1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 4 | 10 | 0 | 0 |
中日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 2 | 0 |
勝利投手:山岡 泰輔(1勝1敗0S) (セーブ:K-鈴木(0勝0敗1S)) 敗戦投手:近藤 廉(1勝1敗0S) |
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◆中日は、先発・鈴木が5回6安打無失点。開幕ローテーションの座を狙う右腕が、粘り強い投球を披露した。一方のオリックスは、先発・田嶋が安定したピッチングで4回1失点。シーズン開幕に向けて、順調な仕上がりを見せた。
◆内野のレギュラー取りを狙うオリックス太田椋内野手がオープン戦7打点目を挙げ、12球団トップに立った。 5番三塁で先発。7回1死二、三塁で中前に適時打。出場6試合で5安打7打点を稼ぎ、チームの先輩、杉本や巨人岡本和らを抑えて堂々の1位に。「シーズンでも打てるように頑張りたいです」と笑顔を見せたが、絶好機で凡退した前の打席を振り返り「甘い球を待って仕留められるように」と反省した。
◆中日鈴木博志投手(24)がオリックス戦(刈谷)でプロ入り初先発し、上々のアピールを果たした。パ・リーグ王者のオリックス打線を相手に5回6安打無失点。得点圏に走者を置きながら、新球が威力を発揮し、開幕ローテ入りへ1歩前進した。侍ジャパンの守護神などを務めた大塚投手コーチから伝授された「落ちるカットボール」が生き、相手打線から三振を積み上げた。5回に先頭の若月に二塁打を許したが、佐野皓からツーシームで空振りの三振を奪うと渡部、安達からカットボールで連続三振。最速150キロの直球に130キロ前半のカットボールで封じた。「ピンチのたびに、ここで抑えないといけないと思った。集中力も高まった」。社会人ヤマハ時代の17年の都市対抗予選以来の先発マウンドを振り返った。 17年ドラフト1位で入団し、19年は開幕から守護神を務めたが、6月に2軍落ち。制球難から昨年はサイドスローにフォーム改良し、復活を模索した。「中継ぎの時は悪くなってくると、自分で自分を追い込んだ」。長いトンネルから抜け出すために、昨秋からフォームを上手投げに再出発した。2月の春季キャンプ序盤に落合ヘッド兼投手コーチから先発転向を打診。「ワクワクした。ルーキーの感覚。先発を含め、どこでも投げる気持ちで準備をしていた」。5回無四球の結果につなげた。大野雄、柳、小笠原の先発3本柱は元ドラフト1位。4番手以降には福谷、岡田、高橋宏ら他の1位も候補として並ぶ。「今年は先発のポジションを奪うのもあるが、初心に帰るつもりでやる」。5年目右腕が先発転向で復活の扉を開けた。【伊東大介】
◆中日根尾昂外野手(21)がオリックス戦に「1番右翼」でオープン戦初先発。 8回にオリックス山岡から右中間フェンス直撃の二塁打を放ち4打数1安打。「しっかり打って、試合に出ます」と話した。打撃不振もあり、5日から教育リーグで2試合に出場し、1軍に再合流した。この日、NPBから外野手登録に変更されたことが公示された。
◆中日岡林勇希外野手が肩と足でアピールした。この日は大島がナゴヤ球場で残留練習に参加したため「2番中堅」で先発出場。初回に内野安打で出塁すると、今季初盗塁に成功し、先制のホームを踏んだ。7回1死二、三塁では、中前への打球を捕球し、二塁走者を本塁で刺した。 「送球に関して、大西コーチとやってきて結果が出て良かった。試合に出続けて、ヒットも打ち続けたい」。2年目の成長株が開幕右翼でのスタメンに近づいた。
◆中日ドラフト2位鵜飼航丞外野手(22=駒大)がオリックス山岡泰輔攻略でアピールした。先発田嶋には2三振も、山岡に対戦した6回の第3打席では、宝刀スライダーを左前に運んだ。 「あのスライダーはテレビで見て、えげつないなと思ってました。ミスショットですが、ヒットにできて良かった」。立浪監督からの指示で、この日から日課として宿舎での素振りを強化し、開幕1軍を目指す。
◆オリックス山岡泰輔投手が、先発調整で開幕を目指すことになった。2番手で5回から登板。3回2/3で5安打を浴びながら、毎回の6奪三振で無失点だった。 中嶋監督は今後について山岡と話したことを明かし「どういう調整がいいのかってなったときに、そっちがいいというので任せます」と先発起用する意向を示した。山岡も「先発だったら、開幕ローテに入れるように投げていきたい」と意欲。19年の最高勝率右腕が一角を占めることになれば、厚い先発陣ができあがる。▽オリックス田嶋(オープン戦2度目の先発登板で初回に1失点も、2~4回は完全投球)「反省は初回の投球で探りすぎてしまって、大胆にいけなかったところ。収穫は、修正できたところですね」
◆オリックスの田嶋は4回を1失点で先発の一角の力を示した。右肘手術から復活を期す山岡は3回2/3を投げ得点を許さなかった。安達と杉本が2安打。中日は鈴木が5回を無失点で先発枠入りに前進した。根尾は八回に二塁打を放った。
◆オリックスの田嶋は4回を2安打1失点と好調を維持した。カーブとスライダーの中間の変化球「スラーブ」が効果的に決まって打者のタイミングを外し「今後、使っていけるかなという段階にきている」と手応えを深めた様子だった。一回は暴投が絡んで失点はしたが、二回以降は走者を一人も出さない完璧な内容だった。「初回はマウンドや投球フォームの状態を探りすぎて大胆にいけなかったけどすぐに修正できたことは収穫」と満足感を示した。
◆通算102試合は全て救援だった中日5年目の鈴木にとっては初の先発マウンド。最速150キロの直球とカットボールに切れがあり、5回を無失点と好投し「1イニングずつ(スコアボードに)0を並べられて良かった」と上機嫌だった。一回は3安打を許したが、二回以降は立ち直り無四球で5三振。先発枠入りも見えてくる登板に、立浪監督は「球も速いし、力のある投手。非常に期待が持てる」と好印象を口にした。
◆オリックス・山岡泰輔投手(26)が8日、中日戦(刈谷)に2番手で登板。3回?を無失点と好投した。試合後には、昨年手術を受けた右肘の影響もあり、これまで先発と中継ぎの両にらみで起用法を思案していた中嶋聡監督(52)が、先発として調整させることを明言した。悲願のリーグ連覇、日本一へ、着々とチームの形が整いつつある。右肘手術から復活を目指すオリックス・山岡が、先発調整することが決まった。患部の状態によっては中継ぎ転向の可能性もあったが、逆襲を誓う今季はスターターとして勝負する。「前回よりは修正できたと思います。(意識したのは)フォームのバランスや球の高さといったところですかね。低めにも投げられたので。もう少しという感じもありますけど。もう少しレベルアップしたいのはありますけど、前回に比べたらよかったと思います」0─1の五回から登板し、3回?を5安打無失点。代名詞のスライダーやチェンジアップなどを効果的に織り交ぜ、中日打線に得点を与えず。3回4失点だった前回2日のロッテ戦(京セラ)からキッチリと修正し、結果を出した。これまで山岡の起用法について、先発と中継ぎの両方で可能性を探っていた中嶋監督は、山岡自身に意見を聞いたことを明かした。「後ろとか中(継ぎの調整)はいつでもできるというのがあるので。だったら長いイニングを投げておいた方がいい、と。本人がどういう調整がいいのか、となったときに、そっち(先発)がいい、というのなら僕らは合わせます」。今後は先発調整させることを明言した。「先発だったら開幕ローテに入れるように、投げていきたいと思います」と山岡。右腕が完全復活すれば、山本と右のダブルエースが完成。田嶋、宮城の左のダブルエースを加え、強力な先発陣が組める。オリックスの顔の一人である山岡が、再び輝きを取り戻す。(西垣戸理大)
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
DeNA |
5 | 1 | 1 | 0.833 (↑0.033) | - (-) |
31 (+4) | 18 (+2) | 6 (+1) | 8 (+1) |
0.314 (↓0.006) | 2.570 (↑0.1) | |
2 (1↓) |
日本ハム |
4 | 1 | 2 | 0.800 (-) | 0.5 (↑0.5) |
18 (+5) | 14 (+5) | 6 (+1) | 2 (-) |
0.202 (↑0.031) | 1.710 (↓0.38) | |
3 (1↑) |
ソフトバンク |
4 | 2 | 1 | 0.667 (↑0.067) | 1 (-) |
22 (+6) | 18 (+2) | 4 (+1) | 3 (-) |
0.227 (↑0.007) | 2.290 (↑0.04) | |
3 (1↑) |
ORIX |
4 | 2 | 0 | 0.667 (↑0.067) | 1 (-) |
27 (+4) | 14 (+1) | 0 (-) | 6 (-) |
0.275 (-) | 1.870 (↑0.18) | |
3 (1↑) |
楽天 |
4 | 2 | 0 | 0.667 (↑0.067) | 1 (-) |
25 (+5) | 18 (-) | 1 (+1) | 3 (+1) |
0.218 (↑0.016) | 3.120 (↑0.65) | |
6 (3↓) |
中日 |
4 | 3 | 0 | 0.571 (↓0.096) | 1.5 (↓1) |
23 (+1) | 21 (+4) | 5 (-) | 1 (+1) |
0.252 (↓0.004) | 2.320 (↑0.06) | |
7 (-) |
阪神 |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↑0.1) | 2 (-) |
26 (+10) | 20 (+3) | 3 (-) | 7 (-) |
0.236 (↑0.026) | 3.060 (↑0.01) | |
8 (1↓) |
巨人 |
2 | 4 | 1 | 0.333 (↓0.067) | 3 (↓1) |
13 (+2) | 19 (+6) | 7 (-) | 1 (+1) |
0.179 (↑0.002) | 2.550 (↓0.65) | |
9 (-) |
広島 |
2 | 5 | 0 | 0.286 (↓0.047) | 3.5 (↓1) |
15 (+3) | 35 (+10) | 3 (-) | 1 (-) |
0.219 (↑0.017) | 5.030 (↓0.79) | |
10 (-) |
ロッテ |
1 | 3 | 2 | 0.250 (-) | 3 (↓0.5) |
11 (+5) | 14 (+5) | 0 (-) | 6 (+1) |
0.209 (↑0.03) | 2.120 (↓0.62) | |
11 (1↓) |
西武 |
1 | 4 | 0 | 0.200 (↓0.05) | 3.5 (↓1) |
8 (+2) | 16 (+4) | 2 (+1) | 3 (+1) |
0.190 (↑0.014) | 3.070 (↓0.34) | |
12 (-) |
ヤクルト |
1 | 5 | 1 | 0.167 (↓0.033) | 4 (↓1) |
11 (-) | 23 (+5) | 0 (-) | 8 (+2) |
0.204 (↓0.025) | 3.200 (↓0.38) |
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