ロッテ(★1対2☆)広島 =オープン戦2回戦(2022.03.16)・ZOZOマリンスタジアム=
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広島
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ロッテ
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勝利投手:床田 寛樹(1勝0敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝0敗1S))
敗戦投手:石川 歩(0勝2敗0S)
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◆ロッテは、先発・石川が7回途中2失点の好投。開幕投手に内定している右腕が、順調な調整ぶりを披露した。対する広島は、先発・床田が6回2安打無失点。ローテーションの一角として期待される左腕が、上々の仕上がりを見せた。

◆開幕投手が内定しているロッテ石川歩投手(33)が先発し、6回2/3を5安打2失点に抑えた。25日の開幕戦・楽天戦(楽天生命パーク)へ、順調な仕上がりを見せた。 2戦続けてドラフト1位の松川虎生捕手(18=市和歌山)とバッテリーを組んだ。4回に2安打で1失点。7回に走者を2人残して交代し、リリーフ佐藤奨が適時打を浴びて2失点目が記録されたが、全体的には危なげない投球だった。

◆<オープン戦:ロッテ1-2広島>16日ZOZOマリン ロッテ井口資仁監督(47)が、ドラフト1位松川虎生捕手(18=市和歌山)に開幕マスクをかぶらせる方針を示した。 この日は3月25日の楽天戦(楽天生命パーク)での開幕投手が内定している石川歩投手(33)と2戦続けてバッテリーを組み、7回途中2失点でリードした。 井口監督は「しっかりと組めてると思いますし、次回はもう開幕ですから、そのバッテリーでいくんじゃないですかね。しっかりとリードしてくれているので、そのままシーズンもいってくれればいいなと思います」と高く評価した。 高卒新人捕手が開幕戦にスタメン捕手として出場すれば、2リーグ制以降では55年谷本稔(大映)、06年炭谷銀仁朗(西武)に続いて史上3人目となる。

◆ロッテ井口資仁監督(47)が試合後、出遅れているリリーフ陣について言及した。 一昨年に「7回の男」として抜群の安定感を見せた唐川侑己投手(32)については「ちょっと間に合わない感じですかね」と、開幕1軍に入らない見込みを言及。昨季に8回を担った佐々木千隼投手(27)も、石垣島キャンプ途中から別メニュー調整となっていた。「(2軍で)シート(打撃)に放り出したので」と現状を説明しつつ「開幕にはギリギリかなというところ」と話した。昨季途中、DeNAから移籍入団し7回を任された国吉佑樹投手(30)は、ここまでのオープン戦でぴりっとしない投球が続く。一方で新外国人右腕のタイロン・ゲレーロ投手(31=Wソックス3A)がこの日来日後初登板し、1回を3者凡退に。最速も159キロをマークした。井口監督は「今日は東條もかなりいい姿を見せてくれましたし、ゲレーロも含めていろいろなパターンがあると思うので、残り4試合で考えながらやっていきたいと思います」と、開幕布陣への見通しを話していた。【金子真仁】

◆広島床田寛樹投手がオープン戦最終登板で6回2安打無失点と好投した。制球が定まらない立ち上がりを切り抜けると、5回無死二塁のピンチは緩急と両サイドを徹底して突いて後続を断った。 「途中から修正はできたんですけど、もう少し早く修正できるようにしたい。今日もそうでしたけど、(次回登板も)開幕のつもりで入ります」。来週のウエスタンリーグ登板をへて迎える30日阪神戦先発へ、視界は良好だ。

◆連投テストの広島栗林良吏投手が"今年初セーブ"も、2戦連続失点を喫した。2点リードの9回、先頭平沢から連打で無死二、三塁とされ、柿沼の犠飛で1点差に迫られた。 代打菅野を空振り三振に切って締めたが、1年目の昨季1度もなかった2戦連続失点に「悔しい気持ちもあるし、0点で抑えたい気持ちもあるので、情けないなという思いもある」と振り返った。投球フォームを含め、開幕までに微修正していく。

◆広島坂倉将吾捕手が2戦連続先制打を放った。 1軍復帰した11日日本ハム戦から5試合続けて5番で先発。4回2死二塁からロッテ石川の真っすぐを引っ張り、右前適時打とした。「みんながつくってくれたチャンスなので、何とかしたいと思った」。7回は先頭打者として左前打で出塁し、追加点につなげた。2回に初失策を記録した三塁守備には「難しい打球じゃない。試合に出て経験するしかない」と改善を誓った。

◆左キラーだ! 広島ドラフト3位の中村健人外野手(24=トヨタ自動車)が2戦連続安打で、オープン戦初打点を挙げた。2打席連続三振で迎えた終盤7回。好機から2者連続凡退の悪い流れを断ち切る左適時二塁打で貴重な得点を呼び込んだ。左腕東が先発する25日DeNAとの開幕戦のスタメン候補に名乗りを上げた。スライディングによる砂煙の中から立ち上がった中村健は、両手をたたいて喜んだ。1ー0の終盤7回。無死一、三塁の好機は、後続の凡退で2死一、二塁となっていた。試合の流れを左右する局面。代わったばかりのロッテ佐藤奨の直球を左翼へ引っ張り、追加点を奪う適時二塁打で流れを自軍にたぐり寄せた。「チーム全体としても苦しんだ中で、得たチャンスで打てたことは大きいと思います。1球に命をかけるじゃないですが、そういう気持ちで振りました」9日阪神戦以来のスタメンも、1、2打席は連続三振。だからこそ、好機で迎えた3打席目に燃えた。カウントが3-1となっても、積極性だけは持ち続けた。「3ボールになってから1球すごくいい球がきたので後悔しないように。向かって行く気持ちで入った結果、いい結果につながった」。2戦連続安打でオープン戦初打点をマークした。左腕からの一打に意味がある。開幕戦のDeNA戦は左腕東の先発が公表されている。プロ入り前から左投手は得意とし、オープン戦でも対右の打率1割8分8厘に対し、対左では2割8分6厘を残す。広島の外野陣は西川以外、レギュラーが決まっていない。オープン戦全試合出場を続けるドラフト6位末包昇大外野手(25=大阪ガス)が一角に入っても、まだ1枠残る。左の大盛がアピールする中、右の外野手は実績ある長野のほか、中村奨もいる。佐々岡監督は中村健の開幕スタメン起用について「可能性はありますよ。相手も左ということも考えて」と候補の1人と明言した。オープン戦残り3試合となっても、争いはまだ続く。「毎日がラストチャンスという気持ちで食らいついていきたい」。空席のポジションを全力で奪いに行く。【前原淳】

◆ロッテ井口資仁監督(47)が、ドラフト1位松川虎生捕手(18=市和歌山)に開幕マスクをかぶらせる方針を示した。◆新人捕手の開幕スタメン 2リーグ制後は16年戸柱(DeNA)まで11人いる。社会人出身が6人、大卒が3人おり、高卒新人捕手の開幕戦先発は55年谷本(大映)、06年炭谷(西武)に次いで3人目だ。炭谷は西口とバッテリーを組んだが、チームは2-5で敗戦。高卒新人捕手を起用して勝てば林義-谷本で東映に完封勝ちした55年大映以来、67年ぶりとなる。

◆ロッテのドラフト1位、松川虎生捕手(18=市和歌山)が開幕マスクを決定的にした。25日の楽天戦(楽天生命パーク)での開幕投手が内定している石川歩投手(33)を2試合続けてしっかりリード。井口資仁監督(47)は試合後に「しっかりと組めてると思いますし、次回はもう開幕ですから、そのバッテリーでいくんじゃないですかね」と方向性を示した。【ニッカン式スコア】ロッテー広島 詳細速報 カーブやシンカーを効果的に配しながら「しっかりまっすぐを打ち返してきますので」という広島打線をかわしていった。石川が「あぁ、もう問題なくやれています」とはっきり口にするほど、リード面でも開幕マスクをかぶれるだけの力量を示した。オープン戦に入って安打は減ってきたものの、この日も5回無死二塁で、カウント0-2からの内角球を体勢を崩しながら一塁ゴロにし、進塁打に成功。井口監督も「作戦面でもしっかりといろいろなことができる打者なので。しっかりとつないでくれる、いい打順に入れられたらと思っています」と評価している。開幕マスクが決定的となっても、浮かれることはない。松川は「開幕1軍、開幕スタメンは本当に目標にやっていますし、そこでしっかりチームを勝たせないとまだまだだと思いますので、捕手としてしっかりやるべきことをやってチームに貢献できたらいいなと思っています」と、9日後に迫るシーズン開幕へ気を引き締めた。【金子真仁】

◆ロッテの新外国人右腕、タイロン・ゲレーロ投手(31=ホワイトソックス3A)が来日後初登板した。 206センチ右腕は12日に入団会見を行ったばかり。来日前の調整の成果を、しっかりと披露。8回に登板し、わずか11球で内野ゴロ3つに打ち取った。「緊張していましたが、日本の試合で投げられて率直に興奮したし、良かったと思います」と振り返った。昨年は102マイル(約164・2キロ)をマークしたという大型リリーバーは、この日は最速159キロ。試合終盤の必勝リレー候補の1人として検討している井口資仁監督(47)は「まだまだスピードが出る感じですし、今日はストライクゾーンに放ろうという意識が強かったかなと思いました」と印象を話した。ゲレーロ本人も「まだ試合数があるので、開幕前には100マイル(約160・9キロ)までいくかもしれないですし、シーズンに入れば間違いなくいくと感じました」とさらなる"加速"を宣言。なお、この日最速の159キロは広島小園がファウルにし、そのファウルボールはZOZOマリン4階席中段まで届いた。めったにないことで、球の強さを感じさせた。【金子真仁】

◆ロッテのドラフト1位松川虎生捕手(18=市和歌山)が25日のシーズン開幕戦・楽天戦(楽天生命パーク)でのスタメンマスクを勝ち取った。井口資仁監督(47)が16日、方針を明かした。高卒新人捕手が開幕マスクをかぶれば、プロ野球史上でも3人目の快挙。1軍でも通用し続ける技術に、開幕投手を務める石川歩投手(33)がうなるセンス、さらに18歳とは思えない「包容力」で頂点への第1歩を任される。開幕投手石川とドラ1松川が、2試合続けてバッテリーを組んだ。井口監督は広島とのオープン戦後、事もなげに口にした。「しっかりと組めてると思いますし、次回はもう開幕ですから、そのバッテリーでいくんじゃないですかね」。高校卒業式から15日、吉報を伝え聞いた松川も、堂々としたものだ。「開幕1軍、開幕スタメンは目標にやってますし、そこでしっかりチームを勝たせないとまだまだだと思いますので、捕手としてしっかりやるべきことをやってチームに貢献できたらいいなと思っています」動じないが頑固ではない。「あぁ、もう問題なくやれてると思います」。独特のペースを持つ石川にも、はっきり言わせた。試合前に綿密な打ち合わせがあったわけではないのに、カチッとはまった。イニング前のボール回しを終え、石川はマウンド横で一塁手からボールを受け取る。腰を何度かひねり、屈伸の動きもする。大切なルーティン、大事な時間。松川は立ったまま、それを眺めること10秒。石川がようやくマウンドへ歩くと、松川は腰を落とす。焦らせないし焦らない。マウンド上でさらに関節の動きを確認し、再び10秒間。ベテランが顔を上げたと同時にサインを出す。5回先頭の広島末包に107キロの緩いカーブから入った。石川は「僕もあれ、初球カーブほしいなって思ってたので」と驚いた。他の球種とは力感が異なるカーブ。投げたいタイミングは全ては一致しないが「そこは松川のセンスじゃないっすか」と認める。「田村に近い感じのリードをしてくれる」と経験豊富な男を重ねた。イニング後、近寄る18歳を手で制すること3、4回。"問題なし"のジェスチャーが出れば、松川も深追いはしない。絶妙な距離感。包み込むように、すっぽりと収まった。【金子真仁】

◆広島は床田が6回2安打無失点と順調な仕上がりを見せた。開幕1軍を狙う中村健が七回に適時二塁打。ロッテは開幕投手の石川が制球良く投げて6回2/3を2失点にまとめ、新戦力のゲレーロは初登板で1回を三者凡退と好投した。

◆ロッテの新外国人、タイロン・ゲレーロ投手(31)=前ホワイトソックス3A=が0-2の八回に3番手でマウンドへ。来日初登板を果たした。先頭の上本を157キロの速球で一ゴロ、小園は145キロの変化球で二ゴロ、代打の田中広は一ゴロに仕留めた。) 身長206センチで最速167キロを誇る右腕。この日の最速は159キロで、3人の打者を11球で料理。1回無安打無失点に抑えた。中継ぎで起用する方針の井口資仁監督(47)は12日の入団会見で「彼は持ち味である打点の高いところからのストレートは非常に魅力的」と活躍に期待を寄せている。持ち球は直球、ツーシーム、スライダー。オフに米国フロリダ州マイアミで練習し、チェンジアップに取り組んでいる。

◆開幕1軍入りを目指す広島のドラフト3位ルーキー中村健(トヨタ自動車)がオープン戦初打点をマークした。七回2死一、二塁で外角の真っすぐを引っ張り、左越えへ適時二塁打。「いいスイングができてチームの得点につながることは自分にとって大きい」と安堵した。15日に続く2試合連続の二塁打で、外野の定位置争いに必死に食らい付いている。「毎日がラストチャンスという気持ち」と意気盛んだった。

◆ロッテのドラフト1位新人の松川(市和歌山高)は開幕投手の石川と組み、好リードした。打者の狙いを外すように考えながら工夫し「しっかり試合中も話し合いながらできた」とうなずいた。高校出1年目での開幕戦で先発マスクをかぶれば、2006年の西武の炭谷(現楽天)以来となる。井口監督は「その(石川と松川の)バッテリーでいくんじゃないですかね」と重役を任す考えだ。キャンプから堂々とした様子でここまで来た新戦力は「開幕1軍、先発出場は目標にやっている。やるべきことをやってチームに貢献したい」と力強く語った。

◆2年ぶり3度目の開幕投手を務めるロッテ・石川は6回2/3を5安打2失点、8奪三振。99球を「直球の制球はもう少しでしたが、全体的に良かったです」と振り返った。バッテリーを組んだ松川のリードについては「問題なくやれている」と褒め、25日の楽天との開幕戦に向けて「もう少し精度を高めたい」と気を引き締めた。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
921 0.818
(↑0.018)
-
(-)
58
(+3)
27
(-)
2
(-)
7
(-)
0.273
(↓0.002)
0.000
(↑2.51)
2
(-)
DeNA
832 0.727
(↑0.027)
1
(-)
50
(+8)
34
(-)
8
(-)
10
(-)
0.277
(↓0.001)
0.000
(↑2.63)
3
(1↑)
阪神
633 0.667
(↑0.042)
2
(-)
51
(+9)
34
(+6)
7
(+2)
11
(-)
0.254
(↑0.004)
0.000
(↑2.3)
4
(1↓)
ORIX
750 0.583
(↓0.053)
2.5
(↓1)
49
(-)
38
(+3)
2
(-)
11
(-)
0.261
(↓0.001)
0.000
(↑2.88)
5
(-)
ソフトバンク
652 0.545
(↓0.055)
3
(↓1)
52
(+6)
51
(+9)
11
(+2)
9
(+1)
0.245
(↑0.003)
0.000
(↑3.31)
5
(-)
日本ハム
652 0.545
(↓0.055)
3
(↓1)
39
(+5)
36
(+7)
13
(+1)
4
(-)
0.213
(↑0.001)
0.000
(↑1.87)
7
(-)
中日
670 0.462
(↓0.038)
4
(↓1)
34
(-)
39
(+4)
7
(-)
4
(-)
0.225
(↓0.005)
0.000
(↑2.49)
8
(-)
西武
560 0.455
(↑0.055)
4
(-)
31
(+7)
32
(+5)
8
(+1)
8
(-)
0.228
(↑0.003)
0.000
(↑2.57)
9
(-)
広島
571 0.417
(↑0.053)
4.5
(-)
35
(+2)
57
(+1)
5
(-)
2
(-)
0.235
(↓0.004)
0.000
(↑4.72)
10
(-)
ロッテ
372 0.300
(↓0.033)
5.5
(↓1)
31
(+1)
39
(+2)
6
(-)
9
(+1)
0.215
(↓0.007)
0.000
(↑3.22)
11
(1↑)
巨人
382 0.273
(↑0.073)
6
(-)
25
(+4)
49
(-)
12
(+1)
2
(-)
0.205
(↑0.005)
0.000
(↑3.83)
12
(1↓)
ヤクルト
391 0.250
(↓0.023)
6.5
(↓1)
34
(-)
53
(+8)
2
(-)
11
(+1)
0.226
(↓0.004)
0.000
(↑3.32)