1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 6 | 2 | 0 |
楽天 | 0 | 3 | 1 | 3 | 3 | 0 | 4 | 0 | X | 14 | 19 | 3 | 0 |
勝利投手:田中 将大(2勝0敗0S) 敗戦投手:山岡 泰輔(1勝2敗0S) |

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◆楽天は、打線が19安打14得点を記録。3安打をマークした西川を中心に状態の良さを示した。対するオリックスは、先発・山岡が4回途中7失点と乱調。シーズン開幕に向けて、不安が残る結果となった。
◆キャンプ中に右ふくらはぎを痛めて出遅れていたオリックスT-岡田外野手が、オープン戦初スタメンで開幕OKをアピールした。「6番一塁」で出場。2回の第1打席で田中将の甘い直球を捉えて右翼線二塁打。他の2打席も四球出塁した。「しっかり振っていけたし、打ちにいく中で見逃したりもできた。不安なくできました。あとは(実戦)感覚をしっかり養わないと」と開幕へギアを上げていく。
◆楽天ドラフト2位、安田悠馬捕手(22=愛知大)がプロ初の3安打で開幕マスクへアピールした。 8番捕手でフル出場。2回1死二、三塁にはオリックス山岡から右前打を放って2打点を挙げた。5回に中前打、6回に左前打とすべて追い込まれてからの安打で「余裕も出てきたし視野が広がった。(開幕スタメンは)ずっと目標にしてきたので、それを持ち続けたままやっていきたい」。オープン戦10試合で打率3割8厘、8打点と好調だ。
◆楽天田中将大投手が強風に乱された。先頭を安打で出した4回、3連続四球で押し出すなど2失点。過去2試合は計7回を無安打無失点だったため、今季対外試合初失点となった。 当初5回まで投げる予定が、球数が80球に達して4回限りで降板。「風の影響で単純にストライクが入らなかった。タフなシチュエーションでしたけど、シーズン前にこういう経験ができたのは良かった」。あと1試合調整登板をへて、開幕に臨む。
◆楽天浅村栄斗内野手が今季初実戦で快音を響かせた。1回の第1打席は見逃し三振に倒れたが、先頭の3回、オリックス山岡の初球スライダーに対応した。 左翼フェンス直撃の二塁打として「久しぶりの中で変化球にも対応できたし、自分のタイミングで振れた。まあまあだと思います」と上々の滑り出し。後続の犠飛で全力疾走し、4点目のホームを踏んだ。昨年11月のクライマックスシリーズで左肩を負傷。春季キャンプから2軍調整を続け、8日に1軍に合流した。バットは十分に振ってきた。ただ、長らく生きた球と対峙(たいじ)していなかった。「投手に対してどう反応できるかが一番大事。実戦に入って1球でも多く見られればいい」と、16日も2打席に立つ。次カードの中日戦(バンテリンドーム)からは内野守備にも就く予定で、着々と状態を上げている。
◆オリックス紅林弘太郎内野手が故郷の静岡に錦を飾る2安打を放った。市内の駿河総合を卒業して丸2年。 「家族や友達も来てくれていたので気合が入りました。打ててよかった」。昨年のオープン戦に続く2安打に胸を張った。田中将のフォークを左前に運ぶなど内容も充実。この日も3番に入り、吉田正、杉本との新クリーンアップを2試合連続で結成した。下位を打った昨年と違い、打線のキーマンに成長している。
◆オリックス山岡泰輔投手(26)が意外な形で入団以来6年連続の開幕ローテを確実にした。楽天戦でオープン戦初先発し、10安打7失点で4回途中降板。結果は最悪だったが、中嶋監督は「内容は良かった。大丈夫」と合格点を与えた。 昨年9月に右肘のクリーニング手術を受けたことで、元エースも先発バトルの真っただ中。そんな状況でも、指揮官は「どれだけ打たれても構わないから」と、ある指令を出していた。初回は2三振を含む完璧な立ち上がり。2回から突然、集中打を浴びた。だが山岡はマウンドで笑みも浮かべ、試合後も悲愴(ひそう)感は一切なかった。「やりたいことができた。新しいスタイルというか、こういうことをやったことがなかったので、いいきっかけになった。(失点は)想定内です。監督と話して、試したことが重要なので」。言葉の端々から察すると、配球面の工夫があったようだ。得意のスライダーを含め変化球を多投したが、真相はやぶの中。監督も本人も「言えない」と不敵に笑った。もう1つのテーマは球数だった。昨年6月以来となる81球を投げたが、右肘も異常なし。本拠地開幕の2カード目、この日と同じ楽天戦の先発が確実になった。元エースが新しいオプションを携えて帰ってくれば、鬼に金棒だ。【柏原誠】
◆楽天の新外国人、クリス・ギッテンス内野手(28)が試合前練習からチームに合流した。 入団会見でポーズを決める楽天のクリス・ギッテンス) 193センチ、113キロの巨体から繰り出すパワフルな打撃が持ち味の右打者。フリー打撃では26スイング中、2本の柵越えを披露した。初練習を終え、「少年のような、初めて野球をやったときのような気持ちで今日、グラウンドに立ちました」と心境を明かした。石井監督は「明るいプレーヤーだと思います。なので心配はないと思います」と話し、ポイントゲッターとして期待を寄せた。
◆「8番・捕手」で先発した楽天のドラフト2位・安田悠馬捕手(22)=愛知大=が1-0の二回、追加点となる右前2点打を放った。「打ったのはチェンジアップです。タイミングはずらされてしまいましたが、いい所に転がってくれました」1死二、三塁で迎えた第1打席。カウント2-2から先発・山岡の初球、114キロのチェンジアップを捉えた。「次も頑張ります」と振り返った。
◆楽天・鈴木大地内野手(32)が4-2の四回に代打で途中出場。追加点となる右前適時打を放った。「打ったのはストレートです。興奮しました。熾烈(しれつ)なレギュラー争いが続いているなかで結果を出せてよかったです」。場面は1死一、二塁。カウント1-0から先発・山岡の139キロの直球を捉えた。「切り替えてこの後も頑張ります」と前を見据えた。
◆楽天・田中和基外野手(27)が8-2の五回に代打で途中出場。走者一掃の左越え2点三塁打を放った。「打ったのはストレートだと思います。大学の後輩との勝負だったので気合が入りました」。2死一、二塁、カウント3-2から母校・立大の4学年後輩にあたる中川颯の133キロの直球を振りぬいた。「最近全然アピールできていなかったので、打ててよかったです」と笑顔を見せた。打線が爆発し、チームは五回終了時点で14安打10得点の猛攻を見せた。
◆楽天はルーキー捕手の安田が3安打2打点をマークした。浅村はオープン戦に初出場して三回に二塁打を放った。田中将は押し出しを含む4四球と制球に苦しみ、4回2失点。オリックスの山岡は先発で四回途中10安打7失点と崩れた。
◆昨年11月のクライマックスシリーズ中に左肩を痛めた影響で出遅れていた楽天の浅村が「3番・指名打者」で今年初めて対外試合に出場し、三回に左翼フェンス直撃の二塁打を放った。山岡の初球の低めのスライダーを捉え「久しぶりの中で変化球に対応できたし、自分のタイミングで振れた」と自身初安打の手応えを口にした。キャンプは2軍で調整し、8日に1軍に合流した後も打ち込みを行うなど、じっくりと状態を整えてきた。「あくまでもシーズンが大事。今の結果というより、自分のやりたいことを打席の中で表現できたらいい」と泰然と話した。
◆楽天の田中将は強風を受けて4四球と制球が乱れ、4回2失点だった。4―0の四回は無死一塁から3連続四球で押し出し「風の影響で球が思うように動かない。単純にストライクが入らなかったし、球をなかなか思うように操れなかった」と苦笑いを浮かべた。オープン戦とあって「タフなシチュエーションではあったが、こういう経験ができて良かった」と前向きに捉えた。21日の巨人戦がシーズン前最後の登板となる見込み。「きょうの反省を踏まえ、また頑張っていく」と意気込んだ。石井監督(19安打で14得点の打線に)「しっかりと選手がいいコンタクトをしてくれている」鈴木大(四回に適時打)「熾烈なレギュラー争いが続いている中で結果を出せて良かった」
◆オリックスのT―岡田が二回にオープン戦初安打を放った。田中将の高めの直球を右翼線付近にはじき返して二塁打。四、六回はしぶとく四球を選び「しっかり振れていたし、打ちにいく中で見逃すこともできた」と手応えを口にした。キャンプ途中に右ふくらはぎの違和感で別メニュー調整となっていた。プロ17年目となる34歳の強打者は「体は大丈夫なので、しっかり感覚を良くしていきたい」と開幕を見据えた。(静岡)紅林(地元静岡で2安打)「友達や知り合いが来てくれていたので気合が入った」
◆楽天のドラフト2位・安田悠馬捕手(22)=愛知大=が「8番・捕手」で出場。3安打2打点の大活躍で開幕スタメンへ前進した。「(欲を言えば)長打がほしいけど、ヒットが出てくれたので、最悪OKみたいな感じかなと思います」。二回1死二、三塁で迎えた第1打席で相手先発、山岡のチェンジアップを右前2点打。四回は107キロのカーブを中前へ、六回は左前へ弾き返し、実戦で初の猛打賞をマークした。大学通算32本塁打の強打者は、3安打全て追い込まれてからの変化球を捉えた。オープン戦の8打点はチームトップ。石井監督も「ルーキーだからとか関係なく先頭に立ってやっていってもらえれば」と期待を込めた。チーム待望の〝打てる捕手〟がアピールを続ける。(加藤次郎)
◆オープン戦2度目の先発となった楽天・田中将大投手(33)は4回3安打2失点。強風が吹き荒れる中で、四回無死一塁から3連続四球で押し出し、今季の対外試合初失点。「ボールをなかなか操ることができなかったという所」と悔しさをにじませた。開幕前の登板は21日の巨人戦(東京ドーム)が最後。「反省も踏まえて、また明日から頑張っていきます」と前を向いた。
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
8 | 2 | 1 | 0.800 (↑0.022) | - (-) |
55 (+14) | 27 (+3) | 2 (-) | 7 (+1) |
0.275 (↑0.022) | 2.510 (↓0.06) | |
2 (1↑) |
DeNA |
7 | 3 | 2 | 0.700 (↑0.033) | 1 (-) |
42 (+4) | 34 (+2) | 8 (+1) | 10 (-) |
0.278 (↓0.004) | 2.630 (↑0.06) | |
3 (1↓) |
ORIX |
7 | 4 | 0 | 0.636 (↓0.064) | 1.5 (↓1) |
49 (+3) | 35 (+14) | 2 (-) | 11 (-) |
0.262 (↓0.006) | 2.880 (↓1.16) | |
4 (1↑) |
阪神 |
5 | 3 | 3 | 0.625 (-) | 2 (↓0.5) |
42 (+3) | 28 (+3) | 5 (+2) | 11 (+1) |
0.250 (↑0.005) | 2.300 (↓0.08) | |
5 (1↑) |
ソフトバンク |
6 | 4 | 2 | 0.600 (-) | 2 (↓0.5) |
46 (+3) | 42 (+3) | 9 (+1) | 8 (+1) |
0.242 (↑0.005) | 3.310 (↑0.03) | |
5 (2↓) |
日本ハム |
6 | 4 | 2 | 0.600 (↓0.067) | 2 (↓1) |
34 (+1) | 29 (+4) | 12 (+1) | 4 (-) |
0.212 (↓0.009) | 1.870 (↓0.21) | |
7 (-) |
中日 |
6 | 6 | 0 | 0.500 (↑0.045) | 3 (-) |
34 (+6) | 35 (+2) | 7 (+1) | 4 (-) |
0.230 (↑0.005) | 2.490 (↑0.14) | |
8 (1↑) |
西武 |
4 | 6 | 0 | 0.400 (↑0.067) | 4 (-) |
24 (+4) | 27 (+1) | 7 (-) | 8 (-) |
0.225 (↓0.007) | 2.570 (↑0.19) | |
9 (1↓) |
広島 |
4 | 7 | 1 | 0.364 (↓0.036) | 4.5 (↓1) |
33 (+6) | 56 (+10) | 5 (-) | 2 (-) |
0.239 (↑0.002) | 4.720 (↓0.55) | |
10 (1↑) |
ロッテ |
3 | 6 | 2 | 0.333 (↑0.083) | 4.5 (-) |
30 (+10) | 37 (+6) | 6 (+3) | 8 (+2) |
0.222 (↑0.012) | 3.220 (↓0.29) | |
11 (1↓) |
ヤクルト |
3 | 8 | 1 | 0.273 (↓0.027) | 5.5 (↓1) |
34 (+2) | 45 (+4) | 2 (-) | 10 (-) |
0.230 (↓0.005) | 3.320 (↓0.06) | |
12 (-) |
巨人 |
2 | 8 | 2 | 0.200 (↓0.022) | 6 (↓1) |
21 (+2) | 49 (+6) | 11 (-) | 2 (-) |
0.200 (↑0.003) | 3.830 (↓0.25) |
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