広島(☆7対0★)DeNA =リーグ戦25回戦(2021.10.28)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:大瀬良 大地(10勝5敗0S)
敗戦投手:京山 将弥(2勝7敗0S)
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◆広島は0-0で迎えた6回裏、坂倉と代打・鈴木誠の適時打が飛び出すなど、打者12人の猛攻で一挙7点を先制する。投げては、先発・大瀬良が9回無失点の快投。今季10勝目を自身2年ぶりの完封で飾った。敗れたDeNAは、先発・京山が6回に崩れ、打線も精彩を欠いた。

◆広島大瀬良大地投手(30)は今日のDeNA戦に勝利すれば自身5度目の2桁勝利。 広島で2桁勝利を5度以上は過去13人いるが、このうち大学出身投手は8度記録した黒田だけ。大卒入団の大瀬良が黒田に続く記録を目指す。

◆広島大瀬良、DeNA京山が先発。ともに序盤3回まで無失点。大瀬良は1回1死一、三塁、京山は2回2死満塁を切り抜けた。 広島は6回、坂倉の適時打で先制。その後も代打鈴木誠の適時打など、打者一巡の猛攻で7点を奪取。DeNAは6回まで無得点。 広島大瀬良が今季初完封&完投勝利で、2年ぶりの2桁勝利となる10勝目。DeNAは今季最終戦を勝利で飾れず、京山が7敗目。

◆DeNA牧秀悟内野手がチーム全日程を終了し、最終打率3割1分4厘をマーク。 新人の打率3割以上は98年高橋由伸(巨人)坪井智哉(阪神)以来、23年ぶり12人目。二塁手では史上初めて。2リーグ制後の新人右打者では最高打率となった。 打率3割以上で20本塁打以上は86年清原和博(西武)以来35年ぶり4人目となり、セでは58年長嶋茂雄(巨人)以来2人目。通算153安打は歴代5位の58年長嶋に並んだ。

◆広島大瀬良大地投手が今季初完封&完投で、2年ぶりの2桁勝利となる10勝目を挙げた。 直球と多彩な変化球を両サイドに集め、的を絞らせず、今季最多127球の熱投でDeNA打線を6安打に封じた。目標の規定投球回にも達した。今季途中に故障離脱もあっただけに「たくさんの人に支えてもらった。本当に周りの人に感謝したい」。球団の大卒で5度目の2桁勝利は、8度記録した黒田以来2人目の快挙だ。

◆広島鈴木誠也外野手(27)が代打で適時打を放ち、2年ぶり首位打者に前進した。 コンディションの影響もあり、先発から外れた。1点リードの6回無死満塁で代打出場。DeNA京山のフォークを詰まりながらも右前に転がした。7得点のビッグイニングをけん引し、リーグトップだった打率を3割1分9厘に上げた。 残り2試合で7打数無安打でも、打率は2位DeNA牧を上回る。自力で逆転首位打者の可能性を残すのは同僚の坂倉のみ。佐々岡監督は起用法について「今日みたいな感じになると思います」と話すにとどめた。残り2試合。リーグトップに1本差と迫る本塁打王と2冠も狙えるが、鈴木誠は「もともと個人タイトルは興味ないんですよ。打率もそうですね。順位が決まった後なので。毎年ですが、難しい部分はある」と個人タイトルに興味を示さなかった。 ▽広島坂倉(6回無死一、二塁から決勝の中前打を放ち、打率はリーグ3位の3割1分3厘)「(首位打者争いに)チャンスはあると思うんですけど、トップがトップ(鈴木誠)なので。やれることはやります」

◆DeNA牧秀悟内野手(23)が、新人ではプロ野球3位の打率3割1分4厘でフィニッシュした。 第2、3打席で右前打。最終打席は四球で終えた。新人の打率3割は98年の坪井(阪神)高橋由(巨人)以来23年ぶり。同時に20本塁打以上は、86年清原(西武)以来史上4人目。153安打は58年長嶋(巨人)に並ぶ5位と、記録ずくめ。「たくさん経験させていただいた1年でした。良い時も悪い時もあったので、来年にいかして頑張っていきたい」と話した。 最後の15試合は4番に入り、打率5割1分7厘と大暴れを続けた。三浦監督は「本当にあれだけマークがきつい中で、しっかりと結果を出した。最後の打席も四球。牧のすごさが詰まっていた打席だと思う」。淡々とペースを崩さない打撃を貫いた姿勢に、感心しきりだった。

◆DeNAは今季最終戦。ドラフト2位ルーキー・牧秀悟内野手(23)=中大=が、七回先頭で迎えた第3打席で右前打を放ち、1958年の長嶋茂雄(巨人)と並ぶ歴代新人5位、右打者では2位となるシーズン153安打をマークした。 牧は四回の第2打席で9試合連続安打となる右前打をマーク。七回の2打席連続安打で、今季37度目のマルチ安打となった。八~九回にも打席に立つ可能性がある。

◆DeNAの京山は六回途中9安打7失点で7敗目を喫した。五回までは4安打無失点でしのいだが、0―0の六回に先頭打者から安打と四球で一、二塁とされ、坂倉に適時打を浴びると一気に崩れた。この回、1死も奪えず5安打2四球の7失点を喫し「球が浮いてしまい粘ることができず、大量失点につながってしまった」と悔やんだ。 チームの今季最終戦の先発を託されたが、打ち込まれてプロ5年目を終えた。三浦監督は「反省が詰まった1イニングだった」と指摘した。

◆広島は六回に坂倉の適時打、代打鈴木誠の適時打、会沢の2点適時打、西川の2点適時打など打者12人で一挙7点を奪った。大瀬良が6安打で今季初完投を2年ぶりの完封で飾り10勝目。DeNAは京山が六回途中7失点と崩れた。

◆DeNAのドラフト2位ルーキー・牧秀悟内野手(23)=中大=が今季最終戦で3打数2安打をマーク。最終打率・314、22本塁打とし、長嶋茂雄(巨人)、石毛宏典、清原和博(ともに西武)以来、史上4人目の新人での「打率3割&20発」の偉業を達成した。 猛打賞14度は長嶋と並び歴代新人1位。35二塁打は長嶋を上回り、セ・リーグ新人1位で、153安打は長嶋に並び新人右打者2位、260塁打は長嶋に次ぐ歴代新人2位で、ミスターの1年目の驚異的成績と類似。8月には新人史上初のサイクル安打も達成し、広島・栗林らと最後までハイレベルな新人王争いを展開し、1年目を完走した。

◆広島の坂倉が先制適時打を放ち、5試合連続安打をマークした。六回無死一、二塁で京山の初球の速球をやや詰まりながらも中前へ運んだ。リーグ3位の打率3割1分3厘で初タイトルとなる首位打者をチームメートの鈴木誠やDeNAの牧と争う。残りは2試合で「一打席一打席、意味のある打席になればいい」と意気込んだ。 プロ5年目の今季、初めてシーズン規定打席をクリアした。「なかなかできることではないし、うれしく思うけど、レギュラーが確約された立場じゃない」と気を緩めることはない。

◆広島がDeNAとの最終戦に大勝。先発の大瀬良大地投手(30)は2年ぶりの2桁勝利を完封で飾った。佐々岡監督の主な一問一答は次の通り。 ──大瀬良が6安打完封勝利 「前半はちょっとね、コントロールされていなかった。本当にバックの守備に助けられてね、5回までいったかなという感じ。あまりよくなかったかなという中で(西川)龍馬のナイスプレーがあった。本当に野手がよく守ってくれたかなと感じます」 ──2年ぶりの2桁勝利&規定投球回到達 「当然、規定投球回と2桁を意識しながらの登板だったと思う。前回(21日のヤクルト戦は四回途中6失点)はああいうやられ方をしたので本人の悔しさ、意地を最後にみせてくれた。完封を意識させた中でいかせました」 ──打線は六回に京山を攻略 「ボールに強さがあって攻略できなかったところを集中打でね。つないで、つないで、ワンチャンスというか、いい形でのビッグイニングになったと思います」 ──鈴木誠がスタメンを外れた 「いろいろこちらの考えと(鈴木)誠也と話をしながらというところです」 ──コンディションは 「ずっと連戦できている。141試合ずっと出てきた選手ですし、本人は大丈夫だというところもあると思うので、最後までしっかりいってもらいたい」 ──あと2試合の起用 「まあどうですかね。きょうみたいな感じになると思いますけどね」 ──29日のヤクルトとの本拠地最終戦 「いつも同じ気持ち。最後の試合ということでカープらしい試合で、いい形で締めくくれるように頑張るだけです」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
735018 0.593
(-)
優勝
(-)
2617
(-)
518
(-)
141
(-)
70
(-)
0.254
(-)
3.450
(-)
2
(-)
阪神
775610 0.579
(-)
1
(-)
0541
(-)
508
(-)
121
(-)
114
(-)
0.247
(-)
3.300
(-)
3
(-)
巨人
616220 0.496
(-)
12
(-)
0552
(-)
541
(-)
169
(-)
65
(-)
0.242
(-)
3.630
(-)
4
(-)
広島
616812 0.473
(↑0.004)
15
(↑0.5)
2544
(+7)
581
(-)
120
(-)
65
(-)
0.263
(↑0.001
3.820
(↑0.03)
5
(-)
中日
557117 0.437
(-)
19.5
(-)
0405
(-)
478
(-)
69
(-)
60
(-)
0.237
(-)
3.220
(-)
6
(-)
DeNA
547316 0.425
(↓0.004)
21
(↓0.5)
0559
(-)
624
(+7)
136
(-)
31
(+1)
0.258
(-)
4.150
(↓0.02)