楽天(☆6対5★)ロッテ =リーグ戦2回戦(2022.03.27)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:松井 裕樹(1勝0敗0S)
敗戦投手:鈴木 昭汰(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】山口 航輝(1号・8回表3ラン)

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◆楽天がサヨナラ勝利。楽天は1点ビハインドの9回裏、西川が犠飛を放ち、試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた延長11回には2死二塁の好機から田中和の適時二塁打が飛び出し、試合を決めた。投げては、6番手・松井裕が今季初勝利。敗れたロッテは、6番手・鈴木が誤算だった。

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)が自己最速となる164キロをマークした。今季初登板となったこの日、初回回に楽天浅村への初球が球場スピードガンで「164」と表示された。大船渡(岩手)時代の19年4月6日、高校日本代表1次候補合宿の紅白戦で投げた163キロを、約3年ぶりに更新した。また25日の楽天戦でタイロン・ゲレーロ投手(31)がマークした球団の公式戦最速記録161キロを、わずか2日後に3キロも更新した。プロ入り後の公式戦では昨年9月10日の楽天戦(ZOZOマリン)などで投げた158キロが最速だった。プロ3年目の今季はすでにオープン戦で163キロを4球マーク。昨年5月のデビュー時には150~152キロだった平均球速帯は10キロ近く上増しされ、今季は大きな飛躍が期待される。なお、日本人のNPB最速記録はエンゼルス大谷翔平投手(27)が日本ハム時代の16年10月16日、CSソフトバンク戦(札幌ドーム)で記録した165キロ。大谷は当時22歳。同じ岩手県出身の佐々木朗は、20歳にしてあと1キロに迫った。NPB最速記録は21年8月13日、巨人チアゴ・ビエイラ投手(29)が中日戦(東京ドーム)で投じた166キロとなっている。【金子真仁】

◆ロッテのドラフト1位、松川虎生捕手(18=市和歌山)がプロ6打席目でうれしい初安打を放った。25日の開幕戦に続き、この日も「8番捕手」でスタメン出場。5回の第2打席で、楽天岸のカーブを右前へ落とした。開幕戦では二ゴロ、二ゴロ、犠打、遊ゴロで3打数0安打だった。市和歌山時代には高校通算43本塁打をマークしている。

◆楽天西川遥輝外野手(29)が、今季チーム初得点をもたらした。 3回1死一、二塁での第2打席、2ストライクから佐々木朗の真ん中に入った143キロスライダーを振り抜き、右翼へ。走者一掃の2点適時二塁打を放ち、送球間に三塁へ到達した。「いいところで打ててよかったです。まだまだ始まったばかりですのでここからまた頑張ります」と切り替えていた。開幕戦では3打数無安打。楽天に加入して5打席目で初安打となった。

◆楽天ドラフト2位安田悠馬捕手(23)が、プロ初安打を放った。3回無死一塁で打席に入ると、カウント2-2から佐々木朗の159キロ直球を逆らわず左前へ運んだ。場内でプロ初安打と紹介されると、球場内から拍手が沸いた。 「とにかく1本が出てよかったです。チームの得点にもつながりましたし、ホッとしました」と安堵(あんど)した。安田は25日の開幕戦で先発し、プロ初出場。通算4打席目での初安打となった。

◆今シーズン初、2年ぶりの延長戦に突入した熱戦は、ロッテがサヨナラ負けを喫した。延長11回、6番手の鈴木が2死二塁から田中和に中越えのサヨナラ打を浴びた。終盤の8回に2点をリードしたが、リリーフ陣が守り切れなかった。先発の佐々木朗希投手(20)は6回4安打3失点。立ち上がりの5者連続など10三振を奪った。1回2死走者なし、楽天浅村への初球ストライクで164キロを計測した。これまでの163キロを上回る自己最速で、巨人ビエイラが持つNPB最速記録にあと2キロと迫った。1点リードの3回、1死一、二塁から楽天西川に逆転の2点二塁打を許した。6回1死二塁で浅村に適時打を打たれて3点目を失った。3回、6回とも先頭に四球を与えており「フォアボールを出してから失点してしまったので、その無駄なフォアボールが全てかなと思います」と反省。ビハインドで降板したが、佐々木朗に勝敗は付かなかった。打線は代打・山口航輝外野手(21)が一振りで決めた。1点追加し、なおも1点ビハインドの8回1死二、三塁で左越えの1号3ランを放った。また佐々木朗をリードしたドラフト1位の松川虎生捕手(18=市和歌山)は、5回にプロ初安打をマーク。楽天岸から右前打を放った。

◆ロッテ山口航輝外野手が代打で1号3ランを放り込んだ。1点を追う8回1死二、三塁から、楽天安楽の137キロをバットの先で拾って左翼席最前部へ。「最低でも犠牲フライと思ってました。オープン戦から悔しい思いをしたし、開幕戦もスタメンで出られなくて、悔しい思いをしっかり形として出すことができました」。2点リードで一時逆転に成功したが、試合は延長11回の末にサヨナラ負けした。

◆念願の1打となった。楽天田中和基外野手(27)が、サヨナラ打でチーム今季初勝利をもたらした。2年ぶりの延長戦。11回2死二塁で迎えた第5打席。「このカウントしかない」と2ボールから低めの145キロ直球を鋭くスイング。打球は中堅手の頭を越えた。サヨナラ適時二塁打。「本当に良かったなって。これからのシーズンは別として今日はいいところを出せたなと思った」。ベンチを飛び出した仲間から祝福を受けるながら、しみじみと喜びをかみしめた。18年に新人王に輝くも、以降は不振が続いた。今季もオープン戦ではバットは湿り気味で、開幕戦の先発中堅手を内野手登録の小深田に譲った。「自分が結果を残せなかったという結果なので、そこを受け入れて。やらなければいけない立場になっている。そこを覚悟決めてやっている」と執念でバットを振り抜いた。西川や島内、和田や新外国人のマルモレホスらがひしめく外野手争い。闘志を内に秘めながら、ひたむきに自身を見つめる。「僕や辰己がバッティングで結果を残せばいいだけのこと。まず自分のいいところを出せればおのずとアピールになる」。チャンスで結果を出し続け、定位置再奪取を狙う。【湯本勝大】▽楽天石井GM兼監督(6回1失点と好投した先発岸に)「勝たせてあげたかったなというところはある。相手は佐々木くんと好投手。なかなか点を取れない中で、選手が頑張って点を取ってくれた。岸も最少失点で粘っていたので、勝たしてあげたいゲームでした」

◆楽天ドラフト2位安田悠馬捕手(22)がプロ初安打を放った。3回無死一塁、2ボール2ストライクから、ロッテ佐々木朗の159キロ直球を左前へ運んだ。スタメンでプロ初出場した25日の開幕戦は無安打。通算4打席目での節目となった。初めてのお立ち台も経験し「背番号55の安田悠馬と申します。これからも1戦1戦勝っていきたいと思うので、応援よろしくお願いします」と笑顔で呼びかけた。

◆楽天松井裕樹投手が2年ぶりに白星を挙げた。同点の10回にマウンドに上がると、1死一、二塁のピンチを背負うも無失点。イニングまたぎとなった11回は3者三振。20年11月7日西武戦以来の1試合複数イニングでサヨナラ勝ちの流れを引き寄せた。「何回でもやりたい。みんなで喜びを分かち合う感じはたまらない」と勝利を喜んでいた。▽楽天石井GM兼監督(6回1失点と好投した先発岸に)「勝たせてあげたかったなというところはある。相手は佐々木くんと好投手。なかなか点を取れない中で、選手が頑張って点を取ってくれた。岸も最小失点で粘っていたので、勝たしてあげたいゲームでした」

◆仙台に一足早く"ハル"がやってきた。楽天西川遥輝外野手(29)が、「1番左翼」で先発し3打数2安打3打点1盗塁。走者として2得点も記録し、合計5得点に絡む活躍を見せた。今季新加入のリードオフマン。楽天生命パークでファンの心をわしづかみにした。最高気温14度、この時期の仙台としては少し暖かい気候の中、西川が躍動した。1点を追う3回1死一、二塁。名前がコールされると、"ハルキタオル"のピンク色にスタンドが染まった。「いろんな人の支えがあってここまで来られた。本当にいろいろな方々に感謝しています」。2ストライクからロッテ佐々木朗の真ん中に入った143キロスライダーを振り抜いた。右翼へ2点適時二塁打を放ち、送球間に三塁へ到達。桜の花びらのように揺れるタオルに背中を押され、加入後初安打で、今季チーム初得点をもたらした。第1打席は160キロの直球を空振り三振。「最後の最後まであの球は頭から消えなかったです」と打ち明ける。それでも変化球に体で反応。6回先頭で迎えた第3打席は冷静に四球を選んだ。直後山崎の打席では、ヘッドスライディングで二盗に成功。1死二塁ではロッテ外野陣が前進守備をする中、浅村の左前打で一気に生還した。1点を追う9回1死一、三塁では中堅フェンス際に同点の犠飛。得点に絡み続け、延長11回サヨナラ勝ちに貢献した。試合後は楽天のユニホームを着て、初めてお立ち台に立った。「今日みたいな熱い試合をしたい。最後まで観に来てくれたファンのみなさんありがとうございます」と白い歯を見せた。完封負けした開幕戦から中1日。チームに春を呼び込む活躍だ。9年ぶりの優勝と日本一へ。今季のチームの先頭には、心強いハルキがいる。【湯本勝大】

◆ロッテ佐々木朗希投手(20)が、楽天戦であふれる可能性を示した。今季初登板は初回、いきなり自己最速を1キロ更新する164キロをマーク。5連続奪三振の豪快な船出だったが3、6回と四球から失点し、6回を3失点。勝ち負けはつかず、チームは延長11回サヨナラ負けを喫した。次回は中6日で4月3日西武戦(ZOZOマリン)に臨む予定。先発ローテーション投手として、貪欲に白星を求める1年がスタートを切った。楽天ファンの勝利への余韻が耳に届く中で、背番号17は言った。「要所で四球を出してしまったり、反省するところはすごく多かったかなと思います」。6回3失点。チームを開幕連勝に導けなかった。佐々木朗希のコールで、球場中に拍手が響いた。母校大船渡高の旗を持つ人もいた。「たくさんの声援をもらえて、すごくうれしかったです」。360度からの注目を集めた1回2死。浅村の内を突く初球が"164"と表示された。じっくり進めた肉体強化が実り、約3年ぶりに自己最速を更新した。直前のキレのいい球が153キロと表示されたこともあり「ガンもそこまで安定してないと思うので、そういうところ(球速)は今日は気にせず、打者の反応だったりを意識して投げました」。立ち上がり。160キロ前後の高めに楽天打線が手を出す。「いい緊張感で入れたと思います」と、1番西川から5者連続三振。2回までに投じた直球21球のうち7球で空を切らせた。しかし一転、3回は先頭への四球からピンチを招き、西川に変化球を2点二塁打とされた。「いい時は良かったんですけど、悪い時にはゾーンにも行かず、っていうちょっと極端なところが...」と反省した。まだ143分の2。しかし1敗がシーズンの致命傷になりうることは、昨季141試合目でV逸したロッテの大きな学びでもある。「今日と同じ失敗をしないように。その中で1イニングでも長く投げられるように。次は全体的にまとめられるように」と仕事への責任感を口にした。20歳になった。1086日間ついて回った、これまでの最速「163」キロはもう高校時代の記録でしかなくなった。165、166もそのうち...と詰めかけた2万人近くに抱かせたマウンド。それよりも、いかに勝てる投手になっていくか-。ファンの興味も、佐々木朗の思いに近づいてきた。【金子真仁】○...井口監督は佐々木朗の6回86球での降板について「100球も近づいて、だいぶ変化球も浮いてましたしね」と説明。「またしっかり調整して投げてもらいたい」と話した。次回は中6日で4月3日西武戦(ZOZOマリン)に先発予定。日曜日のローテーションに入り、雨天中止がなければ今後は14週連続でデーゲームの先発になる。初のフルシーズン登板を見越すだけに、日常のリズム安定は追い風になりそうだ。

◆楽天のドラフト2位・安田悠馬捕手(22)=愛知大=が「8番・捕手」で先発出場。三回、相手先発の佐々木朗希投手(20)から左前にプロ初安打をマークした。「打ったのはストレートです。とにかく一本が出てよかったです。チームの得点にもつながりましたし、ホッとしました」無死一塁で迎えた第1打席。カウント2-2から159キロの直球を左前へはじき返した。強打のルーキー捕手は「試合はこのあとも続きますので、この後も集中して打席に入りたいと思います」と前を見据えた。このヒットで好機が広がり、西川の右越え適時二塁打で先制のホームを踏んだ。

◆楽天がサヨナラで初勝利。九回に西川の犠飛で追い付き、延長十一回2死二塁で田中和の二塁打で勝負を決めた。松井裕が2回無失点で2年ぶり白星。ロッテは1―3の八回に代打山口の3ランなどで4点を挙げたが、救援陣が崩れた。

◆楽天が延長戦を制した。「1番・左翼」で先発出場の楽天・西川遥輝外野手(29)は3打数2安打3打点の活躍。0-1で迎えた三回はロッテ先発の佐々木朗希投手(20)から逆転の右越え2点二塁打を放ち、これが移籍後初のタイムリー。4-5の九回1死一、三塁では中犠飛で同点に追いつき、チームのサヨナラ勝利につなげた。試合後のヒーローインタビューは下記の通り。 --移籍後初ヒットは値千金の逆転タイムリー。ロッテ・佐々木投手の変化球を捉えた「球が速かったので目をつぶって振ったら当たりました」--六回には盗塁も決めた。好走塁もあって追加点「もう両足つってます」--九回には執念の犠飛「みなさんホームランいったと思ったと思うんですけど、あれが僕の精いっぱいです」--移籍後初のお立ち台「ここに来るまでにいろんな人の支えがあってここまで来られた。感謝してます」--今季の意気込みを「もうシーズン始まっちゃってるんで。今日みたいな熱い試合をしたいと思いますし、寒くても最後まで残ってくれたみなさん、ありがとうございました」

◆ロッテのドラフト1位ルーキーの松川が五回にプロ初安打を記録した。通算141勝の岸が投げた外角のカーブをうまく右へ流し打ち「しっかり振っていこうという中で、いい形で何とか打つことができた」と胸を張った。八回はファウルで粘った末に、左投げの弓削から右前打を放ち、計2安打。守備力を高く評価されて開幕から2試合連続で先発マスクをかぶる18歳の新人が、バットでも存在感を示した。

◆楽天の松井裕が2回2安打無失点の好投でサヨナラ勝ちを呼び、2年ぶりの白星を挙げた。延長十回に登板して1死一、二塁で松川を空振り三振に、小川を投ゴロに仕留めピンチを切り抜けると、十一回は3者連続空振り三振と圧倒し「2イニング目でようやく温まったのかな」とうなずいた。昨季セットアッパーを務めた酒居が右脚を故障し、宋家豪が調整遅れで不在の中、2年ぶりに回をまたいで投げチームの今季初勝利に貢献。「チーム一丸となって一勝一勝を重ねて仙台で優勝できるように」と力強く言った。

◆ロッテのD1位・松川虎生捕手(18)=市和歌山高=が「8番・捕手」で先発出場。プロ初安打を含めて2安打をマークした。五回の右前打には球団広報を通じて「前の打席(見逃し三振)でやられたカーブ。いい形で何とか打つことができて、うれしいっス!」とコメント。八回にも右前打を放った。しかし、2試合連続でフル出場も試合はサヨナラ負け。試合後の表情には悔しさがにじみ出ていた。

◆楽天生命パークに足を運んだ1万9903人のファンがどよめいた。一回2死、ロッテ・佐々木朗が浅村に投じた初球の直球で164キロを計測した。2月の練習試合、3月のオープン戦で163キロをマークしていた〝令和の怪物〟が自己最速を更新。日本投手としては2016年に日本ハム・大谷が165キロを計測して以来の快記録だ。今季初登板は一回先頭から5打者連続三振に斬るなど、計10三振を奪った。ただ、三回先頭の渡辺佳に四球を与え、1死一、二塁から西川に逆転の2点二塁打を喫した。六回も先頭の西川に四球を与え、1死二塁から浅村に左前適時打を許した。6回86球、3失点の投球内容に「いらない四球を2つ出したり、反省点はすごく多かった。悪いときはストライクゾーンにいかず、少し極端になりました」と反省した。次回は中6日で4月3日の西武戦(ZOZOマリン)に先発する。「同じ失敗をしないように、その中で1イニングでも長く投げられるように頑張りたい」と佐々木朗。次こそ、今季初白星を狙う。(広岡浩二)

◆楽天は27日、ロッテ2回戦(楽天生命パーク)の延長十一回に田中和基外野手(27)が決勝二塁打を放ち、6-5で初勝利。2シーズンぶりに復活した延長戦で今季初のサヨナラ勝ちを飾った。また、ロッテ先発の佐々木朗希投手(20)が一回に自己最速の164キロを計測。2016年に日本ハム・大谷翔平(現エンゼルス)がマークした165キロに続き、日本投手歴代2位となった快速球を軸に6回4安打3失点で10三振を奪った。4時間17分のシーソーゲームは2018年のパ・リーグ新人王が決着をつけた。延長十一回2死二塁、カウント2-0。田中和が145キロの直球を強振した打球は、中堅手の頭上を越えた。「ファンの皆さんの前で打てたというのは本当に幸せだと思いました」今季のプロ野球で初のサヨナラ勝利。27歳にとっては、4年ぶりの劇打で祝福のウオーターシャワーを笑顔で浴びた。立大から入団2年目の2018年に新人王を獲得したが、以降は苦しいシーズンが続いていた。その間に辰己が台頭し、昨季は打率・136。出場機会も減っていた。ライバルは3月に故障で離脱。「9番・中堅」で起用された試合で結果を残し、「チャンスで全然、結果を出せていなかった。いいところで打てて、本当に良かった」と胸をなで下ろした。それでも安心はできない。今季は日本ハムから西川が加入するなど、外野のレギュラー争いは激しい。「自分のいいところを出せれば、おのずとアピールになる。計算できる選手になりたい」と田中和。劇的な一打から逆襲を始める。(加藤次郎)

◆佐々木朗のすごさは、真っすぐで空振りを取れることだ。160キロ以上の速球でも、狙いを絞ってタイミングを取れば、プロの打者ならバットに当てるのは決して難しいことではない。空振りさせるのは、真っすぐの質の良さ。改めて、素晴らしい投手だと感じた。だが、1-3とリードを許して6回86球でマウンドを降りた。反省するポイントは、はっきりしている。逆転を許した三回は、もったいない失点の仕方だった。無死一塁で安田に許したプロ初安打はカウント2-2から。1死一、二塁では西川を2球で追い込んだ後、3球目のフォークボールを拾われた(右越え二塁打)。ともに投手有利のカウント。焦る必要はなかった。もう一つ気になったのは、右打者の内角高め、左打者なら外角高めに抜ける真っすぐが多かったこと。今季初登板の緊張があったからだと思う。ただ、開幕ローテーションに入ってチーム2戦目に登板できたのは、成長の証し。登板が楽しみになる佐々木朗の初戦だった。(サンケイスポーツ専属評論家)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
300 1.000
(-)
-
(-)
14016
(+6)
8
(+4)
3
(+1)
2
(-)
0.269
(↑0.003)
0.000
(-)
2
(1↑)
西武
210 0.667
(↑0.167)
1
(↓0.5)
14012
(+7)
12
(+6)
2
(+1)
2
(+1)
0.239
(↑0.022)
0.000
(-)
3
(2↓)
ロッテ
110 0.500
(↓0.5)
1.5
(↓1.5)
1419
(+5)
6
(+6)
1
(+1)
3
(+1)
0.213
(↑0.019
0.000
(-)
3
(2↑)
楽天
110 0.500
(↑0.5)
1.5
(↓0.5)
1416
(+6)
9
(+5)
0
(-)
2
(+1)
0.186
(↑0.089
0.000
(-)
5
(2↓)
ORIX
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1.5)
14012
(+6)
12
(+7)
1
(+1)
0
(-)
0.160
(↑0.029)
0.000
(-)
6
(1↓)
日本ハム
030 0.000
(-)
3
(↓1.5)
1408
(+4)
16
(+6)
5
(+1)
1
(-)
0.151
(↓0.024)
0.000
(-)