1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
DeNA | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | X | 5 | 11 | 1 | 0 |
勝利投手:東 克樹(1勝2敗0S) 敗戦投手:清水 達也(0勝1敗0S) |
DeNA戦チケット予約 | 中日戦チケット予約 |
◆DeNAは3回裏、牧の適時打で1点を先制する。そのまま迎えた5回には、楠本の2点適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・東が8回1安打無失点の快投で2年ぶりの白星をマーク。引退試合を迎えた武藤は、9回に2番手として登板し、打者1人を三振に抑えた。敗れた中日は、打線が沈黙した。
◆DeNA牧秀悟内野手(23)が、またも球団新人記録に並んだ。2回に右前打、3回は左前へ先制適時打を放った。これで35度目のマルチ(複数)安打。球団の新人では「天秤(てんびん)打法」の58年近藤和彦に並んだ。 ここまで2打数2安打で打率は3割5厘に上昇。86年清原(西武)以来の打率3割&20本塁打以上にも前進した。 また通算安打数は146とし、プロ野球の新人では55年榎本喜八(毎日)と並ぶ8位タイに浮上した。
◆高卒3年目のDeNA益子京右捕手(20)が、プロ初安打を放った。4回1死一塁、清水の143キロ直球を詰まりながらも左翼線に落とした。この試合は8番捕手でプロ初スタメン、初出場。第2打席で初安打を放った。記念のボールはベンチに戻された。 益子は青藍泰斗高校(栃木)から18年ドラフト5位で入団した。今季は2軍では72試合に出場し、打率2割3分5厘、6本塁打、26打点だった。五輪期間中のエキシビションマッチでは、4試合に出場し、8打数2安打だった。
◆DeNA牧秀悟内野手(23)が「ミスタープロ野球」長嶋茂雄の記録にリーチをかけた。2回に右前打、3回に左前へ先制適時打、5回に左翼線二塁打を放った。これで13度目の猛打賞で、58年長嶋茂雄(巨人)の14度にあと1度と迫り、別当(阪神)長野(巨人)高山(阪神)近本光司(阪神)と並ぶ2位タイとなった。 2打席目には35度目のマルチ(複数)安打で、58年近藤和彦の球団新人記録に並んでいた。 ここまで3打数3安打で打率は3割7厘に上昇。86年清原(西武)以来の打率3割&20本塁打以上にも前進した。 また通算安打数は147とし、プロ野球の新人では55年榎本喜八(毎日)を抜き、50年河内卓司(毎日)に並ぶ7位タイに浮上した。 第2打席では「東さんに勝ちを付けたい一心に打席に向いました。追い込まれていましたが仕留められて良かったです。先制点を挙げることができうれしいです」とコメントしていた。 ▼牧が今季4度目の4安打。新人で4安打以上を4度記録したのは46年森下(パシフィック)4度、50年蔭山(南海)5度、54年河野(阪急)4度に次いで67年ぶり4人目となり、セ・リーグの新人では初めて。猛打賞は13度目で、新人の猛打賞回数では19年近本(阪神)ら4人に並び2位タイ。58年長嶋(巨人)がつくった14度の最多記録へあと1度と迫った。
◆DeNAは3回2死一、二塁で、牧が左前へ適時打を放って先制した。先発の東は3回まで1安打無失点投球。 DeNAは5回1死二、三塁から楠本が右翼線へ適時二塁打を放って2点を追加した。東は2回以降安打を許さず終盤へ。 DeNAは東が8回1安打無失点で19年以来2年ぶりの勝利。中日は3連敗。両チームは引き分けを除き、54勝71敗で同率5位。
◆中日が142試合目で今季2度目の最下位タイに転落した。今季初登板初先発の清水が4回1失点。森、岡田がそれぞれ2点ずつ失った。初回1死満塁のチャンスも、後が続かず。 今季14度目の完封負けに、与田剛監督は「(チャンスを生かせないのは)今年の課題だった。チャンスをものにして先制しないと厳しい」とがっくり。DeNAの戦績次第で、単独最下位フィニッシュの可能性も出てきた。 ▽中日清水(今季初登板初先発も4回1失点で1敗) 悔しい気持ちが一番です。粘られてしまう場面が多く、無駄なボール球も多かったです。必ず次につなげたいと思います。
◆DeNA牧秀悟内野手が、またもセ・リーグ新記録を達成した。 2回の右前打を皮切りに、左前打、左翼線二塁打を2本。今季は新人初のサイクル安打も達成したが、4度目の1試合4安打。セ初でプロ野球では新人67年ぶりだ。「4番を打たせてもらっているので、好機では打たないといけない。結果を出し続けないといけない。今いい感じで打てている」。二塁打32本はセ新人2位タイに浮上した。 打率は3割8厘まで上昇。残り2試合で13打数無安打でも3割を維持できるため、史上4人目の新人で3割20本は確実だ。「一番目標にしていた3割で終わるのはすごくいい。まだまだ上がるチャンスはあるので、残り2試合で少しでも上げられるように」と、意気込んだ。 開幕前にボールの見方を田代巡回打撃コーチから教わった。「眉間にしわを寄せて集中して見過ぎないように」。牧は「見過ぎると力が入るので、リラックスできる」と話していた。だが、21日の練習で衝撃の事実が発覚。田代コーチが「ちょっとしわを寄せて見るだけで、集中力の違いが出てくるのよ。俺はしわを寄せろと言ったんだ」。牧の言葉を知ると「理解力ねえな、あいつ。逆にね。良かったかもしれない」と笑い飛ばした。おおらかな指導の下で、規格外の成績を残している。【斎藤直樹】 ▼牧が今季4度目の4安打。新人で4安打以上を4度記録したのは46年森下(パシフィック)4度、50年蔭山(南海)5度、54年河野(阪急)4度に次いで67年ぶり4人目となり、セ・リーグの新人では初めて。猛打賞は13度目で、新人の猛打賞回数では19年近本(阪神)ら4人に並び2位タイ。58年長嶋(巨人)がつくった14度の最多記録へあと1度と迫った。
◆DeNA東克樹投手(25)が19年8月23日巨人戦以来、792日ぶりの白星を挙げた。1回1死満塁から23人連続アウトで8回1安打無失点。「正直いうと試合中、9回に泣きそうになった。それ以上にうれしさが増して、ヒーローインタビューで涙が出てこなかった。泣く予定でしたが、全然涙が出てこなかった」。20年2月に左肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術。テニスボールのネットスローから始めたリハビリが報われた。 DeNA益子(プロ3年目で初出場初安打。捕手で完封リレーを演出)「初出場と初ヒットと初のお立ち台。僕なんかが上がっていいのかという気持ちですが、素直にうれしいです」
◆DeNAは三回に牧の適時打で先制し、五回は楠本の2点二塁打で加点した。七回も佐野、牧、楠本の3連続二塁打で2点を奪った。東は8回1安打無失点で2年ぶりの勝利。中日は借金が今季最多の17に増え、同率最下位に後退した。
◆DeNAの3年目捕手、益子がプロ初出場し、攻守に躍動した。打撃では四回に清水の内角速球に詰まりながらも左翼線へ落とし、プロ初安打。「振ったところにボールが来て、いいところに落ちてくれた。ラッキーだった」と笑った。 守備では東らをリードして中日打線をわずか1安打に封じ、無失点勝利をもたらした。栃木・青藍泰斗高から2019年にドラフト5位で入団した20歳。初めてお立ち台に呼ばれ「僕なんかが上がっていいのかと思うけど、うれしい」と初々しかった。
◆DeNAの東が昨年2月の左肘手術から復帰後3試合目の登板で初勝利をつかんだ。8回1安打無失点で一回以外は走者を出さない完璧な内容。切れのあるボールでねじ伏せ、2年ぶりの白星を得てお立ち台に立ち「久しぶりにこの光景を見ることができてうれしい」と感慨に浸った。 2018年に11勝を挙げ新人王に輝いた実力者。今季最後の登板で勝利を手にし、来季の完全復活へつなげた。三浦監督は「勝ち星がついて終われるのは本人の気持ち的に違うと思う。来季が非常に楽しみ」と安堵の表情だった。 楠本(五回に2点二塁打)「前の打席で凡退していたので、やり返す気持ちで打席に向かった」
◆DeNAを戦力外となり現役引退を決めた武藤が引退試合に臨み、打者1人に対して空振り三振で現役生活に別れを告げた。5球で登板を終えるとマウンド上で感極まった表情を浮かべた。 中日で7年、DeNAで4年プレー。試合後のセレモニーでは同学年のDeNA・田中健と中日・田島から花束が手渡された。「満員のナゴヤドーム、横浜スタジアムで投げられたことは一生の宝物です」と目を潤ませてファンにあいさつした。
◆昨年2月に左肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けたDeNA・東克樹投手(25)は8回1安打無失点、6奪三振。術後3度目の1軍登板で2019年8月23日の巨人戦以来、729日ぶりの白星を手にした。 「久しぶりにこの光景を見ることができて、うれしい気持ちでいっぱい。泣きそうです」 一回こそ満塁のピンチを背負うも、1巡目で隠していたチェンジアップも操り、二回以降は完全投球。公式戦初出場の益子とのバッテリーで、テンポ良く90球の完封ペースで投げ切った。 左肩の手術から戻ったエース・今永に続いて18年の新人王左腕が最終盤で完全復活。三浦監督は「これで来季もまた楽しみ」と目を細めた。(浜浦日向)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
71 | 50 | 18 | 0.587 (↓0.005) | M3 (-) |
4 | 606 (+1) | 513 (+11) | 141 (-) | 70 (-) |
0.254 (↓0.001) | 3.470 (↓0.06) |
2 (-) |
阪神 |
76 | 55 | 10 | 0.580 (-) | 0 (↓0.5) |
2 | 534 (+1) | 502 (+1) | 120 (-) | 112 (-) |
0.248 (↓0.001) | 3.310 (↑0.02) |
3 (-) |
巨人 |
61 | 61 | 20 | 0.500 (↑0.004) | 10.5 (↑1) |
1 | 548 (+11) | 535 (+1) | 168 (+2) | 65 (-) |
0.242 (-) | 3.610 (↑0.02) |
4 (-) |
広島 |
60 | 67 | 12 | 0.472 (-) | 14 (↑0.5) |
4 | 535 (+1) | 574 (+1) | 119 (-) | 64 (+1) |
0.263 (↓0.001) | 3.840 (↑0.02) |
5 (-) |
中日 |
54 | 71 | 17 | 0.432 (↓0.003) | 19 (-) |
1 | 401 (-) | 478 (+5) | 69 (-) | 59 (+1) |
0.237 (↓0.001) | 3.250 (↓0.02) |
5 (1↑) |
DeNA |
54 | 71 | 16 | 0.432 (↑0.005) | 19 (↑1) |
2 | 558 (+5) | 612 (-) | 136 (-) | 30 (-) |
0.258 (-) | 4.120 (↑0.03) |
コメント