1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 5 | 10 | 0 | 1 |
勝利投手:千賀 滉大(1勝1敗0S) 敗戦投手:大瀬良 大地(1勝2敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは、先発・千賀が7回1失点8奪三振の好投。開幕投手に指名されている右腕が、上々の仕上がりを見せた。対する広島は、小園が4回に適時打を放ち、8試合連続安打を記録。シーズン開幕に向け、状態の良さをアピールした。
◆ソフトバンクは開幕投手を務める千賀滉大投手(29)が7回1失点の好投。三森大貴内野手(23)の2ランなどで快勝した。藤本博史監督(58)の試合後の一問一答は以下の通り。-「本番モード」と話していた中での勝利藤本監督 打つべき人が打ってくれたというところですね。-グラシアルが3安打藤本監督 頼もしいよね、やっぱりね。良くなってきてますね。-下位打線の甲斐や三森も打点藤本監督 いいところで打ってくれたからね。こういうのを続けてくれたらいい試合ができるということですね。-ガルビスが初安打藤本監督 うん。ちょっとまだ分からんけどね。打球が上がってこんからね。足の速さも分からんね。もうちょっと試合に出て走塁も見てみらんとね。-二塁からグラシアルの安打で本塁アウト。難しいタイミングだった藤本監督 無理そうなタイミングというより、スタートが少し遅かんったんじゃないかな。普通やったらかえってくるよね。-あまり足は速くない藤本監督 遅くはないやろけどね。ショート守るくらいやから。そのへんも確認しないとね。例えば9回、代走いるのかいらないのかとか。まだ全力で走ってないような感じやもんね。-守備は安定藤本監督 守備はグラブさばきとかも安定しているよね。肩が強いのも分かりましたね。-広島のエース大瀬良から勝利藤本監督 広島のエースですからね。大瀬良を打てた人は自信にしたらいいと思う。-千賀が好投藤本監督 まあ、もう安心ですね。開幕の前の1試合ですから。1試合目は千賀で行くわけですから。安心して送り出せますよね。-藤井が古巣広島相手に登板藤本監督 今日は藤井と又吉と椎野が行くという形で決めていたんでね。藤井は元チームメートに投げて緊張感があったのか、いつもより制球が乱れていましたね。球の強さはあったけどね。
◆メジャー109本塁打のソフトバンクの両打ち新外国人、フレディ・ガルビス内野手(32=フィリーズ)が来日初安打をマークした。「1番遊撃」で出場した広島戦の5回第3打席。先頭で大瀬良から、一、二塁間を破る安打を放った。オープン戦出場3試合目、7打席目で初めて「H」ランプをともし「アドレナリンもたくさん出て、最高の気分でした」と満足そうに振り返った。9日にチームに合流し、11日のヤクルト戦で代打デビュー。だが、寝違えの影響で12日からここ3試合欠場していた。開幕まで残り3試合だったが、来日最多の4打席で実戦感覚を確認。遊撃守備では4回に松山のゴロで二塁ベースを踏んで一塁送球も決める"1人併殺"も完成させるなど、軽快な動きを見せた。順調なら遊撃レギュラーの最有力候補。藤本監督は三塁での起用も含め「内野のどこかでは使う」と明言している。助っ人は「まだまだ上げられると思う。しっかり準備したい」と開幕戦を見据えた。
◆広島ドラフト6位末包昇大(すえかね・しょうた)外野手(25=大阪ガス)はソフトバンク千賀に2三振を喫した。3回先頭と7回1死一、二塁。いずれもフォークにバットが空を切った。「落差もすごい。ホントに消えたような感覚で振ってしまう」。それでも5回2死では直球を右前打とし「フォークを頭に入れつつ(真っすぐを)対応できた」と一線級相手の1本に胸を張った。
◆広島ドラフト1位黒原拓未投手(22=関学大)は走者を出しながら1回無失点に抑えた。大瀬良の後を受けて7回に登板。1死から三森に右前打を浴びたが、続くガルビスを内角直球で遊撃併殺打に仕留めた。「インサイドに強いボールを投げ込むのが自分のスタイル。そういう面では良かった」。勝利の方程式入りへ最速152キロ左腕がアピールを続ける。
◆広島小園海斗内野手(21)がチーム唯一の得点を奪う適時打を放った。4回1死三塁で千賀の初球の直球を振り抜き、右前に転がした。「(千賀は)それぞれの球種が一級品。追い込まれたらチャンスが少なくなる。フォークは振ってしまったら次と割り切って、初球の真っすぐをとらえられた」。3戦連続の3番起用に狙い澄ました一振りで応え、8試合連続安打に伸ばした。
◆ソフトバンク育成右腕の藤井皓哉投手(25=四国IL・高知)が、古巣斬りで支配下登録を猛アピールした。広島戦は初登板で8回から2番手で1イニングを無失点。「赤いユニホームを見ると、いつも以上に力が入ってしまいました。シーズンではもっと力が入ると思うので、今日の経験を生かしたい」。広島を20年オフに戦力外。試合前には佐々岡監督やナインらにあいさつし、試合で"恩返し"を決めた。オープン戦は5試合を6イニング1失点。支配下登録も間近だ。
◆ソフトバンク・藤本博史監督(58)が試合前に代表取材に応じた。開幕まで、2軍から選手を昇格させる考えを否定し、現有戦力で開幕を迎えると明言した。「それは考えていないですね。今のところ。シーズンが入って入れ替えは当然あるけど、開幕までに下からというのは考えていないです」現在、野手は19人。オープン戦は残り3試合となり、開幕までに最後の絞り込みを行う必要がある。選手を入れ替えるのではなく、あとはもう誰を開幕1軍に選ぶか、だ。指揮官も「ここからふるい分けるのが一番大変なところだから。9人(レギュラー)を選ぶのも大変」と強調した。この日はウエスタン・リーグが開幕し、鷹2軍はオリックス戦(タマホーム筑後)で4-0で快勝した。ファームでの指導歴が長い藤本監督も試合前にテレビで見守っていたといい「明石もしっかり打っていたし(育成投手の)田上もいいね。球も強いし」とうれしそうだった。
◆ソフトバンク・藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。コリン・レイ投手(31)の1軍登板についてプランを明かした。「4月の中旬から後半の間にはどうかなと。楽天戦くらいにはどうかなと考えています」レイは17日の福岡大との練習試合(タマホーム筑後)で4回無失点。順調すぎる仕上がりを披露した。4月1日から楽天3連戦(楽天生命パーク)が控えているが、指揮官は「早くてそこやね。投手コーチがダメっていうかもわからんけどさ」と3カード目にしてレイを登板させる可能性を明かした。レイは昨年7月12日の同戦(ペイペイドーム)で完封勝利を挙げた。藤本監督は「相性いいし。1試合しか投げていないけど、完封しているので。それも踏まえて、早ければそこ。遅ければ(4月)中旬」と続けた。
◆ソフトバンク・千賀滉大投手(29)が先発登板。登場曲にももいろいろクローバーZのメンバー、佐々木彩夏(25)の「仕事しろ」を使用した。シーズン中は別曲を使用する予定だが、2週間越しに伏線を〝回収〟してみせたのも千賀らしかった。千賀は4日のロッテ戦(ペイペイドーム)で登板予定だったが、濃厚接触者判定を受けて登板を回避した。その直前の2日の中日戦(同)で、石川が登場曲に佐々木彩夏の「仕事しろ」を使用。すると翌3日の同戦で先発した田中正義も、同曲を使用してマウンドに立った。田中正は別曲を使用するだけに、マウンドでは驚きの表情。先輩からの激励?と問われ「だと思います。僕が固く(緊張する)なることを見越して」と犯人を〝推理〟していた。千賀、石川、田中正は昨オフ自主トレをともにした同門だ。結局、千賀は4日に登板回避となり、3日連続して『仕事しろ』を流すという思惑は実現せず。自身のSNSで「仕事しろ 使いたかった」とつぶやいていた。2週間越しに実現させファンを喜ばせた。
◆4年連続4度目の開幕投手を務める広島の大瀬良は「やりたいことをやって、どんな形であれ、無事にマウンドを降りたい」とオープン戦最後の登板に臨んだ。走者を背負ってからの制球に課題を残し、6回4失点だった。二回までは「もう一段階いい形にしたい」というカットボールやフォークボールで的を絞らせず、完璧な投球。三回に甲斐に二塁打を許し、続く三森に右翼席へ2ランを浴びた。走者を置いたセットポジションで球が甘くなり、四回にも甲斐に2点打を運ばれた。開幕マウンドは過去3年で2勝無敗。さらに対戦するDeNAは昨季6試合で4勝無敗と抜群の相性の良さを誇る。「懸ける思いは特別なものがある。責任を一番感じるマウンドでもある」。浮き彫りとなった課題を修正し、25日を迎える。
◆ソフトバンクは投打がかみ合い快勝。先発した千賀滉大投手(29)が7回1失点と好投した。試合後、藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。--本番モードといっていた中で勝利「打つべき人が打ってくれたというところですね」--グラシアルが3安打「頼もしいね。よくなってきているし」--下位打線でも三森が2ラン、甲斐が2点打「いいところで打ってくれたから。続いてくれたらこういう試合ができるということですね」--ガルビスにも安打「ちょっとまだわからない。打球があがってこないから。足の速さもわからないし。あれ(五回2死二塁でグラシアルが左前打。本塁を狙った二走・ガルビスが憤死)でアウトになっていたらね」--走塁のセンスもまだわからない「もうちょっと試合に出て、走塁も見てみないと」--タイミング的には厳しそうだった「無理そうというより、スタートが遅かった。レフトもこういう(半身に)体勢で捕っていたし。普通なら還ってくるよね。マッチ(松田)も『俺なら還ってくる』といっていたし。もうちょっと確認しないと、たとえば九回に代走がいるのかとか、確認しないと」--守備でも打球が多く飛んできた「グラブさばきが柔らかい。安定しているよね」 --金曜日は好投手がくる中で、大瀬良を攻略した「広島のエースですから。打てた人は自信にしたらいいと思う。リチャード(3三振)なんかは低めは絶対に打たないとか、高めは積極的にいくとか。自分から攻めていかないと。そのへんはまだ彼は勉強しないといけないですね」--千賀の内容については「安心ですね」--求めていたような内容「開幕前の1試合だから。1週間後は千賀でいくわけですから。安心して送り出せますよね」--八回に藤井が登板して1回無失点「きょうは藤井、又吉、椎野で後ろは決めていたので」--順番だったのか、藤井を八回で使いたかったのか「いや、千賀が100球って決めていたので。100球いかなかったので(90球)。六回で『もういいですか』っていうから、アカンって言って七回投げさせましたけど。あと10球、本当は投げてほしかったけど、きょうの投球なら大丈夫かな、と」
◆広島の小園がオープン戦8試合連続安打となる適時打を放った。四回1死三塁で千賀の初球を右前に引っ張り「いい感じに来ている」と笑みを浮かべた。「追い込まれたらチャンスが少なくなる」と4打席のうち3打席は1球目から振った。「(積極性は)持ち味なので、続けていきたい」と充実感をにじませる。正遊撃手となった昨季は、113試合でリーグ8位の打率2割9分8厘とブレークした。21歳の若武者は「プレッシャーもあるが、力に変えられるように」と力強かった。(ペイペイドーム)
◆ソフトバンクの新外国人、ガルビスがオープン戦出場3試合目で初安打を放った。先頭で迎えた五回の第3打席に、広島・大瀬良の速球を捉え、右前へ鋭く転がした。ただ、他の打席では2三振に併殺打と低調だっただけに「まだまだ開幕まで上げられる」と改善を誓った。米大リーグで通算109本塁打の実力者。藤本監督は遊撃か三塁での先発起用を明言している。遊撃の守備では、一回に三遊間深くへの当たりを捕球後、素早く送球して俊足の西川を悠々アウトに。「あれくらいは普通」とさらりと言った。(ペイペイドーム)
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
9 | 2 | 2 | 0.818 (-) | - (-) |
59 (+1) | 28 (+1) | 2 (-) | 7 (-) |
0.268 (↓0.005) | 0.000 (-) | |
2 (-) |
DeNA |
9 | 3 | 2 | 0.750 (↑0.023) | 0.5 (↓0.5) |
56 (+6) | 35 (+1) | 9 (+1) | 11 (+1) |
0.283 (↑0.006) | 0.000 (-) | |
3 (-) |
阪神 |
7 | 3 | 3 | 0.700 (↑0.033) | 1.5 (↑0.5) |
54 (+3) | 36 (+2) | 7 (-) | 11 (-) |
0.252 (↓0.002) | 0.000 (-) | |
4 (1↑) |
ソフトバンク |
7 | 5 | 2 | 0.583 (↑0.038) | 2.5 (↑0.5) |
57 (+5) | 52 (+1) | 12 (+1) | 9 (-) |
0.251 (↑0.006) | 0.000 (-) | |
5 (1↓) |
ORIX |
7 | 6 | 0 | 0.538 (↓0.045) | 3 (↓0.5) |
51 (+2) | 41 (+3) | 2 (-) | 13 (+2) |
0.253 (↓0.008) | 0.000 (-) | |
6 (1↓) |
日本ハム |
6 | 6 | 2 | 0.500 (↓0.045) | 3.5 (↓0.5) |
40 (+1) | 42 (+6) | 13 (-) | 4 (-) |
0.212 (↓0.001) | 0.000 (-) | |
7 (-) |
中日 |
6 | 7 | 1 | 0.462 (-) | 4 (-) |
35 (+1) | 40 (+1) | 7 (-) | 4 (-) |
0.221 (↓0.004) | 0.000 (-) | |
8 (-) |
西武 |
5 | 6 | 1 | 0.455 (-) | 4 (-) |
32 (+1) | 33 (+1) | 8 (-) | 10 (+2) |
0.229 (↑0.001) | 0.000 (-) | |
9 (-) |
広島 |
5 | 8 | 1 | 0.385 (↓0.032) | 5 (↓0.5) |
36 (+1) | 62 (+5) | 5 (-) | 2 (-) |
0.233 (↓0.002) | 0.000 (-) | |
10 (1↑) |
巨人 |
4 | 8 | 2 | 0.333 (↑0.06) | 5.5 (↑0.5) |
32 (+7) | 54 (+5) | 14 (+2) | 3 (+1) |
0.211 (↑0.006) | 0.000 (-) | |
11 (1↓) |
ロッテ |
3 | 8 | 2 | 0.273 (↓0.027) | 6 (↓0.5) |
36 (+5) | 46 (+7) | 9 (+3) | 9 (-) |
0.219 (↑0.004) | 0.000 (-) | |
12 (-) |
ヤクルト |
3 | 9 | 2 | 0.250 (-) | 6.5 (-) |
35 (+1) | 54 (+1) | 2 (-) | 12 (+1) |
0.226 (-) | 0.000 (-) |
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