DeNA(☆2対1★)西武 =オープン戦2回戦(2022.03.09)・横浜スタジアム=
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西武
1000000001921
DeNA
10001000X2800
勝利投手:石田 健大(2勝0敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝0敗1S))
敗戦投手:松本 航(0勝1敗0S)

本塁打
【西武】外崎 修汰(2号・1回表ソロ)

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◆DeNAは、先発・石田が粘り強い投球で5回1失点。開幕ローテーション入りを目指す左腕が、まずまずの結果を残した。一方の西武は、栗山が2安打を放つなど、全3打席で出塁する活躍。ベテランが健在ぶりを示した。

◆西武外崎修汰内野手(29)がオープン戦2号となる先制ソロ本塁打を放った。 1回1死走者なし。初球の143キロストレートを捉えた。高く上がった打球は左翼ポール際へ。切れずにスタンド中段に飛び込んだ。「ホームランを狙って打席に入ったわけではないのですが、いい球がきたら積極的に打っていこうと思っていたので良かったです。アップルパンチ!!」とコメントした。

◆開幕4番が決まったDeNA牧秀悟内野手(23)が、同点適時打を放った。 1点を追う初回1死一、二塁から、初球カーブにうまくバットを合わせて中前へ運んだ。「落ちてくれと思いながら走りました。先制点を取られた後だったので、すぐに追いつくことができてよかったです」。試合前に三浦大輔監督(48)が「4番は牧でいきます。打線的にも一番座りがいいなと思いますし、他の選手との兼ね合いも含めて、前後の打者も含めて総合的に判断して」と開幕4番を明言した直後だった。牧はこの打席でオープン戦20打数10安打で打率5割となった。

◆西武栗山巧外野手(38)が、洗練されたバットコントロールを見せた。「7番指名打者」で先発。2打数2安打1四球と内容が濃かった。 2回の第1打席、4回の第2打席とも外角のストレートにスムーズにバットを合わせた。うまく引きつけて、美しくレフト前に運んだ。6回の第3打席は1-2と追い込まれたが、ボールは見極め、厳しい球はファウルとして、四球をもぎ取った。3打席とも出塁し、栗山は「オープン戦ですが、アピールの場だとも思いますし、調整の場だとも思っています。試合に出場するからには、という気持ちでやっているので、今日は良かったと思います」と話した。

◆ショートの定位置を争うDeNA大和内野手(34)が、決勝打を放った。 4回の守備から途中出場。同点の5回2死二塁で、中前へ勝ち越し適時打を運んだ。自主トレをともに行った牧と同様、新型コロナウイルスに感染し出遅れたが柴田、倉本、知野とのレギュラー争いでアピール。「(競争を)意識してないと言えばうそになる。でも開幕が全てじゃない。流れで見ていきたい」と冷静に狙っていく。◆DeNAのレギュラー事情 基本布陣の一塁ソト、二塁牧、三塁宮崎、外野は桑原とオースティンが確定。外野の残る1枠は、右腹斜筋肉離れで2軍調整中の佐野の回復次第で流動的。間に合わなければ細川、大田、神里らが争う。遊撃は森が負傷のため開幕絶望の中、柴田、大和、倉本、知野らが連日アピール。捕手は伊藤光が右足を痛め、嶺井と戸柱、山本が候補となりそうだ。▽DeNA石田(5回4安打1失点で開幕ローテーション入りに前進)「開幕6人の枠に入らないといけない立場になるので、アピールしながら結果を出すのが一番だと思ってマウンドに上がっている」

◆DeNA牧秀悟内野手(23)が、開幕4番決定に御礼打を放った。1点を追う1回に中前へ同点適時打。逆転勝利を呼び込み、チームはオープン戦3連勝で単独首位をガッチリキープした。試合前に三浦監督が明言し、60年桑田武以来62年ぶりの2年目の4番に指名された。昨季数々の新人記録を打ち立てた新4番が、最下位から逆襲を図るチームの主役になる。新4番牧のバットは強振がすべてではない。初回、先制された直後の攻撃でいきなりチャンスが回ってきた。1死一、二塁。1ストライクからの2球目、意表を突く110キロのカーブ。タイミングは外されても、体重を残しコンタクト。弧を描きながら中前へ落とす同点打に「いいヒットというわけじゃないが、打点につながる、チームが勝つためのヒット。そういうチームに勢いを付けられるようなバッターになっていきたい」。所信表明通りの打撃だった。最下位から優勝への逆襲を演じるドラマの主役に「4番牧」が指名された。三浦監督から数日前「4番でいくぞ。ドッシリと構えてくれたらいい」と言われ、入りかけた肩の力を抜いた。牧は「小さいときはラミレスさんとか清原さんが"ザ・4番"というイメージはある。自分はまたタイプが違うので、自分らしい4番をつくっていけたら」と3試合連続打点をマークし、チームもそのまま3連勝。オープン戦全8試合4番に入り、打率4割5分5厘、得点圏6割3分6厘と驚異的な数字を残し、勝負強さに磨きがかかっている。2月の春季キャンプに出遅れても、揺るがなかった。新型コロナウイルスに感染したため、隔離期間を経て遅れて2軍キャンプスタート。焦り掛けた裏で、三浦監督の言葉があった。「治ったら焦らずやってくれ」と直電を受け、アクセルとブレーキを踏み分け1軍合流を果たせた。入団2年目選手の開幕4番は球団史上62年ぶり。牧が原動力となったチームは、オープン戦単独首位を走り勢いづいている。「4番で使っていただけるなら、シーズン終わりまでずっと貫いていきたいのが普通。その任された打順で、1年間戦い抜けるように頑張っていきたい」。開幕4番だけで終わらせるつもりはない。日本一の4番まで走り抜ける。【栗田成芳】◆桑田武の開幕4番 DeNAでプロ2年目までに開幕戦4番で先発出場したのは、大洋時代の桑田武しかいない。桑田は牧と同じ中大出身。ルーキーの59年から2年続けて開幕4番・三塁で中日と対戦し、59年は3打数無安打。60年は4打数無安打だった。4番出場試合数は59年120試合、60年100試合。59年の31本塁打は86年清原(西武)とともに新人歴代最多記録で、同年は本塁打王、新人王に輝いた。

◆外野のスタメン、リードオフマン争いに、2試合連続で猛アピールした。西武鈴木将平外野手(23)が「1番左翼」で先発し、4打数2安打1四球とチャンスの起点となった。3回は四球を選び、7回に中前打、9回に左前打を放った。 前日8日は1番中堅で3打数2安打2四球だった。我慢の意識が結果につながっている。「塁に出たいというところで、ただ打つだけではなくて、1球待ってみるとかして、カウントを良くしている。打席で落ちついてバッティングができているのも好調の要因だと思っている」5回の第3打席では初球を狙って二ゴロに倒れたが、打てる球を冷静に見極める。追い込まれても慌てない。この日、5打席で22球を投げさせたのも、1番打者としての働きを示す。オープン戦22打席で三振が0なのも頼もしい。鈴木は「三振しない、しつこく粘る打者を目指していきます」と語った。足の速さも魅力。ただ、走塁の技術には課題も残る。7回は5球目のけん制でアウト。ギャンブルスタートでの盗塁サインで仕方ないと理解を示した上で、辻監督は「走塁術は外崎、源田とかに追いつくまではいっていない。まだまだ勉強ですよ。もっともっと成長してもらわないと困る」。期待が高いからこそ、注文も付けた。昨季の西武は1番打者に11人が座り、固定できなかった。外野のレギュラー争いも横一線の状況。その中で、鈴木の存在感はどんどん増している。指揮官は「今のところは(スタメンを)外さないでしょう。それぐらいの結果を残している。今は1歩リードですよ」とうなずいた。昨季は1軍で27試合出場の打率1割5分8厘。ただ、ファームでは規定未到達ながら、打率3割3分3厘をマーク。飛躍の6年目とする。【上田悠太】

◆DeNA牧秀悟内野手(23)が、開幕4番決定に御礼打を放った。1点を追う1回に中前へ同点適時打。逆転勝利を呼び込み、チームはオープン戦3連勝で単独首位をガッチリキープした。試合前に三浦監督が明言し、60年桑田武以来62年ぶりの2年目の4番に指名された。◆DeNAのレギュラー事情 基本布陣の一塁ソト、二塁牧、三塁宮崎、外野は桑原とオースティンが確定。外野の残る1枠は、右腹斜筋肉離れで2軍調整中の佐野の回復次第で流動的。間に合わなければ細川、大田、神里らが争う。遊撃は森が負傷のため開幕絶望の中、柴田、大和、倉本、知野らがアピール。捕手は伊藤光が右足を痛め、嶺井と戸柱、山本が候補。

◆西武・外崎修汰内野手(29)がオープン戦2号を放った。一回1死から左腕・石田の初球、143キロを強振し、左翼スタンドへ運んだ。「ホームランを狙って打席に入ったわけではないのですが、いい球がきたら積極的に打っていこうと思っていたので良かったです。アップルパンチ!」。3試合ぶりの安打が先制本塁打となった。

◆DeNAは牧が一回に3試合連続となる適時打をマークし勝負強さを示した。先発候補の石田は5回4安打1失点と好投。西武は外崎が一回にオープン戦2号のソロを放った。先発の一角の松本は5回を2失点にまとめた。

◆先発の一角を担う西武の松本は5回6安打2失点だった。3四死球を与えるなどテンポが悪く、97球を要した。「ばたばたしてしまったり追い込んでからカウントがそろったり、そういうところを直していきたい」と修正点を挙げた。セットポジションでの投球を重点的に取り組んでいるが「しっくりきているボールもあれば、あまり良くないボールもある。練習してシーズンに向けてやっていきたい」と話した。(横浜)

◆西武・外崎修汰内野手(29)が「2番・二塁」で先発出場し、オープン戦2号となる先制ソロ本塁打を放った。「バッターが有利なカウントでは、自分のスイングでどんどんいこうという感じでした」。一回に左腕・石田の初球、143キロの直球を左翼席へ運んだ。これまでは打席内で体を動かしてタイミングを取っていたが、この日は「ずれを少なくする」ために動きを抑えて球を呼び込んだ。5日の広島戦以来、3試合ぶりの安打となるアーチで成果を出した。19年に26本塁打を放つなど、同年まで3年連続2桁本塁打をマーク。さらに17年から4年連続20盗塁の走力を誇る。守備では外野もこなし、日本代表にも名を連ねたユーティリティープレーヤーも、ここ2年はけがの影響もあって苦しんだ。それだけに「納得のいく成績を残せていない。試合に使われている以上は期待に応えないといけない」と今季への思いは強い。昨季の最下位からの浮上に、攻守のキーマンとなる外崎は欠かせぬ存在だ。(湯浅大)

◆開幕ローテーションを狙うDeNAの石田が5回4安打1失点と上々の投球を披露した。一回に外崎にソロ本塁打を浴びたが、その後は粘り強さを発揮。毎回走者を背負いながらも、要所で精度の高い球を投げ込み追加点を与えず「6人の枠に入らないといけない立場。いい結果が出て良かった」と安堵した。昨季は救援として開幕を迎えたが、精彩を欠いた。今季は先発として再起を期す。三浦監督は「緩急をうまく使って粘り強く投げていた」と高く評価した。

◆38歳の西武・栗山が2安打1四球と全打席で出塁した。2安打はいずれも左腕の石田の外角球にうまく対応し、3打席目は浜口に追い込まれながらもファウルで粘りながら四球を選んだ。通算2023安打のベテランは「オープン戦ですが、アピールの場だとも思いますし、調整の場だとも思っています」と職人らしく振り返った。

◆DeNA・牧秀悟内野手(23)が9日、西武とのオープン戦(横浜)で一回に左前適時打を放ち、3試合連続の適時打をマークした。試合前には三浦大輔監督(48)が開幕戦の4番打者を「牧でいきます」と明言。新4番は好調を維持して開幕に備える。「(状態は)いい感じになってきている。(4番は)打線の軸。負けているときの一本、勢いをつける一本、そして勝利に関わる打点が大切になってくると思う」数日前に三浦監督から直接、「(開幕戦は)4番でいくぞ」と声を掛けられ、この日を含めオープン戦は全8試合に4番で先発。5試合連続安打でオープン戦は打率・455(22打数10安打)、5打点をマーク。打点王を目標に掲げる背番号2が、2年目にしてチームを背負う覚悟だ。4番打者のイメージについては「(アレックス・)ラミレスさんや清原(和博)さんが『The4番』というイメージがある」と印象を口にしたが、自身は「狙って本塁打を打てるようなタイプではない。自分らしい4番をつくっていけたら」と控えめに話した。入団2年目の開幕4番は球団では1960年の桑田武以来62年ぶりとなる。三浦監督は「打線的にも一番座りがいい。結果を残してくれていますし、それだけの選手。ドンといてくれたらいい」と改めて牧への信頼を口にした。勝利へつながる一打を求めて、牧が〝4番道〟を歩む。(横山尚杜)

◆先発に再挑戦している石田が、5回4安打1失点の好投。一回、外崎に左越えソロを浴びたが、その後は走者を許しながらも粘りの投球を見せた。「いい調整はできている。アピールしながら結果を出すことが一番。いい結果が出て良かった」と胸をなでおろした。2番手の浜口は2回4安打無失点。直球の球威が増し、順調な調整ぶりを示した。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
611 0.857
(↑0.024)
-
(-)
33
(+2)
19
(+1)
6
(-)
9
(+1)
0.307
(↓0.007)
2.380
(↑0.19)
2
(-)
日本ハム
512 0.833
(↑0.033)
0.5
(-)
24
(+6)
15
(+1)
8
(+2)
2
(-)
0.202
(-)
1.500
(↑0.21)
3
(-)
ソフトバンク
521 0.714
(↑0.047)
1
(-)
28
(+6)
19
(+1)
5
(+1)
4
(+1)
0.241
(↑0.014)
2.130
(↑0.16)
3
(-)
ORIX
520 0.714
(↑0.047)
1
(-)
29
(+2)
14
(-)
1
(+1)
8
(+2)
0.271
(↓0.004)
1.600
(↑0.27)
3
(-)
楽天
520 0.714
(↑0.047)
1
(-)
28
(+3)
19
(+1)
1
(-)
4
(+1)
0.233
(↑0.015)
2.800
(↑0.32)
6
(1↑)
阪神
331 0.500
(-)
2.5
(↓0.5)
28
(+2)
22
(+2)
3
(-)
7
(-)
0.240
(↑0.004)
2.760
(↑0.3)
6
(-)
中日
440 0.500
(↓0.071)
2.5
(↓1)
23
(-)
23
(+2)
5
(-)
1
(-)
0.246
(↓0.006)
2.280
(↑0.04)
8
(-)
巨人
251 0.286
(↓0.047)
4
(↓1)
14
(+1)
25
(+6)
8
(+1)
1
(-)
0.171
(↓0.008)
2.910
(↓0.36)
8
(1↑)
広島
251 0.286
(-)
4
(↓0.5)
17
(+2)
37
(+2)
3
(-)
1
(-)
0.208
(↓0.011)
4.630
(↑0.4)
10
(-)
ロッテ
142 0.200
(↓0.05)
4
(↓1)
12
(+1)
20
(+6)
0
(-)
6
(-)
0.203
(↓0.006)
2.590
(↓0.47)
11
(-)
西武
150 0.167
(↓0.033)
4.5
(↓1)
9
(+1)
18
(+2)
3
(+1)
3
(-)
0.203
(↑0.013
2.940
(↑0.13)
12
(-)
ヤクルト
161 0.143
(↓0.024)
5
(↓1)
12
(+1)
26
(+3)
1
(+1)
8
(-)
0.199
(↓0.005)
3.220
(↓0.02)