西武(☆4対1★)日本ハム =オープン戦1回戦(2022.03.15)・ベルーナドーム=
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日本ハム
0000001001301
西武
04000000X4400
勝利投手:今井 達也(1勝2敗0S)
(セーブ:平井 克典(0勝0敗1S))
敗戦投手:根本 悠楓(0勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】ヌニエス(1号・7回表ソロ)

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◆西武は、先発・今井が4回2安打無失点。走者を許しながらも、要所を締める投球で結果を残した。一方の日本ハムは、ヌニエスがオープン戦1号となるソロを放つなど2安打を記録。期待の新外国人が、持ち前の長打力を見せつけた。

◆日本ハム新庄剛志監督(50)が試合前練習で"億千万の胸騒ぎ"? 1軍に合流した新外国人ジョン・ガント投手(29=ツインズ)のブルペン投球に熱視線を送った。6日に来日後は隔離期間を経て2軍に合流していた。この日初めて対面したBIGBOSSは変化球を織り交ぜての投球練習を捕手の真後ろで、じっくりと見守った。 ガントはメジャー通算24勝右腕で推定年俸は2億4000万円プラス出来高という大型1年契約で入団した。新庄監督も昨年12月に獲得が発表された際は「本当にウチに来てくれるの? すごいピッチャーだね。YouTubeで映像を見て、思わず『いいね!』押しちゃいそうになったよ。先発ローテに入って、力を発揮してくれるんじゃないかと期待しかない!」とコメントを残していた。

◆試合前、グラウンドで「SAVE THE HOPE ライオンズ オレンジリボン運動」で集まった寄付金の贈呈式が行われた。 同活動は、西武のコミュニティープロジェクト「L-FRIENDS」で掲げている「こども支援」の基本理念「青少年の健全育成」の一環として、こども虐待をなくすことを呼びかける市民運動「オレンジリボン運動」に賛同し実施しているもの。募金活動やチャリティーオークションならびにチャリティーグッズの売り上げから経費を除いた250万円が、プレゼンターを務めた山田遥楓内野手(25)から認定特定非営利活動法人、児童虐待防止全国ネットワーク理事長の吉田恒雄氏へ手渡された。また、プロジェクトに賛同し、西武とパートナーシップを締結したauじぶん銀行株式会社からも、募金活動およびSAVE THE HOPE円定期預金への預入金額の一定割合を寄付金とした668万3681円が寄付された。寄付金は子ども虐待防止の啓発のための事業、オレンジリボン活動の運営などに役立てられる。山田は「『SAVE THE HOPEライオンズオレンジリボン運動プロジェクト』にご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。こどもたちが僕たちのプレーで勇気づけられたり、夢を持ってくれたらうれしいなと思います。また、試合を見てくれているすべての人たちがワクワクするような試合やプレーを届けられるよう頑張ります」とコメントした。

◆西武ベテランコンビが存在感を発揮した。 2回、先頭の栗山巧外野手がファウル4つで日本ハム根本に9球を投げさせ、四球で出塁。そこから塁が埋まり、押し出し四球でまず1点。なお2死満塁で中村剛也がスライダーを捉え、右中間へ走者一掃の3点適時二塁打を放った。「ベルーナドームでもランナーをかえせて良かったです」とニッコリ。新名称となった本拠地でのオープン戦初戦で、頼もしかった。

◆支配下昇格を目指す日本ハム古川侑利投手(26)が好救援を見せた。4点ビハインドの5回からマウンドに上がり、2イニングを投げ3三振を奪うなど無失点。オープン戦は4試合連続で無失点投球となった。 昨年12月にトライアウトを受けたベルーナドームで、支配下昇格に向けて大きなアピールを見せた。

◆日本ハム吉田輝星投手(21)が3番手として登板。先頭の鈴木に三塁線に痛烈な打球を放たれたが、渡辺が横っ跳びで好捕。2死から中村に安打を許すも、山川を左飛に打ち取り1回を無失点に抑えた。「小学生のころから先発で、1イニングだけ投げるのはケガから復帰した時くらい。先発の時みたいに様子見で入るのは違うと思うし、入り方やどのくらいの力で投げるかが難しかった」と振り返った。 ここまでオープン戦は3試合に救援登板し、いずれも無失点。開幕をリリーフで迎える可能性も浮上してきた。「中継ぎをやるなら勝ちパターンで7、8、9回とかを投げたい。将来的には先発としてもやりたいので、そこにつながる投球ができれば」と中継ぎ起用にも意欲を示した。

◆西武今井達也投手は4回2安打無失点だった。前回8日のDeNA戦は、初回先頭への四球から3失点。 「立ち上がりは、いつも不安定。1人目から全力で」と初回から、この日最速155キロと飛ばした。この日も初回先頭に四球も、後続を断ち、そのまま0を重ねた。「立ち上がりは力んで投げていたと(捕手の)森さんとも話しました。力みすぎず、抜きすぎず。ちょうどいい負担で真っすぐを、もっと投げられたら」と開幕までの課題を口にした。

◆入団会見前の新助っ人が来日初アーチを放った。日本ハムの新外国人レナート・ヌニエス内野手(27=ブルワーズ3A)が7回、西武田村から、抜けた内角の変化球を左翼席に運んだ。 12、13日の教育リーグでは変化球に苦戦して快音は響かなかったが、修正力の高さを見せた。第1打席でも安打を放っており、オープン戦は5打数4安打。新型コロナウイルスの影響で来日が遅れ、8日にチームに合流したばかり。入団会見もまだ行えていないが、ここまで頼もしい姿を見せている。

◆西武が2回に中村剛也内野手(38)の3点適時二塁打などで4点を挙げ、4-1で勝利。日本ハムは2年目の根本悠楓投手(18)が4回2安打ながらも6四球と乱調。7回にヌニエスの来日初アーチで1点を返すも及ばなかった。

◆西武今井達也投手(23)は立ち上がりから飛ばした。「立ち上がりはいつも不安定だったので。よーいスタートの1人目からしっかり全力で入れるように、ということを意識しました」と、初回にこの日最速155キロを出すなど、最初から全力だった。前回8日のDeNA戦では、初回に先頭への四球から3失点。その反省を踏まえた。 だが、この日も日本ハム先頭高浜に四球を与えた。違ったのは、その後だ。続く近藤にはオール直球勝負。「力負けしないように」。強い当たりを打たれたが、二ゴロ併殺で押し切った。3番石井は左飛。そのまま0を重ね、4回2安打無失点で終えた。降板後は、捕手の森と「立ち上がりは力んで投げていた。力みすぎず、抜きすぎず、ちょうどいい負担で真っすぐをもっと投げられれば」と確認した。辻監督も初回先頭を反省点として指摘したが「その後はしっかり抑えた」と評価した。次は、中5日でオープン戦最終戦となる21日ヤクルト戦に投げる。開幕2カード目、日本ハム戦の初戦先発が濃厚だ。

◆入団会見前の新助っ人が来日初アーチを放った。7回に日本ハムの新外国人レナート・ヌニエス内野手(27=ブルワーズ3A)が、西武田村の高めに抜けた変化球を左翼席に運んだ。「最高の気分。ファームで調整している間も打撃コーチとしっかり練習してきて、それがいい形で結果として出たと思う」と喜んだ。新庄ビッグボスも「60本くらい打つんじゃない? ヒットを(笑い)」と冗談を交えながらご満悦の様子で評価した。 12日、13日の教育リーグでは変化球に苦戦する場面が目立ったが、修正力の高さを見せた。第1打席でも安打を放っており、オープン戦は5打数4安打となった。新型コロナウイルスの影響で来日が遅れ、8日にチームに合流したばかり。「まだ試合のリズムに慣れないといけない段階なのでもっと状態を上げていきたい。日本人投手は投球フォームも違い、変化球が多い印象があるので、ビッグボスから言われているように、できるだけ多くの投手と対戦して早く対応できるようにしたい」と意気込んだ。入団会見もまだ行えていないが、ここまで頼もしい姿を見せている。

◆BIGBOSS待望の助っ人大砲が実力発揮だ。日本ハムのレナート・ヌニエス内野手(27=ブルワーズ3A)が15日、西武とのオープン戦(ベルーナドーム)で12球団の新外国人第1号となる来日初アーチを放った。7回に左翼ポール際へ特大のソロ本塁打。コロナ禍で来日が遅れ、いまだ入団会見も終わっていない長距離砲の、あいさつ代わりの1発に新庄剛志監督(50)も今後への期待を膨らませた。新庄監督は、ゆっくりとダイヤモンドを1周するヌニエスをベンチに腰掛けて頼もしく見守った。7回1死。新助っ人がフルカウントから高く浮いた変化球を捉え、左翼ポール際へ特大の来日1号ソロ。「すごい。しっかりタイミングを速く取ってボールとの距離がしっかりあるから全ていいスイング」と、試合後に絶賛したBIGBOSSは「60本くらい打つんじゃない? ヒット(笑い)」と、口も滑らかだった。ヌニエスは「日本での初ホームランは、最高の気分」と振り返った。コロナ禍が続いた今季。新外国人は2月のキャンプには参加できなかった。入国制限が3月に緩和されると、同3日に12球団の新外国人で最も早く来日した。8日に1軍合流し、同日からのロッテ2連戦(鎌ケ谷)は代打で2打数2安打1四球。この日は来日初スタメンで2回に右前打。4回は右飛で打率10割を切ったが、7回には12球団の新外国人で最速の1号。ここまで打率8割と、幸先よくスタートを切った。新庄監督が感じていた通りの打撃を披露している。昨年11月に獲得が発表された際は「彼は打つよ。軸足に体重をしっかり乗せて体が前に突っ込まないフォームなのよ。右方向に打球が飛んでいなそうだけど、引っ張ることに関しては一流だね」とコメント。ここまで引っ張って2本の長打を含む3安打。BIGBOSSの見立て通りだ。ヌニエスは「ビッグボスから言われているように、開幕までにできるだけ多くの投手と対戦して早く対応していけるようにしたい」とコメント。昨季リーグワースト78本塁打だった打線の救世主となる可能性を感じさせるが、新庄監督は太鼓判はまだ押さない。「タイガース時代からオープン戦でガンガン打ってて途中で帰ったやつもいたしね。まだね、相手も(ヌニエスを)知らない。研究されて苦しくなった時にどう対応していくか。頭のいい外国人が、やっぱりいい結果を残すと思う」とハッパを掛け、期待をした。【木下大輔】

◆西武・中村剛也内野手(38)が「3番・三塁」で出場し、第2打席に3点適時二塁打を放った。「打ったのはスライダー。ベルーナドームでもランナー返せてよかった」今季から改名された本拠地「ベルーナドーム」で迎えた初のオープン戦。1-0の二回2死満塁の好機で迎えた打席で、左腕・根本のスライダーをはじき返した打球は右中間を破る走者一掃の二塁打となった。13日に行われたロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)でも、オープン戦初アーチとなる2ランを含む2打数2安打をマークするなど、21年目のベテランが開幕へ向け順調な仕上がりを見せている。

◆日本ハムの根本は4回で6四球を与え、先発ローテーション入りへ不安を残した。二回は4四球で押し出しの後、中村に走者一掃の二塁打を浴びる独り相撲となり「コースぎりぎりを狙いすぎた部分があり、ボール先行の投球になってしまった」と反省した。それでも許した安打は2。持ち前の緩急を生かして三、四回は立ち直り「もっと真っすぐで押していく投球もできれば、より幅が広がる」と収穫も得ていた。

◆本拠地ドームの〝生き字引〟が、こけら落としで躍動した。現役最多442本塁打を誇る西武・中村剛也内野手(38)は15日、日本ハムとのオープン戦で3安打3打点の大暴れ。今季から新名称となった本拠地初戦で活躍し「ベルーナドームでもランナーをかえせて良かった」と拳を握った。1点を先制した直後の二回2死満塁。左腕・根本のスライダーを右中間にはじき返し、走者一掃の二塁打とした。五、七回にも左前打を放ち2試合連続の複数安打。オープン戦の打率を・409(22打数9安打)まで上げた。本拠地の名称が「西武ドーム」だった2002年に大阪桐蔭高からドラフト2巡目で入団。その後、球場は「インボイスSEIBUドーム」を皮切りに5度改称され、今年3月に埼玉・上尾市の通販大手ベルーナが命名権を取得した。19年7月には「メットライフドーム」で球団生え抜き初の通算400号を放つなど慣れ親しんだ舞台。ドーム球場となって以降の全名称でグラウンドに立った21年目のベテランが、新たな門出をバットで祝った。辻監督は「相変わらずいいね」と目を細めた。開幕まで9日。「やってきたことを特別変えることなく、いつも通りで臨みたい」。中村は頼もしく言い切った。(石井孝尚)

◆12球団の〝新助っ人1号〟を放り込んだ。日本ハムのレナート・ヌニエス内野手(27)が、西武戦で名刺代わりの来日初アーチを放ち「最高の気分。もっと状態を上げていきたい」と息を弾ませた。「6番・一塁」で来日初スタメン。第1打席の右前打で3試合連続安打とすると、見せ場は七回1死にきた。フルカウントから田村が投げた123キロのカーブを一閃。左翼席中段に突き刺し、開幕スタメンに前進した。メジャー通算56発を誇る右の強打者。新庄監督は契約合意時に「彼は打つよ」と〝予言〟していた。この日の一発にも「バットの出方がいい。60本くらい打つんじゃない......ヒット」と笑いを誘いつつ期待を高めた。チーム本塁打数は3年連続リーグワースト。待望の大砲候補は「開幕までに多くの投手と対戦して、早く対応していけるように」と気合を入れた。(箭内桃子)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
821 0.800
(↑0.022)
-
(-)
55
(+14)
27
(+3)
2
(-)
7
(+1)
0.275
(↑0.022)
2.510
(↓0.06)
2
(1↑)
DeNA
732 0.700
(↑0.033)
1
(-)
42
(+4)
34
(+2)
8
(+1)
10
(-)
0.278
(↓0.004)
2.630
(↑0.06)
3
(1↓)
ORIX
740 0.636
(↓0.064)
1.5
(↓1)
49
(+3)
35
(+14)
2
(-)
11
(-)
0.262
(↓0.006)
2.880
(↓1.16)
4
(1↑)
阪神
533 0.625
(-)
2
(↓0.5)
42
(+3)
28
(+3)
5
(+2)
11
(+1)
0.250
(↑0.005)
2.300
(↓0.08)
5
(1↑)
ソフトバンク
642 0.600
(-)
2
(↓0.5)
46
(+3)
42
(+3)
9
(+1)
8
(+1)
0.242
(↑0.005)
3.310
(↑0.03)
5
(2↓)
日本ハム
642 0.600
(↓0.067)
2
(↓1)
34
(+1)
29
(+4)
12
(+1)
4
(-)
0.212
(↓0.009)
1.870
(↓0.21)
7
(-)
中日
660 0.500
(↑0.045)
3
(-)
34
(+6)
35
(+2)
7
(+1)
4
(-)
0.230
(↑0.005)
2.490
(↑0.14)
8
(1↑)
西武
460 0.400
(↑0.067)
4
(-)
24
(+4)
27
(+1)
7
(-)
8
(-)
0.225
(↓0.007)
2.570
(↑0.19)
9
(1↓)
広島
471 0.364
(↓0.036)
4.5
(↓1)
33
(+6)
56
(+10)
5
(-)
2
(-)
0.239
(↑0.002)
4.720
(↓0.55)
10
(1↑)
ロッテ
362 0.333
(↑0.083)
4.5
(-)
30
(+10)
37
(+6)
6
(+3)
8
(+2)
0.222
(↑0.012)
3.220
(↓0.29)
11
(1↓)
ヤクルト
381 0.273
(↓0.027)
5.5
(↓1)
34
(+2)
45
(+4)
2
(-)
10
(-)
0.230
(↓0.005)
3.320
(↓0.06)
12
(-)
巨人
282 0.200
(↓0.022)
6
(↓1)
21
(+2)
49
(+6)
11
(-)
2
(-)
0.200
(↑0.003)
3.830
(↓0.25)