DeNA(☆4対0★)オリックス =オープン戦2回戦(2022.03.06)・横浜スタジアム=
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ORIX
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DeNA
01200100X4911
勝利投手:大貫 晋一(1勝0敗0S)
敗戦投手:宮城 大弥(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】嶺井 博希(1号・6回裏ソロ)

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◆DeNAは、先発・大貫が5回2安打無失点の好投を披露。開幕投手候補の右腕が、順調な仕上がりをアピールした。対するオリックスは、打線が3安打と沈黙。福田が唯一のマルチ安打を放ち、バットで存在感を示した。

◆DeNAが、攻守でリクエストに成功した。 まずは1回1死一塁、一塁走者のオリックス福田が二盗を狙ってスタート。セーフと判定されたが、リプレー検証でアウトになった。2回1死三塁では、知野の三ゴロで三塁走者のDeNA牧が本塁に突っ込み、アウトと判定されたが、リプレー検証でセーフに覆り、オリックス先発の宮城から先制点を奪った。

◆DeNAが、昨季パ・リーグ覇者のオリックスに一夜明けで"反撃"した。 5日に12失点した投手陣は、先発の大貫が5回無失点と好投。育成の石川、砂田、山崎の無失点リレーでリベンジした。打線は2回に宮城から先制し、3回には柴田、牧の適時打で追加点。6回には嶺井がソロを放った。試合後の三浦大輔監督(48)の一問一答は以下の通り。-先発の大貫が好投良かったですね。両コーナーにストレートをしっかり投げ分けてましたし、安定したピッチングだったと思います。-育成の石川も無失点自分でいろいろタイミングを工夫しながら、リズムを崩さず、ピッチングがうまかったですね。-捕手陣の争いも激しい非常にいいことです。-盗塁2つ、進塁打。走塁について走塁もそうですけど、1つ先の塁に何としても進めるということで、今日はできたと思います。-8日の西武戦以降に向けて昨日の今日で、昨日と真逆のことができたので、これを定着していけるように頑張ります。

◆横浜高校出身のDeNA石川達也投手(23)が、オリックスとのオープン戦に登板し、プロ入り後初の横浜スタジアムのマウンドで躍動した。3点リードの6回から登板。リズム良く、2回を1安打無失点に抑え、昨季のパ・リーグ本塁打王の杉本と、太田、ルーキー野口から三振も奪った。支配下登録を目指す左腕は「6年ぶりのハマスタだったんですが、すごく楽しかったです。自分の持ち味を出せたので、いいアピールができたと思います」とコメントした。三浦監督は「自分でいろいろタイミングを工夫しながら、リズムを崩さず、ピッチングがうまかった。いいもの見せてもらった」と評価した。

◆新人王左腕が、さらなる進化を遂げる。昨季13勝をあげたオリックス宮城大弥投手(20)が、DeNA戦(横浜)でオープン戦初先発し、2回1安打1失点。調整段階を上げた。 球数は32球で最速150キロを計測。「思っていたより、真っすぐのキレ、スピードがあった」と手応えを感じた。投球の幅を広げるために習得中のフォークを1球投じ「牧さんのファウルです。(打率)3割以上の打者が振っているので自信がつきます。振らなかったら、あれ? と思いますけど...」とほほ笑んだ。ブルペン投球の映像分析やデータでは「あまり落ちないと言われているんですけど、僕の中では落ちているつもりです」とあっさり。「相手が(フォークを)真っすぐと思っていると、幅も広がりますし、もっと楽に投げられる。打者も絞りづらくなる」と打者を惑わせる。さらにバージョンアップしたのは、投球動作に入る前に本塁に正対するのでなく、今季から一塁側を向いた。「(フォームに)壁を作る意味でも挑戦しています。抜け球も少なくなる」とレベルアップにトライする。中嶋監督は調整段階に「まだ第1段階」と焦らせない。西武との開幕2戦目に先発する見込みで、オープン戦の登板は残り2試合を予定。愛車を購入したばかりの宮城がギアチェンジする。【真柴健】

◆DeNA牧秀悟内野手(23)が、マルチ安打で打率を4割7分1厘に上げ、オープン戦の首位打者に浮上した。2回は先頭でオリックス宮城から二塁内野安打をマーク。3回2死一、三塁では中前適時打を放った。高打率にも、本人の状態的には「良くも悪くもないっていう感じだと思います」と驚きのコメント。「球慣れというところでもまだまだですし、そんなに焦らず、自然と開幕に向けていけるように」と25日からのシーズン開幕を見据えた。【ニッカン式スコア】DeNA-オリックス詳細スコア オープン戦全6試合、不動の4番で打線をけん引し、チームは4勝1敗1分けで首位タイを走る。「チームの軸として、打っていきたいところはあります」と自覚を示しながら「自分のバッティングを崩さないように」と冷静。オープン戦8安打中6安打が中堅から逆方向で、持ち味のバットコントロールを発揮する。開幕4番について、三浦監督は「イメージはしてます。風格は十分ある」と2年目のスラッガーに期待を込めた。【久保賢吾】

◆オリックス・ドラフト7位の小木田敦也投手(23=TDK)が、オープン戦に初登板した。 3番手でマウンドに上がり、2回3安打1失点。DeNA嶺井に右翼席へ本塁打を浴び「あれはミスですね」と反省した。トータルでは「自分のボールがしっかり投げられた」と満足そうな表情。6回1死で右打者の伊藤裕の腰を引かせて見逃し三振を奪い「スライダーに自信がある。得意球を投げることができました」と振り返った。

◆DeNA育成の石川達也投手がプロ入り後初の横浜スタジアムで好投し、支配下登録をアピールした。 3点リードの6回から登板し、2回を1安打無失点。昨季のパ・リーグ本塁打王の杉本を得意のチェンジアップで空を切らせた。横浜高出身の左腕は「6年ぶりのハマスタだったんですが、すごく楽しかった」と笑顔。三浦監督は「ピッチングがうまかった。いいものを見せてもらった」と評価した。

◆DeNAの正捕手争いがオープン戦に入って、激しさを増す。6日のオリックス戦では、スタメンだった戸柱恭孝捕手が1安打1四球で得点に絡み、守備でも先発の大貫を好リード。途中出場の嶺井博希捕手は右翼へソロを放ち、守備でも無失点リレーに導いた。 5日の同戦では、山本が自慢の強肩で二盗を阻止。伊藤光も途中出場で安打を放ち、存在感を示した。オープン戦6試合を終え、スタメンは山本、伊藤光が2試合、嶺井、戸柱が1試合。戸柱は5試合が途中出場ながら、7打数4安打、打率5割7分1厘と打撃でアピールする。捕手のアピール合戦について、三浦監督は6日の試合後に「非常にいいことです」と歓迎。「捕手も迷います。いい悩みだなと。悩んでいます」と素直な胸中を明かしながら、さらなる競争に期待した。▽DeNA大貫(5回無失点で開幕ローテ入りを当確) 両サイドにストレートを集められたことは良かったです。(開幕投手は)もちろん選ばれたら、とてもうれしいです。

◆DeNAは大貫が直球で押し、5回2安打無失点と順調な仕上がりを見せた。牧は2安打1打点と調子を上げてきた。オリックスは宮城が緩急を使って2回1安打1失点。新人の小木田は球威があり2回3安打1失点で3三振を奪った。

◆DeNAの育成2年目・石川達也投手(23)が六回に2番手で登板。2回を1安打無失点、3奪三振の好投で支配下登録に向けて好アピールした。横浜生まれ、横浜高出身の左腕は、小学校低学年の頃に参加した球団主催イベントで、当時現役だった三浦監督と交流した経験を持つ。高校時代にしのぎを削ったハマスタで、プロ入り後初の登板に「6年ぶりのハマスタだったのですが、すごく楽しかった。自分の持ち味を出せたのでいいアピールができたと思う」と振り返った。三浦監督も好投した左腕について「沖縄でも見ましたけど、フォームを変えながらも自分のリズムを崩さず投げ切れている。投球術を持っていると思う。1軍のオープン戦で、堂々と2イニングしっかり投げ切れてるわけですから。いいものを見せてもらいました」と高く評価した。

◆オリックスのドラフト7位ルーキー小木田(TDK)が初のオープン戦で持ち味を発揮した。六回に登板し本塁打を許して2回3安打1失点だったが、速球と切れのいいスライダーで3三振を奪い「自分のボールはしっかり投げられた」と好感触を得た。六回に伊藤裕から見逃し三振を奪ったスライダーの切れ味は抜群だった。打者が思わず体をのけ反らせるほどで「自信がある。社会人時代もそういう三振はあった」と誇った。「任されたところで活躍して後々、開幕ローテーションに入れるように頑張りたい」と意気込んだ。

◆DeNA・牧秀悟内野手(23)が6日、オリックスとのオープン戦(横浜)に「4番・二塁」で先発出場。三塁走者として内野ゴロで生還した二回の好走塁や、三回の適時打を含め2安打1打点と活躍。オープン戦の打率を.471に上げ、12球団トップに躍り出た。三浦大輔監督(48)は好調を維持する右打者について、2年目での開幕4番起用を示唆した。チームは4―0で快勝。日本ハムと並んでオープン戦の首位を守った。〝2年目のジンクス〟とは無縁だ。オープン戦の全6試合で4番に座る牧が、昨年の日本シリーズでも先発したオリックスの宮城、山崎颯を相手に2安打1打点。オープン戦打率を・471(17打数8安打)に上げ〝首位打者〟に浮上した。「状態は良くも悪くもない。1本目は得点に絡む安打で、2本目は追加点が欲しい場面での一本だったので良かった」二回、宮城の直球に食らいつき内野安打で出塁。1死三塁となり、知野の三塁へのゴロで果敢に本塁へ突入した。アウトとされた判定はリプレー検証で覆り、セーフに。「今年はもっと走塁意識を高めるようにしている。相手はいい投手。どんな形でも1点をと思っていた。いいスタートが切れたし、練習でやってきたことを実戦で出せた」と拳を握った。三回は、2死三塁から前を打つ主砲・オースティンが死球で歩かされた場面。フルカウントからの6球目、150キロの直球をはじき返す中前適時打で4番の仕事を果たした。現役時代、通算172勝を挙げた指揮官も脱帽する打撃センスの持ち主。三浦監督は「打ちにいった中で見極めて見逃している。現役時代、ああいう打者は嫌でした。見切られているというかね」と称賛した。中大からドラフト2位で入団した昨季は打率・314、22本塁打を放ちセ・リーグ新人特別賞を受賞。シーズン終盤の4番起用時は打率・517をマークした。今季もここまで4番起用が続いており、三浦監督は「去年も結果を残してくれていますから、イメージしている」と、球団の2年目では1960年の桑田武以来62年ぶりの開幕4番起用を示唆した。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
411 0.800
(↑0.05)
-
(-)
13
(+4)
9
(+1)
5
(+2)
2
(-)
0.171
(↑0.011)
1.330
(↑0.07)
1
(-)
DeNA
411 0.800
(↑0.05)
0
(-)
27
(+4)
16
(-)
5
(+1)
7
(+2)
0.320
(↓0.007)
2.670
(↑0.53)
3
(2↑)
中日
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(-)
22
(+2)
17
(-)
5
(+1)
0
(-)
0.256
(↓0.009)
2.380
(↑0.48)
4
(1↑)
ソフトバンク
321 0.600
(-)
1
(↓0.5)
16
(-)
16
(-)
3
(-)
3
(-)
0.220
(↓0.022)
2.330
(↑0.47)
4
(3↓)
ORIX
320 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
23
(-)
13
(+4)
0
(-)
6
(-)
0.275
(↓0.037)
2.050
(↓0.3)
4
(3↓)
楽天
320 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
20
(+1)
18
(+3)
0
(-)
2
(-)
0.202
(↓0.016)
3.770
(↑0.09)
7
(2↑)
阪神
230 0.400
(↑0.15)
2
(-)
16
(+3)
17
(+1)
3
(+1)
7
(+2)
0.210
(↑0.005)
3.070
(↑0.53)
7
(-)
巨人
231 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
11
(+1)
13
(+4)
7
(+1)
0
(-)
0.177
(↑0.003)
1.900
(↓0.47)
9
(3↑)
広島
240 0.333
(↑0.133)
2.5
(-)
12
(+3)
25
(+2)
3
(-)
1
(-)
0.202
(↓0.003)
4.240
(↑0.47)
10
(2↓)
西武
130 0.250
(↓0.083)
2.5
(↓1)
6
(+2)
12
(+3)
1
(-)
2
(+1)
0.176
(↑0.015)
2.730
(↑0.15)
10
(1↓)
ロッテ
131 0.250
(-)
2.5
(↓0.5)
6
(-)
9
(-)
0
(-)
5
(+2)
0.179
(↓0.016)
1.500
(↑0.41)
12
(3↓)
ヤクルト
141 0.200
(↓0.05)
3
(↓1)
11
(-)
18
(+2)
0
(-)
6
(-)
0.229
(↓0.01)
2.820
(↑0.11)