ヤクルト(☆5対0★)楽天 =オープン戦1回戦(2022.02.26)・ANA BALLPARK浦添=
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楽天
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ヤクルト
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勝利投手:石山 泰稚(1勝0敗0S)
敗戦投手:酒居 知史(0勝1敗0S)
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◆ヤクルトは2番手以降の石山、今野、清水などがそれぞれ1回無失点。昨季のブルペンを支えた救援陣がそろって結果を残した。一方の楽天は、先発・岸が3回無失点。ベテラン右腕が開幕に向けて順調な仕上がりを見せた。

◆BALLPARK浦添 オープン戦初戦で、ヤクルト投手陣がノーヒットノーランリレーを達成した。 先発の梅野が3回3奪三振で1四球と好投。 2番手以降は、石山、今野、清水、坂本、大下、杉山と1回ずつ無安打でつなぎ、楽天打線に安打を許さなかった。 打線はサンタナの適時二塁打など8安打で5点を奪った。 オープン戦でのノーヒットノーランリレーは、2017年3月25日ソフトバンク(対広島)の松坂-五十嵐-サファテ以来。オープン戦初戦では、88年2月12日の日本ハム(対中日)で水沢-田中学-渡辺弘-高橋が達成した以来、34年ぶりとなった。

◆BALLPARK浦添 ヤクルトはほぼフルオーダーで臨んだ打線も、結果を残した。4回は2死から山田、村上が連続四球でチャンスを作り、この日が初の対外試合となった5番サンタナが楽天酒居から右中間へ先制の2点適時二塁打を放った。 高津監督も「3番、4番がつないで、理想の形の5番の仕事をしてくれた。おそらくシーズンに入っても、こういう打順の並びになると思うのですが、すごく勢いがつく点だった」と納得の表情だった。

◆BALLPARK浦添 ブルペンデーでノーヒッター!! 昨季日本一のヤクルトが26日、オープン戦初戦となる楽天戦(浦添)で、中継ぎ投手7人のリレーで無安打無得点試合を達成した。19年には勝利の方程式として活躍した梅野雄吾投手(23)が3回1四球3三振で流れを作ると、6回から4番手で登板した清水昇投手(25)は7球で3者凡退とピシャリ。昨季は中継ぎ陣の奮闘もあって20年ぶりの頂点に立ったチームが、今季も層の厚さを見せつけた。 ヤクルトが7投手のリレーでノーヒットノーランを達成。オープン戦のノーヒットノーランは3投手のリレーで記録した17年3月25日ソフトバンク以来で2リーグ制後10度目。ヤクルトは0-0で引き分けた85年3月20日日本ハム戦に次いで2度目。今回のようにオープン戦初戦で達成は88年2月12日日本ハム以来2度目となり、7人継投は過去2度あった4人を上回る最多人数だ。

◆BALLPARK浦添 楽天が無安打無得点でヤクルトに敗れた。

◆BALLPARK浦添 楽天ドラフト5位松井友飛投手(22=金沢学院大)が、豪快な投球を見せた。 6回に4番手として登板。先頭の塩見への2球目に153キロを計測。カウント2-2からチェンジアップで空振り三振を奪った。四球と左前打で1死一、二塁のピンチを招いたが、赤羽、松本友をチェンジアップで連続の空振り三振。1回1安打無失点3奪三振でマウンドを降りた。 普段はノーワインドアップだが、この日はセットポジションを貫いた。体のブレを解消させ、しっかり立つことで安定感を増すように自ら考えて取り組み始めた。「とにかく今は結果にこだわってやっています」。石井GM兼監督からは「ピンチに動じず、カウント負けしてる状況でも腕を振れた。投げっぷりの良さというか、なんとかしがみついてやろうというところは見えた」と評価された。生き残りのため、試行錯誤中。貪欲な姿勢で、開幕1軍を狙う。

◆BALLPARK浦添 初実戦の楽天先発岸孝之投手が、3回をパーフェクトに抑えた。カーブとチェンジアップのコントロールがさえ、ヤクルト打線に的を絞らせない。

◆ヤクルトの今野が、2019年限りで戦力外となった楽天を相手に好投した。2―0の五回に3番手で登板し、新人の安田(愛知大)、田中和、辰己を計10球で退け「古巣という意識はあった。真っすぐも変化球も思ったようには投げられなかったが、無失点で終えられて良かった」とうなずいた。 昨季は64試合で防御率2・76と安定感を見せ、優勝争いの中で勝ちパターンの継投の一角にのし上がった。「今季は開幕から勝ち試合で投げたい。まずは七回を任されるように頑張る」と目標を掲げた。

◆楽天は打線が元気なく無安打無得点に終わった。ヤクルトの7投手での小刻みな継投を前に淡泊にアウトを重ね、出塁は三回の辰己、九回の小郷の2四球だけだった。 オープン戦初戦は思わぬ滑り出しとなり、石井監督は「何とか頑張って出塁するというのを、もうひとつできなかった」と残念がった。

◆ヤクルト・西浦直亨内野手(30)が七回に右翼への2点打を放った。西垣の初球を捉え「結果が出ないよりは出たほうが絶対にいいですし、成功した経験がいいイメージだったり、財産になっていくと思うのでいい打席でした」と納得顔。右方向に意識を置いた打撃練習を続けている。「自然と体が動くように、これからも練習していかないと」と理想のフォームを求める。

◆ヤクルトの来日2年目、ドミンゴ・サンタナ外野手(29)が「5番・DH」で今季初実戦に臨み、四回に右中間への2点二塁打を放った。直後に代走を送られて交代した助っ人は「本当に楽しかった。状態がいいという自信があるし、体の不安が全くないので打席でも力強くスイングができる」と胸を張った。 今季初実戦を迎えた山田は1打数無安打1四球、同じく初実戦だった中村は2打数無安打だった。

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