1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 | 1 |
楽天 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | X | 5 | 9 | 0 | 1 |
勝利投手:弓削 隼人(2勝0敗0S) (セーブ:西口 直人(0勝0敗1S)) 敗戦投手:エスコバー(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆楽天は、先発・岸が6回2失点の好投。シーズン開幕へ向け、順調な仕上がりを披露した。対するDeNAは、3番・オースティンがオープン戦1号となるソロを記録。不振が続いていた助っ人に、待望の一発が飛び出した。
◆DeNA大貫晋一投手(28)が、球審から何らかの指摘を受けた直後、楽天小郷に同点ソロを浴びた。1点リードの2回1死走者なし、小郷への初球が高めに抜けた後、球審がタイムをかけ、斎藤チーフ投手コーチをマウンドに呼び、ジェスチャーを交えながら、会話した。ゲームが再開し、1ボールからの2球目、小郷に右翼席へソロを運ばれた。後続を断ち、2回が終わった直後には三浦監督が球審のもとを訪れ、確認を行った。
◆DeNAドラフト4位の三浦銀二投手(22=法大)が、2回を無失点に抑えた。 2イニング目の7回先頭で銀次と対戦。一塁線へのライナーを田中俊が好捕し、「ぎんじ対決」を制した。前回登板の5日のオリックス戦は2回途中5失点でKO。「前回登板よりストレート、変化球ともに打者へ向かっていくことができ、収穫が多かったです」と振り返った。
◆DeNAドラフト6位の梶原昂希外野手(22=神奈川大)が、変則左腕から適時三塁打を放った。 1点を追う7回2死二塁。楽天渡辺佑に対し、カウント3-1からのスライダーを見逃した後、「(直球と)どっちも対応できるように準備して、反応で打った」と同じスライダーを右中間に運んだ。三浦監督は「本人が喜怒哀楽を出さないからね。もっと喜ぶかと思ったけど」と笑顔で話した。
◆楽天岸孝之投手(37)が、6回を6安打2失点にまとめた。球数は今季最多の99球。 「投げている感じも良かったし、いろいろなシチュエーションで投げることができたのでよかった」とうなずいた。2回2死三塁でソトにスライダーを中前適時打とされ、6回は先頭のオースティンに直球を捉えられてソロ本塁打を許した。それでも、打者を追い込んでからのカーブが要所で効果的に決まり、失点はこの2点に抑えた。「(カーブは)カウントを取る球と追い込んでからのボール球というところで、投げ分けはできた。欲を言えばチェンジアップがもう少し低めに、というか落ちてくれたら良かったというのはあるが、結果的にはそんなに」と手応えをつかんでいた。
◆楽天黒川史陽内野手が、開幕1軍入りと定位置奪取へアピールを続けている。「 8番二塁」で先発すると、3回先頭で迎えた第1打席は、カウント0-2から外角低めのスライダーを右前打。5回無死二塁の第2打席では、同じくカウント0-2から高めのカットボールをはじきかえし、中前適時打を放った。2安打1打点で、オープン戦での打率も3割と好調。智弁和歌山から入団し、昨季までは開幕2軍スタート。3年目の今季は「なんとか1軍に食らいついていけるようにしたい」と引き締めていた。主な守備位置は二塁と三塁。浅村、茂木、鈴木大ら主力がひしめくが、レギュラー入りも譲らない。「打席を自分から奪い取る気持ちでやっていかないと。普通には与えられないと思うので、もっとアピールして打席にいっぱい立ちたい」と奮い立つ。飛躍の1年とするため、がむしゃらに目の前の結果にこだわっている。▽楽天石井GM兼監督(開幕1軍を目指す若手に) 一生懸命やってきて結果を出して、というところはくんであげたい。そうは言っても枠が決まっている。まだまだ競争は続く。人選というのはすごく悩みます。
◆DeNA大貫晋一投手がシーズンに向け、強靱(きょうじん)な精神力を身に付ける。 1点リードの2回1死。楽天小郷への初球が抜けた後、球審にタイムをかけられた。相手打者からの指摘を受け「ロジンで手元がモヤッとして見づらいんで拭くとか、払うとか、少しにしてくれ」と言われ、直後の2球目に右翼席へたたき込まれた。「自分の弱さ。予期せぬ事態になっても気持ちをもう1回入れ直して、自分のピッチングができないと」と反省した。ロジンで思い起こされるのは、昨夏の東京五輪。日本ハム伊藤が韓国戦で同じような指摘を受けた後、再びロジンを手にした「追いロジン」が注目された。大貫もそのシーンを思い返しながら「相当、気持ち強いなと。僕は(追いロジンを)できなかった。あれくらい強靱(きょうじん)な精神力をつけたいです」と言った。この日は5回3失点でゲームメーク。先発が濃厚な開幕2戦目に向け、メンタルとともに細部を詰めていく。【久保賢吾】▽DeNAオースティン(6回に楽天岸からオープン戦1号ソロ) いいスイングができたと思うし、いい投手に対して、こういう結果が出たことはよかった。
◆楽天・小郷裕哉外野手(25)が0-1の二回、同点に追いつくオープン戦1号ソロを放った。「打ったのはストレートです。昨日の夜、今日解説をしている鉄平さんの打撃理論の動画をみたのでそれを参考にしたら打てました」1死、走者なしで迎えた第1打席。カウント1-0から先発・大貫の140キロの直球を右中間席へ運んだ。打撃理論を参考にした鉄平氏は球団OBで2009年に打率・327で首位打者を獲得。立正大から入団4年目の小郷は「鉄平さんありがとうございます。この後も頑張ります」と感謝を口にした。
◆楽天・黒川史陽内野手(20)が2-1の五回、追加点となる中前適時打を放った。「打ったのはストレートです。石井監督に『ロジンをつけて打ってみたら?』と言われたのでつけてみたら、本当に打てました」無死二塁で迎えた第2打席。カウント0-2から先発・大貫の144キロの速球を詰まりながらもしぶとく中前へ運んだ。
◆DeNA・大貫晋一投手(28)が先発。オープン戦3度目の登板は、5回81球を投げ5安打3失点、5奪三振だった。一回を三者凡退、二回先頭の島内も三振に仕留めたが、続く小郷の打席で石山球審から注意を受けた。「(滑り止めの)ロジンで手元がモヤっとして見づらいので、拭くか払うか、少しにしてくれという話でした」。元々「手汗がすごい」という右腕は、これまでも人より多めにロジンをつけて投球しており「(指摘されたのは)3回目くらい」と明かした。ロジンといえば、昨夏の東京五輪で日本ハムの伊藤大海投手(24)が韓国戦で相手から指摘を受けるも、勘違いもあり再びロジンをつける"追いロジン"が話題となった。この日、直後に小郷に一発を浴びた大貫は、注意による影響は否定した上で「(伊藤は)あの後に追いロジンした。相当気持ち強いなと思いました。あれくらい強靱(きょうじん)な精神力をつけたいですね」と語り、指摘を受けた滑り止めについては、対策を考える意向を示した。
◆DeNAのドラフト4位・三浦銀二投手(22)=法大=が六回から2番手で登板。2回1安打無失点の力投でアピールした。「前回登板より直球、変化球ともに打者へ向かっていくことができ収穫が多かった。今日できたことを継続して、走者を出塁させた後の精度も上げていきたい」前回5日のオリックス戦(横浜)で初先発するも、打者11人に対して4安打3四球で2回持たず途中降板となった。悔しさをバネに、中6日の登板で〝リベンジ〟。三浦監督も「ゾーン内で勝負できていたと思うし、走者を出しながらもタイミングを変えたりとか。ボールの切れもあったし、粘れたので良かった」と評価した。
◆楽天・岸孝之投手(37)が12日、DeNAとのオープン戦(静岡)に先発。6回、99球を投げ、6安打2失点と役割を果たし「投げている感じも良かったですし、色々なシチュエーションで投げることができた」と納得の表情を浮かべた。二回、ソトに中前適時打、六回にオースティンに1号ソロを浴び、2失点も要所を締めた。代名詞でもある110キロ前後のスローカーブをカウント球や決め球で低めに制球。二-五回まで得点圏で走者を背負ったが最少失点切り抜け、クオリティスタート(先発で6回以上、自責点3以下)を決めた。石井監督も「ランナー背負ってからが勝負。ロケーションの良いボールを投げきってくれている印象があった」と評価。先発ローテーションでは開幕投手・則本の次、カード2戦目での登板が予想される。「このままけがなく元気な姿で日々を送ることが一番大事」。プロ16年目、通算141勝右腕が開幕へ向け調整を進める。(加藤次郎)
◆途中出場のD6位・梶原(神奈川大)が1点を追う七回、2死二塁で変則左腕・渡辺佑から右中間へ同点の適時三塁打を放った。「うまく風に乗ってくれた。1点が欲しい場面だったので、仕事はできたかな」。いずれも打率3割を超えた昨季のレギュラー、オースティン、桑原、佐野に加え、日本ハムから大田が加入。外野の定位置争いが過熱する中、ルーキーも目標の開幕1軍へ猛アピールした。
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
ORIX |
7 | 2 | 0 | 0.778 (↑0.028) | - (↓0.5) |
45 (+10) | 17 (+2) | 1 (-) | 11 (+2) |
0.276 (↑0.008) | 1.580 (↓0.06) | |
2 (1↑) |
楽天 |
6 | 2 | 1 | 0.750 (↑0.036) | 0.5 (↓0.5) |
35 (+5) | 24 (+3) | 2 (+1) | 6 (-) |
0.234 (↑0.007) | 2.730 (↓0.03) | |
2 (1↑) |
日本ハム |
6 | 2 | 2 | 0.750 (↑0.036) | 0.5 (↓0.5) |
33 (+4) | 22 (+1) | 11 (+1) | 4 (+1) |
0.227 (↑0.007) | 1.520 (↑0.06) | |
2 (1↓) |
DeNA |
6 | 2 | 2 | 0.750 (↓0.107) | 0.5 (↑0.5) |
38 (+3) | 26 (+5) | 7 (+1) | 10 (-) |
0.294 (↓0.006) | 2.630 (↓0.3) | |
5 (1↑) |
阪神 |
5 | 3 | 1 | 0.625 (↑0.054) | 1.5 (↑0.5) |
37 (+3) | 23 (-) | 3 (-) | 9 (+1) |
0.250 (↓0.004) | 2.250 (↑0.29) | |
6 (1↓) |
ソフトバンク |
5 | 4 | 1 | 0.556 (↓0.069) | 2 (↓0.5) |
36 (+5) | 34 (+11) | 7 (-) | 7 (-) |
0.233 (↓0.007) | 3.270 (↓0.91) | |
7 (-) |
中日 |
4 | 6 | 0 | 0.400 (↓0.044) | 3.5 (↓0.5) |
24 (-) | 32 (+3) | 5 (-) | 3 (+1) |
0.225 (↓0.016) | 2.790 (↓0.06) | |
8 (-) |
広島 |
3 | 6 | 1 | 0.333 (↓0.042) | 4 (↓0.5) |
24 (+1) | 46 (+4) | 4 (-) | 1 (-) |
0.232 (↑0.009) | 4.600 (↑0.08) | |
8 (2↑) |
ヤクルト |
3 | 6 | 1 | 0.333 (↑0.083) | 4 (↑0.5) |
27 (+11) | 34 (+5) | 2 (-) | 10 (-) |
0.231 (↑0.024) | 3.280 (↓0.2) | |
10 (2↑) |
ロッテ |
2 | 5 | 2 | 0.286 (↑0.119) | 4 (↑0.5) |
17 (+4) | 26 (+3) | 3 (+2) | 6 (-) |
0.208 (↑0.018) | 2.690 (↓0.04) | |
11 (2↓) |
西武 |
2 | 6 | 0 | 0.250 (↓0.036) | 4.5 (↓0.5) |
15 (+3) | 23 (+4) | 5 (+1) | 6 (-) |
0.223 (↑0.012) | 2.860 (↓0.22) | |
12 (2↓) |
巨人 |
2 | 7 | 1 | 0.222 (↓0.028) | 5 (↓0.5) |
17 (+2) | 41 (+10) | 11 (+2) | 2 (-) |
0.197 (↑0.01) | 3.750 (↓0.55) |
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