1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 |
ORIX | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 10 | 1 | 0 |
勝利投手:田嶋 大樹(1勝0敗0S) (セーブ:黒木 優太(0勝0敗1S)) 敗戦投手:石川 歩(0勝1敗0S) |
ORIX戦チケット予約 | ロッテ戦チケット予約 |
◆オリックスは、先発・田嶋が4回無失点4奪三振の好投。開幕に向けて、順調な調整ぶりを示した。一方のロッテは、2番手以降の益田、国吉など5投手がそれぞれ1回無失点。救援陣が安定した投球を披露した。
◆ロッテキラーのオリックス・ラオウ杉本裕太郎外野手(30歳)が2安打1打点の活躍で、今季も好相性ぶりを発揮した。
◆先発したオリックス田嶋大樹投手が4回2安打無失点と順調な仕上がりを見せた。
◆ものすごい18歳、ここにオリまっせ~。 オリックスのドラフト5位池田陵真外野手(18=大阪桐蔭)の猛アピールが止まらない。ロッテ戦(京セラドーム大阪)の3回に代打で途中出場し、開幕投手を務める石川の初球を捉えて、右前打を放った。「控えから出る立場だったので、いつ出てもいいように準備はしていた。初球が甘い球だったので、思い切って打っていこうと」。プロ入り初の本拠地の打席には「すごく打ちやすい雰囲気だった」と好感触だった。
◆オリックスは先発の田嶋が4回2安打無失点。4奪三振、無四球と安定していた。杉本は2安打1打点と存在感を示し、新人の野口、渡部、池田も安打を放った。ロッテは今季初実戦登板の石川が3回を8安打2失点と振るわなかった。 田嶋がオープン戦初登板で4回2安打無失点と、好発進を切った。下半身のわずかな動きなど、納得できる投球フォームをキャンプ中から追求。「やってきたことがちょっとずつ、結果に出ている」と手応えを口にした。 昨季は自己最多の8勝(8敗)をマーク。山本、宮城とともに先発の中心を担う左腕投手は無四球にも、変化球の精度に不満を残し「詰めの甘いところがあった。突き詰めてシーズンに向かいたい」と貪欲だった。
◆芯でとらえなくとも、Hランプを灯す。力に加え、技術もレベルアップしたオリックス・杉本が、3打数2安打1打点と快音を響かせた。 「1打席目、走者がいる場面で回ってきて、なんとかタイムリーを打ててよかった。大きいのを狙わずに、丁寧に打つことを心がけました」 まずは0─0の一回2死二塁だ。相手先発、石川がカウント2─2から投じた内角高め146キロの直球を、詰まりながらも右前へ。厳しいコースにもうまく対応し、先制点を挙げた。 三回の第2打席でも内角への変化球をとらえ、左翼線へ二塁打。「内角はムキになって引っ張っていくと、ファウルにしかならない。内角をより(バットをボールの)内側(から出す)イメージでやっている。詰まったけど、イメージ通り打てた」と昨季より向上した技術を披露。中嶋監督も「しぶとい打撃を見せてくれた」とうなずいた。 昨年のロッテ戦は24試合で打率・430、13本塁打、23打点。好相性の相手で、激しい優勝争いを繰り広げた相手からは快音を響かせまくった。ロッテ側が大砲を研究し、対策として取り入れてきた内角攻めも、モノともしなかった。 変わらぬ好相性ぶりについて、杉本自身は「まだ練習試合なので何とも言えない」と特に意識はしていないが、今年もラオウの存在は頼もしい限り。リーグ連覇、その先にある悲願の日本一へ。拳王のバットが、ライバル球団を粉砕してく。(西垣戸理大)
◆オリックスの平野佳が2安打を浴びながら1回無失点とした。直球は最速148キロをマーク。オープン戦初登板で「真っすぐで押し込めている感じがあった。あとは決め球の精度を上げていくことが一つの課題」と冷静に振り返った。 直球と落差の大きいフォークボールで攻めるスタイルだが、八回は先頭打者の池田をカーブで空振り三振に仕留めた。「フォーク以外も投げられるとアピールしないといけない」と笑顔だった。
◆オリックスD5位・池田(大阪桐蔭高)が2打数1安打。2─0の三回2死二塁で代打で登場し、石川の初球を右前へ運んだ。「いつでもいけるように準備していました。何回も対戦している投手ではないので、新鮮な気持ちを持って打席に入ろうと思っています」。高卒新人とは思えない対応力に、中嶋監督も「タイミングをしっかり合わせて打つというのが、よくできている」と評価した。
◆先発したオリックス・田嶋は4回を2安打4奪三振無失点と好投。「しっかりと自分のなかで確認をしたかった。球場の雰囲気、マウンドの感じとか確認できた」と振り返った。順調にいけば、本拠地開幕戦となる29日の楽天戦(京セラ)に先発することが濃厚。シーズンに向け「反省点もたくさんある。納得できていないところもある」とさらなるレベルアップを誓った。
コメント