楽天(☆3対1★)ヤクルト =オープン戦3回戦(2022.03.09)・静岡草薙球場=
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ヤクルト
0000010001501
楽天
00100011X31100
勝利投手:松井 裕樹(1勝0敗0S)
(セーブ:西垣 雅矢(0勝0敗1S))
敗戦投手:星 知弥(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】内山 壮真(1号・6回表ソロ)

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◆楽天は、ローテーションの一角として期待される早川が先発。4回無失点6奪三振と好投し、仕上がりの良さを示した。一方のヤクルトは、内山壮がソロを放つ活躍。開幕一軍入りを狙う2年目捕手が、バットでアピールを見せた。

◆高卒2年目、売り出し中のヤクルト内山壮真捕手(19)が、オープン戦1号本塁打を放った。 1点を追う6回2死、塩見の代打で登場。楽天3番手の酒居の3球目、真ん中に入った134キロを捉え、左中間席最前列に運んだ。「打ったのはストレート。試合前に高津監督に『小さくならず、どんどん思い切っていきなさい』と言われたのでストレート一本に絞って思い切って打ちにいきました。自分のスイングが出来て良かったです」と話した。2月の沖縄・浦添キャンプでは対外試合で5戦連続安打を放ち、高津監督がキャンプMVPに指名した期待の「打てる捕手」。貧打が続いていたチームの今季オープン戦1本目の本塁打で、30イニングぶりの得点をもたらした。

◆高卒4年目のヤクルト浜田太貴外野手が、マルチ安打でアピールした。3打数無安打だった前日8日と同じ「3番左翼」で先発。 1回2死に楽天早川から右前打、7回無死には楽天守護神の松井裕から左翼へ二塁打を放ち「昨日チャンスをもらって結果を残せなかったので、今日は持ち味を見せられたらなと。自分のスイングが出来たと思います」と振り返った。

◆楽天茂木栄五郎内野手(28)がオープン戦初打席初安打で復活をアピールした。 ヤクルト戦に3番三塁で先発し、2打席に立った。1回2死で小川の直球を中前へ。昨年11月に椎間板ヘルニアの手術を受け、8日に1軍に合流していた。「打ちにいく、をテーマに今日はやった。あとは技術のところ、捉えるところを突き詰めればシーズンもいい形で入れると思う。(腰は)万全でできています」と話した。 ▽楽天ドラフト2位安田(途中出場で一塁を守り、8回には適時二塁打)「打ったのはカットボールです。昨日の(右越え3ランの)いいイメージのまま、右方向に打つ意識を持ってうまく打てました」▽楽天早川(ヤクルト村上を2打席連続見逃し三振に仕留めるなど、4回3安打6奪三振無失点)「内容は納得いく投球ではなかった。チェンジアップ以外の球種はもうちょっと精度を上げていければ」

◆8日に1軍合流した楽天藤平尚真投手(23)が、1回を打者3人で切った。 ヤクルト戦の8回に登板すると「三振を取れることをアピールしたい」と変化球で2者連続空振り三振に。最速は球団のスピードガンで149キロを計測した。昨季は同学年の早川が9勝を挙げた一方、5年目で初の1軍登板なしに終わった。「同級生で負けたくない気持ちもありますし、一緒に頑張って優勝できるようにやっていきたい」と、中継ぎでの開幕1軍入りを狙う。

◆助言通り弾!! 高卒2年目のヤクルト内山壮真捕手(19)が、オープン戦1号本塁打を放った。 楽天戦の6回2死に代打で登場。高津監督の「小さくならず、どんどん思い切っていきなさい」の言葉通り、酒居の直球を振り抜いて左中間席最前列へ。「ストレート一本に絞って思い切って打ちにいきました。自分のスイングが出来て良かったです」と振り返った。打線がしめりがちのチームにとっても今季1号となる待望の一打で、30イニングぶりの得点をもたらした。2月のキャンプは対外試合5戦連続安打で打率4割6分7厘。高津監督から「MVP」に選出された期待の星も、前日までの5試合で8打数1安打の打率1割2分5厘と苦しんだ。「トップの位置だったりスイング軌道は意識していて。いい形を見つけられるように意識してやってました」と試行錯誤し、結果に結び付けた。指揮官も「思い切りのいいバッティングを期待していた。見事だったと思います」とうなずいた。11日からは今季初の本拠地神宮でソフトバンク3連戦。アピールの機会も徐々に減りそうだが「少ない打席の中で集中して。いい準備が出来るように」と虎視眈々(たんたん)。「打てる捕手」として開幕1軍をつかみ取る。【鈴木正章】

◆楽天の早川は4回3安打無失点で、毎回の6奪三振と順調な調整ぶりを見せた。オープン戦初出場の茂木は1安打。ヤクルトは開幕投手を狙う小川が4回1失点。2年目の内山壮が代打本塁打を放ち、浜田は2安打でアピールした。

◆ヤクルトの内山壮が代打でソロを放ち、チームにオープン戦8試合目で初本塁打、30イニングぶりの得点をもたらした。0―1の六回2死で酒居の甘く入った速球を強振して左翼席へ放り込み「ストレート一本に絞り、思い切って打ちにいった。感触は良かった」と気持ちよさそうにダイヤモンドを一周した。自身も過去5試合は内野安打1本だけと苦しんでいた。「試合前に高津監督から『小さくならず、どんどん思い切っていきなさい』と言われた。自分のスイングができた」と感謝した。

◆楽天の茂木が「3番・三塁」でオープン戦に初出場し、一回の打席で小川の速球を中前にはじき返した。左飛に倒れた2打席目も含め、ストライクは全て振る積極的な姿勢を見せ「打ちにいくことをテーマにした。あとは技術のところを突き詰めれば、シーズンにもいい形で入れるんじゃないか」とうなずいた。万全の状態で今季に臨むため、昨年11月に腰の手術に踏み切った。2軍キャンプで調整し、8日に合流。「レギュラー争いで勝ち抜けるよう」とまずはチーム内の競争に目を向けた。(静岡)

◆大分・明豊高から入団4年目外野手、浜田が開幕1軍入りをアピールした。長打力が魅力の21歳は「3番・左翼」で先発し、一回に右前打を放つと、七回には左中間二塁打とし「持ち味を見せれたらと思っていた。自分のスイングができたので良かった」。昨季は上半身のコンディション不良で1軍出場がなかっただけに、高津監督は「体の状態をしっかりキープして、いい体の状態でグラウンドに立つことが大前提」とした。

◆開幕投手候補の小川が先発し、4回6安打1失点と上々の内容だった。毎回走者を背負ったが、両サイドを丁寧に突く粘りの投球を披露し、「全体的にバランスよく投げることができたし、ストレートでファウルをとれたのが良かった」とうなずいた。高津監督は今後に向けて「真っすぐの切れと変化球の精度で打ち取っていく投手なので、そこを高めていく必要があると思う」と要望した。

◆七回から途中出場したD2位・安田(愛知大)が八回1死二塁で、5番手・木沢から右越えに適時二塁打を放った。カウント3-1から144キロのカットボールを振り抜き、「結構詰まった感じだったけど、ライトオーバーしてくれて良かった」と喜んだ。8日のヤクルト戦では3ランを含む1試合4打点でオープン戦の球団新人記録をマーク。「昨日の1本で視野が広くなった」とうなずいた。

◆楽天の2年目左腕、早川隆久投手(23)が9日、ヤクルト戦(静岡)でオープン戦に初登板し、先発で4回3安打無失点。6三振を奪う好投を見せた。「チェンジアップの精度はものすごく良かったと思うので継続していけるようにしたい」一回、二回と先頭打者に安打を打たれたが、落ち着いて後続を退けた。三回には圧巻の3者連続奪三振。昨季、外野手部門で初のベストナインに輝くなどブレークした塩見からは130キロのチェンジアップで空振り三振に仕留めた。昨季は9勝7敗、防御率3・86。左投手には珍しく右打者を被打率・221で4本塁打に抑えた一方、左打者に・292、7本塁打と苦戦した。スライダーの向上が左封じの鍵を握る。春季キャンプでは速く鋭く曲がる〝空振りの取れるスライダー〟を目指し、試行錯誤。四回に村上を外角に逃げる球で3球三振としたが、「ワンバウンドのボールで空振り」という理想通りではなく見逃しだった。「もうちょっと手を出してもらえるようなスライダーを目指していきたい」と高い理想を掲げた。「いい打者に対しても早めに決着がつくような投球(がテーマ)。チェンジアップ以外の球種をもうちょっと精度を上げていければ」。レベルアップを果たし、2年目のジンクスを吹き飛ばす。(加藤次郎)

◆あるぞ、開幕1軍!! 石川・星稜高から入団2年目のヤクルト・内山壮真捕手(19)が9日、楽天とのオープン戦(静岡)の六回に代打で出場し、チームのオープン戦1号となる左越えソロを放った。若手の奮起が求められる中、高津臣吾監督(53)が春季キャンプのMVPに選んだ将来の正捕手候補がまたもアピール。球団の高卒2年目野手では2019年の村上宗隆(熊本・九州学院高出)以来となる開幕1軍を目指す。鮮やかな放物線を描いた白球が左翼フェンスを越えた。六回2死から代打で出場した内山壮が、チームのオープン戦1号ソロ。静岡の燕党から拍手を受け、ダイヤモンドを一周した。「感触は良かった。自分のスイングができて良かったです」期待に応える大きな一発だった。試合前、高津監督から「小さくならず、どんどん思い切っていきなさい」と背中を押され、狙いを直球に定めた。そして楽天・酒居の3球目を捉えた。光明が差すアーチだった。試合前の時点で3月は5試合で計2得点。この日も五回までスコアボードに「0」が並び、29イニング連続無得点となっていた。高津監督が若手に対し「結果を恐れないで〝もっともっと〟という気持ちで向かっていってくれたら」と奮起を促すなか、1軍に同行する選手の中で最年少の19歳が一発回答。30イニングぶりの得点を刻んだ。 沖縄・浦添春季キャンプで指揮官からMVPに選ばれた内山壮は、遠征続きの疲れもあってか3月は試合前の時点で8打数1安打と低迷。それでも「少しずついい形を見つけられるように」とトップ(打ちに行った際のグリップの位置)やスイングの軌道を意識しながら試行錯誤してきた。キャンプ中、チーム宿舎の食事会場で提供されたニューヨークチーズケーキにハマった。「(チーム内で)めちゃくちゃ人気で、僕も大好きです」とちゃめっ気たっぷりに笑うが、こと野球となれば〝甘さ〟は一切ない。毎日ノートに反省点を書き、知識を蓄えるなど貪欲に己を磨いている。そんな内山壮の「開幕1軍」が現実味を帯びてきた。高津監督は「すごく思い切りのいい、ああいう打撃を期待していた。見事だった」とたたえ、開幕1軍の可能性については「捕手という特別なポジションなので、いろいろと考えています」と説明した。1年目の昨季は2軍戦で74試合に出場。今季もファームで実績を積ませる考えもあるが、嶋や西田が故障で本調子ではない中、背番号33への期待は高まるばかりだ。高卒2年目での開幕1軍入りとなれば、球団の野手では2019年の村上以来。正捕手の中村でさえ2年目の10年は2軍スタートで、捕手での抜擢(ばってき)となれば異例だ。2年目の昨季に9勝を挙げた星稜高時代の1学年先輩、奥川に続くブレークを狙う。「少ない打席の中で集中して、いい準備ができるように」と内山壮。大きな可能性を秘める未来の正捕手候補が打撃でアピールした。(赤尾裕希)★浜田もアピール 大分・明豊高から入団4年目の浜田太貴外野手も開幕1軍入りをアピールした。長打力が魅力の21歳は「3番・左翼」で先発出場し、一回に右前打、七回には左中間への二塁打を放った。「持ち味を見せられたらと思っていた。自分のスイングができたので良かった」。一昨年にプロ初本塁打を含む3本塁打をマークしたが、昨季は上半身のコンディション不良のため1軍機会出場はゼロ。高津監督は「体の状態をしっかりキープして、いい体の状態でグラウンドに立つことが大前提」とした。

◆昨年11月に腰椎椎間板ヘルニア手術を受けた茂木が「3番・三塁」でオープン戦に初出場。一回の第1打席でヤクルト先発、小川の速球を中前に弾き返し、「1本でて良かったし、これからどんどん試合に出ていくと思うのでその中で結果を出していけたら」と息をついた。8日に1軍に合流したばかり。「レギュラー争いで勝ち抜けるよう」とチーム内の競争に目を向けた。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
611 0.857
(↑0.024)
-
(-)
33
(+2)
19
(+1)
6
(-)
9
(+1)
0.307
(↓0.007)
2.380
(↑0.19)
2
(-)
日本ハム
512 0.833
(↑0.033)
0.5
(-)
24
(+6)
15
(+1)
8
(+2)
2
(-)
0.202
(-)
1.500
(↑0.21)
3
(-)
ソフトバンク
521 0.714
(↑0.047)
1
(-)
28
(+6)
19
(+1)
5
(+1)
4
(+1)
0.241
(↑0.014)
2.130
(↑0.16)
3
(-)
ORIX
520 0.714
(↑0.047)
1
(-)
29
(+2)
14
(-)
1
(+1)
8
(+2)
0.271
(↓0.004)
1.600
(↑0.27)
3
(-)
楽天
520 0.714
(↑0.047)
1
(-)
28
(+3)
19
(+1)
1
(-)
4
(+1)
0.233
(↑0.015
2.800
(↑0.32)
6
(1↑)
阪神
331 0.500
(-)
2.5
(↓0.5)
28
(+2)
22
(+2)
3
(-)
7
(-)
0.240
(↑0.004)
2.760
(↑0.3)
6
(-)
中日
440 0.500
(↓0.071)
2.5
(↓1)
23
(-)
23
(+2)
5
(-)
1
(-)
0.246
(↓0.006)
2.280
(↑0.04)
8
(-)
巨人
251 0.286
(↓0.047)
4
(↓1)
14
(+1)
25
(+6)
8
(+1)
1
(-)
0.171
(↓0.008)
2.910
(↓0.36)
8
(1↑)
広島
251 0.286
(-)
4
(↓0.5)
17
(+2)
37
(+2)
3
(-)
1
(-)
0.208
(↓0.011)
4.630
(↑0.4)
10
(-)
ロッテ
142 0.200
(↓0.05)
4
(↓1)
12
(+1)
20
(+6)
0
(-)
6
(-)
0.203
(↓0.006)
2.590
(↓0.47)
11
(-)
西武
150 0.167
(↓0.033)
4.5
(↓1)
9
(+1)
18
(+2)
3
(+1)
3
(-)
0.203
(↑0.013)
2.940
(↑0.13)
12
(-)
ヤクルト
161 0.143
(↓0.024)
5
(↓1)
12
(+1)
26
(+3)
1
(+1)
8
(-)
0.199
(↓0.005)
3.220
(↓0.02)