中日(☆4対2★)ロッテ =オープン戦1回戦(2022.03.20)・バンテリンドーム=
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ロッテ
0001001002500
中日
00301000X4701
勝利投手:柳 裕也(3勝0敗0S)
(セーブ:ロドリゲス(0勝0敗1S))
敗戦投手:ロメロ(0勝2敗0S)

本塁打
【中日】木下 拓哉(2号・3回裏3ラン)

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◆中日は、先発・柳が4回1失点4奪三振。ローテーションの柱として期待される右腕が、順調な仕上がりを示した。対するロッテは、中村奨がマルチ安打を記録。キャプテンがシーズン開幕を前に、調子を上げてきた。

◆中日柳裕也投手(27)が開幕前の最終登板に臨み、4回3安打1失点。「今日はあまり良くなかった。投げている感覚がしっくりこなかったが、自分なりに粘れたかなと思う。順調にきたのでシーズンで生かせるように頑張りたい」とスタンバイOKを宣言した。打席でも本番モードだ。開幕に向け、初めて立った2回2死一、三塁の先制機では元同僚ロメロの152キロをファウルするなど粘りに粘る。フルカウントから遊直に終わったが、バットでも地元ファンを沸かせた。「大谷翔平選手のノーステップ打法を取り入れているんですけど、まだしっくりこないです。(今年は)打撃でも頑張ろうと思っているので、シーズンでも頑張りたい」とこちらも意欲を高めた。オープン戦4試合に登板。17イニングを投げ、防御率1・06と抜群の安定感を示した。巨人との開幕シリーズ第3戦となる27日に向けて準備を整えた。

◆ロッテの左腕、エンニー・ロメロ投手(31)がシーズン開幕前の最後の登板を終えた。先発し、4回3失点だった。 75球のうち、ボール球が30球。際どい球もあったが球数も多くなり、ロメロ本人の意向で4回までとなった。「直球にはある程度めどが立っているので、変化球を極めたいと思っている」とこの日もスライダーを多めに。そのスライダーを中日木下に3ランとされたが「ゾーンにはしっかりアタックできたかな」と、被弾後の修正も含めて「少しずつ、確実に良くなっていると思う」と口にした。昨季途中で加入し、白星は1勝のみだったものの、先発左腕としてしっかり役割を果たした。井口資仁監督(47)も「追い込んでからちょっと急ぎすぎてる部分があって、どうしても高めに浮いてしまってたりするので。もう少し冷静に投球を組み立てていければ、全然いけるんじゃないかと思います」とシーズンへの修正に期待を寄せた。

◆中日木下拓哉捕手(30)が開幕5番お任せ弾を放った。 ロッテ戦に5番で起用され、3回、元同僚でバッテリーも組んでいたロメロから左翼席へ2号3ラン。5回には左前適時打で全4打点をたたき出した。「先制のチャンスで1本出てよかった。昨年より責任感がある」と木下。立浪監督は「慣れれば上位も打てる。今いるメンバーの中で勝負強いのは木下。(4番)ビシエドの後が重要になってくる」と5番候補の成長ぶりに目を細めた。昨季、自己最多の11本塁打。新任の中村紀打撃コーチが現役時代に使用していた長尺バットを譲り受けた。秋季キャンプから「始動を早く、バットを長く」した新打法に取り組んだ。「秋からやってきたことが実戦で対応できるようになってきた。そのへんの手応えはあります」。オープン戦打率は3割4分4厘、2本塁打10打点。進化した正捕手が開幕5番に名を連ねる可能性は十分だ。

◆ロッテ高部瑛斗外野手(24)が速すぎる。中日戦の7回、四球で出塁すると難なく二盗。続く2番マーティンの二塁へのゴロはやや押され気味で、高く弾んだ。深め守備の二塁高橋周がダッシュで前進する。「何かあった時のためにと、いつも走っているので」。高部は捕球直前に、すでに三塁を回っていた。一塁は間に合わないと悟った高橋周が本塁突入に気付いた時には、もう遅い。送球するもヘッドスライディングでセーフ。その間、打球音から6秒前後。「何十回何百回もやって1回のプレーだと思うんですけど、それをああいう形でできたというのは、日頃の意識が実った成果だったんじゃないかなと思います」と土がついた胸を張った。井口監督は「ずっと何年もやっていることなので。特に変わったことでは」と高部の好生還には淡々と話す。10戦連続で1番スタメンで、オープン戦の出塁率4割2分1厘、打率は12球団1位の3割9分6厘。荻野が出遅れており「(荻野)貴司がいない以上、そこのポジションに入ってくる」と高部の開幕1番起用を口にした。荻野合流後の起用にも「1番でも2番でもいけると思う」と期待。愛称"ベー"の快音&快足から、優勝への1年をスタートする。【金子真仁】

◆ロッテ左腕エニー・ロメロ投手が中日戦に先発し、4回3失点だった。 「直球はある程度めどが立っているので」と変化球を増やし、4回75球と球数がかさんだ。井口監督は「追い込んでから急ぎすぎてる部分があるので、もう少し冷静に投球を組み立てていければ全然いけるんじゃないか」とさらなる調整に期待。29日からのソフトバンク戦(ZOZOマリン)での先発が有力だ。

◆ロッテのロメロは三回に制球を乱した。連打を浴びて走者をため、木下にスライダーの失投をスタンドに運ばれた。ただ、以降は出塁を許さずに4回を3失点で投げ終え「しっかり修正できた」と悲観しなかった。先発ローテーション入りは確実な情勢。開幕までの課題に変化球の精度改善を挙げ「アウトにするチャンスが増える。精度を高めていきたい」と意欲的だった。◆山本(2番手で2回を無失点)「シーズンに入ってもイニングをまたぐことはあると思うので、いい流れを持ってこられるように頑張る」◆井口監督(ロメロに)「追い込んでから急ぎすぎる部分が多々ある。もう少し冷静に組み立てていけばいけると思う」◆高部(1安打。七回の走塁では俊足も光り)「やるべきことを少しずつやって、出させてもらえるようになってきた」

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1023 0.833
(↑0.015)
-
(-)
63
(+2)
31
(+1)
3
(+1)
8
(-)
0.259
(↓0.002)
0.000
(-)
2
(-)
阪神
843 0.667
(↓0.06)
2
(↓1)
59
(+1)
40
(+2)
7
(-)
12
(-)
0.244
(↓0.007)
0.000
(-)
3
(-)
DeNA
952 0.643
(↓0.049)
2
(↓1)
61
(+1)
45
(+4)
9
(-)
11
(-)
0.273
(↓0.003)
0.000
(-)
4
(-)
ソフトバンク
853 0.615
(↑0.032)
2.5
(-)
69
(+8)
59
(+3)
13
(-)
10
(+1)
0.264
(↑0.016)
0.000
(-)
5
(-)
日本ハム
862 0.571
(↑0.033)
3
(-)
50
(+4)
47
(+1)
13
(-)
4
(-)
0.224
(↑0.006)
0.000
(-)
6
(-)
ORIX
870 0.533
(↑0.033)
3.5
(-)
55
(+2)
46
(+1)
3
(-)
13
(-)
0.247
(↓0.006)
0.000
(-)
7
(1↑)
中日
772 0.500
(↑0.038)
4
(-)
41
(+4)
44
(+2)
8
(+1)
6
(-)
0.222
(↑0.001
0.000
(-)
8
(2↓)
西武
671 0.462
(↓0.038)
4.5
(↓1)
39
(+1)
40
(+2)
9
(+1)
11
(-)
0.235
(↓0.004)
0.000
(-)
9
(-)
広島
592 0.357
(↓0.028)
6
(↓1)
43
(+3)
74
(+8)
7
(+1)
2
(-)
0.236
(-)
0.000
(-)
10
(-)
ロッテ
492 0.308
(↓0.025)
6.5
(↓1)
45
(+2)
52
(+4)
12
(-)
12
(+2)
0.219
(↓0.004)
0.000
(-)
11
(-)
巨人
4102 0.286
(↓0.022)
7
(↓1)
35
(+1)
63
(+2)
15
(+1)
4
(+1)
0.215
(-)
0.000
(-)
11
(1↑)
ヤクルト
4102 0.286
(↑0.055)
7
(-)
42
(+2)
61
(+1)
3
(+1)
12
(-)
0.221
(↓0.007)
0.000
(-)