中日(1対1)楽天 =オープン戦2回戦(2022.03.18)・バンテリンドーム=
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楽天
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中日
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勝利投手:-
敗戦投手:-
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◆中日は鵜飼、石川昂、根尾がそれぞれヒットを記録。期待の若手がバットで存在感を示した。対する楽天は、則本が7回途中1失点の好投。開幕投手に内定している右腕が、仕上がりの良さを披露した。

◆開幕投手が決まっている中日大野雄大投手(32)が、オープン戦最終登板で万全を示した。楽天戦に先発し、予定の3回を3安打無失点。毎回得点圏に走者を置いたが要所でギアを上げた。「ピンチは多かったけど、先に点をやっては、(巨人)菅野投手と投げ合うときに苦しくなる。そこを意識した」1回1死一、二塁のピンチは昨季のパ・リーグ打点王、島内を内角直球で捕邪飛。続くマルモレホスを3球で見逃し三振に打ち取った。25日の開幕戦で対戦する仮想巨人をイメージした3イニングを完了した。17日にひとり親家庭の親子を招待する「大野雄大プロジェクト」を3年ぶりに再開すると発表した。17年から始めた慈善活動は新型コロナ禍で休止を余儀なくされていた。「野球を通じて"親子の絆"を深めてもらえたらうれしいです。このプロジェクトもそうですが、プレーでもみなさんに元気を届けられるよう今シーズン頑張ります」とモチベーションになっている。今季から投手キャプテンに就任。2年ぶり4度目の大役も託された左腕エースが、心身充実で打倒巨人に挑む。【伊東大介】

◆楽天ドラフト2位安田悠馬捕手(22=愛知大)が、25日ロッテとの開幕戦で、スタメンマスクを被ることが決まった。18日中日戦で開幕投手の則本とともに先発バッテリーを組む。試合後石井GM兼監督は「ノリ(則本)と組んでるんだから開幕じゃないですか」と明かした。楽天では、開幕戦でルーキーが先発するのは、13年則本、16年茂木に次いで3人目。捕手で球団史上初めてとなる。これまでオープン戦では打率2割7分6厘、1本塁打、8打点と打撃でアピールに成功。守備でも、則本や岸、田中将ら実績ある投手とバッテリーを組み、成長を重ねてきた。指揮官は「そこがゴールじゃないので、そこからまた次の壁が出てくると思うので、そこは常にどんどん打ち破ってくれたらと思う。対応していく能力がすごく大事になってくるし、成長を重ねることが彼にとっては大事なのかなと思います」とエールを送った。

◆7回に5番手で登板した中日福敬登投手が、2奪三振を含む3者凡退で状態の良さを示した。先頭のドラフト2位新人、安田悠馬捕手(22=愛知大)は母校の神戸西が統合され、改称された須磨翔風出身の"後輩"。カウント3-1からファウルで粘られたが、8球目のカットボールで空振り三振に斬り、貫禄を示した。「めちゃ意識した。持っていかれたらスタンドまで運ばれる。今日は勝たせてもらった」と笑顔で振り返った。

◆開幕投手の楽天則本昂大投手が、開幕前最後の登板で6回2/3を5安打1失点と好投した。普段よりカーブを多く投げ、緩急をつける投球。6回無死一、三塁では2ボールから、岡林を内角146キロ直球で二塁併殺打に打ち取り、最少失点でしのいだ。最大限の出力をしきれなかったという課題はあるも「全体的には悪くなかった。最後の登板である程度試合は作れたので良かった」と手応えをつかんだ。

◆楽天ドラフト2位安田悠馬捕手(22=愛知大)が、25日ロッテとの開幕戦で、スタメンマスクをかぶることが決まった。開幕投手の則本と先発バッテリーを組み、試合後石井GM兼監督は「ノリ(則本)と組んでるんだから開幕じゃないですか」と明かした。開幕戦でルーキーが先発するのは、楽天では13年則本、16年茂木に次いで3人目。捕手で球団史上初となる。開幕まで残り3試合。安田は「安定した守備をして、バッティングでは甘い球を逃さず打って。結果をしっかり出したい」。1歩1歩力強く、前進していく。指揮官は「そこがゴールじゃない。成長を重ねることが彼にとって大事」と"東北のゴジラ"にエールを送る。試合中にもその成長を促した。1点を追う9回無死二塁。安田にバントのサインを出した。本来であれば、バントが得意な選手を代打で送ってもいい場面。石井GM兼監督は「あれを9回と思わず、5回、6回と思ったときに、あそこはバントをやってもらわないとという場面」と説明する。結果投前に転がし、野選を誘い、無死一、三塁とチャンスを拡大。シーズンを想定した采配を見せた。オープン戦では打率2割7分6厘、1本塁打、8打点と好調もまだまだ粗削り。守備でも、則本や岸、田中将ら実績ある投手とバッテリーを組み、勉強の毎日だ。「後退することは絶対ない。なにを食べても栄養しかないという選手だと思う。いろんなものを食べてほしい」とさらなる成長に期待した。

◆中日勝野昌慶投手(24)が2年連続開幕ローテ入りを確実にした。キャンプ直前に腰を痛め出遅れたが、オープン戦初登板で、5回1安打無失点。「ビッグチャンスで緊張したけど、自分の持ち味を出せた」と笑顔で振り返った。立浪監督は「一番力がある。頑張ってもらいたい」と26日巨人戦(東京ドーム)先発にGOサイン。勝野は開幕戦の大野雄に続く2戦目に入り、柳、小笠原、高橋宏、松葉の開幕ローテ6人衆に名前を刻んだ。

◆楽天ドラフト6位西垣雅矢投手(22=早大)が、6回から2番手として登板した。直球、フォーク、スライダーをストライクゾーンに積極的に投げ込み、3者凡退に打ち取った。オープン戦は2月26日ヤクルト戦で1回2失点を喫したが、以降4試合連続無失点。開幕1軍が現実的になってきた。「一番は先頭バッターを切ること、早めに追い込んで、早めに勝負して三振を取ることがリリーフは大事。しっかりそこをアピールしたい」と好投を続けて、確実のものとする。

◆楽天の開幕投手を担う則本は、オープン戦最後の登板で調整の順調さを示した。七回途中まで5安打1失点。力みはなく、丁寧に低めに集めて打たせて取り、「出力は出し切れなかったが、全体的に悪くなかった」と納得顔で話した。16日夜に本拠地を置く宮城県などで最大震度6強の地震が発生した。「(東北の)皆さんに元気を与えられたら」と白星を目指し、開幕戦に向かう。「とにかく体をしっかり休めて万全の状態で挑めるように。少しでも勝ちに貢献したい」と意気込んだ。(バンテリンドーム)

◆楽天のドラフト2位新人の安田(愛知大)が開幕戦の先発マスクを勝ち取った。相手打線に的を絞らせないリードで1点に抑え、試合後の石井監督が「開幕からと考えている。(開幕投手の)則本と組んでいるんだから」と明らかにした。25日の開幕戦の相手となるロッテも新人の松川(市和歌山高)が先発マスクを任される見込みで、新人捕手対決となりそう。石井監督は「そこがゴールじゃない。壁をどんどん打ち破ってほしい」と期待した。(バンテリンドーム)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
922 0.818
(-)
-
(-)
59
(+1)
28
(+1)
2
(-)
7
(-)
0.268
(↓0.005)
0.000
(-)
2
(-)
DeNA
932 0.750
(↑0.023)
0.5
(↓0.5)
56
(+6)
35
(+1)
9
(+1)
11
(+1)
0.283
(↑0.006)
0.000
(-)
3
(-)
阪神
733 0.700
(↑0.033)
1.5
(↑0.5)
54
(+3)
36
(+2)
7
(-)
11
(-)
0.252
(↓0.002)
0.000
(-)
4
(1↑)
ソフトバンク
752 0.583
(↑0.038)
2.5
(↑0.5)
57
(+5)
52
(+1)
12
(+1)
9
(-)
0.251
(↑0.006)
0.000
(-)
5
(1↓)
ORIX
760 0.538
(↓0.045)
3
(↓0.5)
51
(+2)
41
(+3)
2
(-)
13
(+2)
0.253
(↓0.008)
0.000
(-)
6
(1↓)
日本ハム
662 0.500
(↓0.045)
3.5
(↓0.5)
40
(+1)
42
(+6)
13
(-)
4
(-)
0.212
(↓0.001)
0.000
(-)
7
(-)
中日
671 0.462
(-)
4
(-)
35
(+1)
40
(+1)
7
(-)
4
(-)
0.221
(↓0.004)
0.000
(-)
8
(-)
西武
561 0.455
(-)
4
(-)
32
(+1)
33
(+1)
8
(-)
10
(+2)
0.229
(↑0.001)
0.000
(-)
9
(-)
広島
581 0.385
(↓0.032)
5
(↓0.5)
36
(+1)
62
(+5)
5
(-)
2
(-)
0.233
(↓0.002)
0.000
(-)
10
(1↑)
巨人
482 0.333
(↑0.06)
5.5
(↑0.5)
32
(+7)
54
(+5)
14
(+2)
3
(+1)
0.211
(↑0.006)
0.000
(-)
11
(1↓)
ロッテ
382 0.273
(↓0.027)
6
(↓0.5)
36
(+5)
46
(+7)
9
(+3)
9
(-)
0.219
(↑0.004)
0.000
(-)
12
(-)
ヤクルト
392 0.250
(-)
6.5
(-)
35
(+1)
54
(+1)
2
(-)
12
(+1)
0.226
(-)
0.000
(-)