巨人(★2対7☆)ロッテ =オープン戦2回戦(2022.03.19)・東京ドーム=
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ロッテ
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巨人
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勝利投手:小島 和哉(1勝0敗0S)
敗戦投手:山﨑 伊織(1勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】藤岡 裕大(2号・3回表ソロ),レアード(3号・3回表2ラン),岡 大海(2号・9回表ソロ)

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◆巨人は、先発・山崎伊が4回途中6失点。2本塁打を浴びるなど、開幕に向けて課題を残した。対するロッテは、先発・小島が6回3安打無失点の好投。ローテーションの一角として期待される左腕が、順調な仕上がりをアピールした。

◆開幕ローテ候補の巨人山崎伊織投手(23)が、4回途中7安打6失点と課題を残した。 2回までは無失点投球を続けるも3回にロッテ打線に捕まった。先頭藤岡に内角低めスライダーを捉えられ、先制ソロを被弾。さらに四球の走者を置いた2死一塁から、高めに浮いたスライダーを左中間席に運ばれた。この回2被弾で3失点と精彩を欠いた。「高めの球が多かった。(左打者の外角球、スライダーも)抜けてしまったと思います」と課題を口にした。4回も相手打線の勢いを止めきれず。藤岡の適時打で1点を失い、高部の二塁打で1死二、三塁とされたところで2番手高木と交代した。高木が続くマーティンに適時二塁打を浴び、プロ入り後最多の6失点。開幕前最後の登板で不安の残る結果となった。目安の80球ちょうどのマウンドに「1、2回は結構思ったところに投げられたんですけど、ちょっとずつ浮いた甘いボールを捉えられた。球数が増えてもボールが浮かないスタミナがもっと必要だと思います」と前を向いた。

◆ロッテ小島和哉投手(25)が6回3安打無失点の投球で、シーズン開幕前最後となる登板を終えた。 初回は坂本に、6回には小林に左翼線への二塁打を浴びたものの、制球が安定し終始危なげない投球だった。この日の午前中、母校の浦和学院(埼玉)がセンバツ高校野球で初戦を突破。13年のセンバツ優勝投手は9年後、エース格の投球を期待される左腕として、ペナントレースに入る。

◆巨人の新外国人グレゴリー・ポランコ外野手(30=パイレーツ)、アダム・ウォーカー外野手(30=米独立リーグ)は1軍2戦目は無安打に終わった。ポランコはロッテの左腕小島の外角へのカットボール攻めに苦戦し、2戦連続で無安打。18日の同戦で安打を放ったウォーカーも3打数無安打だった。原監督は「いろんな意味で何かを感じてくれて、対策を練ってくれていればいい」と話した。

◆巨人原辰徳監督(63)が途中出場した1番候補の吉川尚輝内野手(27)と松原聖弥外野手(27)のアピールを喜んだ。吉川は8回1死一塁で代打で登場し、右前打でチャンス拡大。その後、2死二、三塁から松原が中前に2点適時打を決めた。原監督は「(松原は)いいところで打てているというのは非常にいいことですよね。尚輝(吉川)がまた、いいところで打ったし」と笑顔。1番打者の重要性をあらためて説き「勝ち取ってくれれば一番いいよね」と期待した。▽巨人元木ヘッドコーチ(12試合スタメンの吉川を外し、湯浅を抜てき。湯浅は無安打で途中出場の吉川が安打)「前日に尚輝(吉川)がノーヒットだったから。チャンスをものにしないと。今日の試合では湯浅が手放したなという感じ」

◆ロッテに"想定比プラス"が舞い込んだ。206センチ右腕のタイロン・ゲレーロ投手(31=Wソックス3A)が巨人戦の7回に登板。安打、併殺、遊飛と3人で任務を完了させた。球数は前回16日の広島戦と全く同じ11球。2戦22球でボール球は計3球のみ。それでいて159キロもすでに計3球投げている。井口監督も「映像とはちょっと違うなと」とうれしそうだ。投げる球だけではない。17日のZOZOマリンでの練習で、指揮官は新助っ人の投内連係を熱心に見ていた。「投内とか見ててもすごく手先が器用なので」とし「ストライク取るのも困らなそうですし、しっかりとけん制やクイックもできている」と日本野球への高いレベルでの適応を予感させている。開幕まで1週間を切るも、試合終盤に不安が残る。唐川、佐々木千が出遅れ、国吉は調子が上がらない。その中でのゲレーロの安定感に「7回、8回を任せられる感じかな」と井口監督。20日からの中日2連戦で最終確認し、必勝リレーを託することになりそうだ。そんなゲレーロは「すごくよかったよ。今日は緊張もせず自信を持って投げることができたよ」と好投続きに笑顔。アウト3つに絡んだエチェバリアのもとへ遊撃の深い位置まで御礼に駆け寄るキャラクターも、チームにとって大きなプラスだ。【金子真仁】

◆ロッテ福田光輝内野手(24)がオープン戦終盤に状態を上げてきた。?「5番一塁」でスタメン出場し4打数2安打。5回には左腕高木から流し打ちのレフト前ヒットと対応力を見せた。前日18日に1軍合流し、さっそく1安打1四球。デラロサからは4球続けてファウルにした末に中前打を放つなど、内容も濃い。大阪桐蔭から法大を経て、19年ドラフト5位で入団。3年目の今年は石垣島キャンプからアピールを続け、井口監督から目立った選手として名を挙げられるも、帰京後に2軍再調整に。教育リーグで2本塁打するなど調子を戻し、再び1軍に合流した。井口監督は「福田に関しては、2軍でもかなり調子が良かったので。山口があまり調子が良くないので、刺激も含めて」と起用理由を説明。「開幕までに調子のいい選手を使いたい」と井口監督はかねて話しており、二塁や三塁も守れる上、思い切りの良さに定評がある福田光もここに来て存在感を高めつつある。プロ1年目のオープン戦では3本塁打を放った。昨年はイースタン・リーグ開幕直後に4番打者として起用され続けるなど、期待は大きい。「自分の打撃を心がけて1打席1打席、勝負のつもりで打席に入れているので、それが良い方向に出ていると思います」と福田光。大卒同期入団の高部が1番打者で起用され続ける。負けていられない。【金子真仁】

◆ロッテ小島和哉投手(25)が仕上げてきた。巨人打線を相手に6回3安打無失点。2本の左翼線二塁打を浴びるも、全体的には危なげなし。「ちょっと結果が出て、いい感じでシーズンに入っていけるかな、って思うので、ちょっとホッとしています」。謙虚な言葉ながら自分をほめた。久しぶりとなる柿沼友哉捕手(28)とのバッテリー。打ち合わせて「とりあえず、真っすぐをどんどん強く投げること」をテーマに。臆せず懐へ突っ込んだ。初回2死二塁。前夜に佐々木朗の159キロを満塁本塁打にした巨人岡本和にも、追い込んでからクロスファイアを決め球にした。146キロ、見逃し三振。勢いがついた。母校浦和学院がセンバツ高校野球で初戦突破した。練習前にちょっとだけテレビで見たが「自分のことで精いっぱいでした」と苦笑い。昨季、初の10勝。背番号も14になり、期待も高まる。12日の西武戦(ZOZOマリン)は3回までに5安打を許した。「前回は真っすぐの出力、力強さがあまりなかったのと、ちょっと暴れてたので」。それを1週間でしっかりと修正した。したため続ける野球ノート。引き出しも増えてきた。シーズン後半はエース格だった昨年の経験も生きる。「今年もしっかりと結果を残せたら、自分の中でも自信がつくと思っているので」。プロ4年目の25歳。オープン戦では中5日での先発も経験し、良いリズムでシーズンに入る。「160キロは出ないんで、イニングをしっかり稼いで1年間しっかり活躍できるように、というところですかね」。準備は整った。【金子真仁】

◆巨人の新外国人、グレゴリー・ポランコ外野手(30)が「3番・右翼」、アダム・ウォーカー外野手(30)が「7番・左翼」で先発メンバーに名を連ねた。1番には湯浅が入った。

◆巨人・山崎伊織投手(23)が先発し、3回?を7安打6失点だった。課題を残す内容にも、桑田真澄投手チーフコーチ(53)は試合後、2年目右腕の開幕ローテーション入りについて「はい、そう考えています」と初めて明言した。山崎伊は二回まで1安打と安定していたが、三回に藤岡とレアードに被弾するなど本調子ではなかったが、桑田コーチは予定通り80球を投げた右腕に、開幕投手の菅野に続く2人目のローテ入り確定を公表した。

◆ロッテの小島がオープン戦3度目の登板で最長の6回を85球で無失点と快投した。直球の走りが良く無四球で上り調子だった巨人打線を散発3安打に抑え込んだ。予想される楽天との開幕2戦目の先発へ準備万端整え「いい内容で結果も出て、いい感じでシーズンに入っていける」とうなずいた。選抜高校野球大会の開幕試合で母校の埼玉・浦和学院高が勝利した。「試合が始まる前にちょっとだけ見ていた。次も頑張ってほしい」とエールを送った。

◆七回の守備から途中出場した巨人・松原聖弥外野手(27)が開幕スタメンへアピールした。6点を追う八回2死二、三塁で中前2点打を放ち、「去年の課題だった得点圏で打ててよかった」とうなずいた。1軍復帰した18日のロッテ戦から2試合連続安打を記録。打撃不振のため、2軍再調整をしていた左打者が結果を残し、原監督は「いいところで打てているのは非常にいいこと」と評価した。

◆2人目の当確だ。巨人・山崎伊織投手(23)が19日、ロッテとのオープン戦(東京ドーム)に先発し、3回1/3を7安打6失点だった。課題を残す内容にも、桑田真澄投手チーフコーチ(53)が試合後、2年目右腕の開幕ローテーション入りを初めて明言した。「はい、そう考えています」二回まで1安打と安定していたが、三回に藤岡とレアードに被弾。打順2回り目からは甘く入った球を痛打され、失点を重ねた。それでも桑田コーチは予定通り80球を投げた右腕の開幕ローテ入りをはっきりと認めた。山崎伊は「ちょっとずつ浮いてきた甘い球を捉えられた。球数が増えてきたのはいいことだけど、先発をやるなら6、7回を投げないといけない」と課題を残しつつ、開幕投手の菅野に続く2人目の内定を与えられた。中6日で先発した今回同様、再び中6日で先発となれば、26日の開幕2戦目(対中日、東京ドーム)に当たる。桑田コーチはイースタン・リーグ開幕戦(対ヤクルト、ジャイアンツ球場)で6回無失点だった高橋らを含めたローテの布陣、並びなどを「オープン戦が終わってから(決める)」と伏せたが、日程的には山崎伊が開幕2戦目を任されることが現実味を帯びてきた。(谷川直之)★助っ人2投手は開幕間に合わず 桑田投手チーフコーチは、先発候補の米大リーグ通算46勝のシューメーカー(前ツインズ)、同28勝のアンドリース(前マリナーズ)の新外国人2人の今後について言及。25日からの開幕には間に合わない見込みで、2軍戦で2、3試合の実戦登板を経てから1軍に合流する。「(2人には)2軍で何試合か投げて、話し合いながら決めていこうと話はした」と明かした。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
923 0.818
(-)
-
(-)
61
(+2)
30
(+2)
2
(-)
8
(+1)
0.261
(↓0.007)
0.000
(-)
2
(1↑)
阪神
833 0.727
(↑0.027)
1
(↑0.5)
58
(+4)
38
(+2)
7
(-)
12
(+1)
0.251
(↓0.001)
0.000
(-)
3
(1↓)
DeNA
942 0.692
(↓0.058)
1
(↓0.5)
60
(+4)
41
(+6)
9
(-)
11
(-)
0.276
(↓0.007)
0.000
(-)
4
(-)
ソフトバンク
753 0.583
(-)
2.5
(-)
61
(+4)
56
(+4)
13
(+1)
9
(-)
0.248
(↓0.003)
0.000
(-)
5
(1↑)
日本ハム
762 0.538
(↑0.038)
3
(↑0.5)
46
(+6)
46
(+4)
13
(-)
4
(-)
0.218
(↑0.006)
0.000
(-)
6
(2↑)
西武
661 0.500
(↑0.045)
3.5
(↑0.5)
38
(+6)
38
(+5)
8
(-)
11
(+1)
0.239
(↑0.01)
0.000
(-)
6
(1↓)
ORIX
770 0.500
(↓0.038)
3.5
(↓0.5)
53
(+2)
45
(+4)
3
(+1)
13
(-)
0.253
(-)
0.000
(-)
8
(1↓)
中日
672 0.462
(-)
4
(-)
37
(+2)
42
(+2)
7
(-)
6
(+2)
0.221
(-)
0.000
(-)
9
(-)
広島
582 0.385
(-)
5
(-)
40
(+4)
66
(+4)
6
(+1)
2
(-)
0.236
(↑0.003)
0.000
(-)
10
(1↑)
ロッテ
482 0.333
(↑0.06)
5.5
(↑0.5)
43
(+7)
48
(+2)
12
(+3)
10
(+1)
0.223
(↑0.004
0.000
(-)
11
(1↓)
巨人
492 0.308
(↓0.025)
6
(↓0.5)
34
(+2)
61
(+7)
14
(-)
3
(-)
0.215
(↑0.004
0.000
(-)
12
(-)
ヤクルト
3102 0.231
(↓0.019)
7
(↓0.5)
40
(+5)
60
(+6)
2
(-)
12
(-)
0.228
(↑0.002)
0.000
(-)