広島(1対1)阪神 =リーグ戦24回戦(2021.10.23)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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阪神
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広島
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勝利投手:-
敗戦投手:-
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◆広島は0-0で迎えた3回裏、西川の適時二塁打が飛び出し、先制に成功する。対する阪神は1点を追う7回に、2死一三塁の好機をつくると、坂本が適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。その後の攻防は両軍ともに得点を奪えず、試合は規定により引き分けに終わった。

◆広島は今月の16試合で76得点、チーム打率が12球団トップの2割8分5厘と打線好調。 中でも坂倉将吾捕手(23)は55打数20安打の3割6分4厘。本塁打0ながら出塁率も4割7分と好調をキープ。

◆21日の中日戦で右足を負傷し途中交代した阪神近本光司外野手(26)が、広島戦の試合前練習に姿を見せた。 ただ、全体でのアップには参加せず、個別で軽いランニングなどを行った。その後はキャッチボール、ティー打撃で約9分間打ち込んだ。その間、矢野監督から話しかけられるシーンもあった。 続けてフリー打撃も行った。矢野監督、井上ヘッドコーチ、北川打撃コーチが見守る中、23スイング。この日は通常なら行う、中堅守備位置でのフリー打撃の打球の捕球やノックなど、守備練習は行わなかった。 近本は21日の中日戦(甲子園)で、初回の第1打席で一塁を駆け抜けた際、右ハムストリング(太もも裏)に強い張りを感じたため、直後の守備から交代。試合中に西宮市内の病院で検査を受けていた。

◆両チームのスタメンが発表された。21日の中日戦(甲子園)で右ハムストリングスに強い張りを感じ、途中交代した阪神近本光司外野手(26)が、今季141試合目で初めてスタメンから外れた。 代わって中堅には島田海吏外野手(25)が入り、4試合連続の1番起用。「3番三塁」に糸原健斗内野手(28)。さらに二塁でスタメンの木浪聖也内野手(27)が、プロ3年目で初の5番起用される。木浪は10月に入って14試合に出場し21打数8安打、打率3割8分1厘と守備だけでなくバットでの活躍も光る。 また、ルーキー佐藤輝明内野手(22)が、18日広島戦(甲子園)以来、4試合ぶりに「7番右翼」でスタメン出場する。 阪神先発は秋山拓巳投手(30)。今季広島戦先発は自身カード別最多の10度目。過去9戦で5勝3敗、防御率1・99と好相性を誇る。広島先発は森下暢仁投手(24)。今季阪神戦は3試合に先発し2勝1敗、防御率3・71。

◆阪神佐藤輝明内野手(22)が、プロ野球史上5人目、8度目のシーズン170三振に到達した。 3回の第1打席でフルカウントから、広島森下の内閣147キロ直球に空振り三振を喫した。 シーズン170三振以上は、元近鉄のブライアントが4度記録している。

◆阪神秋山拓巳投手(30)が5回1失点で降板し、今季11勝目はならなかった。 両チーム無得点で迎えた3回2死二塁、3番西川の右越え適時二塁打で先制点を献上。それでも以降は得点を許さず、5イニングを3安打3奪三振2四球1失点と好投し、1点ビハインドの6回表に代打を送られた。 試合前時点で今季広島戦は9試合先発で5勝3敗、防御率1・99と好相性を誇りながら、直近の2戦には2連敗していた。

◆阪神佐藤輝明内野手(22)の一打が、同点劇を呼んだ。 1点ビハインドの7回2死一塁。森下の149キロ直球を詰まりながらも左前へ落とした。これが7打席ぶりの安打。ここで一塁走者メル・ロハス・ジュニア外野手(31)は二塁を回ると、ヘッドスライディングで三塁到達。直後、2死一、三塁から8番坂本誠志郎捕手(27)が中前適時打を放ち、同点に追いついた。 佐藤輝はこの打席まで2打席連続三振に倒れており、プロ野球ワースト8位のシーズン171三振に到達していた。

◆2位阪神が引き分けをもぎ取り、シーズン2試合を残して首位ヤクルトとのゲーム差を0にした。ヤクルトのマジック3を減らさなかった。 先発の秋山拓巳投手(30)は5回1失点と好投した。両チーム無得点の3回2死二塁、3番西川の右越え適時二塁打で先制点を献上。それでも以降は得点を許さず、5イニングを3安打3奪三振2四球1失点と試合を作った。 広島森下を打ちあぐねていた打線は1点を追う7回、2死一塁から7番佐藤輝明内野手(22)が左前に落として一、三塁。ここで8番坂本誠志郎捕手(27)が2ストライク2ボールと追い込まれながら、外寄り150キロ直球を中前にはじき返し、試合を振り出しに戻した。

◆ヤクルト●、阪神△の結果、ヤクルトのマジックは3のまま。 ヤクルトの最短Vは26日に延びたが、阪神も26日に優勝の可能性がある。ヤクルトが24、26日に●●、阪神が24、26日に○○で阪神の優勝が決まり、このケースでは阪神は1度もマジックが点灯せずに優勝となる。

◆広島は3回2死二塁で西川の右越え適時二塁打で先制。先発の森下は、3回まで4奪三振のパーフェクト投球。 中盤6回まで投手戦。広島森下は4回に初安打を許すもゼロ行進。阪神秋山は5回1失点で降板となった。2番手はアルカンタラ。 阪神が7回に坂本の中前打で同点に追いつき、そのまま引き分け。広島はBクラス決定。阪神はヤクルトのマジック減らしを阻止。

◆阪神の6番メル・ロハス・ジュニア外野手(31)は激走ヘッドスライディングで同点劇をお膳立てした。 1点を追う7回2死、森下相手に2ストライクからフルカウントまで持っていき、最後は際どい内角カットボールを選んで四球。7番佐藤輝の左前打で三塁へ頭から突っ込み、8番坂本の中前打で同点のホームを踏んだ。5回にはフルカウントから右前打。3打席で森下に計24球を投げさせた。

◆阪神先発の秋山拓巳投手(30)は白星こそつかなかったが、5回3安打1失点と踏ん張った。 試合前時点で防御率1・99だった好相性の広島と今季10度目の対戦。「今日はシンプルに考えてマウンドに上がったので、こういった結果が出たのかなと思います」。3回2死二塁から西川に先制の適時二塁打を浴びたが、最少失点。4、5回は3者凡退に抑え、いいリズムで中継ぎにつないだ。「勝ちたかったですが、あと2試合しっかりと応援して次に進みたいと思います」。勝利への思いを仲間に託した。

◆阪神先発秋山拓巳投手の後を受けたラウル・アルカンタラ投手が、主軸をぴしゃりと抑えた。 6回に登板し、先頭の西川をスプリットで中飛。鈴木誠を151キロ直球で詰まらせ二ゴロに仕留めると、最後は坂倉も153キロ直球で左飛に打ち取った。「1点も与えられない場面で3人で抑えることができたし、次にいい形でつなぐことができて良かったよ」。前回登板の17日広島戦で鈴木誠にソロを浴びたが、大事な試合で見事にリベンジした。

◆阪神3番手で7回に登板した馬場皐輔投手も3者凡退でつないだ。 菊池涼をカットボールで右飛に仕留めると、林、石原も危なげなく打ち取った。「秋山さんやアルカンタラもいいピッチングをしてくれていましたし、自分も絶対に0点で抑えるという気持ちでマウンドに上がりました」。流れに乗って、無失点のバトンをつないだ。

◆夢をつないだのは輝だ。阪神佐藤輝明内野手(22)が、しぶといヒットで坂本の同点適時打を演出した。 1点を追う7回2死。目の前でロハスが粘り、フルカウントから7球目の際どい内角球を見逃し四球を選んだ。内野が集まり一呼吸置いた広島森下の初球を逃さなかった。「もう、とにかく気持ちで打ちました」。内角低め149キロに詰まらされながらも、パワーで振り抜き左前に落とした。 判断よく一塁走者ロハスが三塁へヘッドスライディング。一、三塁とチャンスを広げ、坂本の同点打を呼び込んだ。近本が右太もも裏の張りで欠場。「7番右翼」で4試合ぶりにスタメン出場した佐藤輝が、大きな仕事を果たした。 難敵森下を3打席目で攻略した。3回の第1打席は7球目に空振り三振、5回の2打席目も9球粘ったが、空振り三振で今季の三振数は171となり、シーズン記録では歴代8位となった。残り2試合で同7位の15年西武中村の172、同6位の04年ヤクルト岩村の173も超える可能性が出てきたが、この日もファーストストライクから積極的に打ちにいった。7回の安打は対森下11打席目で2本目のヒット。負けていればヤクルトの優勝マジック3が減っていた一戦で、3打数1安打でもその1本が値千金だった 21日の甲子園での中日戦前の練習では、本拠地で時間にも余裕があるため、珍しい練習にも取り組んだ。通常の置きティー後に、北川打撃コーチが目の前の高さに投げるトスにバットを大根斬りのように上から出すティー打撃を繰り返した。近大時代から「置きティーの方が同じ位置に球があるし、投手の球をイメージしやすい」とこだわってやってきた。だが、今は首脳陣のヒントも大いに得ながら、懸命に出口を模索する中でのHランプだった。 24日の広島先発九里には18日の対戦で、右中間へ二塁打を放った。甲子園では3カ月ぶりとなる安打で、先制点を演出。今季9打数3安打と相性もいい。チームは逆転Vへのムードが高まってきた。前半戦20本塁打でチームを引っ張ってきた規格外ルーキーが奇跡の輪に加わる。【石橋隆雄】

◆阪神が執念でドローに持ち込んだ。0-1と1点を追う7回に8番坂本誠志郎捕手(27)の中前適時打で追いついた。今季10度目となる引き分け。 首位ヤクルトは巨人に大敗。阪神が引き分けたことで優勝マジック3は減らなかった。矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。 ? -森下がいい中で7回に何とか追いついた いやいや、(坂本)誠志郎がよく打ったよね。 -その前の2人のつなぎも それはもちろん1人ではホームランしか点入らんからね。前出てくれたからやし。まあまあでも、あそこで誠志郎が打つか打たんかというのは一番大きなポイントなんで。もちろん(代打を)どうしようかなっていうこともよぎったけどね。アイツに任せていいんじゃないかなっていう、それに応えてくれてうれしいよね。 -秋山に6回で代打を送って継投に入った いやまあまあ、もうあと残り少ないから。まあまあ、うちは負けてはダメなので。また後でみんなで聞かな分からんけど、どうなったかちょっと分からんけど、引き分けでもつなげられるということがあったから1点負けてるけど、いかんとしゃあない。だからアキには申し訳ないけど、逆に言うたらよく粘ってくれていたけど、替えるしかないかなと。 -中継ぎがゼロでつないだ いやね。今、打線も決していいとは言えないし、チカのけがもあるし、その中で何とかしようという粘りというのはみんな見せてくれているし、まあ、それが何とか引き分けにつなげてくれた。 -ベストメンバーを組めない中で引き分けたことは大きい まあまあこの一番最後のところでけがもあるし、調子のよくない選手がいるとかあるけど、そんなん関係なくね、目の前の試合をどう戦っていくかというのを考えていくしかない。 -前向きに捉えられる引き分け 俺もそう思っているよ。森下で苦しい中で投手が本当によく粘ってくれて、誠志郎が(適時打を打って)あそこで追いついて。 -ヤクルトにプレッシャーかけられた 明日も全員でなんとかするという気持ちを結果につなげたい。 -近本の状態 代打ではと思っていたけど、打って走らんでいいとは言っても、心配なんで。でも、代打の一振りだけは準備して待ってるんでね。明日もそういう場面があれば、一振り勝負かなと思います。

◆奇跡の逆転Vへ価値ある引き分けだ。2位阪神が敵地広島戦で0-1の7回2死走者なしから坂本誠志郎捕手(27)の同点打で追いつき、執念ドローに持ち込んだ。 右太もも裏痛の近本が欠場し、本来の4番大山もスタメンを外れる緊急事態の中、好投の森下相手に一丸でワンチャンスをモノにした。勝てば最高だったが、停滞気味の首位ヤクルトがこの日も敗れ、優勝マジックは3のまま。阪神が土俵際から26日にも逆転優勝する状況に持ち込んだ。気温15度。冷え切ったマツダスタジアムを坂本が熱くした。1点を負う7回2死一、三塁。広島森下の116球目、150キロ直球を捉えた。気迫が乗り移ったかのように、打球は二塁手菊池涼のジャンプの上を越えた。「追い越さないといけなかったかもしれないんですけど、追いつきたいという思いで打ちました」。 執念で作ったチャンスだった。2死、それもカウント0-2からロハスが際どいコースを選んで四球。2三振だった佐藤輝は詰まりながら左前打でつなぎ、助っ人はヘッドスライディングで三塁を陥れた。「ピッチャーが粘って、こういうゲームを作れたので」。投手陣の踏ん張り、仲間の思いに応える同点打だった。 緊急事態を執念で乗り切った。右太もも裏に強い張りを抱える近本が、新人時代の19年4月10日以来、927日ぶりに欠場。1番島田、3番糸原、5番にはプロ3年目で初めて木浪を据えた。背中の張りで大山もスタメンを外れ、優勝争いの佳境で苦肉のオーダーを組まざるを得なかった。 だが、これが手負いの虎の優勝への意地と執念か。好投森下に沈黙してきた打線が、ワンチャンスを逃さなかった。矢野監督は「もちろん(代打を)どうしようかとよぎったけどね。アイツに任せていいんじゃないかっていう、それに応えてくれてうれしいよね」と背番号12をたたえた。 デーゲームで首位ヤクルトが負けたため、阪神の引き分けで優勝マジックは減らず3で停滞。ゲーム差はなくなり24、26日に阪神連勝、ヤクルト連敗なら逆転Vのところまできた。前向きな引き分けか? の問いに指揮官は「俺もそう思っているよ」とうなずいた。8日にマジック11が点灯後、ヤクルト4勝6敗2分け対し、阪神は6勝2敗3分け。息切れ気味のツバメに執念で食らいついている。 泣いても笑っても残り2戦。矢野監督は「明日も全員で何とかする気持ちを結果につなげたい」と熱く言った。坂本も「モノにしたいという思いは、強ければ強いほど近づくと思う。9回が終わる時に1点でいいから勝っていて、スアちゃんが抑えてくれたらそれがいい」と力を込めた。虎はまだ死なず-。価値あるドローを糧に、残り2戦を総力で勝つ。【中野椋】

◆広島森下暢仁投手(24)が8回1失点と力投も、9勝目はならなかった。 3回まで完全投球。1点リードの7回2死から四球をきっかけに一、三塁とし、坂本に同点打を浴びた。球数120球でも8回も続投し白星を目指したが、打線の援護はなかった。133球の熱投も実らなかったが「トータルしても悪い内容ではなかった。一番いい状態で投げられたのかなとは思います」と振り返った。残り登板は多くて1試合。新人から2年連続2桁勝利は絶望的となった。

◆広島が、3年連続Bクラスでシーズンを終えることが決まった。阪神24回戦(マツダスタジアム)の開始前に、3位巨人が勝利。最大15ゲーム差あった巨人に一時は2・5ゲーム差にまで迫ったが、奇跡は起こらなかった。試合は優勝争いする阪神相手に、今季12度目の引き分け。佐々岡真司監督(54)の就任2年目もシーズン終盤に追い上げは見せたが、Bクラスという結果に終わった。プレーボールを待たずに、逆転CSの可能性が消滅した。それでも広島ナインは先制点をもぎ取り、先発森下は熱投。同点に追いつかれても、8回まで133球を投げ抜いた。9回は島内が踏ん張り、最後の攻撃は2死から得点圏に走者を進めた。ただ、勝利には1歩届かなかった。今季12度目の引き分け。静かな終幕となった。 佐々岡監督 これは本当に僕の力不足だったと思います。厳しい戦いがあった中で、昨年に続いてBクラス。ファンのみなさんに申し訳ないという気持ちです。 河田ヘッドを迎えた佐々岡体制2年目も、シーズン序盤から下位に低迷した。交流戦前の5月下旬には、チーム内で新型コロナウイルスのクラスターが発生。主力の負傷時期と重なり、苦しい戦いを余儀なくされた。5月18日以降の20試合は4勝13敗3分け。上位球団に大きく引き離された。 外国人選手が振るわない誤算はあった。ただ、打線の輪郭をつくるまでに時間を要し、栗林という絶対的な守護神を擁しながらも、今年も最後まで勝ちパターンを確立できなかった。 その中で、出場機会を得た林が台頭。高卒3年目では12年の堂林以来となる2桁本塁打を記録した。昨季出場はわずか3試合の小園も遊撃手のレギュラーをつかみ、規定打席をクリアした。若手の成長がチーム力を底上げし、9月以降は23勝17敗2分け。最大15ゲーム差あった3位巨人に、一時は2・5ゲーム差にまで迫った。 佐々岡監督は「(終盤は)いいプレッシャーの中で試合をできて、力がついてきていると思います。残り4試合、同じ気持ちでファンに最後までいいゲームを見せるつもりでプロとしてやっていきたい」と、勝利にこだわる姿勢を貫く。昨季も終盤に盛り返したように、今季も反撃に転じたのが遅すぎた。選手の成長も、チームの成長も積み重ねが大事。成功からだけでなく、失敗からも、学ぶことはある。【前原淳】 ▽広島河田ヘッドコーチ(広島復帰1年目は4位) 勝つ負けるは神のみぞ知るところなので。結果として負けてBクラスになったのだから、真摯(しんし)にしっかり受け止めている。 ▽広島森下(8回1失点も勝ち星なしでルーキーイヤーから2年連続2桁勝利は絶望的) 監督、首脳陣の方たちが勝ちをつけようとしてくれて、8回も投げさせてもらった。8回までしっかり投げることができて良かったなと思います。

◆負けられない試合を守ったのは、やはり阪神の鉄壁リリーフの2人だった。 1-1の8回を託されたのは、もちろん岩崎だ。1死から代打堂林の打球はフェンスギリギリの右飛となったが、続く小園を三ゴロに打ち取り、きっちり3人で終わらせた。 最終回に仁王立ちしたのは守護神スアレス。「大事な試合だったので仕事ができて良かったし、明日は勝てるように頑張りたいよ」。3番西川を二ゴロ、4番鈴木誠には剛速球を決めて空振り三振。坂倉の中前打から2死二塁とされたが、最後は菊池涼を中飛に打ち取った。2年連続のセーブ王を確定させている右腕は、これで13試合連続無失点。緊迫の場面でスコアボードに「0」を刻むと、穏やかな表情で坂本と互いをねぎらった。 矢野監督は6回の攻撃で、好投していた先発秋山に代打を送っていた。「うちは負けてはダメなので。アキには申し訳ないけど、よく粘ってくれていたけど、代えるしかないかなと」。心強い救援陣が控えるからこその勝負手。アルカンタラ、馬場が応え、頼もしい2人につないだ。指揮官も「今、打線も決していいとは言えないし、チカ(近本)のけがもあるし、その中でなんとかしようという粘りはみんな見せてくれている。それがなんとか引き分けにつなげてくれた」とブルペン陣をたたえた。 9日ヤクルト戦では今季初の「ダブルまたぎ」をするなどフル回転を続ける2投手。岩崎、スアレスがともに登板した試合は41勝2敗7分けと高勝率で、後半戦は1度も敗戦がない。残りは2試合。逆転Vへ腕を振る。【磯綾乃】

◆右ハムストリングの強い張りで21日の中日戦(甲子園)を途中交代した阪神・近本光司外野手(26)が試合前練習に参加した。 軽めのウオーミングアップで汗を流すと、大山とキャッチボール。バットを持って、トス打撃を行った。

◆阪神・近本光司外野手(26)が今季初のベンチスタートとなった。21日の中日戦(甲子園)で一回の第1打席に二ゴロを放ち、二回の守備から交代し、試合後に球団広報が「試合中に右ハムストリングの強い張りを感じたため、大事をとって交代」と発表していた。 近本のベンチスタートは2020年7月25日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、455日ぶり。また、佐藤輝明内野手(22)が出場4試合ぶりに「7番・右翼」でスタメンに名を連ねた。

◆広島・鈴木誠也外野手(27)と床田寛樹投手(26)が試合前に9月度の「大樹生命月間MVP賞」の表彰式に臨み、トロフィーや目録などを受け取った。 7・8月度に続き2期連続受賞の鈴木誠は25試合に出場し、打率・381、球団タイ記録の6戦連発を含む13本塁打、22打点。プロ5年目で初受賞の床田は4試合に先発し、プロ初完封を含む3勝1敗、防御率0・93と存在感を発揮した。球団で月間MVPの同時受賞は2006年7月度の黒田博樹、栗原健太以来の快挙だった。

◆先発した阪神・秋山拓巳投手(30)が三回につかまった。 1死から宇草に左前にポトリと落ちる二塁打。小園を見逃し三振に斬ったが、三番・西川に高めのボール球を痛打され、右越えの適時二塁打を許した。デーゲームで首位・ヤクルトが巨人に敗れたため、現在ゲーム差はなし。負けられない一戦だが、阪神が先手を奪われた。

◆先発した阪神・秋山拓巳投手(30)は5回3安打1失点だった。 一回は2死から一、二塁のピンチを背負うも、坂倉を中飛に仕留めた。しかし、三回。1死から宇草に左前にポトリと落ちる二塁打。小園を見逃し三振に斬ったが、三番・西川に高めのボール球を痛打され、右越えの適時二塁打で先制を許した。 秋山は六回先頭の打席で代打を送られて降板した。

◆広島の安部がベンチ入りメンバーから外れた。球団によると、22日に体調不良を訴え、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査の結果は陰性という。今後は体調を見ながら判断する。

◆阪神が試合を振り出しに戻した。0-1の七回に坂本誠志郎捕手(27)が中前適時打を放った。 2死からロハスが四球、佐藤輝が左前打で一、三塁のチャンスを作った。打席には9試合連続でスタメンマスクをかぶった坂本。森下に対してカウント2-2からの5球目だった。150キロ直球をはじき返し、中前へ。停滞した空気を切り裂く一打に、ベンチでは矢野監督もガッツポーズでたたえた。

◆阪神は広島から価値ある引き分けをもぎ取った。0-1の七回に2死から一、三塁と好機を作ると、坂本が中前にはじき返す同点打。9試合連続でスタメンマスクをかぶった女房役が、起死回生の一打を放った。 先発の秋山は5回3安打1失点と試合をまとめると、アルカンタラ、馬場、岩崎、スアレスと継投。勝ち越しを許さなかった。 デーゲームで巨人と戦った首位・ヤクルトは敗れたため、ゲーム差はなしに。マジックは「3」のままと逆転優勝の奇跡が現実味を帯びてきた阪神にとって大きな引き分けとなった。

◆阪神は1点を追う七回2死一、三塁で坂本誠志郎捕手(27)が中前打を放って同点に追いつき、そのまま引き分け。デーゲームでヤクルトが敗れ、「M3」のままだが、ゲーム差は「0」となった。矢野耀大監督(52)の一問一答は以下の通り。 ーー森下が良い中で七回に何とか追いついた 「誠志郎がよく打ったよね」 ーーその前の2人のつなぎも 「もちろん1人ではホームランしか点入らんからね。前出てくれたからやし。あそこで誠志郎が打つか打たんかというのは一番大きなポイントなんで。もちろん(代打を)どうしようかなっていうこともよぎったけどね。アイツに任せていいんじゃないかなっていう、それに応えてくれてうれしいよね」 ーー秋山に六回で代打を送って継投に入った 「残り少ないから。まあまあ、うちは負けてはダメなので。また後でみんなで聞かな分からなんけど、どうなったかちょっと分からんけど、引き分けでもつなげられるということがあったから1点負けてるけど、いかんとしゃあない。だからアキには申し訳ないけど、逆に言うたらよく粘ってくれていたけど、代えるしかないかなと」 ーー中継ぎがゼロでつないだ 「今、打線も決していいとは言えないし、チカのけがもあるし、そのなかで何とかしようという粘りはみんな見せてくれているし、まあ、それが何とか引き分けにつなげてくれた」 ーーベストメンバーを組めない中で引き分けたことは大きい 「この一番最後のところでけがもあるし、調子のよくない選手がいるとかあるけど、そんなん関係なくね、目の前の試合をどう戦っていくかというのを考えていくしかない」 ーー前向きに捉えられる引き分け 「俺もそう思っているよ。森下で苦しい中で投手が本当によく粘ってくれて、誠志郎が(適時打を打って)あそこで追いついて」 ーーヤクルトにプレッシャーかけられた 「明日も全員でなんとかするという気持ちを結果でつなげたい」

◆右太もも裏に強い張りを訴えている阪神・近本光司外野手(26)はスタメンから外れ、最後まで出番はなかった。試合後、矢野耀大監督(52)は「代打ではと思っていたけど、打って走らんでいいとはいっても、心配なんで。でも、代打のひと振りだけは準備して待ってるんでね。明日もそういう場面があれば、ひと振り勝負かなと思います」と話した。

◆阪神の秋山が5回を3安打、1点に抑える好投で森下と投手戦を演じた。「勝つしかない、という気持ち」と懸命に腕を振り、チームの引き分けに貢献した。 今季このカードで登板した過去9試合の防御率は1・99だった。相性が良くても対戦を多く重ね、研究される中で「いろいろと考えて、自分で難しくしてしまうこともあった。きょうはシンプルに考えて、マウンドに上がった」。球速130キロ台でも伸びやかな速球を軸に組み立て、テンポ良く打ち取った。

◆デーゲームで巨人が勝利し、ナイターの広島は試合前にクライマックスシリーズ(CS)進出の望みが絶たれた。 4位が決まり、就任1年目の昨季から順位を一つ上げたものの、チームは3連覇の後は3年続けてBクラス。佐々岡監督は「CS、優勝を目指してやってきた1年間でBクラス。僕の力不足だったと思う。ファンの皆さんに申し訳ないという気持ち」と話した。 三回に西川の二塁打で先制したが、追加点が遠かった。残り4戦。監督は「最後まで、プロとしてやっていきたい」と語った。

◆広島の森下は8回1失点の好投でも、9勝目に届かなかった。チームは4試合を残すのみで、新人王に輝いた昨季から2年続けての2桁勝利は絶望的。「できる準備をしっかりしてやりたいと思う」と次回登板を見据え、気丈に話した。 序盤から制球良く凡打を積み重ねたが、1―0の七回2死からピンチを招き、坂本に甘く入った直球を中前に運ばれて追い付かれた。自身を明大に勧誘した先輩に許した悔やまれる一打。「ゼロで抑えたかったというのが素直な気持ち」と唇をかんだ。 西川(三回に先制二塁打)「来た球に対して上からぶったたいた」

◆デーゲームで巨人が勝利したため試合前に広島のクライマックスシリーズ(CS)進出の望みが消滅した。4位と3年連続Bクラスが確定。試合後の佐々岡監督の主な一問一答は次の通り。 ──今季9勝目を狙った森下は8回1失点と好投したが勝敗が付かず 「森下の2桁という目標がありますから、何としても勝ちたい、勝たせたいという気持ちはみんなあったと思う」 ──森下の投球は 「丁寧に、制球重視という感じの立ち上がりだったと思いますし、ここぞというときはギアが入ったというのはあると思う。本当にしっかりと直球にしろ変化球にしろ、制球を意識した中での投球だと思う」 ──七回で120球。八回も続投 「先発投手としては2桁というのは目標にしている。球数が多くなっても勝利の権利を持たせてあげたい。最後の最後ですからね。10勝を目指すにはきょう勝つしかなかった」 ──打線は秋山から三回に西川の適時二塁打で先制 「チャンスらしいのもあそこしかなかった。なかなかやっぱりわかっていても、直球もそんなに速くはない中でも、ベース上のスピンで、うちの打線がてこずる。だから10勝を挙げているんだと思う」 ──4位確定。CSの可能性が消滅した 「CS、優勝を目指してやってきた1年間でBクラスでした。本当、僕の力不足だったと思いますし、厳しい戦いがあった中で、昨年に続いてのBクラス。ファンのみなさんに申し訳ないという気持ちですね」 ──9、10月の戦いは手応えがあるのでは 「若手が出てきた中で9、10月は本当にいい戦いができた。ファンもわれわれもいいプレッシャーの中で試合ができて、それで力がついてきていると思います。残り4試合、同じ気持ちでファンに最後までいいゲームを見せるつもりで、プロとしてやっていきたいと思います」

◆絶対に落とせない一戦を、5投手の魂の継投で落とさずにすんだ。マウンドの上でバトンをつなぎ、抑えのスアレスが九回を締めて勝ちに等しいドローに持ち込めた。自身の〝任務達成〟に胸を張り、すぐさま虎投の思いを代弁した。 「大事な試合で仕事ができてよかったですし、明日(24日)勝てるように頑張りたいと思います」 1-1の九回。先頭の西川は二ゴロ、続く鈴木誠は内角高めの直球でバットに空を切らせた。坂倉には中前打を許し、代走・曽根に二盗を決められたが、動じない。最後は菊池涼を158キロで中飛に仕留め、13試合連続無失点とした。セーブ機会ではないが、絶対的守護神がカープ打線の前に仁王立ちした。 阪神3番手の馬場皐輔=マツダスタジアム(撮影・水島啓輔) 最後まで必死に流れを引き寄せようと、先発・秋山も5回3安打1失点の力投をみせ、六回からアルカンタラが三者凡退とリズムを作り、「次にいい形でつなぐことができてよかった」と胸を張った。七回に待望の同点打が坂本のバットから生まれ、その裏は3番手の馬場も無失点投球で「秋山さんとアルカンタラもいい投球をしていた。自分も絶対に0点で抑える気持ち」と汗をぬぐった。八回は岩崎が三者凡退に抑え、虎が誇る強力ブルペン陣に、ほんの少しの隙もなかった。 8回、登板した阪神・岩崎優=マツダスタジアム(撮影・河田一成) 矢野監督も必死の継投策を「もうあと残り少ないから。うちは負けてはダメなので。引き分けでも(逆転Vに)つなげられるということがあったから。(相手先発が)森下で苦しい中、投手が本当によく粘ってくれて」と振り返った。 「今、打線も決していいとはいえない。チカ(近本)のけがもあるし、その中でなんとかしようという粘りはみんな見せてくれている。それが引き分けにつなげてくれた」 シーズン残り2試合も、矢野虎が投手陣の総力を結集する。大逆転Vへの望みは、絶対に捨てない。(新里公章)

◆打者も投手も必死のパッチや! 阪神は1-1で広島と引き分け、ヤクルトの優勝マジック減らしを阻止。逆転Vへの可能性をつないだ。4試合ぶりスタメンの佐藤輝明内野手(22)が七回に同点のお膳立てをする左前打を放てば、5投手で鯉打線を1点のみに抑える執念の継投をみせた。ゲーム差ゼロ、勝率差0・07。残り2試合、まだチャンスはある。会心の当たりではなかった。バットの芯を外したが、パワーで左前に落とした。4試合ぶりにスタメン出場した佐藤輝が7打席ぶりとなる安打を放って、チャンスを拡大。坂本の同点打を演出した。 「もう、とにかく気持ちで打ちました」 0-1の七回。2死からロハスが四球を選んだ直後の初球だった。森下の149キロの直球を振り抜いた。ロハスが好走塁とヘッドスライディングで三塁へ。チャンスが広がり、坂本に価値ある中前同点打が飛び出した。 18日の広島戦(甲子園)以来の先発出場だった。20日の首位ヤクルトとの直接対決(甲子園)では代打での出場機会もなかった。近本が右太もも裏を痛めて欠場。大山も不振でスタメンにいない。佐藤輝に期待されているのはチームに流れを引き寄せる一発だったが…。 森下に手玉に取られた。三回は空振り三振、五回も空振り三振に倒れて、歴代ワースト8位のシーズン171三振に到達。絶対に落とせない一戦。このまま終わるわけにはいかなかった。 どんなに調子が悪くても決して下は向かない。練習中も大山らと明るくふるまい、試合に出ていないときはベンチの最前列で〝声出し部隊〟の先頭に立つ。19日のヤクルト戦(甲子園)では四球を選んだ一塁ベース上にいた青柳のもとにベンチから全力疾走してグラウンドコートを手渡すと、笑顔で声をかけた。 矢野監督は佐藤輝の〝つなぎ役〟を「それはもちろん、1人ではホームランしか点入らんからね。前(の打者が)出てくれたからや」と評価した。あとは最大の武器である長打力を発揮するだけだ。 この日、ヤクルトが巨人に敗れて、ゲーム差はゼロになった。奇跡の逆転Vへ、周囲の期待は膨らむばかりだ。もうベンチでの盛り上げ役は終わり-。レギュラーシーズンは残り2試合。グラウンドで「主役」となってバットで、チームをVへと導いてみせる。(三木建次)

◆勝ちに等しいドローだ。2位阪神は1-1で広島と引き分け、巨人に敗れた首位ヤクルトにゲーム差なしに接近。七回に坂本誠志郎捕手(27)が値千金の同点打を放った。残り2試合に連勝し、ヤクルトが連敗した場合、最短26日に16年ぶりのリーグ優勝が決まる。燕を追いつめた。このまま一気に逆転したるで!この一本がなければ、奇跡は幻となって散っていたかもしれない。坂本が執念で運んだ白球には、それだけの価値があった。必死に追いつき、タイスコアに持ち込んだ一戦。虎の大逆転Vストーリーが現実味を帯びてきた。 「ロースコアのゲームで先に1点を与えてしまって…。でもピッチャーが粘ってくれて。追いつきたい、追い越さないといけなかったかもしれないけど、追いつきたいという思いで打った」 1点を追う七回2死だった。付け入るスキのなかった森下から、ロハスが四球を選び、佐藤輝が左前打でつないだ。一、三塁の大チャンスに矢野監督は動かない。 「(代打を)どうしようかもちろん、よぎったけどね。アイツ(坂本)に任せていいんじゃないかなって」 9試合連続でスタメン起用してくれた指揮官から命運を託された。応えないわけにはいかなかった。カウント2-2から5球目、150キロをはじき返すと打球はジャンプした二塁手・菊池涼の頭上を越える。起死回生の中前打。塁上で両手をパンッとたたいたヒーローにベンチでは矢野監督が目を細め、ガッツポーズを送っていた。「僕らは相手がどのチームであっても勝つしかない。(試合に)入る前から、入ってからもずっと勝ちたいという思いだけでやっていました」デーゲームでは首位ヤクルトが巨人に敗れていた。当然、坂本も結果は知っていた。負けられないという重圧は増した。「なかなか思うようにいかないこともあるけど、少ないチャンスかもしれないけど、モノにしたいという思いは強ければ強いほど近づくと思う」。気持ちでは絶対に引かなかった。もぎとった引き分けで、ヤクルトとは9月27日以来のゲーム差なしに。マジックは「3」のまま変わらないどころか、阪神が残り2戦を連勝すれば、4試合を残している燕のV条件は3勝1敗などが必要だ。燕が2敗すれば虎が逆転Vになるので、〝隠れマジック〟は「4」となった。矢野監督は「あしたも全員でなんとかするという気持ちを結果でつなげたい」とうなずいた。坂本も「みんなで点を取りに行って、防ぎにいく。最後1点でいいから勝って、スアちゃん(スアレス)が抑えてくれたらそれでいい」と意気込んだ。泣いても笑っても残り2試合。マスク越しに描く奇跡の瞬間のため、死力を尽くす。(原田遼太郎)

◆デーゲームでヤクルトが巨人に敗れていただけに、本心は勝ちたかったけど、欲をかいたらキリがないわー!! 先発・秋山ら5人の投手陣はよくぞ、カープ打線を1得点に封じてくださった!! パチパチパチの大拍手!! そして同点にする場面に、大きな人生のドラマがあったのだ。 阪神唯一のチャンスといってもいい七回2死一、三塁。打席は申し訳ないけど、二流打者の坂本…。当然、全国の虎党は「代打は糸井? はたまた脚の故障でスタメンを外れた近本の一振りにかける?」と息をのんだら、坂本をそのまま打席に送る矢野采配…。 正直、俺は「ウソや~!! リードは一流だけど打撃はあかんよ、矢野さ~ん!!」と叫んだ次の瞬間の同点打!! スミマセンでした、坂本選手。そして矢野監督(脱帽)。『信じる者は救われる』を教えられました。 坂本がスタメンマスクをかぶってからの9試合は5勝1敗3分け(無失点が3試合、1失点が4試合のリードもスゴイ!!) 2番手でも腐らず自分を信じ、刃を研ぎ続けていた坂本と、その姿を見て信じて起用した矢野監督…。虎党も最後までVを信じ、最高のエンディングを待ちましょう!!

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
715018 0.587
(↓0.005)
M3
(-)
4606
(+1)
513
(+11)
141
(-)
70
(-)
0.254
(↓0.001)
3.470
(↓0.06)
2
(-)
阪神
765510 0.580
(-)
0
(↓0.5)
2534
(+1)
502
(+1)
120
(-)
112
(-)
0.248
(↓0.001)
3.310
(↑0.02)
3
(-)
巨人
616120 0.500
(↑0.004)
10.5
(↑1)
1548
(+11)
535
(+1)
168
(+2)
65
(-)
0.242
(-)
3.610
(↑0.02)
4
(-)
広島
606712 0.472
(-)
14
(↑0.5)
4535
(+1)
574
(+1)
119
(-)
64
(+1)
0.263
(↓0.001)
3.840
(↑0.02)
5
(-)
中日
547117 0.432
(↓0.003)
19
(-)
1401
(-)
478
(+5)
69
(-)
59
(+1)
0.237
(↓0.001)
3.250
(↓0.02)
5
(1↑)
DeNA
547116 0.432
(↑0.005)
19
(↑1)
2558
(+5)
612
(-)
136
(-)
30
(-)
0.258
(-)
4.120
(↑0.03)