楽天(★5対6☆)西武 =リーグ戦25回戦(2021.10.17)・楽天生命パーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:渡邉 勇太朗(4勝4敗0S)
(セーブ:森脇 亮介(3勝0敗1S))
敗戦投手:田中 将大(4勝8敗0S)

本塁打
【西武】中村 剛也(18号・5回表2ラン)
【楽天】山﨑 剛(4号・7回裏3ラン)

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◆西武は4回表、2死一二塁の好機から川越が適時打を放ち、先制に成功する。続く5回には、源田の適時二塁打と中村の2ランなどで4点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・渡邉が6回4安打無失点の好投で今季4勝目。敗れた楽天は、打線が9回に1点差まで迫るも、あと一歩及ばなかった。

◆楽天田中将大投手(32)が今季最短となる5回途中106球8安打、同ワーストタイの5失点と崩れ、日本では自己ワーストの8敗目を喫した。今季22試合目の登板で初の途中降板。先発では自己最長の9戦勝利なしとなった。 5回2死二塁、高めスライダーを中村に捉えられると、打球方向を見なかった。左中間席に2ランを放り込まれ、今季自己ワーストの5失点。石井一久GM兼監督(48)がベンチを出て、交代を告げた。田中将は険しい表情でベンチへ戻り、グラブを椅子へたたきつけた。 立ち上がりから慎重に腕を振った。3回までに55球を要しながらも2安打1四球無失点。だが、4回2死一、二塁から川越に左前適時打で先制を許す。5回は源田の適時打、栗山の犠飛、中村の2ランで4失点。まさかのノックアウトとなった。 前半最終戦の7月13日ソフトバンク戦での白星以降、後半戦は9戦未勝利。今季はここまで4勝8敗、防御率3・11を記録している。 ▽楽天石井GM兼監督(8敗目を喫した田中将に)「出だしから気をつけながらは投げていた。序盤から調子がすごくいいという感じはなかった。コースも散らしながら投球していましたが、それが球数には出ていた」

◆先発は楽天田中将、西武渡辺。田中将は3回まで55球を要しながらも2安打無失点。渡辺も3回まで1安打無失点で立ち上がる。 西武は4回に川越の先制打、5回に中村の2ランなどで5得点。楽天田中将は5回途中5失点で今季初の途中降板。 楽天は7回、9回に反撃するも及ばず。田中将が日本では自己ワーストの8敗目。西武渡辺が4勝目。森脇が今季初セーブ。

◆楽天田中将大投手(32)が今季最短となる5回途中106球8安打、同ワーストタイの5失点と崩れ、日本では自己ワーストの8敗目を喫した。今季22試合目の登板で初の途中降板。先発では自己最長の9戦勝利なしとなった。 5回2死二塁、高めスライダーを中村に捉えられると、打球方向を見なかった。左中間席に2ランを放り込まれ、今季自己ワーストの5失点。石井一久GM兼監督(48)がベンチを出て、交代を告げた。田中将は険しい表情でベンチへ戻り、グラブを椅子へたたきつけた。 立ち上がりから球数を要した。3回までに55球も2安打1四球無失点。だが、4回2死一、二塁から川越に左前適時打で先制を許すと、5回には源田の適時打、栗山の犠飛、中村の2ランで4失点。まさかのノックアウトに「何とか踏ん張って、球数がかさんでもゼロで抑えればいいという気持ちで投げていました。結果がすべてなので、こういう投球になってしまって悔しいです」と振り返った。 前半最終戦の7月13日ソフトバンク戦での白星以降、後半戦は9戦未勝利。今季はここまで4勝8敗、防御率3・11を記録している。 今季のレギュラーシーズンでの登板予定は残り1試合。「何とかいい形で締めくくれるように、しっかりと気持ちの面、体の面を整えて、マウンドに立てるようにやっていきたいと思います」と前を向いた。

◆楽天涌井秀章投手(35)が2年ぶりの救援登板を果たし、1回19球1安打無失点に抑えた。 3点を追う8回から4番手で登板。涌井の名前がコールされるとスタンドからどよめきが起こった。先頭の川越は内角143キロ直球でバットを真っ二つに折り、二ゴロ。続く岸には外角速球を右翼線二塁打とされたが、柘植を内角直球で遊ゴロ、金子を中飛に打ち取った。最速は147キロを計測。ロッテ時代の19年9月24日以来の救援登板に、試合後は「任せられたところでやるだけです」と短くコメントした。 今季は開幕投手を務め、3・4月の月間MVPを獲得。6月4日広島戦で通算150勝を達成後、6戦5敗と振るわず、8月23日に登録を抹消されていた。 2軍では5試合に登板し3勝2敗、防御率4・68を記録。13日のフェニックス・リーグ・オリックス戦に先発し、2回34球2安打1失点。14日に1軍に合流し、15日に再昇格し、この日が再昇格後初登板となった。 石井一久GM兼監督(48)は「うまくイニングをまとめてくれたと思います。先の起用は分からないですけど、しっかりとチームのピースにはまるようなスポットでいってもらおうと思っています」と期待を込めた。

◆日本ハム斎藤佑樹投手と早大で同期の楽天福井優也投手が、4戦連続無失点とした。 7回から3番手で登板。西武栗山、中村、山川のクリーンアップを3者凡退に抑え、1回無失点。早大時代は斎藤、西武大石2軍投手コーチとともに"早大3羽がらす"として活躍。斎藤が現役引退を表明した1日には「お互い切磋琢磨(せっさたくま)できたことで今の自分がある。1年でも長くできるように頑張ります」とコメントしていた。

◆西武の高卒3年目右腕・渡辺勇太朗投手が、6回無失点の好投で4勝目を挙げた。 1週前、3回途中で最短KOを食らった楽天戦。ヤマ場は1点リードの4回1死満塁のピンチだった。茂木をスプリットで打たせ、高いバウンドを自らジャンプしてキャッチ。1-2-3の併殺打に打ち取って切り抜け、田中将大投手との投げ合いを制した。「(楽天に)やりかえすぞと強い気持ちを持って投げられて、実際やり返すことができた。(併殺打は)時の運というのもありますけど、今日はついてたなという場面もあったので、よかったと思います」と、敵地初勝利を振り返った。

◆マー君キラーの西武中村剛也内野手(38)が、最多7本目となる18号2ランで突き放した。 5回2死二塁、楽天田中将の高めのスライダーを捉え、左中間スタンドへ大きなアーチを描いた。田中将から球界最多を更新する11年以来10年ぶりの1発に「会心の当たり、というほどではなかったですが、いい風が吹いていたので行くかなと」と振り返った。通算442本とし、巨人長嶋茂雄の歴代14位の444本まで残り2本に迫った。

◆楽天田中将大投手(32)が17日、自身のYouTube「マー君チャンネル」を更新し、5回途中5失点で8敗目を喫した西武戦を振り返った。 この日で9戦連続白星なしとなり、冒頭で「ここまで続くと毎回動画を視聴してくださっている視聴者の方からしたら『同じ画を見飽きたよ』という状況だと思うので、あんまりうだうだ今日はもう語るのはやめておきます」と話した。 チームは残り7試合。「次回がたぶんレギュラーシーズンのラストの1登板になると思う。順位が決まってない中での大事なゲーム、結果ぶち壊してしまっていることは非常に悔しいし、いろんな思いは自分の中にありますけど、次の1登板をしっかりと勝って、レギュラーシーズンを終えて、その先にあるCSにもしっかりと入っていけるように、最後の1登板を何とかいい形で終われればと思っています」と次回登板への意気込みを語った。 「今日の登板でも結果は伴ってこなかったですけども、自分で感じた手応えというか、そういうものもあったので、引き続き、それがゲームで意識せずともマウンド上でパフォーマンスとして出せるように、頑張ってまた1週間やっていきたいと思います」と前を向いた。

◆やりきれない感情を、こらえきれなかった。 楽天田中将大投手(32)が、グラブをベンチにたたきつけた。5回2死二塁。中村に2ランを浴び、今季ワーストタイの5点目を奪われると、今季最短で初の途中降板を強いられた。先発では自己最長の9戦勝利なし。日本では自己ワーストの8敗目に「結果がすべてなので、こういう投球になってしまって悔しい」と現実を受け止めた。 我慢を重ねた。立ち上がりから四隅へ丁寧に球を集めた。3回まで55球を要しながら2安打1四球無失点。「何とか踏ん張って、球数がかさんでもゼロで抑えればいいという気持ちで投げていました」と援護を待ったが、4回に1点を失い、直後の攻撃で打線が1死満塁の好機を逸した。流れが相手に傾く中、田中将が5イニング目に4失点。我慢しきれなかった。 次回登板は24日ソフトバンク戦(楽天生命パーク)。「おそらく次回登板がレギュラーシーズンでは最後。何とかいい形で締めくくれるように、気持ち、体の面をしっかりと整えてマウンドに立てるようにやっていきたい」。明けない夜はない。必ず、光を見いだす。【桑原幹久】

◆西武が逃げ切った。四回に川越の適時打で1点を先制。五回には源田の適時二塁打や中村の18号2ランなどで4点を加えた。渡辺は6回無失点で約1カ月ぶりの4勝目。楽天は田中将が今季初めて5回を投げ切れず8敗目を喫した。

◆西武の渡辺はストライクゾーンで次々と勝負し、楽天打線を6回4安打無失点に封じた。9月12日以来となる4勝目を挙げ「腕を振って投げられた。カットボールとカーブが良かった。カウントや空振りを取ることができた」と笑った。 前回登板の10日の楽天戦では6四球を与えて三回途中で降板した。「前回の悪いイメージを消してマウンドに上がった。楽天相手にこのような投球ができたというのも良かった」と振り返った。

◆西武の中村が3―0の五回2死二塁で18号2ランを放った。高めに浮いた変化球を逃さず左中間席へ運び、田中将からは10年ぶり通算7本目の本塁打。「会心の当たりというほどではなかったが、いい風が吹いていたので行くかなと思った。点差を広げるホームランが打てた」と喜んだ。 2年ぶりの20本塁打到達と、歴代14位の長嶋(巨人)の通算444号へあと2本となった。「最後までいいプレーを見せて今シーズンを締めくくりたい」と話した。

◆楽天・田中将大投手(32)が今季最短の4回?で降板し、8安打5三振5失点で8敗目を喫した。これで、7月13日を最後に9試合連続で白星なし。試合後の一問一答は以下の通り。 --投球を振り返って 「もう全然...。結果がすべてなので、こういう投球になってしまい、悔しいです」 --序盤から慎重に投げていた 「特別何か、ということはないです。何とか踏ん張って、球数(計106球)がかさんでも、ゼロに抑えたいという気持ちで投げていました」 --次回登板に向けて 「おそらく、次回(24日ソフトバンク戦の予定、楽天生命パーク)が、レギュラーシーズンでは最後の登板になると思います。何とかいい形で締めくくれるように、気持ちの面、体の面をしっかり整えて、マウンドに立てるようにやっていきたいと思います」

◆不振のために2軍で調整していた楽天の涌井が復帰し、ロッテ時代の2019年以来となる中継ぎで登板して1回1安打無失点だった。3―6の八回にマウンドに上がり、1死後に二塁打を浴びながらも速球を軸に後続を打たせて取った。今年8月22日以来の1軍登板を終え「任されたところでやるだけ」と淡々と話した。 レギュラーシーズンは残り7試合。先発陣の枚数はそろっており、今後も救援での待機となりそうだ。石井監督は「うまくイニングをまとめてくれた」と話した。

◆パ・リーグ3位の楽天は田中将大投手(32)が今季最短の4回2/3で降板し、8安打5失点で8敗目(4勝)を喫した。 「結果が全てなので、こういう投球になってしまい、悔しいです」 5回途中5失点で8敗目を喫した楽天・田中将=楽天生命パーク ■くしくも日本ハム・斎藤の引退試合の日に... 2点を失った五回はなお2死二塁。4番・中村に投じた4球目、134キロのスライダーを左中間席に運ばれた。直後に降板を告げられ、珍しくグラブをベンチにたたきつけた。 くしくも札幌ドームでは、2006年夏の甲子園決勝で引き分け再試合の死闘を演じた日本ハム・斎藤が引退試合を迎えた。斎藤は第二の人生を歩むが、マー君は腕を振り続ける。 ■9試合連続白星なし 7月13日を最後に9試合連続で白星がなく、記録の足踏みが続く。石井監督が持つ日米通算182勝にあと1勝としているが、またもお預けとなった。次回登板は24日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)の予定。「おそらく(レギュラーシーズンでは)今季最後の登板になると思うので、何とかいい形で締めくくれるようにしたいです」と気持ちを切り替えた。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
675418 0.554
(↓0.004)
-
(-)
4536
(+3)
490
(+4)
130
(-)
45
(+2)
0.249
(-)
3.350
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
645219 0.552
(-)
0
(-)
8564
(-)
531
(-)
121
(-)
103
(-)
0.243
(-)
3.690
(-)
3
(-)
楽天
635815 0.521
(↓0.004)
3.5
(↓0.5)
7512
(+5)
482
(+6)
104
(+1)
45
(-)
0.246
(-)
3.400
(↓0.02)
4
(-)
ソフトバンク
576120 0.483
(-)
8
(-)
5534
(-)
474
(-)
124
(-)
87
(-)
0.245
(-)
3.270
(-)
5
(-)
西武
546618 0.450
(↑0.005)
12
(↑0.5)
5509
(+6)
572
(+5)
108
(+1)
84
(+1)
0.241
(↑0.001
3.970
(-)
6
(-)
日本ハム
506519 0.435
(↑0.005)
13.5
(↑0.5)
9420
(+4)
494
(+3)
70
(+1)
71
(+1)
0.230
(-)
3.390
(↑0.01)