楽天(☆2対1★)ロッテ =リーグ戦25回戦(2021.10.27)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:酒居 知史(4勝3敗3S)
(セーブ:宋 家豪(3勝3敗7S))
敗戦投手:佐々木 千隼(8勝1敗1S)
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◆楽天は1点を追う5回裏、太田の適時打が飛び出し、試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた8回には、1死一二塁から代打・小深田が値千金の適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・則本昂が2回に通算1500奪三振を達成。敗れたロッテは、16年ぶりの優勝とはならなかった。

◆楽天島内宏明外野手(31)は現在リーグ最多の96打点で自身初の100打点にあと4。 楽天でシーズン100打点以上挙げたのは07、09年山崎武、20年浅村だけ。最終戦でチーム3人目の大台到達を目指す。

◆剛速球で華麗に節目を飾った。楽天則本昂大投手(30)が右腕ではNPB史上最速となる通算1448回2/3で、同史上58人目の通算1500奪三振を達成した。左腕を含めた史上最速記録は石井GM兼監督が持つ1413回。 則本昂は残り3奪三振で試合に臨み、1回にマーティンから内角直球で見逃し三振、2回には安田を外角直球で空振り三振を奪うと、最後は岡を外角152キロ直球で見逃し三振。今季150奪三振目で決めた。 「素直にうれしく思います。ルーキーからここまでやって来られたというのがあって今があるので、良かったと思います。この先もけがなくやっていけたらいいなと思います。ここまで、嶋さんから始まって、いろいろなキャッチャーと組んでいろいろな経験ができました。それがあって1500奪三振を達成できたので、本当に良かったなと思います」。 代名詞とも言える三振は、勝利への近道だ。2年目の14年から4年連続の200奪三振、5年連続の奪三振王のタイトルを獲得。17年には8試合連続2桁奪三振のプロ野球記録を樹立した。それでも「三振とは?」との問いにシンプルに答えた。「勝たないといけない。三振を取りたいと思って試合をやっているわけではない」。 どんなマウンドでも、目指すべきものは変わらない。1回2死二塁でレアードに三塁線を抜かれ先制打を打たれると、思わずしゃがみ込んだ。2回終了後、通算1500奪三振達成の記念ボードを掲げたが、笑顔はない。3位からの逆襲にしか、興味はない。【桑原幹久】 ? ▼通算1500奪三振=則本昂(楽天) 27日のロッテ25回戦(楽天生命パーク)の2回、岡を見逃し三振に仕留めて達成。プロ野球58人目。初奪三振は13年3月29日のソフトバンク1回戦(ヤフオクドーム)でラヘアから。通算1448回2/3で到達は歴代4位、右投手では06年西口(西武)の1729回を上回るスピード記録。

◆逆転優勝へ負けられないロッテが、ブランドン・レアード内野手(34)の適時二塁打で先制した。 初回、1番荻野がフルカウントから楽天則本昂のスライダーをライト前へ。2番中村奨が犠打で送ると、2死後、レアードが2-1からのフォークを左翼線へ転がし、荻野が生還。球団広報を通じ「則本投手相手でスコアリングポジションにランナーがいたので、とにかく打てて良かった。負けられないのはみんなが分かっているから、とにかくチャンスをものにしていくだけだよ」とコメントを寄せた。 レアードはこの時点で今季94打点に。同じくこの時点でリーグトップの楽天島内にあと「2」と迫った。

◆楽天早川隆久投手(23)が3回無安打無失点の好投も、球団左腕初の2桁勝利を逃した。 1点を追う4回から2番手でプロ初の救援登板。カーブ、チェンジアップを有効活用し、1人の走者も与えなかった。5回に味方が追いついたが勝ち越せず。それでも塩見、辛島に次ぐ球団左腕3人目の9勝をマークし、1年目のレギュラーシーズンを終えた。

◆ロッテが敗れ、優勝の可能性が消滅した。残り2試合に勝利しても、オリックスを上回れなくなった。2年連続の2位が確定した。 この日は初回、ブランドン・レアード内野手(34)の適時二塁打で先制するも、その後は楽天の継投の前に三振やフライを量産し追加点を奪えず。同点の8回、3番手の佐々木千隼投手(27)が決勝点を許した。 今季は開幕5連敗からスタートしたものの、一時は貯金を15にまで増やした。ところがシーズン終盤は打線が冷え込み、残り3試合で1敗もできない状況に追い込まれていた。

◆ロッテは1回にレアードが先制打。先発小島は3回まで1安打無失点。楽天先発則本昂は2回に通算1500奪三振を達成した。 楽天は5回に太田の適時打で同点。6回にも2死満塁の好機をつくるが勝ち越せず。4回から登板した2番手早川は3回無失点。 楽天は8回に代打小深田が決勝打。酒居が4勝目。マジック3のロッテはリーグ優勝を逃し2位が確定した。

◆楽天がリーグ最終戦を勝利で締めた。 1回に1点を先制されるも、5回に太田が同点適時打。8回に代打小深田が勝ち越しの決勝打を放った。 石井一久GM兼監督(48)は指揮官として最初のシーズンを66勝62敗15分けの3位で終えた。試合後、最終戦後セレモニーで指揮官がスピーチした。 以下、石井GM兼監督スピーチ全文 口べたで無表情で、ちゃんと思いが伝わるか分からないですけども、精いっぱいしゃべらせていただきます。 今シーズンまず、本当に温かいご声援、また大きな拍手をいただき、本当にありがとうございました。 今年、チームは2年ぶりにクライマックスシリーズに進出できましたが、キャンプでみんなと誓い合った大きな目標は達成できませんでした。 ただ、選手は本当に1年、いろんなことがありましたけど、皆さんのご声援のおかげで、1年間戦い抜くことができました。ありがとうございます。 また、この風景を見に、絶対に戻ってきますので、また皆さんにお会いできる可能性、また大きな拍手をもらえる可能性、その挑戦権は得ましたので。 ただ、それを実現するためには舞台は日本シリーズしかありません。そのようになるために精いっぱいクライマックスシリーズを戦ってきますので、皆さん、もう少し、僕たちに力、またご声援、大きな拍手をよろしくお願いします。精いっぱい戦ってきます! また会いましょう!

◆2位が確定したロッテの選手会長、益田直也投手(32)が球団を通じてコメントを発表した。 「試合で負けたのは悔しいですが、人事を尽くして頑張ってきた結果なので、この結果は力不足として認めるしかないと思っています。ただ結果は去年と一緒の2位ではあるけど、去年とは違い、最後まで優勝できるかできないかの戦いの中で行うことができて、去年とは違うことを経験できたことはよかったことかなと思います。今はとにかく、まだクライマックスシリーズもあるので、ここで落ち込んでる暇もない。クライマックスシリーズで借りを返すというのは少し違いますけど、いい結果を出せるように、また準備したいなと思います」 益田は19年オフに「このメンバー、スタッフ、ファンのいるところで優勝したいと思った。井口監督を胴上げしたい」と、FA宣言せずに残留を決意。昨季から選手会長を務めた。今季は守護神として球団新記録の38セーブを挙げ、13年以来の最多セーブを決めている。

◆2位が確定したロッテの主将、中村奨吾内野手(29)が球団を通じてコメントを発表した。 二塁手としてここまで全試合にスタメン出場。主に3番、10月10日以降は2番打者としてチームを支えてきた。 「残り試合が少ない中で優勝を意識して、何としても勝つという気持ちでここまでやってきただけに悔しいです。とれたゲーム、勝てたゲームがここまでの戦いであり、今日という試合で優勝はなくなってしまった。結果はしっかりと受け止めて、この悔しさをクライマックスシリーズへの力に変えていきたいと思います。クライマックスシリーズファーストステージ、マリンで試合があるのでしっかりと戦っていきたいです」

◆ロッテの51年ぶりリーグ優勝はならなかった。楽天に敗れ、141試合目にシーズン2位が確定した。 井口資仁監督(46)は「結果として2位でしたけど、選手たちみんな、この1カ月くらいすごいプレッシャーの中で頑張ってくれたと思います」と粘りの日々をねぎらった。 リリーフとして何度もチームを勝ちに導いた佐々木千隼投手(27)が、8回に決勝打を浴びた。井口監督は「国吉、千隼、益田と勝ちパターンなので、今年1年間本当にしっかりやってくれましたし、たまたまこういう時であって」と責めなかった。 チームスローガン「この1点を、つかみ取る。」の1点が届かなかった。7回、先頭のレアードが安打で出るも、角中が犠打で送れず二塁で憤死。レアードには代走を送らなかった。「今日まで引き分けというのが許されるシチュエーションなので、9回にまたこういう場面で回ってくるというのは想定してましたので」。そのレアードを含む中軸が三者三振で、試合終了になった。 最後の打者は佐藤都志也捕手(23)だった。昨年の最終戦となったCS第2戦でも最後の打者だった。安田尚憲内野手(22)藤原恭大外野手(21)山口航輝内野手(21)らも含め、石垣島キャンプから下半身主導の打撃に取り組んだ。それぞれが好調な時期はあったものの、シーズンを通しての活躍はならず。この日スタメンの安田も3打数無安打に終わった。 井口監督は「本来ならば最終戦まで(優勝争いを)やったら、もっと彼らの肥やしになったかなと思いますけど、こういう悔しさがまた来年しっかりと若い人の成長に。特に、若い選手はこれだけ打席数があって、なかなかまだ結果が出てないところがありますので」とし「そのへんを我々がもう少し、しっかりと尻たたいてやっていけたらなと思います」と常勝軍団への道筋を見すえた。 6日からはCSファーストステージが、本拠地ZOZOマリンで始まる。「調子の上がっていない人も何人かいるので。6日にまた同じ相手とやるので、しっかり調整していきたいなと思います」。3位楽天を退けて、首位オリックスへやり返す。

◆ロッテ小島和哉投手は6回5安打1失点と試合をつくった。1点リードの5回に2死から同点とされたが、6回2死満塁のピンチをしのいで中継ぎ陣につないだ。 「勝ち越した状態でリリーフに回したかったですが、この試合に関しての先発としての仕事は最低限できたかなと思います」。プロ3年目はチーム唯一の2ケタ勝利、初の規定投球回到達と飛躍のシーズンになった。

◆楽天が下克上へ弾みをつけた。 同点の8回に代打小深田が決勝打。11月6日からのCSファーストステージで対戦するロッテを下し、リーグ最終戦を白星で締めた。石井GM兼監督は指揮1年目のリーグ戦を66勝62敗15分けで終了。「シーズンと同様の成績はクライマックスでは出ると限らない。みんなでアクセルを踏みながら振り落とされないように、CSの1戦目にターゲットを持っていきたい」と力を込めた。 ▽楽天小深田(8回に代打で決勝打)「銀次さんが敬遠されて、絶対打つという気持ちでいった。最後の最後で打つことができて、めちゃくちゃうれしかった」

◆楽天石井一久GM兼監督(48)が指揮1年目のリーグ戦を総括した。 リーグ最終戦に勝利。66勝62敗15分けの貯金4の3位で終え「2年ぶりにクライマックスシリーズへ進出できましたけれど、キャンプでみんなで話し合って、今年も大きな目標に向かってしっかりと頑張ろう、という部分で言えば、本当に僕も選手のみんなも悔しい思いでいっぱいだと思います」と振り返った。 GM業務と並行して監督として指揮をとったことに「監督ってしんどいなと思います。いろんなことを見ながら管理、準備をして、それを実行に移さないといけないので非常に難しい職業だと思います」と率直な思いを口にした。「ただやっぱり僕の中ではとにかくイーグルスを前進させないといけないという思いを常に持っているので、負けそうな気持ちになる時でも、やっぱりその気持ちをしっかりと強く持って臨みました」と苦しみながらも、常勝軍団構築への道のりを歩んだ。 試合後にはセレモニーが行われ、グラウンド内を一周しファンの思いを受け止めた。「プロとして期待を裏切っちゃいけない、というところもありますし、みんなに応援される、かわいいというか、愛されるというか、本当に僕たちのチームだよ、と言ってもらえるようなイーグルスになっていけばいい。ただ、それだけでもいけない。今年は何位になるんだろうと期待を持ってくれるような、たくましいチームにもなっていけたらなと思います」とチームの未来像を描いた。

◆楽天が逆転勝ちした。0-1の5回に太田の適時打で追い付き、8回に代打小深田の適時打で勝ち越した。4番手の酒居が4勝目、9回は宋家豪が締めた。ロッテは3番手の佐々木千が2年ぶりの黒星を喫し、リーグ優勝を逃した。

◆ロッテの51年ぶりとなる勝率1位でのリーグ優勝が消えた。ぼうぜんのベンチ。8回に決勝打を浴びた佐々木千は涙した。141試合目でのV逸。井口資仁監督(46)は「結果として2位でしたけど、選手たちはみんな、この1カ月くらいすごいプレッシャーの中で頑張ってくれたと思います」とねぎらった。 就任4年目で5位、4位を経て2年連続での2位が決まった。フロントとの強い連携で常勝軍団を目指す中、若手打者のさらなる飛躍が必須になる。安田、藤原、山口の3人に、昨季CSに続いてこの日も最後の打者になった佐藤都。キャンプから下半身主導の打撃を鍛えるも、通年での活躍にはほど遠かった。 「最終戦まで(優勝争いを)やったら、もっと彼らの肥やしになったかなと思いますけど、こういう悔しさがまた来年、若い人の成長に。これだけ打席数があって、まだ結果が出てないところがありますので、そのへんを我々がもう少ししっかりと尻たたいてやっていけたら」 下克上はもちろん狙う。ただ、来季こその"52年ぶり"を狙うなら、ポストシーズンでの山ほどの収穫が必要だ。【金子真仁】 ロッテ中村奨(主将として)「残り試合が少ない中で優勝を意識して、何としても勝つという気持ちでやってきただけに悔しい。この悔しさをCSへの力に変えていきたいと思います。ファーストステージはマリンで試合があるので、しっかり戦っていきたいです」 ロッテ益田(選手会長として2位確定に)「人事を尽くして頑張ってきた結果なので、力不足として認めるしかない。去年と一緒の2位ではあるけど、最後まで優勝できるかできないかの戦いができた。CSで借りを返すというのは少し違いますけど、いい結果を出せるように準備したい」

◆16年ぶりのリーグ優勝へマジックナンバー「3」としている2位ロッテは、一回2死二塁で4番のブランドン・レアード内野手(34)が左翼線に先制の適時二塁打を放った。 「打ったのはフォーク。則本投手相手でスコアリングポジションにランナーがいたので、とにかく打てて良かった。負けられないのはみんな分かっているから、とにかくチャンスをものにしていくだけだよ」 レアードは3試合連続打点で今季94打点目とし、リーグトップ96打点の楽天・島内に2差と迫った。 ロッテが逆転で優勝するためには、この試合を含めて3連勝か2勝1分けが必要。ロッテが敗れると、オリックスの25年ぶりの優勝が決まる。

◆27日の楽天-ロッテ(楽天生命パーク)でロッテが敗れると、オリックスの25年ぶりとなるリーグ優勝が決定する。仙台は五回を終えて、1-1の同点。オリックスの本拠地・京セラドームでは栄光の瞬間を待つ選手たちが集結しており、グラウンドのセンターのポジションでは祝勝会の準備が始まった。 大型ビジョンでは「全員で待つ!!」というメッセージとともに、ロッテ戦が放映されている。

◆楽天の則本昂は二回1死で岡を外角低めの152キロの直球で見逃し三振に仕留め、通算1500奪三振を達成した。1448回2/3での到達は楽天監督を務める石井(ヤクルト)の1413回、江夏(阪神)の1423回、杉内(ソフトバンク)の1423回1/3に次ぐ歴代4位のスピード記録で、右投手では西口(西武)の1729回を抜き史上最速となった。 2014年から5年連続で最多奪三振に輝き、17年にはプロ野球記録の8試合連続2桁奪三振をマークしており、また新たな勲章を手にした。レギュラーシーズン最終登板は3回1失点でシーズン規定投球回をクリアして降板。クライマックスシリーズ(CS)に向け「直球に切れ、強さはあったと思う。もう少し修正が必要なところはあるので、しっかり調整したい」と意気込んだ。

◆先発した則本昂大投手(30)が、NPB史上58人目となる通算1500奪三振に到達した。 「素直にうれしく思います。ルーキーからここまでやって来れたというのがあって今があるので、良かったと思います。この先もけがなくやっていけたらいいなと思います」 二回先頭の安田を空振り三振に斬り、通算1500奪三振に〝王手〟をかけると、続く岡から見逃し三振を奪ってNPB史上58人目、右投手では最速となる大台に到達した。「ここまで(現ヤクルトの)嶋さんから始まって、いろいろなキャッチャーと組んでいろいろな経験ができました。それがあって1500奪三振を達成できたので、本当に良かったなと思います」と感謝の言葉を口にした。 チームにとってこの日がシーズンの最終戦。3回を3安打1失点とし、5三振を奪う力投で2番手・早川につないだ。

◆ロッテは競り負け、シーズン2位が確定。オリックスが1996年以来、25年ぶり13度目のパ・リーグ優勝を決めた。ロッテは1-1の八回に3番手・佐々木千が登板したが、1死一、二塁で代打・小深田に右前適時打を許し、九回も無得点に終わった。 残り3試合で1敗も許されないロッテは一回、1点を先制した。2死二塁でレアードが楽天・則本昂から左翼線二塁打を放った。先発は左腕・小島。五回に2死一、三塁のピンチを招き、太田に左前適時打を許し、同点に追いつかれた。小島は6回5安打1失点。七回から国吉が2番手で登板し投手戦となったが、優勝とはならなかった。試合後、ナインはベンチで頭を下げ、悔しさをにじませた。

◆競り負けて、16年ぶりのリーグ優勝はならなかった。今月14日からマジックナンバーは点灯し続けたが、141試合目で夢は途絶えた。 井口監督は「結果として2位でしたけど、この1カ月すごいプレッシャーの中で選手は最後まで頑張ってくれた。まだわれわれに優勝(日本一)するチャンスはあるので、しっかり調整していきたい」と話した。 八回に決勝タイムリーを許した佐々木千は号泣。ただ、指揮官は「国吉、(佐々木)千隼、益田は勝ちパターンなんで。今年1年しっかりやってくれた」とねぎらった。

◆楽天の小深田が代打で勝ち越し適時打を放ち、レギュラーシーズン最終戦の勝利に貢献した。1―1の八回1死一、二塁で低めの変化球をしぶとく右前に運び「最後の最後で打つことができてめちゃくちゃうれしい」と声を弾ませた。 同じ遊撃手の山崎剛が台頭し10月は先発出場がない中で意地を示した。3位で臨むクライマックスシリーズ(CS)へ「このいいイメージのまま行きたい」と意気込んだ。

◆ロッテは残り3試合で3勝0敗か2勝1分けが逆転優勝への絶対条件の中、終盤の引き分け狙いが裏目に出た。 「今日まで引き分けが許されるシチュエーションなんで...」 井口監督がそう振り返った場面は2つ。1-1の七回無死一塁で一塁走者のレアードに代走を送らず、次打者・角中の送りバントで二塁で封殺された。さらに、八回の先頭はこの時点で打率・097の加藤だったが、ここでも代打を起用しなかった。結果として八回に勝ち越され、打線は13三振を喫した。

◆16年ぶりのリーグ優勝を逃したロッテ・益田直也選手会長(32)は「人事を尽くして頑張ってきた結果なので、力不足として認めるしかない」と話した。 昨年は10月9日の時点で首位ソフトバンクにゲーム差なしの2位だったが、10月は8勝17敗と大きく負け越し、終わってみればソフトバンクから14ゲーム差の2位。それだけに、「去年と一緒の2位ではあるけど、去年と違って最後まで優勝できるか、できないかの戦いをすることができたことは良かったかなと思う」と振り返った。 6日開幕のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは3位楽天と対戦する。すでに今季38セーブで最多セーブのタイトルが確定している守護神は「CSもあるので、ここで落ち込んでいる暇はない。CSで借りを返すというのは少し違いますけど、いい結果を出せるように準備したい」。その視線は先を見据えていた。

◆ロッテの中村奨吾キャプテン(29)は「優勝を意識して『何としても勝つ』という気持ちでここまでやってきたので悔しい。取れたゲーム、勝てたゲームがここまでの戦いであり、今日という試合で優勝はなくなってしまった」とコメントした。 この日は一回に先制点につながる送りバントを決めたが、その後は3打数無安打。「結果はしっかりと受け止めて、この悔しさをクライマックスシリーズへの力に変えていきたい。ファーストステージはマリンで試合があるので、しっかり戦っていきたい」と目標を切り替えた。

◆ロッテの16年ぶりとなるリーグ優勝の可能性は2試合を残し、141試合目でついえた。 「結果として2位でしたけど、選手はこの1カ月はすごいプレッシャーの中で、最後まで頑張ってくれた。まだ、われわれには優勝(日本一)のチャンスがある」 井口監督はナインをたたえたが、八回に決勝点を与えた佐々木千の目から涙があふれた。 残り3試合で1分けは許されることで、同点の七回無死一塁で一走・レアードに代走を送らず、続く八回は打率1割を切る先頭の加藤をそのまま打席に送った。 9月15日時点で2位オリックスに最大4ゲーム差をつけた。10月14日に1シーズン制では実に51年ぶりとなる優勝へのマジックナンバーが点灯したが、チームは一進一退を繰り返した。くしくも、昨年もこの日と同じ10月27日にソフトバンクに敗れてV逸。1973~77年の本拠地球場(当時は宮城球場)で夢が絶たれたのも皮肉だった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
705518 0.560
(-)
優勝
(-)
0551
(-)
500
(-)
133
(-)
50
(-)
0.247
(-)
3.310
(-)
2
(-)
ロッテ
675519 0.549
(↓0.005)
1.5
(↓1.5)
2581
(+1)
560
(+2)
125
(-)
105
(-)
0.241
(-)
3.660
(↑0.01)
3
(-)
楽天
666215 0.516
(↑0.004)
5.5
(↓0.5)
0532
(+2)
507
(+1)
108
(-)
45
(-)
0.243
(-)
3.400
(↑0.02)
4
(-)
ソフトバンク
606221 0.492
(-)
8.5
(↓1)
0564
(-)
493
(-)
132
(-)
92
(-)
0.247
(-)
3.250
(-)
5
(-)
西武
557018 0.440
(-)
15
(↓1)
0521
(-)
589
(-)
112
(-)
84
(-)
0.239
(-)
3.940
(-)
6
(-)
日本ハム
536820 0.438
(-)
15
(↓1)
2444
(-)
512
(-)
75
(-)
76
(-)
0.231
(-)
3.350
(-)