までの2番から3戦目以降は3番に定着するなど、攻守で指揮官の起用に応える。【久保賢吾】

◆DeNAが、完璧な中継プレーで三塁打を阻止した。0-0で迎えた8回無死、中日京田が放った右中間への打球を右翼の楠本が捕球し、二塁牧へ中継。 牧からノーバウンド送球で三塁宮崎に送られ、ヘッドスライディングした京田を間一髪でアウトにした。好投の浜口を救ったビッグプレーだった。?▽DeNA三浦監督(8回無失点の浜口について)「ボール自体も立ち上がりから非常に良かったですし、的を絞らせない配球もできていたと思います」

◆DeNA浜口が、8回無失点の好投でチームを今季初の3連勝に導き、三浦監督就任後初となる勝率5割に戻した。荒れ球も特徴だが、この日は「ゾーンで勝負する」とテーマを設定。7回まで無四球と攻め、勝負球のチェンジアップも要所で決まった。「自分優位のカウントで進めながら、奥行きを出しながら勝負できた」と自己分析した。キャンプで教わった「小谷の教え」を着実に身に付け、変化を遂げた。球界の「名伯楽」で知られ、今季から就任した小谷コーチングアドバイザーから投球フォームの3大要素「リズム、タイミング、バランス」の重要性を説かれ、投球フォームや意識改革に着手。キャッチボール、ブルペンなどで体に浸透させ、マウンドでも体現した。三浦監督の信念のタクトにも応えた。0-0の8回2死一、二塁のピンチも続投。斎藤チーフ投手コーチから「今日、一番の仕事場だ」と背中を押され、鵜飼を4球連続の内角直球勝負で三飛に詰まらせた。昨年は開幕投手を託されたが、開幕から波に乗れず、チームも最下位。「去年悔しい思いをしてますし、反撃の年にしてやり返したいです」と誓った。【久保賢吾】

◆中日は、このカード2度目の完封負けを含め本拠地開幕戦でDeNAに3連敗を喫した。 0-0で迎えた9回に守護神R・マルティネスを投入したが、1死満塁から代打大和の三ゴロで決勝点を許した。立浪監督は「最悪の滑り出し。これだけ点を取れないと投手もどこかでやられる」とため息。得点圏に走者を送りながら凡退したナインには「自分らで考えることも大事」と試合後に選手だけでのミーティングを課した。

◆DeNAはキャンプから取り組むチーム打撃で接戦を制した。9回、先頭の牧が内野安打で出塁、宮崎が死球、関根が犠打で好機を拡大し、代打大和の三ゴロの間に決勝点を挙げた。 9回は守護神山崎が3人で締め、2試合連続でセーブ。三浦監督は「大和が気迫でもぎ取った1点をヤス(山崎)が守り抜いて、浜口に勝ちがついたという最高の勝ち方」と評価した。▽DeNA大和(9回1死満塁から代打で三ゴロを放ち、ヘッドスライディングで併殺を阻止し、決勝点)「何とかランナーをかえそうと。どんな形でもいいんで勝てたことが一番です」

◆DeNA浜口遥大投手が、8回無失点の好投でチームを今季初の3連勝に導き、三浦監督就任後初となる勝率5割に戻した。荒れ球も特徴だが、この日は「ゾーンで勝負する」とテーマを設定。7回まで無四球と攻め、勝負球のチェンジアップも要所で決まった。「自分優位のカウントで進めながら、奥行きを出しながら勝負できた」と自己分析した。 キャンプで教わった「小谷の教え」を着実に身に付け、変化が見え始めた。「名伯楽」で知られ、今季から就任した小谷コーチングアドバイザーから投球フォームの3大要素「リズム、タイミング、バランス」の重要性を説かれ、キャッチボールやブルペンで意識。三浦監督、西武内海ら数々の名投手も送られた助言で球にも力が伝わって、リリースの感覚も向上した。三浦監督のタクトにも応えた。100球を超えた8回に2死一、二塁のピンチを迎えたが、斎藤チーフ投手コーチから「今日、一番の仕事場だ」と背中を押され、続投。鵜飼を4球連続の内角直球で三飛に詰まらせた。昨年は開幕投手を託されたが、自身は5勝で、チームは最下位。「悔しい思いをしてますし、反撃の年にしてやり返したいです」と誓った。【久保賢吾】

◆DeNA大和内野手(34)が、執念のヘッドスライディングで決勝点をもぎ取って、チームの3連勝に貢献した。開幕3連敗からの3連勝で、三浦監督の就任後初となる勝率5割に復帰した。0-0の9回1死満塁から代打で出場。難攻不落のR・マルティネスを相手にカウント2-2から直球を三遊間に打ち返したが、三塁手の石川が捕球し、二塁へ送球。大和は一塁に頭から飛び込み、三塁走者の牧が生還した。「何とかランナーをかえすことだけを考えて、打席に立った。浜口が一生懸命投げてましたし、祐大(山本)もすごい頑張って守っていたのでそういう思いを胸に。どんな形でもいいのでね、勝てたことが一番です」3月29日の中日戦では、3回に見逃し三振の判定後に、バットで地面に線を引いた行為が、審判への侮辱行為と取られ、自身初の退場を宣告された。同30日は出番がなく、2試合ぶりの出場で存在感を示した。三浦監督は「勝負強いですからね」と昨季、得点圏打率3割5分9厘の勝負強さにかけた。決勝点を挙げる一打を放った大和のヘッドスライディングに「気持ちで無我夢中でベースに飛び込んだと思うんで、ああいう姿勢にベンチも気持ちが1つになりましたね」と絶賛した。

◆DeNAが投手戦を制し、3連勝。九回に牧の内野安打、宮崎が死球、関根が犠打、柴田が申告敬遠で1死満塁とし、代打・大和が三ゴロ併殺崩れの間に1点を先取した。先発の浜口が8回6安打無失点と力投し、今季初勝利。九回に登板した山崎が無失点で締め、2セーブ目を挙げた。生まれ育った故郷で、存在感を放った。愛知県出身のDeNA・関根がバンテリンドームでの中日戦に「6番・左翼」で2試合連続のスタメン出場。今季初先発で2安打2打点をマークした前日に続いて、この日も安打を放って起用に応えた。昨年11月に右肩の烏口突起移行術を受けた影響もあり、今春のキャンプは2軍で過ごした。オープン戦終盤でオースティン、ソトが故障離脱したため、開幕直前に滑り込みで1軍に昇格した。外野の定位置を争う新加入の大田や神里が打撃低調の中で、9年目の関根のバットでアピールした。九回には犠打で勝利に貢献。努力とタイミングが重なっての〝凱旋試合〟で、背番号63が堂々とした姿を披露した。

◆DeNAは今季初の0封勝ちで、三浦大輔監督(48)就任後初の勝率5割、3位に浮上した。0―0の九回1死満塁から、代打・大和の三ゴロ併殺崩れの間に得点。先発の浜口が8回無失点、7奪三振、守護神の山崎が九回を三者凡退で締めた。以下、主な三浦監督の一問一答――理想的な展開「浜口、バッテリー2人がしっかり攻めていましたし、(7回まで)無四球。ボール自体も非常に良かったし、的を絞らせない配球もできていた」――九回に1得点「まず牧が内野安打になったというのも大きかったし、宮崎も出塁して。関根がしっかりバントを決めて、次の打者、次の打者へとつなげた大和の気迫のヘッドスライディングでした。浜口に勝ちもつきましたし、(山崎)康晃もきっちり3人で、いい勝ち方だった」――キャンプからこだわってきた、1点を確実に取る野球「そうですね、全員でつないでつないだ1点。もちろん毎回打てるわけではない。こういう1点で勝てたというのはチームにとっても非常に大きな財産になりますし、力になる」――大和がヘッドスライディング「本当に気持ちだと思います。無我夢中にベースに飛び込んで、ああいうプレーは本当にチームもベンチも盛り上げてくれます。気持ちがガッとひとつになります」 ――大和を代打に起用した理由「勝負強いですからね。大和のそれにかけました」――8年ぶりに敵地の中日3連戦3連勝「もちろん内容はいろいろありますけど、勝てたという結果は非常に大きかった。最高の勝ち方だったと思います」

◆中日の松葉が持ち味を存分に発揮した。今季初マウンドで六回途中まで5安打無失点。「思ったより緊張しなかった。自分らしさが出た試合だった」と振り返った。一回は2死から佐野に中前打を許したが、4番の牧は低めのカットボールで空振り三振。スライダーやカットボールで打者のタイミングを外し、直球は内外角のコーナーに丁寧に投げ分けた。反省点は課題としていた打者3巡目だ。楠本と佐野に連打され、1死一、三塁で降板。「ピンチで(中継ぎに)渡すことはないようにしたい」と次戦を見据えた。

◆グラブをたたき、雄たけびを上げた。DeNA・浜口遥大投手(27)は0―0の八回2死一、二塁。前夜に本塁打を放った3番・鵜飼をオール内角直球で三飛に仕留め、ほえた。「絶対に引かない。とにかく攻め続けることがテーマだった。気持ちを奮い立たせて勝負できたのがよかった」今季初登板で8回6安打無失点、7奪三振。112球の熱投で、チームを開幕3連敗からの3連勝、三浦政権2年目で初の勝率5割へと導いた。昨季の初登板は3月26日の巨人戦。5年目で初めて開幕投手を務めたが、3回6失点、5四球で降板した。「悔しい思いが強い中で、何とかそれを財産にしていい選手になることが大事」と今季はキャンプから投球のリズムを意識して改善。この日は1四球と指揮官の求めるストライク先行の投球を実践した。敵地での中日3連戦3連勝は8年ぶり。三浦監督は「(浜口は)ボール自体良かったし、的を絞らせない配球もできていた。勝てたという結果は非常に大きかった。最高の勝ち方だった」と昨季最下位からの〝反撃〟へ、手応えを口にした。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
600 1.000
(-)
-
(-)
13742
(+3)
21
(+2)
1
(-)
4
(-)
0.327
(↓0.008)
0.000
(-)
2
(-)
巨人
510 0.833
(↑0.033)
1
(-)
13730
(+6)
21
(+3)
6
(-)
1
(-)
0.260
(↓0.001)
0.000
(-)
3
(-)
ヤクルト
330 0.500
(↓0.1)
3
(↓1)
13727
(+3)
22
(+6)
8
(+1)
3
(-)
0.251
(↓0.005)
0.000
(-)
3
(1↑)
DeNA
330 0.500
(↑0.1)
3
(-)
13726
(+1)
34
(-)
4
(-)
4
(+1)
0.236
(↓0.005)
0.000
(-)
5
(-)
中日
150 0.167
(↓0.033)
5
(↓1)
13720
(-)
28
(+1)
4
(-)
1
(-)
0.214
(↓0.005)
0.000
(-)
6
(-)
阪神
060 0.000
(-)
6
(↓1)
13715
(+2)
34
(+3)
2
(-)
2
(-)
0.228
(↑0.01)
0.000
(-)