日本ハム(1対1)オリックス =リーグ戦24回戦(2021.10.16)・札幌ドーム=
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ORIX
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日本ハム
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勝利投手:-
敗戦投手:-
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◆日本ハムは0-0のまま迎えた6回裏、R.ロドリゲスの適時打で1点を先制する。一方のオリックスは、8回に2死一二塁の好機をつくると、モヤの適時打で試合を振り出しに戻した。その後の攻防は両軍ともに得点を奪えず、試合は規定により9回引き分けに終わった。

◆今季限りでの現役引退を表明している日本ハム斎藤が、17日オリックス戦(札幌ドーム)での引退試合に向けて1軍に合流した。 全体練習の前にチームにあいさつ。ブルペンに入り、最終調整した。「この時間も、あと2日だけだなと思うと寂しい気持ちはありました」と感傷に浸った。 引退試合はリリーフで登板予定。2軍での最終登板では全球直球も、今回は変化球を交えていく。「優勝争いしているチームなので頑張って抑えられるようにしたい。今の自分を出します。気持ちは高ぶっています」と話した。 登場曲は「いろいろ考えているんですけど、1回戻そうかな」とプロ初登板時にも使用した3人組アイドルグループNYCの「勇気100%」が筆頭候補。それでも「杉谷拳士と相談します」と仲の良い後輩に助言を求め、最終決定すると明かした。

◆パ・リーグ最下位日本ハムと首位オリックスが対戦し1-1のドローに終わった。先発は日本ハム・バーヘイゲン、オリックスは山本由伸。

◆先発は日本ハムがバーヘイゲン、オリックスは14連勝中の山本。3回まで両者走者を出しながらも得点は許さず。 日本ハムは6回2死一、二塁からR・ロドリゲスが中前へ先制適時打を放ち均衡を破った。バーヘイゲンは6回まで2安打無失点。 オリックスは8回モヤの中前適時打で同点。引き分けに持ち込んだ。山本は6回1失点で勝敗つかず。自身15連勝はお預け。

◆日本ハム堀瑞輝投手が、プロ5年目で初タイトルとなる最優秀中継ぎ投手を確定させた。 1点リードの8回に登板し、3四球から同点とされた。ホールドは付かなかったがこの日までに41HPを挙げ、残り試合数から2位のロッテ佐々木千(33HP)が上回る可能性がなくなった。「本当に運が良かったです。1つでも上の順位を目指して投げていきたい」と話した。 19年は先発して短いイニングを投げる「ショートスターター」の一角を担い奮闘。20年からは志願して本格的にリリーフに専念した。今季はここまでチーム最多58試合に登板、防御率2・45で3勝2敗、38ホールド。栗山監督は「本当に前に進んだので。大きな自信につながるような成績にしてあげたい」と、中継ぎエースのさらなる飛躍のきっかけになることを願った。

◆オリックスが、執念ドローをもぎ取った。1点を追う8回2死一、二塁でスティーブン・モヤ外野手(30)が、本塁打を除けばチーム5試合ぶりとなる中前適時打で同点に追いついた。先発したエース山本由伸投手(23)は、6回4安打1失点と粘投。球団新記録となる自身15連勝はお預けも、2位ロッテが敗れたためV争いで前進。条件次第では、最短17日に優勝マジック4が点灯する。ため息続きのオリックスファンに、笑顔が戻った。1点を追う8回2死一、二塁で、モヤが同点打を放った。札幌ドームの右翼席、縦ブロック3列に座るバファローズのユニホーム姿の観客は、手をたたいた。 モヤは「こういう展開のゲームだったし、とにかく追い付くことを意識していた」と振り返った。価値ある適時打だった。チームは10日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)の初回に杉本が適時打を放って以降、本塁打を除けば51イニング適時打がなかった。なかなか打線がつながらず、中嶋監督は「詰まった当たりでもヒットで1点取れるというのは良いと思う。(ヒットは)きれいなことばかりじゃない」と、シーズン最終盤で打席内容よりも結果を求めていた。 モヤの同点打に、ベンチ裏に下がっていた山本も「もちろん、うれしいです」と喜んだ。ただ、この日の状態を「結構、良くなかった」と振り返るように、制球を乱す場面もあり、6回116球4安打1失点で降板。「1失点でまとめたことは良いことだと思うんですけど、最後(6回)にピンチでタイムリーを打たれて悔しい」とロドリゲスに浴びた適時打を反省した。 ただ2位ロッテが敗れ、ゲーム差は1に広がった。最短で17日に、オリックスに優勝マジック4が点灯する可能性がある。山本は「そのチャンスがあるなら、チームメートに期待したいです」と仲間を信じた。 残り5試合。シーズン最終戦まで優勝争いがもつれれば、次回は25日楽天戦(楽天生命パーク)での先発登板が濃厚。「どんどん緊張感のある1球になってくる」と話しながらも「楽しさはすごく大きい」と胸を弾ませる。自身の連勝記録はお預けとなったが、エースナンバー、背番号18の役割は十二分に果たしている。【真柴健】

◆日本ハムのロニー・ロドリゲス内野手がチーム25イニングぶりの得点をたたき出した。 6回2死一、二塁。14連勝中のオリックス山本に追い込まれながらも、外のスライダーに食らい付いた。中前へしぶとく落とす先制適時打となりベース上で大きく手をたたいた。「監督が退任を発表した日に何とか勝利を届けたかった」とコメントし、熱い一面を見せた。

◆日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手が会心の投球を見せた。テンポよく投じ、首位オリックス打線に的を絞らせなかった。 今季最長となる7回をわずか2安打。三塁すら踏ませなかった。「全ての球種の調子が良かった」と自画自賛。救援陣が追い付かれ6勝目は逃したが、14連勝中のオリックス山本と互角以上に渡り合った。

◆オリックスが、執念ドローをもぎ取った。2位ロッテが敗れたためV争いで前進。条件次第では、最短17日に優勝マジック4が点灯する。 ▼オリックスが引き分け、ロッテが敗れたため首位をキープ。優勝マジックはロッテがM8のままだが、今日17日にもロッテの自力V消滅→オリックスにマジック点灯の可能性がある。点灯条件はオリックスが日本ハムに○、ロッテがソフトバンクに●、楽天が西武に△か●でM4が出る。マジックがロッテから移動すれば、19年9月15日にパでソフトバンクの自力V消滅→西武にM9点灯となって以来。なお、オリックスとロッテが最終勝率で並んだ場合、直接対決も10勝10敗5分けと同率のため、パの規定でリーグ内勝率の高いロッテが上位となる。

◆日本ハムのロニー・ロドリゲス内野手(29)が貴重な先制打を放った。 「今日、何も知らずに球場に来たら、我らが栗山監督の退任が伝えられました。わずか1シーズンでしたが、大きな発表があったその日になんとしても監督に勝利を届けたいという気持ちでした。監督、10年間お疲れさまでした!」 両軍無得点で迎えた六回2死一、二塁の打席。相手先発・山本のスライダーをうまく中前にはじき返し、チームに先制点を呼び込んだ。 試合前、選手やスタッフにあいさつするプロ野球日本ハムの栗山英樹監督(中央)。今季限りで退任となった=16日、札幌ドーム チームは試合前、就任10年目となる栗山英樹監督(60)の今季限りでの退任を発表した。

◆オリックスが八回に追い付き、引き分けた。0―1のこの回、2四球による2死一、二塁からモヤが同点打。山本は6回1失点だった。日本ハムは六回にR・ロドリゲスが先制打を放ち、バーヘイゲンが好投したが、堀が誤算だった。

◆試合前に栗山監督の退任発表があった日本ハムは八回に追い付かれ、引き分けた。1―0のこの回を任された堀が2四球を与えて2死一、二塁を招き、モヤに同点打。「打者とあまり勝負できていなかった。際どい判定が多く、冷静になれなかった」と反省した。 ただ、5年目の今季にリリーフの柱として奮闘した左投手は、初の最優秀中継ぎのタイトルが確定。「正直な感想を言えば運が良かった。他の投手の調子が良くない時に、いいところで投げさせてもらったから」と謙虚だった。 バーヘイゲン(7回2安打無失点)「全ての球種の調子が良く、バットの芯を外す投球ができた」 R・ロドリゲス(六回に先制の中前打)「何としても監督に勝利を届けたいという気持ちだった」

◆オリックスはモヤが八回に価値ある同点打を放った。0―1の八回2死一、二塁で堀の内角速球に詰まりながら、しぶとく中前へ運び「何とか走者をかえそうということだけ考えて打席に入った」と息をついた。 中嶋監督は「詰まった当たりでも、ヒットで1点取れるというのはいいこと。もう少しで戻ってきそうな気がする」と打線の復調気配を感じ取っていた。 中嶋監督(八回に追い付いて引き分け)「苦しいですね、本当に。それでもよく追い付いた、よく守ったと思う」

◆必死に踏みとどまった。悲願のリーグ優勝へ、負けられないオリックスは執念のドロー。先発の山本が本調子でないながらも6回1失点にまとめ、今季18度目の引き分けに持ち込んだ。 「(状態は)結構よくない。狙ったところにもいっていないですし。1失点でなんとかまとめたというか、それはいいことだと思いますけど、最後、タイムリー打たれたり、悔しい気持ちです」 エースは悔しさを口にしたが、悪いなりに試合を作った。序盤から持ち味の制球が乱れ、3四死球。0─0の六回には2死一、二塁からR・ロドリゲスに先制打を浴びた。球数は116球を要し、この回で降板。球団新記録となる15連勝もお預けとなった。 だが、八回にモヤが同点打。最少失点でしのいだエースの粘りが実り、中嶋監督は「よく追いついた、よく守ったと思います」と評価した。 負けなかったことで、オリックスが17日に日本ハムに勝ち、ロッテがソフトバンクに敗れ、さらに楽天が西武に引き分けか負ければ、オリックスに優勝へのマジックナンバー「4」が点灯する。最短Vは20日だ。 山本は「きょう勝てなかったのがあまりうれしくはない。と言っても、あしたチャンスがあるならチームメートに期待したい」といい、指揮官も「本当は1点でも少なくしのぎきって1点でも多く取って、勝っていきたい。勝ちたいと思います」と力を込めた。25年ぶりの頂点へ、希望の灯は消さない。(西垣戸理大) ★モヤ千金同点タイムリー モヤが執念の一打を放った。0─1の八回2死一、二塁、2番手・堀の直球を中前へしぶとく運び、同点とした。「こういう展開のゲームだったし、とにかく追い付くことを意識していたから、なんとか同点のタイムリーになってくれてよかったよ!」。勝利にはつながらなかったが、引き分けに持ち込み、チームはリーグ優勝へ前進した。(札幌ドーム)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
675318 0.558
(-)
-
(-)
5533
(+1)
486
(+1)
130
(-)
43
(+1)
0.249
(↓0.001)
3.340
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
645219 0.552
(↓0.005)
0
(-)
8564
(+4)
531
(+10)
121
(+3)
103
(+1)
0.243
(-)
3.690
(↓0.05)
3
(-)
楽天
635715 0.525
(↑0.004)
3
(↑1)
8507
(+3)
476
(-)
103
(+1)
45
(-)
0.246
(-)
3.380
(↑0.02)
4
(-)
ソフトバンク
576120 0.483
(↑0.004)
8
(↑1)
5534
(+10)
474
(+4)
124
(+3)
87
(+1)
0.245
(↑0.001)
3.270
(↓0.01)
5
(-)
西武
536618 0.445
(↓0.004)
12.5
(-)
6503
(-)
567
(+3)
107
(-)
83
(-)
0.240
(↓0.001)
3.970
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
496519 0.430
(-)
14
(↑0.5)
10416
(+1)
491
(+1)
69
(-)
70
(+2)
0.230
(-)
3.400
(↑0.01)