阪神(☆3対1★)楽天 =オープン戦3回戦(2022.03.06)・阪神甲子園球場=
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楽天
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阪神
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勝利投手:桐敷 拓馬(1勝1敗0S)
(セーブ:石井 大智(0勝0敗1S))
敗戦投手:瀧中 瞭太(0勝1敗0S)

本塁打
【阪神】糸井 嘉男(1号・4回裏2ラン)

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◆阪神は、先発・桐敷が4回1安打無失点の好投。ドラフト3位ルーキーが、開幕ローテーション入りへ前進した。対する楽天は、先発・瀧中が4回3失点。シーズン開幕へ向けて、課題を残す結果となった。

◆両チームのスタメンが発表された。開幕ローテ6番手争いの生き残りをかける阪神桐敷拓馬投手(22=新潟医療福祉大)がプロ初先発で、甲子園デビューする。佐藤輝明内野手(22)は3試合連続で4番に座り、大山悠輔内野手(27)は「5番三塁」に入った。楽天先発は昨季10勝の滝中瞭太投手(27)。

◆プロ初先発で甲子園デビューした、阪神ドラフト3位桐敷拓馬投手(22=新潟医療福祉大)が4回1安打無失点の好投で、開幕ローテ入りを強烈にアピールした。 ガンケルの登板回避のため繰り上げて登板。1回、先頭の楽天西川に四球を与えたが、落ち着いた投球で1回を終えると、2、3回はテンポよく3者凡退に抑えた。4回は島内に内野安打を許したものの、辰巳を124キロのスライダーで空振り三振を奪い、0封で締めた。「4回無失点で自分のピッチングで粘り強く投げられたと思います。真っすぐとしてはインコースに左バッター、右バッターの両方にインコースに投げることができたので、そこは一番良かったかなと思います」と甲子園デビュー戦で手応えを見せた。桐敷は先発、中継ぎと両にらみでの「先発テスト」だったが、最速144キロの速球とツーシーム、スライダーを交えた攻めの投球が光り、上々のスタートを切った。

◆阪神糸井嘉男外野手(40)が、今季チーム甲子園初本塁打となるオープン戦1号2ランを放った。球場の電光掲示板には打球速度161キロ、打球角度33度、飛距離120メートルと表示された。 2試合ぶりに6番DHで先発。1点リードの4回1死二塁、カウント2-2から右腕滝中の真ん中139キロを捉え、バックスクリーンへ運んだ。本塁を踏むと二塁走者だった近大の後輩、佐藤輝と両手でタッチ。ポーンと跳ね、喜びを表現した。今季甲子園初勝利に貢献し、「寒いです。この時期は外が寒いので、40歳になると、体...動けへん! まあちょっとアップ長めにしたりやってますけど、やっぱりお客さんが入った甲子園は最高なので、それは誰もが分かっていることなので、気持ちいいです」と超人節で振り返った。ベテランの対応力が光った。滝中に緩急で揺さぶられても動じなかった。3球目の95キロカーブはストライクを取られたものの、冷静にバットを止めた。140キロ前後の直球にも食らいつき、ファウルで逃げた末に、甘い球を逃さなかった。 「(開幕スタメンを)目指しているのは目指してますけど、自分の納得いく1日を過ごして、それを継続していくだけだと思います」。レギュラー奪回を目指す41歳シーズン。チーム最年長が最高の形でアピールした。

◆「5番三塁」で先発した阪神大山悠輔内野手(27)が、オープン戦5試合18打席目で初安打を放った。【スコア】 2打席凡退で迎えた6回2死、カウント2-2と追い込まれて右腕吉川の124キロを打ち返し、三遊間を鋭く破った。8回裏2死一塁の第4打席でも、追い込まれてから、右腕西垣の135キロ変化球にバットを折りながら左翼前へ運んだ。キャンプ実戦は打率2割9分2厘と好調だったが、2月下旬からのオープン戦でやや状態を落としていた。待望のHランプをともらせ、この日4打数2安打で周囲を安心させた。

◆楽天滝中瞭太投手(27)が、先発して4回4安打3失点で降板した。2回までは走者を許さない上々の立ち上がり。3回先頭ロハスから3連打を浴びて先制点を献上すると、4回1死二塁で糸井に2ランを浴びた。走者が出てからのクイックモーションでの投球を反省。「ボールが悪いというわけではないが、若干修正しないといけない」と改善に取り組む。【ニッカン式スコア】阪神ー楽天 詳細速報 前回登板の2月27日中日戦(北谷)では3回5失点。「なかなか結果が出せていないので、食らいついていけるように頑張ります」と前を向いた。昨季10勝を挙げ、実績を残した3年目右腕。石井GM兼監督は「前回よりは悪くなかった。いろいろなシチュエーションを呼び起こしていかないといけないので、精度を高めていくことが大事。時間はある。ボール自体はそんなに悪いボールではなかったので、ステップアップはしてるかなと思います」と変わらぬ信頼を寄せていた。

◆楽天ドラフト5位松井友飛投手(22=金沢学院大)が、アピールを続けている。 5回に2番手としてマウンドに上がると、先頭熊谷への初球で153キロをマーク。150キロ超えの直球を連発させ、熊谷を三ゴロ、島田を二ゴロ、木浪を中飛と、打者3人で打ち取った。これで練習試合を含め合計4試合4イニングで無失点。「バッターの目も慣れてきて、僕の真っすぐにも反応してくると思う。負けないためにしっかりとコースを突くことを徹底して、キャンプでやってきたことをもっと徹底したい」と力強かった。好投を続け、開幕1軍入りへ向けての道を切りひらいている最中。石井GM兼監督は「(開幕1軍入りは)どうなんですかね。競争相手はいっぱいいるので。そこはまだ分からないですね」とした上で、「いいアピールはしてくれてると思う。僕のボールは通用しますよとアピールはしてくれている」と評価した。

◆楽天の育成右腕、小峯新陸投手(20)が、殻を突き破った。 7回に4番手として登板すると、先頭梅野への4球目直球で、自己最速を1キロ上回る153キロをマークした。フルカウントからの6球目、152キロ直球で三ゴロに仕留めると、3者凡退でマウンドを降りた。「とにかく腕を振ってストレートで押そうと思ったので、その結果153キロが出て良かった。結構差し込めていたような気がするので、これからもどんどん腕を振って、ストレートで押していければ」と笑顔。支配下登録へ向けて、絶好のアピールとなった。鹿児島城西時代はかなわなかった甲子園のマウンド。初めて聖地で投げることができた。「なによりも高校から夢で、追ってきた場所。投げられて良かった」とかみしめた。高卒3年目。同学年では、ヤクルト奥川やオリックス宮城らが高校時代から躍動する場所でもある。「宮城投手は高校で1回戦ったことがある。やっぱり違うなと、レベルの違いを見せつけられてきた」と打ち明ける。変化球やコントロールの精度を磨き、さらなる成長を図る。「同等にやり合えるぐらいの実力をつけて投げていきたい。絶対に負けたくない」。念願のマウンドで闘志をさらに燃やしていた。

◆3試合連続で4番起用された阪神佐藤輝明内野手が、隙のない走塁でチャンスを作った。四球で出塁した4回1死一塁。6番糸井への初球がワンバウンドになると、すかさず二塁を陥れた(記録は暴投)。直後に飛び出した近大先輩の本塁打をお膳立てする好走塁だった。2回の二直、6回の中飛も当たりは悪くなく、2試合連続無安打でも状態の良さを示した。

◆開幕左翼本命の阪神メル・ロハス・ジュニア外野手(31)が、挽回の二塁打を放った。 7番左翼で先発し、3回先頭の第1打席。右腕滝中に対し左打席で初球140キロを捉えると、打球は中堅左のフェンスを直撃した。2月26日中日戦以来、12打席ぶりの安打。「練習試合ということで、1球目から振っていこうと。チームに勢いを呼び込むことができて本当にうれしかった」と積極性が功を奏したと強調した。矢野監督も「今日くらい積極的に打ちにいく姿勢が相手は嫌だと思う」と評価。「良い打席が少ないから、評価としてはもっともっとやってもらわないと困る」とさらなる状態アップを願う。定位置を争う糸井が本塁打を放った日に、負けじとアピールした助っ人は「去年も悔しい成績になって自信も少しなくしていた。しっかり振って自信を取り戻していきたい」と前を向いた。

◆初の開幕1軍を狙う阪神4年目湯浅京己投手が、3者凡退の力投を見せた。 8回に3番手で登板。最速150キロの直球とフォークを武器に、炭谷、川島を外野フライに打ち取り、最後は小深田をフォークで空振り三振に仕留めた。それでもカウント有利な状況を作れなかったことを悔やみ「今日出た反省を次に生かせられるようにやっていきたい」と引き締めた。

◆チーム最年長の阪神糸井嘉男外野手(40)が、甲子園の空に豪快なアーチを描いた。 「6番DH」で先発。1点リードの4回1死二塁、追い込まれて3球ファウルで粘ってからの8球目、楽天滝中の真ん中139キロを強振。161キロを計測した打球はバックスクリーンへ一直線。ダイヤモンドを1周し、本塁付近で待ち受けていた二塁走者の近大の後輩、佐藤輝にピョンと跳んで両手でハイタッチし、白い歯をこぼした。「追い込まれてから、変化球をファウルで粘れて、真っすぐに対応できたという内容がよかった」飛距離120メートルを記録した1発は今季チームの本拠地1号となった。1万1165人が駆けつけた甲子園での1発に「やっぱりお客さんが入った甲子園は最高。それは誰もが分かっていることなので、気持ちいいです」とニヤリ。ただ、気温10度前後の中での試合に「この時期は外が寒いので、40歳になると、体...動けへん!!」と糸井節でシャウト。「ちょっとアップ長めにしたり、いろいろやってますけど」。寒さ対策とケガ予防への準備を徹底し、今季実戦1号につなげた。2年ぶりの開幕スタメンへ、大きなアピール弾となった。春季キャンプでは初日からフルメニューをこなすなど、精力的に取り組んできた糸井の1発に矢野監督は「いいホームランだったし、キャンプから嘉男の姿勢はずっと見本になってくれているし、よくやってくれてる」と評価した一方で、ロハス、島田、江越、小野寺と争う左翼の開幕スタメンについては「全然決まってない。まだまだ試合が残っているんでね」とさらなる競争を促した。40歳を過ぎてから開幕スタメンとなれば、球団では20年福留(現中日)以来5人目。40代でのスターター返り咲きは球団では史上初だ。糸井は「目指してますけど、自分の納得いく1日を過ごして、それを継続していくだけです」と淡々と話した。衰え知らずの超人のバットが、チームに強烈な刺激を与えている。【古財稜明】▼阪神で満40歳となって以降に、開幕戦でスタメン出場した選手は過去4人。49年若林忠志、75年アルトマン、09~12年金本知憲、18~20年福留孝介。▼30代で開幕スタメン経験のある糸井が、今季の開幕戦にスタメン出場復帰を果たせば阪神では初となる。球界全体で見ると、野手では18年の開幕時に42歳のロッテ福浦和也が、37歳だった13年以来5年ぶりに開幕戦で先発して以来。なお開幕投手では、20年に40歳のヤクルト石川雅規が、37歳の17年以来3年ぶりに務めた例がある。

◆阪神大山悠輔内野手(27)はオープン戦初安打からのマルチ快音で首脳陣をひと安心させた。「5番三塁」で先発。オープン戦17打数無安打で迎えた6回2死での3打席目、2ボール2ストライクから右腕吉川の低めカーブをライナーで左前に運んだ。 さらに8回2死一塁、フルカウントではルーキー右腕西垣の低め変化球に食らいついた。バットを折りながら先っぽで再び左前に持っていき、一、三塁に好機を広げた。状態を落としていた主砲の2安打に、矢野燿大監督(53)も安堵(あんど)の表情。「もちろん結果がきっかけになる。悠輔の中で何か変化があったのかもしれないという感じがもちろんある」と表現した。2月下旬から3月上旬にかけてはHランプから遠ざかり、指揮官からも「いいタイミングのスイングが少ない」と心配されていた。ただ、ピークの照準はもちろん開幕戦だ。矢野監督は「追い込まれてうまく打ったというのはもちろんある」とした上で「早いカウントで仕留めるということも、もうちょっと上がってこないと」とも指摘。残り3週間弱、再び状態を上げていく。【佐井陽介】

◆遊撃で先発した阪神木浪聖也内野手が、ハッスルプレーで先発桐敷をもり立てた。 4回表1死、和田の中前へ抜けそうな当たりをダイブしてキャッチ。素早く一塁送球でアウトにし、無安打投球を続けていた新人左腕を救った。続く島内が放った同じような当たりもダイブで好捕。惜しくも内野安打になったものの、泥だらけになって開幕遊撃へアピールした。

◆ツバメ封じOKだ! 阪神のドラフト3位桐敷拓馬投手(22=新潟医療福祉大)が4回1安打無失点と堂々の甲子園デビューを飾った。楽天打線を相手に持ち味のコーナーを突く投球を披露。沖縄・宜野座キャンプで先発候補に急浮上したルーキー左腕が「甲子園初勝利」を手にした。腰の張りで登板を回避したガンケルの状態次第だが、開幕カードのヤクルト戦(京セラドーム大阪)先発を託される可能性は十分にある。 人生初の甲子園マウンドも落ち着き払っていた。桐敷は初回、先頭の楽天西川へ初球に外角へ144キロ直球、2球目に142キロのツーシームで内角を攻めた。「より厳しいところに投げようと思って」。西川には四球を与えたが、動揺はなかった。2番小深田を142キロで遊飛に打ち取ると、3番和田には捕手が構えた所にズバリ。内角142キロの直球で見逃し三振を奪った。小雨がぱらつき気温10度を下回る甲子園でも、強気の投球が光った。2回、3回とリズム良く3者凡退。4回2死から4番島内に唯一のヒットとなる遊撃内野安打を許したが、後続をきっちり抑えた。持ち味を存分に発揮したデビュー戦に「インコースに投げられたのは一番大きかった。自分のピッチングで粘り強く投げられたなと思う」と納得の表情。キャンプ中から左腕の能力を高く評価する矢野耀大監督も「持っている力をしっかり出せた投球にはなっていた」と当たり前と言わんばかり。次回も先発? の問いに「もちろん」と即答した。開幕カードを任される可能性がある。開幕3戦目が見込まれるガンケルがキャンプ終盤から腰の張りを訴え、この日の楽天戦の登板を回避。2番手で登板予定だった桐敷が急きょ、繰り上げで先発した。助っ人右腕の状態にこの日も福原コーチは「まだまだなところかなと思ってます」と思案顔だ。ガンケルが開幕に間に合わないとなれば、前日5日に矢野監督から及第点を与えられた藤浪とともに、桐敷が開幕カードのヤクルト戦に臨む可能性がある。この日の投球を見せれば、昨年の覇者相手でも期待がもてる。注目度が増すが、左腕は自然体だ。「そういう風に思ってくれるのは本当にありがたいことなんですけど、まずは自分の中では任された場面を投げるという気持ちで。自分の中ではチームで任された場面を投げる、抑えるということを意識しています」。目標としていた「開幕1軍」のさらに向こうへ。まだまだ前進していく。【三宅ひとみ】

◆「9番二塁」でオープン戦初スタメンの熊谷敬宥内野手(26)が、広島菊池涼直伝の「忍者守備」としぶとい打撃でみせた。 2回表の楽天辰己のゴロをダッシュして捕球後、軽やかなスローイングでアウトをもぎ取った。3回無死二、三塁の第1打席では、フルカウントから右腕滝中の127キロスライダーを軽打。先制の中前適時打とし、これが決勝点に。直後には二盗を決め、走攻守でアピールの手を緩めなかった。「僕の中では追い込まれて『なんとか事を起こそう』という気持ちで打席に入った」とタイムリーを振り返り、「まずは守ってこそ。守備からリズムを作っていけたことが今日は良かった」とうなずいた。今オフは中日三ツ俣を介し、9年連続ゴールデングラブ賞の広島菊池涼に弟子入り。1月の2週間、静岡県内で合同自主トレを行った。守備だけでなく打撃フォームも参考にするなど攻守にエキスを吸収。2月のキャンプでは連日の早出特守を敢行し、教えを体に染み込ませてきた。昨季二塁のレギュラーだった糸原を休ませ、熊谷を起用した矢野監督は「スタメンに出たいという気持ちがあいつの中であふれ出てる」と目を細め、「評価できるヒットやったし、だからこそもう一丁、もう1個までやってもらえたら」と求めた。開幕まで残り19日。プロ5年目の26歳が、レギュラー争いをかき乱す存在になる。【中野椋】

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神はドラフト3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が初の甲子園のマウンドで初先発する。ここまでの実戦2試合は中継ぎで登板し、防御率3・00ながら持ち味を発揮してアピールに成功。開幕1軍が濃厚な左腕が先発6番手の枠を狙い、腕を振る。また、佐藤輝明内野手(22)は3試合連続の「4番」に座った。

◆阪神が下位打線の3連打で先制した。0―0の三回。ここまで無安打で7番から始めると、先頭のロハスが中堅フェンス直撃の二塁打。梅野が右前打と二盗で無死二、三塁の好機を作った。ここで熊谷がフルカウントから楽天・滝中の127キロスライダーを捉えて、中前へ先制の適時打。内野の定位置争い中の男がチャンスで結果を残した。

◆阪神のドラフト3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が〝プロ初先発〟。4回1安打無失点と好投した。一回、先頭の西川にいきなり四球を与えたが、小深田を遊飛、和田を見逃し三振、島内を二ゴロに料理し、走者を進めず。二回は3人とも内野ゴロで打ち取ると、三回も三者凡退。四回2死から島内に遊撃への内野安打も、許した安打はこの1本のみだった。初めての甲子園のマウンドで、プロ入り後最長の4回、62球を投げて無失点。目標としている開幕ローテ入りへ大きく前進した。

◆阪神・糸井嘉男外野手(40)が2ランを放ち、追加点を奪った。1―0の四回1死二塁。フルカウントからの8球目、滝中の甘くなった139キロ直球を逃さなかった。捉えた打球は中堅フェンスを越えてバックスクリーンへ。春季キャンプでは矢野監督から野手のMVPに選ばれた超人が、開幕スタメンの座を狙ってアピールした。

◆阪神は甲子園で〝今季初勝利〟となった。D3位・桐敷(新潟医療福祉大)が初の甲子園で、プロ入り後初めて先発としてマウンドに上がった。一回、先頭の西川に四球を与えたが、後続を断つと二、三回はいずれも三者凡退に抑えた。四回2死から島内に内野安打を許したが、安打はこの1本のみ。プロ入り後最長の4回を投げて無失点と好投で開幕ローテ入りをアピールした。打線は三回。ロハスの中堅フェンス直撃の二塁打、梅野の右前打などで無死二、三塁とすると、熊谷の中前適時打で先制した。さらに、四回には糸井がバックスクリーンへ2ラン。春季キャンプで矢野監督からMVPに選ばれた超人が、開幕スタメンへ存在感を示した。

◆阪神のドラフト3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が〝プロ初先発〟。4回1安打無失点と好投した。「4回無失点で自分のピッチングで粘り強く投げられたなと思います。(甲子園のマウンドは)お客さんが入ってる、入っていないでは全然違うなというのは、最初にグラウンドを見て感じました」一回、先頭の西川にいきなり四球を与えたが、小深田を遊飛、和田を見逃し三振、島内を二ゴロに料理し、走者を進めず。二回は3人とも内野ゴロで打ち取ると、三回も三者凡退。四回2死から島内に遊撃への内野安打も、許した安打はこの1本のみだった。初めての甲子園のマウンドで、プロ入り後最長の4回、62球を投げて無失点。目標としている開幕ローテ入りへ大きく前進した。

◆昨季10勝と飛躍した楽天の滝中は4回3失点とぴりっとしなかった。走者を出してから制球にずれが生じ「クイック(投法)が課題という中、できたところ、できなかったところがはっきり分かれた」と思い返した。二回までは3人ずつで片付けたが、三回は先頭からの3連打で失点。四回は1死二塁から糸井に甘い直球をバックスクリーンへ放り込まれた。開幕ローテーション入りが確実視されるが、2月27日の中日戦でも3回5失点と崩れており、早く復調を示したい。「なかなか結果が出せていないので、食らいついていけるように」と気合を入れ直した。

◆阪神は甲子園で〝今季初勝利〟となった。ドラフト3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が初の先発登板で4回1安打無失点と好投。、打線は三回に熊谷中前適時打で先制すると、四回には糸井がバックスクリーンへ2ランを放った。試合後の矢野耀大監督(53)の主な一問一答は以下の通り。--桐敷の投球について「落ち着いて、持っている力をしっかり出せた投球にはなっていたと思うので。これぐらいはやるだろうなと思っていたので、ある意味期待通りというか、もうちょっとよくなるっていうか。縦変化のフォークボールがもうちょっといいと思うんで。あとは、きょうのピッチャー全般にいえるけど、もう1球早く勝負できたらもっといいのかなと。いい意味の課題というか、抑えた中でももっといいピッチング、勝つピッチングっていうところではいい課題も出たので。いい登板になったと思います」--球数も球と少なかった。先発としての適性は感じた「もともと大丈夫だと思っているし。あとはね、投げていけばいくほど研究はされるので。それは誰もが通る道なので、まず今やれるっていうところのものは、何か先発のなかで足りないっていうところは、あまりないかなと思う。先発でも十分やれると思うし、そういう評価をしています」--開幕まで逆算すると投げられる試合も限られる。次も長いイニングで「もちろん先発で」--浜地、湯浅らもテンポ良く抑えた「そうやね。そこの争いが、こっちとしてはもっともっと激しくなってもらいたいというところなんで。湯浅も、(石井)大智も一個一個はいいボールを投げられていたのでその中で、さっき言った、もう一個早く行けるというのが安定感が増すと思うので、さっきの桐敷と同じなんだけど、そういうところを高めていける、抑えた中のいい課題がきょうの投手全体に言えると思うので。そういうところまでは現状来ているので、もっと中身の濃い競争をしてもらえたらうれしいし。誰がどう出てくるか現状分からないもっともっと激しい、レベルの高い競争をしてくれたら。それは楽しみな感じになってきたので」 --小川、浜地のように3回を抑えられる投手が出てきた「もちろん、延長12回というのはあるし。普通に1イニングを抑えることも大切だけど、複数イニングいけるのは本人たちにチャンスが増えるし、こっちもありがたい」--ロングリリーフを想定した上で3イニングを任せた「もちろんそれもあるし、あわよくば先発というのもなくはないし」--糸原が休みの中で熊谷がアピールをした「敬宥(たかひろ)はバッティング練習から、おれもアイツをずっと見ているけど、だいぶレベルが上がったなという風にずっと思っていて、打席がすぐ立てるとこがなかなか作ってやれない状況やったんで、その中でも1打席目にね、しぶといバッティングというのはすぐ追い込まれた中で簡単ではなかったボールだと思うけど、評価できるヒットやったし、だからこそもう一丁っていうね、というところはこちらとしてはどうしても言ってまうんだけど、でもキャンプでも一番数的にもノック受けたのは敬宥やと思うし、自分に欲を持てているというか、足とか、途中からだけじゃなくて、スタメンに出たいという気持ちがあいつの中で溢れ出ている感じはするんで、そういうところから自分からチャンスをね、広げていってくれるようなところまでは来てるんで、あとはもう一丁、もう一個までやってもらえたらなと思ってます」 --レフト争いは糸井が有利な状況か。「いやいや、それは決めてない。レフトは全然決まってない。その中でもいいホームランだったっていうのはもちろんそうだし、ヨシオの姿勢というのはキャンプからずっと見本になってくれてるところも含めてね、ヨシオがよくやってくれてるなっていう印象はあるけど、それはまだまだ試合が残ってるんでね」--すごい飛距離が出てた。パワーも魅力か「それもヨシオだって普通だって思ってるし、特別だと思ってない」--ロハスにも結果が出た。内容は「もちろんいい打席が少ないからね。評価としてはもっと、もっとやってもらわないと困るし。今日の1本でいいのかと言われたら、もちろん評価としては難しいところはある。まあでも今日くらい積極的に打ちにいくという姿勢が相手にとっては嫌だと思うんだけどね。そうしてもボール見て、ボール見てっていう感じの打席が多いので。今日みたいにファーストスイングで仕留めるとか、そういうところを見せてくれるというのは相手としても嫌なんじゃないかと思う」--大山はきっかけにになる「もちろん結果がね、きっかけになるというか、打席のなかで何か自分なりに、打席を多く立ってる人というのは何か工夫しながら打席立つことができるので。悠輔のなかで何か変化というのがあったのかもしれないなという感じがもちろんあるし。結果的に追い込んでうまく打ったというのはもちろんあるし、一方でその前に何て言うのかな、出来るっていうか、ロハスと一緒で早いカウントで仕留めるということも、もうちょっと上がってこないと。球に両方上げるとおいうのは難しいと思うけど」 --打順のことになるがジグザグになると...「もちろんそうなんだよ。理想なんだけど。それは相手のこともあるし、いろいろ考えて」--ファームがコロナだが、斎藤や新人の状態を見てみたい気持ちは「状態見たいなって、向こうは何もやってないし、実戦もやってないのに。見るのは見たいけど、試合ってことでしょ? 投げてないのに無理じゃん」--上に呼んで見ることは「だから、投げないと。練習も止まってて実戦もやってないのに、いきなりこっちに呼ぶってことは、それはできない。やっぱり実戦をある程度やった中で、これくらいの状態なんだなって俺が見れたら見るし、ファームからの報告がこれくらいの状態だよってあれば、こっちに呼べるけど。いま練習が止まって再開しただけでこっちに呼ぶのは無理じゃん」

◆桐敷の特長は、どの球種でもストライクを取れる制球の良さだ。打者からすれば、真っすぐだけでなくフォーク、スライダー、ツーシームなどすべての球種を頭に入れておく必要があり、この時点で厄介な投手だ。投じた球の中で最も目を見張ったのが、右打者の胸元への力のある真っすぐ。制球に相当な自信がなければ投げられない。左腕だから課題となる対右打者だが、この胸元にドンドン投げ込む度胸があると、投球の幅も広がる。この球は、左打者から見ても外角への精度の高い球となり、意識すると一気に内角に手が出にくくなる。打者目線で一番困るのが、他の投手と比較して腕の振りが素晴らしいこと。打者が「怖さを感じる」腕の振りをしている。投球フォームも、お世辞にもきれいとは言えないが、そこが怖さを増す材料になっている。個人的な意見だが、打撃コーチとして対策を練る立場なら、リリーフで出てこられた方が嫌だ。短いイニングで攻略するのは非常に難しいタイプ。もちろん、先発の能力も十分に示した。どちらの起用にしても、大きな戦力になることは間違いない。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆楽天のドラフト5位ルーキー松井友(金沢学院大)が1回を三者凡退と好救援した。150キロ超の直球にカーブを絡めて緩急もつけ、打たせて取り「しっかり打者に向かって勝負することができて良かった」と手応えをにじませた。オープン戦初登板だった2月26日のヤクルト戦でも得点を与えておらず「ゼロという結果を出し続ければ、開幕1軍も見えてくると思う」と意欲満々だ。石井監督は「僕の球は通用しますよ、というアピールはしてくれている」と高く評価した。

◆阪神・糸井嘉男外野手(40)が6日、楽天とのオープン戦(甲子園)で、バックスクリーンへ今季の甲子園〝第1号〟となる2ランを放った。ロハス&江越らと争う左翼手の定位置争いで一歩リード。好調の超人が、開幕スタメンへ突っ走る。定位置奪取に燃える超人が、渾身(こんしん)のひと押しでバックスクリーンへぶち込んだ。アピールには申し分ない、衰えを感じさせない一撃に甲子園がわく。今季の甲子園〝第1号〟は、糸井がたたき出した。「追い込まれていたので、変化球を粘れて、真っすぐに対応できたという内容がよかった。今も本番も一緒なので、自分の場合は。結果が出るように頑張りました」1-0の四回。近大の後輩・佐藤輝が先頭打者で四球を選び、作った1死二塁の好機。先発・滝中からファウルで粘った8球目だった。真ん中に甘く入った139キロ直球を一閃。フォローの風に乗った打球は、飛びついた中堅・辰己のグラブのさらに上を通過した。貴重な追加点をもたらす2ラン。拍手の中、ダイヤモンドを一周すると、ホームで待ち構えていた佐藤輝とともに、意気揚々とベンチへ舞い戻った。これで2月の実戦を含めると打率・350(20打数7安打)、2打点、1本塁打。不惑の40歳となっても、春季キャンプでは若手と一緒にフルメニューをこなし「自分自身に歯向かってきた」と語った成果が出た形だ。昨季は77試合に出場したが、スタメンは15試合だけ。主に代打だった。だが、膝の不安が解消した今季は違う。見据えるのは左翼での開幕スタメンでライバルは現状、ロハスや江越らだ。矢野監督は「レフトは全然決まっていない」としながらも「いいホームランだったのはもちろんそうだし、嘉男(糸井)の姿勢は、キャンプからずっと見本になってくれている」と誰よりもひたむきに定位置を狙うチーム最年長に最敬礼した。 「寒いです。この時期は、外が寒い。40歳になると、体...動けへん!」この日の甲子園の気温は9度。まだ肌寒い風がさらに体感温度を下げ、鋼の肉体を持つ超人もさすがにこたえた。ただ、スタンドを見れば、寒さは吹き飛んだ。詰めかけた1万1165人の観衆に「やっぱりお客さんが入った甲子園は最高。気持ちいい」。熱気に満ちあふれたファンの存在が力の源。虎党も、開幕戦のグラウンドに糸井が立つことを信じている。「(開幕スタメンを)目指していますけど、自分の納得のいく1日を過ごして、それを継続するだけ」定位置獲得へ、あとひと押し。自分自身を信じ「3・25」に向かって突き進む。(原田遼太郎)★左翼を争うライバルたちも! 「7番・左翼」でスタメン出場したロハスは三回の第1打席、初球をたたいて中堅フェンス直撃の二塁打。12打席ぶりの安打に「前の2試合はうまく点を取ることができなくて歯がゆいものがあった。なんとかいい流れを与えたいと思っていた。自分は初球を振らないタイプだが、積極的に振っていこうと思っていた」と振り返った。六回2死一塁では、糸井の代打で江越が登場。見逃せばボールかという外角高めのストレートに食らいついて右前に運び、チャンスを拡大した。★今季の阪神・左翼争い事情 昨年はサンズとロハスが主に守っていた左翼。サンズが退団したことで、激しい定位置争いが繰り広げられている。オープン戦ではロハスが3試合、大山が2試合先発しているが、大山は三塁が本職で、左翼はあくまでもオプション。1軍では現状、ロハス、糸井、江越、島田が競争している。さらに小野寺や2軍に高山、板山、D6位・豊田(日立製作所)らもいて、下からの突き上げは強い。

◆阪神・熊谷敬宥内野手(26)が6日、楽天とのオープン戦(甲子園)に「9番・二塁」でスタメン出場。糸原が休養した一戦で、三回に先制タイムリーを放った。二塁のレギュラー奪取を誓う今季、進化した姿を披露する。外角低めのスライダーに腕を伸ばして食らいついた。熊谷のオープン戦初安打は、先制打。キラリと光る活躍を継続し、二塁の定位置を狙う。「追い込まれていたので、なんとかコトを起こそうという気持ちで打席に入っていました。外(のコース)に意識を持ちながらうまく打てた」肌寒い甲子園で背中を丸める虎党をアツくさせた。三回無死二、三塁、フルカウントから昨季10勝をあげた楽天先発・滝中の127キロスライダーを低い弾道で中前へ。その後、二盗も決め、糸原がベンチスタートの一戦で1安打1打点1盗塁とアピールした。矢野監督も「しぶとい。追い込まれた中、簡単ではなかった球だと思うけど、評価できる」と目を細めた。昨季は代走、守備固めで自己最多73試合に出場したものの、スタメンの機会はなかった。1軍に欠かせない控え選手となったが、今季は「内野で勝負したい」と二塁のレギュラー奪取を誓って挑む。最大の壁は昨季、二塁で113試合に先発出場した糸原。今春キャンプでワンデーキャプテンを務めた際に「宣誓布告をしたいと思います。打倒糸原健斗です!」と力を込めていた。途中から左翼を守ったが、本来は内野手。この日も俊足を生かした軽快な二塁守備を披露した。1月に合同自主トレを行った広島・菊池涼から学んだ、バットを揺らしながら構える打法も板についてきた。指揮官は「スタメンという気持ちがあふれ出ている感じはする。自分からチャンスを広げるところまで来ている。あとはもう一丁、もう一個」とさらなるレベルアップを望んだ。「チャンスをしっかりモノにしたい。打った次の打席もまだまだ。打って満足せず、次の打席、次の打席ともっと内容のある打席にしたい」タイムリーのあとの2打席は凡退しただけに、満足してはいられない。熊谷が燃えている。ガツガツいく。必ず奪い取る。(新里公章)★糸原は厚くて高い壁 昨季の阪神の二塁スタメンは糸原の113試合が最多で、レギュラーといえる状況だった。今季のオープン戦も5試合のうち糸原が3試合でスタメン。残り2試合は熊谷と木浪だった。小幡や遠藤、2軍には植田もいるが、2018年から常に二塁スタメン最多出場をキープしてきた糸原の壁は、かなり高い。糸原以上に役立つことをアピールする必要がある。

◆2番手で登板した阪神・浜地は五、六回と無失点。七回1死から鈴木大に右前打を浴び、2球連続の暴投で三進され、田中和の一ゴロの間に1点を失った。「取りたいところでストライクが取れなかった。暴投もすごくもったいない。ないようにしていかないといけない」と反省も、ロングリリーフとして3回を1失点で終えた内容に、矢野監督は「1回を抑えることも大切だけど、複数回いければ本人たちにチャンスが増えるし、こっちもありがたい。あわよくば先発というのもなくはない」と満足げだった。

◆阪神・大山がオープン戦初安打を記録した。六回2死でD7位・吉川(JFE西日本)から左前打、八回2死一塁ではD6位・西垣(早大)から左前打を放った。実戦では2月20日の中日との練習試合(宜野座)の第3打席以来、21打席ぶりの快音。矢野監督は「悠輔の中で何か変化があったのかもしれないなという感じがある」と言いつつも「ロハスと一緒で、早いカウントで仕留めるということも、もうちょっと上がってこないと」と、さらなる奮起を求めた。

◆守護神候補に名前の挙がっている阪神・湯浅が八回に登板。炭谷を148キロ直球で左飛に打ち取ると、代打・川島も直球で右飛、小深田はフォークで空振り三振に仕留めた。三者凡退ながら3人とも初球がボールになった内容に「初球やカウントを取りたいところで、フォークやスライダーでストライクを取るということを意識して投げたにもかかわらず、そこができなかった」と反省した。

◆初先発で合格点! 阪神のドラフト3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が6日、楽天とのオープン戦(甲子園)でプロ初先発し、4回1安打無失点と好投した。安定した内容でアピールを続けるルーキーに、矢野燿大監督(53)は次回も「もちろん先発」と明言。中継ぎと両にらみの状態が続いていたが、開幕ローテの一角に向けて、また一歩前進した。人生初の甲子園のマウンドでも緊張を感じさせない、ふてぶてしい姿が頼もしかった。気温9度の本拠地を一番アツくさせたのは初先発の桐敷。楽天打線をピシャリと抑え、先発でもやれることを改めて証明した。「緊張もあったけど、いざ試合になったら自分のピッチングをすることを考えていた。それを出せたのかなと思う」一回、外角への制球が微妙に乱れて先頭の西川に四球を与えたが、動揺しなかった。すぐに小深田を直球で遊飛に仕留めると、続く和田には内角へ142キロ直球をズバリと決めて見逃し三振。最後は4番・島内をフォークで二ゴロに仕留めた。スライダーとツーシームにフォークを交ぜて詰まらせ、差し込んで打ち取った。許した安打は四回の内野安打のみ。4回1安打無失点3奪三振でチームの今季甲子園初勝利に貢献、自身も〝初白星〟となり「粘り強く投げられた。真っすぐを左打者、右打者両方の内角に投げることができた。そこが一番よかった」とうなずいた。本庄東高では甲子園出場はなく、プロ入りまで無名の存在。それでも初の甲子園のマウンドで自分を貫けたのは、投手としての基本が体に染みついていたからだ。川里中時代に所属した行田リトルシニアで徹底的にたたき込まれたのは、右打者の内角を突くクロスファイア。当時、コーチだった茂原浩一現監督から「クロスファイアを投げろ。そこに投げないと面白くないでしょう」と口酸っぱく言われた。今でもその教えを信条とし、サウスポーの生き残る術と理解している。この日、一回に和田から奪った見逃し三振が、それを象徴していた。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
411 0.800
(↑0.05)
-
(-)
13
(+4)
9
(+1)
5
(+2)
2
(-)
0.171
(↑0.011)
1.330
(↑0.07)
1
(-)
DeNA
411 0.800
(↑0.05)
0
(-)
27
(+4)
16
(-)
5
(+1)
7
(+2)
0.320
(↓0.007)
2.670
(↑0.53)
3
(2↑)
中日
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(-)
22
(+2)
17
(-)
5
(+1)
0
(-)
0.256
(↓0.009)
2.380
(↑0.48)
4
(1↑)
ソフトバンク
321 0.600
(-)
1
(↓0.5)
16
(-)
16
(-)
3
(-)
3
(-)
0.220
(↓0.022)
2.330
(↑0.47)
4
(3↓)
ORIX
320 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
23
(-)
13
(+4)
0
(-)
6
(-)
0.275
(↓0.037)
2.050
(↓0.3)
4
(3↓)
楽天
320 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
20
(+1)
18
(+3)
0
(-)
2
(-)
0.202
(↓0.016)
3.770
(↑0.09)
7
(2↑)
阪神
230 0.400
(↑0.15)
2
(-)
16
(+3)
17
(+1)
3
(+1)
7
(+2)
0.210
(↑0.005
3.070
(↑0.53)
7
(-)
巨人
231 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
11
(+1)
13
(+4)
7
(+1)
0
(-)
0.177
(↑0.003)
1.900
(↓0.47)
9
(3↑)
広島
240 0.333
(↑0.133)
2.5
(-)
12
(+3)
25
(+2)
3
(-)
1
(-)
0.202
(↓0.003)
4.240
(↑0.47)
10
(2↓)
西武
130 0.250
(↓0.083)
2.5
(↓1)
6
(+2)
12
(+3)
1
(-)
2
(+1)
0.176
(↑0.015)
2.730
(↑0.15)
10
(1↓)
ロッテ
131 0.250
(-)
2.5
(↓0.5)
6
(-)
9
(-)
0
(-)
5
(+2)
0.179
(↓0.016)
1.500
(↑0.41)
12
(3↓)
ヤクルト
141 0.200
(↓0.05)
3
(↓1)
11
(-)
18
(+2)
0
(-)
6
(-)
0.229
(↓0.01)
2.820
(↑0.11)