日本ハム(☆6対4★)DeNA =オープン戦3回戦(2022.03.19)・札幌ドーム=
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DeNA
3010000004520
日本ハム
00001005X61010
勝利投手:杉浦 稔大(1勝0敗0S)
(セーブ:堀 瑞輝(0勝0敗1S))
敗戦投手:エスコバー(0勝2敗0S)
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◆日本ハムは、打線が8回裏に5点を記録。新外国人のヌニエス、アルカンタラが適時打を放つなど、両助っ人がバットでアピールを見せた。対するDeNAは、先発・大貫が7回1失点の好投。開幕に向けて、順調な仕上がりを披露した。

◆日本ハムは、新庄剛志監督(50)の発案で、ファン投票で選んだスタメンで臨む。 4日から球団公式サイトで投票を募っていた。試合前、同監督は「(投票で)打順は選べないので人気の多かった順に」と、投票数が多かった順番に並べることを示唆。「人気が4番目だったら4番。そうやね? 4番目が一番燃えるという説があるよ」と、笑った。投票は各ポジションごとに実施。故障などで離脱している選手が最多票だった場合は、次点の選手が出場する。票数の公表は行わない方針だ。BIGBOSSにとっては、新しい気付きもあったよう。「この子が入ってくるんだ~って。普段はおとなしくしている子とか、皆からの目では人気があるんだなって。ということは、打率が低くても勝負どころで打っていたりとか。そういうのが、分かりますよね」と話した。

◆日本ハムは、新庄剛志監督(50)の発案で、ファン投票で選んだスタメンで臨む。今月4日から球団公式サイトで投票を募っていた。試合前、同監督は「(投票で)打順は選べないので人気の多かった順に」と、投票数が多かった順番に並べることを示唆。「人気が4番目だったら4番。そうやね? 4番目が一番燃えるという説があるよ」と、笑った。

◆オープン戦好調のDeNAが、春季キャンプから実践する「新番長野球」で初回から3点を先制した。 1回、桑原が四球で出塁し、2番知野は2球で追い込まれながら、粘った末にエンドランを成功させ、右前打で二、三塁へとチャンスを拡大。1死後、暴投で先制し、牧の適時打、大田の犠飛で追加点を挙げた。▽DeNA大田(古巣日本ハム戦でオープン戦初打点となる犠飛)「打ててない中で試合に使ってもらったので、最低限の仕事ができて良かった」

◆DeNA大貫晋一投手(28)が、冷静な判断で併殺を奪った。 4点リードの5回無死一、二塁、日本ハム渡辺のバントの小飛球をノーバウンドではなく、ワンバウンドで捕球。素早く三塁へ送球し、三塁の宮崎が二塁へと送って、2つのアウトを奪った。

◆DeNAのエドウィン・エスコバー投手(29)が、1/3回を4安打4失点でKOされ、不安を露呈した。3点リードの8回1死一塁から登板。左打者の宇佐見、浅間に連打を浴び、2死満塁から代打のヌニエスに2点適時打、石井に同点の右前適時打を浴び、降板した。なおも、2死一、三塁から伊勢がアルカンタラに適時二塁打を浴び、中継ミスも絡み、一気に2点を勝ち越された。エスコバーについて、三浦監督は「心配ですよ。終盤を任せる投手ですからね。今日は連投を試すということで途中からの予定でしたけど、良くなかったですね」と心配した。4年連続50試合以上に登板する経験豊富なタフネス左腕だが、シーズン開幕までに微調整が必要になりそうだ。

◆DeNAの4番牧秀悟内野手(23)が、和製オーダーで存在感を示した。1回、暴投で先制した後、牧が3試合連続適時打となる左前適時打をマーク。3回にも二塁打を放ち、打率を4割2分5厘に上げた。「いい形で打ててるので、シーズンでも打てるように」。先発大貫がファン投票で決めた日本ハム打線を封じたが、8回に途中出場組のヌニエス、アルカンタラ、石井に適時打を浴び、逆転負けを喫した。▽DeNA大田泰示(古巣日本ハム戦でオープン戦初打点となる犠飛)「打ててない中で試合に使ってもらったので、最低限の仕事ができて良かった」▽DeNA大貫晋一(先発で7回1失点。開幕2戦目に向け、万全をアピール)「全体的に良かった。ゴロアウトも多かったし、いい場面で三振を取れたので、すごい良かった」

◆DeNA三浦大輔監督(48)が、日本ハムとのオープン戦で新庄BIGBOSSとメンバー表交換し、プレゼント? を受け取った。受け取った物について、三浦監督は「メンバー表です」と真顔でさらり。黒っぽかったと聞かれ「黒いメンバー表です」と番長節で報道陣の質問をかわした。

◆日本ハムの新外国人2人が絶好調だ。19日、DeNA戦(札幌ドーム)に途中出場したレナート・ヌニエス内野手(27=タイガース)とアリスメンディ・アルカンタラ内野手(30=ジャイアンツ3A)が、逆転劇の立役者になった。3点を追う8回2死一、二塁で、代打ヌニエスが反撃の2点適時打。さらに同点で迎えた2死一、三塁から、アルカンタラが勝ち越し適時打を放ち来日初打点をマークした。チームに合流して、まだ2週間未満の2人。新戦力の躍動が止まらない。日本ハムの新外国人2人が絶好調だ。途中出場した来日間もないレナート・ヌニエス(27=タイガース)とアリスメンディ・アルカンタラ(30=ジャイアンツ3A)の両内野手が、逆転劇の立役者になった。1-4の8回2死一、二塁。代打を告げられたヌニエスは「(相手投手の)エスコバーはベネズエラ人で、僕もベネズエラ人。どういう投球をするのか、イメージはあった」と、自信満々で打席に立った。差し込まれながらも、152キロの直球を中前へ。2点適時二塁打とした。続く石井の右前適時打で同点とし、アルカンタラが右翼線に落ちる勝ち越し打。来日初打点が決勝打となった両打ちの助っ人は「体的にも精神的にも100%の状態。今日のパフォーマンスに満足している」。この回、一挙5点の逆転劇に、新庄監督も「2人が打ったら盛り上がるんだよなぁ」と感心しきりで「今日はルール違反です。打ち過ぎだから。うちは守りの野球で行くんだから」と、冗談交じりにうれしい悲鳴を上げた。この日は、ファン投票でスタメンを決定。2人がチームに合流したのは投票開始後だったため、今回はほぼ"蚊帳の外"だった。「アルカンタラも自分も選ばれていなかったのは残念」とさみしがったヌニエスは「いいシーズンを迎えて名前が売れるように、これから頑張りたい」。ヌニエスは打率5割、アルカンタラも3割7分5厘。合流して2週間未満も、高い適応力を発揮している。【中島宙恵】

◆オープン戦最終登板の日本ハム先発河野竜生投手は、序盤に失点を重ねて5回4失点。ここまでオープン戦と教育リーグで無失点投球が続いていたが「順調過ぎたので、オープン戦の間に課題が見つかってよかった」と振り返った。来週の開幕に向けては「オープン戦もペナントも自分の仕事をすることは同じなので、今日のような投球をしないよう次に向けて修正していきたいと思います」と話した。

◆ファン投票で2番目に多い票数を獲得してスタメン出場した日本ハム清宮幸太郎内野手(22)だったが、2打席連続三振で4回の守備からベンチに下がった。早めの交代について新庄監督は「スイングに迷いを感じた。ああいうのはベンチも吸い込まれる感じがあるので」と理由を説明。「彼女と何かあったのかな(笑い)。その迷い。分からない、聞いてあげて」と気に掛けていた。

◆途中出場の日本ハム石井一成内野手(27)が意地の一打を放った。1点差に迫った8回2死一、二塁の好機。バットを折りながらも右前に運ぶ同点適時打となった。ファン投票で選ばれたこの日の遊撃スタメンはドラフト3位・水野達稀内野手(21=JR四国)。「悲しかったですけど、自分の仕事をするだけという思いで臨みました」と、悔しさをぶつけた。

◆9番目の選手が、反撃のムードを上昇させた。日本ハム佐藤龍世内野手(25)が、ファン投票によるオーダーに「9番三塁」で滑り込んだ。4点を追う5回。無死一、二塁からバント失敗で併殺に倒れ、迎えた2死一塁だった。チャンスの芽がしぼみかけていた中、初球を狙い打ち。左中間を破る適時二塁打で、嫌な流れを爽快に断ち切った。憂鬱(ゆううつ)な思いごと振り払った。昨年8月に交換トレードで西武から加入。新参者の自覚があった。ファン投票でスタメンが決まることに「マジか。今日も出られないのかな」と2戦連続スタメン落ちを覚悟していた。18日同戦では代打で、初球打ちの左中間二塁打。球の見え方などで調子の良さを実感。「絶対に試合に出たいと思っていた。本当にありがとうございます」と投票してくれたファンに感謝した。スタメンでは唯一、打点をマーク。「昨日も今日も1打席目からファーストストライクを仕留められるようになってきたのは、いい収穫」と手応えをかみしめた。2月の春季キャンプで取り組んできた初球打ちが、実り始めた。オープン戦は残り1試合。二塁、三塁、左翼を経験し「試合に出られるなら、どのポジションでも守ります」と開幕1軍に照準を合わせてきた。カギは好不調の波を減らすこと。移籍2年目を飛躍の年にする。【田中彩友美】

◆日本ハムのスタメンを決めるファン投票には6万4448件の応募があり、獲得票数が多かった選手順に1番から並べた。新庄監督は「選ばれなかった選手には、活躍してカメラの前でインパクトを与えて、選ばれるように努力することがプラスになると教えました」と話した。「目立ったら不思議と陰で努力するんですよ」と選手に自覚が芽生えることを期待した。

◆途中出場の日本ハム石井が意地の一打を放った。1点差に迫った8回2死一、二塁の好機。バットを折りながらも右前に運ぶ同点適時打となった。スタメンがファン投票で選ばれたこの日、メンバー発表で名前は呼ばれず「二塁あたりで構えてたけどナベ(渡辺)に取られてガクッときました」と苦笑い。「悲しかったけど自分の仕事をするだけという思いで臨みました」と、悔しさをぶつけた。

◆DeNA三浦大輔監督(48)が、19日の日本ハムとのオープン戦で新庄BIGBOSSとのメンバー表交換でプレゼントされたものが「黒いマスク」だったことを明らかにした。 19日の試合後は、受け取ったものが黒っぽかったと聞かれ「黒いメンバー表です」と番長節で質問をかわしたが、この日の試合前練習では「マスクですよ。記念に持って帰ります」と話した。

◆DeNA三浦監督が、オープン戦最終戦となる日本ハム戦で本職が外野の佐野恵太(27)を一塁で起用する「番長オプション」を試した。 オースティンが右肘痛、ソトが右手首痛で6試合連続で欠場。シーズン開幕も状態を見ながらと不透明な中、最善の準備を進めた。無難に守った佐野について、三浦監督は「オプションとしてやっておかないと。見ていても問題ないですよ」とシーズンの選択肢に加えた。継投面も、最終チェックした。中継ぎに転向する入江を7回2死二、三塁で起用。連投、イニング途中での登板をテストし、2球でピンチを断った。伊勢も連投させ、田中健、砂田の両左腕は左打者と対戦。開幕ローテ、守護神争いも三嶋と山崎で最後まで競わせた。「チーム打撃」が合言葉の「新番長野球」が浸透し、オープン戦は3位で終了。三浦監督は「まだ途中なので、完成でも何でもないです。やり続けないと」と力を込めた。【久保賢吾】

◆ファンが選んだスタメンは、これだ!日本ハムのこの日の先発メンバー、守備位置は、3月4日から13日までの間に球団が用意した投票フォームからファンが投票した結果によって選ばれた。打順は得票数順に並べ、栄えある1番は万波、2番は清宮となった。新庄剛志監督(50)は「人気があるというのは大事なこと。やっぱ選手もそうやって選ばれたいと思うしね」と話していた。かねてからビッグボスが掲げていた〝公約〟が実現した一戦。昨年10月30日、自身のツイッターで「たまにファンが選ぶスタメン試合を検討しています。その時はよろしくお願いします」(原文ママ)と宣言。選ぶために試合を熱心に見てもらうこと、また、選んだことで試合を一緒に戦っている気持ちを持ってもらうことなどを狙いとして、有言実行した。オーダーは場内アナウンスによるスタメン発表を持って〝解禁〟され、日本ハムベンチからは大きなリアクションが起こっていた。なお、応募総数は6万4448票だった。

◆日本ハムは新庄剛志監督(50)が発案した「ファン投票によるスタメン」で実施した一戦。1―4の八回に一挙5得点して逆転する劇的な勝利で、ファンを喜ばせた。試合後の一問一答は以下の通り。(自ら)「ファンたちが選んでくれたスタメンで勝てて今日はうれしいですね」――ファンが選出した打線。ハッとするようなところは「なかなか面白い1から9番までになったと思いましたね。でも、ちょっとね、最初の方は打席の中で迷いが結構あったバッターもいたから『もうどんどん行け』と。結果を気にせずね。まだみんな若いし、どんどんどんどん、これからそういうトライをしていって、シーズンに入って同じようなことをやって、成長させていくというふうに思いますね」――シーズン中もファン投票スタメンをやる可能性は「いや、あるある。全然ありますよ。これのポイントはやっぱり『俺は人気があるんだ』って。ファンに選んでもらった期待に応えたいという気持ち、前に出ていくという気持ちは大事にしていきたいので、1週間に8回くらいやろうかな(笑)」――終盤は采配で逆転「いやいや、おれの采配じゃなくて。自分の仕事をね、みんなやってくれて。印象に残ったのは、満塁で今川くんを代えてむちゃくちゃ悔しがっていたという。あの顔が次につながると思うから。あそこでレイ(ヌニエス)もしっかり打ってくれたので、競争というかそういうのがいい方向につながっていけばいいなと思う」――オープン戦残り1試合。何を期待する「明日は負けていいかな」

◆DeNAは逆転負けでオープン戦の連勝が3で止まった。一回に牧の5試合連続安打となる適時打などで3点を先取。開幕2戦目での登板が濃厚な先発の大貫は7回1失点の好投を見せたが、八回に3番手のエスコバーがつかまり、一挙5点を失い逆転を許した。以下、三浦監督の主な一問一答――先発の大貫は「良かったと思います。両コーナーにきっちり投げていたし、緩急も使いながら、フィールディングも好判断でダブルプレーを取りましたから。落ち着いて投げていたかなと」――エスコバーが心配「心配ですよ。終盤を任せる投手ですからね。今日は連投を試すということで途中からの予定でしたけど、うーん、良くなかったですね」――良くない原因「カウント負けしている部分がちょっとあるかなと。その辺りはもう日数も少ないですけど、その間でやっていくしかない。投手コーチにも話はしているので、改善できるようにというところです」――4番の牧が5試合連続安打「うん、もう安定しています。心配していません」――日本ハムはファン投票のオーダーだった「特にはなかったです。うちはうちでしっかりやろうと話をしましたから。それについては特にないです」――大田が初打点「何とか食らいついて犠牲フライをね、あそこで最低限の仕事ができていますから、良かったと思います」――追加点が取れなかった「(八回に)知野がスリーバント失敗しましたけれども、決めてもらいたいところでもありました。あそこでスリーバントがよかったのかどうか、自分自身の反省もあります。知野にも苦しい思いさせましたからね。もう少しね、違うサインでもよかったかなと」――オースティン、ソトがきょうも欠場「きょうも状態を見ながらです」

◆DeNAの大貫はオープン戦最後の登板で7回5安打1失点と好投した。バットの芯を外す投球で凡打の山を築き、安定感は抜群。81球で7回を投げ「ゴロアウトも多かったし、いい場面で三振を取ることができたので、すごく良かった」と充実の表情だった。開幕投手の東とともに先発陣の中心の役割が求められる。オープン戦を防御率1・35の好成績で終え「すごくいい期間を過ごした。シーズンに入ってもこれをしっかりと維持したい」と意気込んだ。

◆日本ハムの河野は一回に38球を費やす苦しい立ち上がりだった。先頭打者をいきなり四球で歩かせ「リズムが悪い投球になった」と3安打を浴び3失点。三回も四球の走者が失点につながり、5回4失点となった。先発に8人並んだ右打者に対し「もっと真っすぐで入っていければ良かった」と変化球でかわす投球となったことを反省。開幕ローテーション入りは濃厚だが、課題が残った。

◆2年目で既に4番の風格が漂う。DeNA・牧秀悟内野手(23)は一回、暴投で1点を先取し、なお1死三塁の好機で、バットを折りながらもきっちり左前適時打を放った。「チャンスだったので何とか1点取ろうと思い、追い込まれていたけどうまく対応できた」。球団では62年ぶりとなる入団2年目以内での開幕4番起用が内定している。「4番を任されている以上はチャンスで回ってくることが多いと思う。一本が欲しいところで打てるのが4番。チャンスの場面ではどの打席よりも集中していけている」と3試合連続の打点をマークした。2安打で出場5試合連続安打となり、オープン戦打率は・425に上昇。規定打席未到達ながらも12球団トップのロッテ・高部、和田(・400)を上回っており、三浦監督は「もう安定しています。心配していません」と全幅の信頼を寄せた。同学年の盟友、阪神・佐藤輝も2年目での開幕4番の可能性が高い。「輝明も4番を打つ存在だと思うので、同じ4番で負けられないところはある」と闘志。自覚十分に、牧が今年も打線を牽引(けんいん)する。(浜浦日向)

◆先発したDeNA・大貫晋一投手(28)は7回5安打1失点、6奪三振の好投。五回無死一、二塁では、小飛球となったバントを好判断で併殺にする好守備もあった。「ゴロアウトも多かったし、いい場面で三振を取ることができたので、全体的にすごく良かった」とうなずいた。26日の開幕2戦目(対広島)の先発が濃厚な右腕は「良い状態なので、シーズンに入ってもしっかりこれを維持したい」と意気込んだ。

◆特別な一戦で、劇的な逆転勝ちを演じた。日本ハム・新庄剛志監督(50)の発案のもと、ファンが選ぶスタメンで戦った。1―4の八回に一挙5得点で試合をひっくり返した。「ファンが選んでくれたスタメンで勝ててうれしい。なかなか面白い1から9番になった。(シーズン中も)全然ありますよ。1週間に8回くらいやろうかな(笑)」監督就任直後から掲げていた〝公約〟を実現した。スタメンの守備位置をファン投票で募り、打順は得票数で並べる〝人気順〟に。集まった6万4448票の結果は「1番・万波、2番・清宮...」となった。新庄監督は「『俺は人気があるんだ』って、ファンに選んでもらった期待に応えたいという気持ち、前に出ていくという気持ちは大事にしていきたい」とシーズン中もスタメンファン投票を実施する可能性も示唆した。くしくも、逆転劇を演出したのは〝スタメン落ち〟した選手たちだった。ファンから選ばれず悔しがる面々には、ベンチで「人気ないんだね」とハッパ。新助っ人のヌニエス(前ブルワーズ3A)が1点差に追い上げる2点打を放つと、六回の守備から出場した石井が同点打。さらにアルカンタラ(前ジャイアンツ3A)が来日初打点となる勝ち越し打を放ち、6―4と点差を広げ、勝利に導いた。これでオープン戦は7勝6敗2分けで、20日のDeNA戦(札幌ドーム)が最終戦となる。「明日は負けていいかな」とビッグボス節も披露。ファンと一体となって開幕へ向かう。(箭内桃子)

◆日本ハムの新助っ人コンビが勝利の立役者となった。1―4の八回2死満塁で代打出場したレナート・ヌニエス内野手(27)=前ブルワーズ3A=が中前2点打。スタメンファン投票は〝落選〟も追撃の一打に「選ばれなかったのは残念だけど、いいシーズンを迎えて、自分たちの名前が売れるように頑張りたい」と気合を入れた。さらに石井の同点打のあと、勝ち越し打を放ったアリスメンディ・アルカンタラ内野手(30)=前ジャイアンツ3A=は「日本の野球に慣れて、結果を出せるようにアジャストしていきたい」と力を込めた。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
923 0.818
(-)
-
(-)
61
(+2)
30
(+2)
2
(-)
8
(+1)
0.261
(↓0.007)
0.000
(-)
2
(1↑)
阪神
833 0.727
(↑0.027)
1
(↑0.5)
58
(+4)
38
(+2)
7
(-)
12
(+1)
0.251
(↓0.001)
0.000
(-)
3
(1↓)
DeNA
942 0.692
(↓0.058)
1
(↓0.5)
60
(+4)
41
(+6)
9
(-)
11
(-)
0.276
(↓0.007)
0.000
(-)
4
(-)
ソフトバンク
753 0.583
(-)
2.5
(-)
61
(+4)
56
(+4)
13
(+1)
9
(-)
0.248
(↓0.003)
0.000
(-)
5
(1↑)
日本ハム
762 0.538
(↑0.038)
3
(↑0.5)
46
(+6)
46
(+4)
13
(-)
4
(-)
0.218
(↑0.006
0.000
(-)
6
(2↑)
西武
661 0.500
(↑0.045)
3.5
(↑0.5)
38
(+6)
38
(+5)
8
(-)
11
(+1)
0.239
(↑0.01)
0.000
(-)
6
(1↓)
ORIX
770 0.500
(↓0.038)
3.5
(↓0.5)
53
(+2)
45
(+4)
3
(+1)
13
(-)
0.253
(-)
0.000
(-)
8
(1↓)
中日
672 0.462
(-)
4
(-)
37
(+2)
42
(+2)
7
(-)
6
(+2)
0.221
(-)
0.000
(-)
9
(-)
広島
582 0.385
(-)
5
(-)
40
(+4)
66
(+4)
6
(+1)
2
(-)
0.236
(↑0.003)
0.000
(-)
10
(1↑)
ロッテ
482 0.333
(↑0.06)
5.5
(↑0.5)
43
(+7)
48
(+2)
12
(+3)
10
(+1)
0.223
(↑0.004)
0.000
(-)
11
(1↓)
巨人
492 0.308
(↓0.025)
6
(↓0.5)
34
(+2)
61
(+7)
14
(-)
3
(-)
0.215
(↑0.004)
0.000
(-)
12
(-)
ヤクルト
3102 0.231
(↓0.019)
7
(↓0.5)
40
(+5)
60
(+6)
2
(-)
12
(-)
0.228
(↑0.002)
0.000
(-)