1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 0 | 1 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 |
勝利投手:堀田 賢慎(1勝0敗0S) 敗戦投手:松葉 貴大(1勝1敗0S) 本塁打 |

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◆巨人は先発・堀田が5回3安打無失点。開幕ローテーション入りへ、大きく前進した。一方、中日はオープン戦初登板となったロドリゲスとR.マルティネスがともに1回を投げて無失点。勝ちパターンとして期待される両助っ人が仕上がりの良さを示した。
◆今季は自信しかない! 巨人の中田翔内野手(32)が、得点力不足に苦しむチームを救う"4番初アーチ"を放った。 不動の4番・岡本和が15日の同戦から上半身の違和感で欠場となり、2試合連続で4番で先発。6回1死一、二塁、藤嶋の内角直球をすくい上げた。8試合連続2得点以下のチームを救う、オープン戦3号3ランで4点のリードをもたらした。4回1死二塁にも先制の中前適時打を放ち、チームとしては14イニングぶりの適時打を放っていた。
◆オープン戦7位の中日と現在最下位で7連敗中の巨人が対戦。中日は松葉貴大投手(31)、巨人は堀田賢慎投手(20)の先発。
◆19年ドラフト1位の堀田が、好投で初の開幕ローテ入りに急接近した。オープン戦・中日戦(バンテリンドーム)に先発。11日に支配下再契約し、背番号「91」の初マウンドで躍動した。目安の70球を超える76球でプロ最長の5回3安打無失点4奪三振と「自信にしていけると思う」と貫禄たっぷりの投球を披露した。最大の武器である伸びのある直球に加え、テーマに掲げたカーブを効果的に使った。7球中4球がボール球と成長の余地を残すが、2回2死一塁から同世代のスター・石川昂の目線を狂わせた。カウント1-1からの3球目、110キロカーブで空振り。追い込んで優位に立ち、5球目チェンジアップで中飛に打ち取った。「カウント球や空振りを取れたのは、収穫かなと思います」と好感触を得た。オープン戦3試合で10回無失点と0行進。圧倒的な結果で開幕ローテをたぐり寄せた。
◆19年ドラフト1位の堀田賢慎投手(20)が開幕ローテ入りを視界に捉えた。オープン戦の中日戦に先発。プロ入り後、最長の5回3安打無失点で好投した。 直球にカーブを有効的に織り交ぜ、勝負どころは、チェンジアップとフォークで切り抜けた。5回2死一、二塁は、代打山下を内角147キロ直球で空振り三振で締めた。ここまでオープン戦は3試合に登板し10回無失点。「5イニング投げることができて自信にしていけると思う」とうなずいた。29日からの開幕2カード目、ヤクルト3連戦でのデビューを狙う。「この後の回復具合だったり、肘の状態は自分の中で確認しながら次の登板に向けて調整していきたい」と話した。▽巨人桑田投手チーフコーチ(先発で好投した堀田の開幕ローテ入りについて)「そうですね。あとは監督にいろいろと、アドバイスもらいながら、2、3日中には確定したいなと思っています」
◆巨人ドラフト1位の大勢投手(22=関西国際大)が9球で試合を締めた。4点リードの9回に登板。「このまま勢いに乗って次の試合も臨めるようなピッチングを」と、この日最速156キロだった直球主体で押し込んだ。 登板順の関係で抑えの役割を担ったが「ゆくゆくは任せてもらえるような選手になりたい」と意欲十分。原監督は「そういう選択肢もないとは言わない」と笑顔で語った。
◆巨人中田翔内野手(32)が、得点力不足に苦しむチームを救う豪快な"自信しかないん打"をお見舞いした。 オープン戦・中日戦(バンテリンドーム)の6回1死二、三塁、藤嶋の内角直球をすくい上げた。左翼席中段に運ぶ豪快なオープン戦3号3ラン。確信の一打に「打席の中でいい意味でいろいろ考えながら、1球1球に対応出来ている。すごくいい感じ」と好感触を得た。冷静で地道な積み重ねが実を結んだ。今年から日本ハム時代に対戦の少ないセ・リーグ投手の印象をベンチでノートにメモ。「スライダーこうだった、真っすぐは、(スピード)ガンは140キロそこそこだけど、もっと速さを感じたとか、力強さを感じたとか。思ったことは素直に書いてます」。打席で冷静に頭を働かせ、オープン戦で打率3割5分5厘、3本塁打。22年の言葉に掲げる「自信しかない」を体現している。4番が打てば、チームも勢いづく。岡本和が上半身の違和感で前日の同戦から欠場。2試合連続で4番に座り"4番初アーチ"など全4打点を挙げる活躍を見せた。連敗を7でストップし、8試合連続2得点以下だった現状を打破。「このままの流れで、スムーズに入っていけたら」。開幕まで10日を切った。圧倒的な自信で開幕を待ちわびる。【小早川宗一郎】
◆中日松葉貴大投手(31)が開幕ローテ入りを決めた。4回に1点を失ったが、15個のアウトのうち、9個を内野ゴロに打ち取り、5回63球3安打1失点と好投。「持ち味はテンポとゴロを打たせること。今日も実践できた」と話した。立浪監督も「素晴らしい」と絶賛。18日開幕のセンバツに母校東洋大姫路が出場。「うれしかった」と、ヤクルト原らと後輩にTシャツをプレゼント。ともに球春を盛り上げる。
◆巨人・岡本和真内野手(25)が2戦連続で先発を外れた。試合前の打撃練習は行わず、三塁でノックを受けるなどして体を動かした。上半身に違和感があり、15日の試合も大事を取って欠場していた。岡本和が担ってきた4番には、中田翔内野手(32)が2戦続けて先発で名を連ねた。
◆巨人・中田翔内野手(32)が「4番・一塁」で先発出場し、1-0で迎えた六回にオープン戦3号となる左越えの3ランを放った。藤嶋が投じた直球を一閃。8試合連続2得点以下にとどまっていた打線で存在感を放った。
◆巨人の堀田が育成から支配下選手となって初登板し、開幕ローテーション入りへ大きく前進した。5回を3安打無失点で4三振を奪い「5回をしっかりと投げ終えられたことが良かった」とほっと息をついた。テーマに掲げたカーブで緩急をつけ、カウントを整えた。五回2死一、二塁では代打の山下を追い込み、147キロの速球で空振り三振に仕留めた。「少しずつ、意識してやってきた部分が成果として出てきているのかな」と手応えを語った。プロ1年目に受けた右肘の靱帯再建手術を乗り越え、3年目の20歳で飛躍しようとしている。桑田投手チーフコーチは「内容も良かった。すごく収穫のある試合になった」とたたえた。
◆中日は抑えのR・マルティネスにつなぐ継投の顔ぶれが変わりそうだ。この日は昨季まで先発だったロドリゲスが七回、ソフトバンクから加入した岩崎が八回に登板しいずれも無失点。新しい継投順に立浪監督は「こういう配置になっていくのかな」と話した。岩崎は常時150キロを超える直球が光った。三振こそ奪えなかったが、内野ゴロで三者凡退。「振り遅れたファウルも多くなってきた」と手応えを深めた。
◆巨人が4-0で快勝し、連敗を7で止めた。4番に座った中田が打線を引っ張った。四回に均衡を破る中前適時打を放つと、六回は左越え3号3ラン。2安打4打点と活躍した。開幕ローテーション入りを狙う堀田は5回ゼロ封と好投した。背番号は「032」から「91」に変わった。育成選手から支配下に復帰し、初めて上がった実戦のマウンド。先発した巨人・堀田は5回3安打無失点と好投し、新たな船出を飾った。「スタートラインに立った。支配下になれてうれしい気持ちはあったけど、結果を残していかないと1軍に入れない」開幕ローテーション入りを狙う高卒3年目右腕は、自らに言い聞かせていた。身長185センチから投げ下ろす直球が持ち味。この日は最速151キロを計測し、中日打線に威力を見せつけた。もちろん直球一辺倒ではない。テーマは明確だった。カーブの制球だ。他の持ち球はスライダーやチェンジアップ。「(打者の)目線を外す球を一つでも持っておけば、すごい楽になる」。武器の直球を最大限に生かすため、春季キャンプから取り組んできた。二回の高橋周との対戦では、初球に112キロのカーブを投じてストライクを取った。5球目に147キロの直球を捉えられて右前打こそ許したが、緩急をつけた投球をテストするという意図が伝わってきた。課題に向き合い、オープン戦4度目の登板で自己最長の5回を投げ切った20歳。先発枠入りが現実味を帯びてきた。
◆開幕ローテーションが有力な中日の松葉は存分に持ち味を発揮した。5回を投げて3安打1失点。テンポ良く低めに球を集め、内野ゴロは九つを数えた。「持ち味はテンポの良さとゴロを打たせる投球。これはプロ野球選手である以上、変えずにという気持ちがある」とぶれはない。唯一の失点は四回。中田に対して直球を低めに投げきれず、二遊間を抜かれて先制を許した。「ゴロの安打は割り切っている」と言いつつも「もう半個ぐらい低めなら、弱い打球になったんじゃないか」と細かい制球を反省点に挙げた。
◆巨人が快勝し、オープン戦の連敗を7で止めた。4番を務めた中田が打線を引っ張った。四回に均衡を破る中前適時打を放つと、六回は左越え3号3ラン。2安打4打点と活躍した。打った瞬間、本塁打を確信する豪快なアーチをかけた。1-0の六回1死二、三塁。2試合連続で4番に座った中田が3号3ランを放った。カウント0-1から中日・藤嶋の直球を一閃。左翼席中段まで運んだ。12日のオリックス戦(京セラ)以来の一発。ゆっくりとダイヤモンドを一周した。四回にも先制点となる中前適時打を放っており、2安打4打点と大暴れだ。15日には原監督が「やっぱり、存在感はあるよね」と評していた。上半身の違和感で2試合連続でスタメンを外れた岡本和に代わって4番に座る中田が、この日も存在感を示した。チームは試合前の時点で7連敗中だった。8試合連続で2得点以下とつながりを欠いていた打線を背番号10がバットで引っ張る。
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
9 | 2 | 1 | 0.818 (↑0.018) | - (-) |
58 (+3) | 27 (-) | 2 (-) | 7 (-) |
0.273 (↓0.002) | 0.000 (↑2.51) | |
2 (-) |
DeNA |
8 | 3 | 2 | 0.727 (↑0.027) | 1 (-) |
50 (+8) | 34 (-) | 8 (-) | 10 (-) |
0.277 (↓0.001) | 0.000 (↑2.63) | |
3 (1↑) |
阪神 |
6 | 3 | 3 | 0.667 (↑0.042) | 2 (-) |
51 (+9) | 34 (+6) | 7 (+2) | 11 (-) |
0.254 (↑0.004) | 0.000 (↑2.3) | |
4 (1↓) |
ORIX |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↓0.053) | 2.5 (↓1) |
49 (-) | 38 (+3) | 2 (-) | 11 (-) |
0.261 (↓0.001) | 0.000 (↑2.88) | |
5 (-) |
ソフトバンク |
6 | 5 | 2 | 0.545 (↓0.055) | 3 (↓1) |
52 (+6) | 51 (+9) | 11 (+2) | 9 (+1) |
0.245 (↑0.003) | 0.000 (↑3.31) | |
5 (-) |
日本ハム |
6 | 5 | 2 | 0.545 (↓0.055) | 3 (↓1) |
39 (+5) | 36 (+7) | 13 (+1) | 4 (-) |
0.213 (↑0.001) | 0.000 (↑1.87) | |
7 (-) |
中日 |
6 | 7 | 0 | 0.462 (↓0.038) | 4 (↓1) |
34 (-) | 39 (+4) | 7 (-) | 4 (-) |
0.225 (↓0.005) | 0.000 (↑2.49) | |
8 (-) |
西武 |
5 | 6 | 0 | 0.455 (↑0.055) | 4 (-) |
31 (+7) | 32 (+5) | 8 (+1) | 8 (-) |
0.228 (↑0.003) | 0.000 (↑2.57) | |
9 (-) |
広島 |
5 | 7 | 1 | 0.417 (↑0.053) | 4.5 (-) |
35 (+2) | 57 (+1) | 5 (-) | 2 (-) |
0.235 (↓0.004) | 0.000 (↑4.72) | |
10 (-) |
ロッテ |
3 | 7 | 2 | 0.300 (↓0.033) | 5.5 (↓1) |
31 (+1) | 39 (+2) | 6 (-) | 9 (+1) |
0.215 (↓0.007) | 0.000 (↑3.22) | |
11 (1↑) |
巨人 |
3 | 8 | 2 | 0.273 (↑0.073) | 6 (-) |
25 (+4) | 49 (-) | 12 (+1) | 2 (-) |
0.205 (↑0.005) | 0.000 (↑3.83) | |
12 (1↓) |
ヤクルト |
3 | 9 | 1 | 0.250 (↓0.023) | 6.5 (↓1) |
34 (-) | 53 (+8) | 2 (-) | 11 (+1) |
0.226 (↓0.004) | 0.000 (↑3.32) |
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